ラブライブ!〜μ'sのマネージャーは仮面ライダー!?〜   作:キラP

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なんとか間に合ったー!穂乃果誕生日おめでとう!!


【高坂穂乃果誕生日記念回】

ラブライブ〜μ'sのマネージャーは仮面ライダー?!〜

 

穂乃果誕生日記念回

 

 

 

今日は8月3日!つまり私、高坂穂乃果の誕生日だよー!去年まではことりちゃんと海未ちゃんがプレゼントをくれたんだけど・・・。

 

「なんで今年はこんなに避けられてるんだろう・・・」

 

「俺に聞くなよ、それ」

 

「だってみんな相手してくれないんだもん!」

 

何故かみんな、今日に限って相手してくれないのだ。

 

みんなに話しかけようとするとあからさまに逃げていく。

 

海未ちゃんの場合。

 

『あっ、海未ちゃーん!』

 

『ほ、穂乃果?!あ、す、すいません!弓道部の集会なので失礼します!』

 

『え?!』

 

 

 

ことりちゃんの場合。

 

『おーい、ことりちゃーん!』

 

『ちゅん!?ほ、穂乃果ちゃん?!ご、ごめんなさ〜い!』

 

『ちょっ!?ことりちゃん?!』

 

 

 

凛ちゃんの場合。

 

『あ、凛ちゃんだ!おーい!』

 

『にゃ?穂乃果ちゃん?!こうなったら・・・逃げるにゃ!』

 

『え?!凛ちゃん?!てか早っ?!』

 

 

こんな感じでみんなどこか行くんだ。

それを思い出すと悲しくなって涙が出てくる。

 

「穂乃果、みんなに嫌われちゃったのかな・・・?」

 

「いや、多分違うと思うぞ?」

 

「だと、良いんだけど・・・」

 

はぁ、とため息をついて私は真夏の青空を見上げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さん、ちょっと誤魔化すの下手すぎやしませんかね?

 

今俺の目の前で絶賛凹み中である穂乃果を見てると物凄い胸が痛く感じる。

 

(が、頑張れ、俺。あと少し、あと少しの辛抱なんだ!)

 

今日に限ってみんなが穂乃果を避ける理由。それは穂乃果にサプライズパーティーを仕掛けることになったからだ。

 

まぁ、発案者は俺なんですけどね。

 

今頃みんなはあちこち駆け回っていることだろう。俺はそれまで穂乃果の相手役をして時間を稼いでいるのだ。

 

(アレを渡す絶好の機会だしな)

 

俺は鞄の中にある細長い箱を思い浮かべる。

 

(そんじゃもうちょい粘りますか)

 

「そう言えば穂乃果は去年は海未たちに何を貰ったんだ?」

 

「ん?えーと、確か海未ちゃんはね、穂乃果の為に特製のパンを焼いてきてくれたんだ!」

 

「へー。海未がパンを焼いたのか。そりゃ珍しいな」

 

「うん。とっても美味しくてあっという間に食べちゃったんだ!」

 

あの海未がパンを焼いてるのを想像してみる。何気に海未ってハイスペックだよな。

弓道が出来て、作詞が出来て、更にはパン作りまで出来る。こうして考えてみるとそう思うな。

 

「じゃあ、ことりはなんだったんだ?」

 

「それはね、これだよ」

 

穂乃果は自分のスクールバックについてるストラップを持ち上げてみせる。

 

「このストラップね、ことりちゃんが私にくれたんだ。だから大事に今もつけてるんだ」

 

「へー。そのストラップはことりのチョイスだったんだな」

 

改めて穂乃果のストラップを見てみる。ことりって本当に可愛いものは見逃さないよな。

 

そんな時、俺の携帯が鳴った。相手先は絵里。どうやら用意が整った様だ。

 

「もしもし?」

 

『翔?用意が出来たから穂乃果を連れてきて欲しいの。場所は分かってると思うけど部室ね?』

 

「大丈夫だよ。それじゃ、今から向かうよ」

 

『頼んだわよ』

 

「了解」

 

俺は携帯をしまい、穂乃果に声をかける。

 

「穂乃果、絵里が部室に来てくれってさ」

 

