ラブライブ!〜μ'sのマネージャーは仮面ライダー!?〜 作:キラP
「先ずはダンス対決よ!」
「張り切っていくにゃー!」
突然だが、俺達は秋葉原にあるゲームセンターのダンスゲームコーナーにいる。
事の始まりはついこの前の副会長の一言から始まった。
『そう言えば、なんで穂乃果ちゃんはμ'sのリーダーなん?』
それを聞いた矢澤先輩が今日、いきなり『リーダー決定戦』を開催すると言い出したのだ。
そして現在。
俺達の目の前では熾烈?なダンスバトルが繰り広げられている。
「だが、なんで僕までいるんだい?」
「仕方ない。もう諦めろ」
威槻はここに来るまでに偶然にも出会い、半ば無理矢理連れてこられたのだ。最初は渋っていたもののことりの『お願い』によって轟沈したのだ。ことり、なんて恐ろしい娘!
「むむむ、ここまでほぼ同点・・・!翔君!コーチの実力みせてよ!」
傍観を決め込んでいた俺のところに穂乃果が駆け寄って引っ張ってくる。
「お、俺がか?!」
「そうです。翔はダンスコーチなんですからこういうところでビシッと決めて貰わなければ!」
ああ、そういやそうだったな。最近は当たり前の様にやってたから軽く忘れてたわ。
「神矢先輩の実力見てみたいです」
「そうね。まだ私達、先輩の踊り見たことないし」
「いや振り付け教える時見せてるだろ!」
花陽、真姫が海未の言葉に便乗してくる。このまま行くと本当にやらなければならなそうだ。いや、やるのは別に良いのだがこれリーダー決定戦だよな?俺がやって良いのか?
「まだ、ちゃんと見せてもらったことないにゃー」
「諦めなさい。それに部長としてちゃんと実力は把握しておきたいし」
「そんなぁ・・・」
更に凛と矢澤先輩が便乗してくる。そこにことりが俺の前にやってきた。
「翔くん、お願い♪」
・・・ことりさん、ここでそれは反則じゃあありませんかね?
「はぁ、分かったよ」
俺が了承して機械の上に立つとイントロが流れ始める。
ポップ調の曲か。こうなりゃテンション上げて乗り切るとしよう。
「ここからは俺のステージだ!」
後ろで威槻が何か反応した気がするが気のせいだろう。
結果。俺の1人勝ちだった。
僅かに数点上回ったため、ギリギリ勝つことができたのだ。いやー、それにしてもみんなの驚いた顔は面白かったなぁ。特に矢澤先輩なんか顔真っ青だったし。
そして気をとりなおして二回戦。
「今度はカラオケで一発勝負よ!」
マイクを持った先輩が高らかに宣言した。
「今度は負けないんだからね!」
「ファイトだよ!」
何やらさっきの結果で火がついたらしい面々。まぁ、気にしなくて良いか。どうせ回ってくるのは分かってるんだし。
俺はタブレットを操作して曲を探していく。
するとある曲が目に入った。
・・・へぇ。この曲、こっちにも存在したんだな。しかもデュエット。
俺は隣に座る威槻を見た。
「・・・なんだい?」
「威槻はこの曲知ってるか?」
威槻は俺の持つタブレットを覗き込む。
「ああ、なるほど。大体の意味は理解した」
「じゃ、よろしく頼む」
俺と威槻が相談し終わると穂乃果が近寄ってきた。
「翔くん!」
「はいはい。分かってるから」
俺はタブレットを操作し、曲を入れた。
「あれ?でもそれってデュエット曲だよ?」
「大丈夫だ。問題ない」
穂乃果の疑問に威槻が返す。
「ま、まさか二人でデュエットやる気?!」
現在トップに立つ真姫が慌てたように声を上げる。
「おう。そういうことだ」
現在の最高得点は真姫の91点か。うーん、厳しいな。それにしても、この面々レベル高いよな。80点以下が誰もいないなんて。
そうこうしてる内に曲のイントロが流れ出す。曲のタイトルはあの『仮面ライダーW』の主題歌だ。こちらでは唯のデュエット曲として出てるだけで余り人気があるわけではないならしいが。
結果。今度は俺達の大敗だった。なんとも言い訳出来ないぐらいの。俺達の点数は72点。
完全なる負けだった。
「うーん。悔しい・・・」
「まぁ、この真姫ちゃんにかかればこんなの当然よ!」
一位になったのが余程嬉しかったのか真姫が当然と言わんばかりに言った。
コツコツ
「ん?」
そんな真姫を見ていると足元を何かに叩かれる。見ると日頃ドーパント探索に出ているガジェットだった。どうやらドーパントのお出ましらしい。
「悪い。ちょっとばかし仕事だ」
俺がガジェットを指して言うとみんな納得して頷く。
「じゃあまた明日な」
俺と威槻は店を出てガジェットに着いて行く。暫く走るとそこには金髪の女子と紫髪の女子がいた。その少し先にはドーパントがいる。
「あれ、完全に生徒会長と副会長だよな」
流石にあの二人の前で変身したら何を言われるか分かったもんじゃない。取り敢えずガジェットが撹乱してくれてる今の内に、隠れて変身して向かうしかないな。
俺と威槻はささっと変身を済ませるとドーパントに殴りかかる。
呆然としている後ろの二人を放っておいて俺は更にドーパントを蹴り飛ばした。
「ちっ!仮面ライダーか!」
『ああ、そうさ。さて、こっちも忙しいんだ。さっさと終わらせてもらうよ』
それからは俺達とドーパントの戦いが始まった。
「これ、夢、じゃないわよね・・・」
「これぞほんまのスピリチュアル、かな?」
そんな二人の呟きが聞こえた気がしたが取り敢えず放っておくことにして俺達は更に戦いに集中していった。
久しくガジェットとエリチカを出しました。
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