「絵里ちゃんが?なんだろう?」

 

「さぁ?」

 

俺達は絵里達が待つ部室へと向かって行った。

 

 

 

 

部室の前に着いた。

翔くんがドアノブに手をかけようとした時、何か思い出した様に動きを止める。

 

「あっ!悪い穂乃果!ちょっと忘れ物したから取ってくる!先、中入っててくれ!」

 

「あっ、翔くん!」

 

翔くんは私の返答を聞かないまま、急いで廊下の向こうに消えた。

 

「もう、翔くんったら」

 

私はドアノブを回してドアを開ける。するとその瞬間、クラッカーの音が私の周りを包んだ。

 

「「「「「「「「「穂乃果(ちゃん)!誕生日おめでとう!」」」」」」」」」

 

 

「・・・え?」

 

部室の中は綺麗な飾り付けが施されており、テーブルには沢山の料理が並んでいる。そして部屋には威槻君を含めたμ'sメンバーがクラッカーを手に笑ってる。

 

「みんな・・・」

 

「驚いたか?」

 

私が驚いて固まってると後ろから翔くんが声をかけてきた。

 

「これって、もしかして・・・」

 

「貴女の誕生日パーティーですよ、穂乃果」

 

「因みに、発案者は翔くんなんだよ〜」

 

海未ちゃんとことりちゃんが笑顔でジュースの入ったグラスを持ってきた。

私と翔くんは一つずつ受け取る。

 

「本当なの?翔くん」

 

「おう。偶には驚かしてみようって思ってな。みんなに話したら全員大賛成したんだ」

 

「そういうことや。今日は思いっきり楽しも!」

 

希ちゃんが笑いながら言う。

 

「それじゃ、みんな揃ったところで乾杯にしましょうか」

 

絵里ちゃんの言葉でみんながグラスを持ち上げる。

 

「「「「「「「「「「「かんぱーい!」」」」」」」」」」」

 

それから私は食事しながらみんなからプレゼントを受け取った。

 

「穂乃果ちゃん、お誕生日おめでとう」

 

「これで穂乃果ちゃんも17歳だにゃー!」

 

「ありがとう、花陽ちゃん、凛ちゃん」

 

「これで穂乃果に渡してないのは翔だけにこ」

 

にこちゃんの言葉によって翔くんにみんなの視線が集まる。

 

「俺からこれだな」

 

そう言って翔くんは私に細長い包みを渡してくれた。

 

「開けて良い?」

 

「ああ」

 

私は綺麗に巻かれている包装紙を破かない様に気をつけながらゆっくりと開けていく。それに包まれていた箱を開けるとそこには音符の書かれた首にかけるタイプのプレートネックレスがあった。

 

「プレートの裏を見てみてくれ」

 

私は言われた通り裏を見るとそこには英語の筆記体でこう彫られていた。

 

『Happy birthday to dear Honoka』

 

「これって・・・。へぇ、翔もなかなか良いセンスしてるじゃない」

 

真姫ちゃんが納得した様子で翔くんを見る。その顔は少し笑っているようだ。

 

私もこれぐらいの英語なら分かる。

 

確か和訳すると・・・。

 

『誕生日おめでとう。親愛なる穂乃果』

 

・・・改めて和訳してみるとちょっと恥ずかしいな。でも、それ以上にとっても、嬉しい。

 

私はそのネックレスを首にかける。

 

「似合ってるかな?」

 

私は翔くんの方を向いて問いかけてみる。

 

すると翔くんは笑顔で『とっても似合ってる』って言ってくれた。

 

そしてその後、翔くんはこう言った。

 

『いつまでも太陽のように輝き続ける穂乃果で居てくれよ。俺が大好きな穂乃果でさ』

 

私はその言葉に大きく頷いてこう言った。

 

「私もそんな翔くんが大好きだよ!これからもずっと、よろしくね!」

 

翔くんはその言葉に大きく頷いてくれた。

 

今年の誕生日は一生忘れられない。そう思った瞬間だった。

 

 

 

 

 

 

 




今回は穂乃果ちゃん誕生日回でした!コメント、感想等お待ちしてます。よろしくお願いします!
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