ラブライブ!〜μ'sのマネージャーは仮面ライダー!?〜 作:キラP
「よーし。この時間はホームルームだから転入生の質問コーナーいくぞー。質問あるやつ、挙手!」
「「「「「はいはいのはーい!」」」」」
俺が自己紹介したあと、お決まりの質問コーナーが始まった。
「よーし。出席番号順で聞いてけー。まずは伊藤からな」
「趣味はなんですか?!」
「うーん。ダンスと体を鍛えることだな」
俺が『ダンス』と言った瞬間、オレンジ色のサイドポニーの女子が反応した気がしたが気にしない。どうせ反応するのはアニメの時からなんとなく予想できてたことだしな。
「ほい、次。高坂」
「ダンスってどんなジャンルやってるんですか!」
「うーん。なんでもできるっちゃ出来るぞ。あんまレベルは高くないけどな」
「次、桜井」
「特技は?!」
「料理だな。そこそこ自信はある」
こんな感じに質問が進んでいき、その時間は終わりを迎えた。
その日の昼休み
「あー。疲れたー」
俺が午前の授業を終えて机にのびていると3人の女子がやってきた。
「ねぇねぇ、私達と一緒にご飯食べよ!」
「ん?ああ、別に構わないけど。えっと・・・」
「あ!そういえば自己紹介してなかったね。
私は高坂穂乃果。こっちが園田海未ちゃん」
「園田海未といいます。よろしくお願いしますね」
「それでこっちは南ことりちゃん!」
「南ことりだよ。よろしくね」
「ああ、よろしくね。南さん、園田さん」
俺が名前が分からず悩んでいると高坂さんがが隣にいる2人を紹介してくれた。原作で知っているとはいえ普通に言ったら変に思われるしな。その後、俺は3人に連れられて中庭のベンチで食事をはじめる。
「そういえば神矢君はダンス出来るんだよね?」
「ん?あー、できるだけでそこまで上手くないぞ?」
高坂さんが気になるように話しかけてくるが俺は上手くはないと言う。まぁ、実際に人に見せられるほど上手くはないんだよなぁ。ドーパント退治に役立つかと思って体柔らかくするのを目的にやってるぐらいだし。
「本当?ねぇねぇ、見せてよ!」
「え!?い、今はちょっと・・・」
俺が躊躇っていると園田さんが助け舟を出してくれる。
「こら、穂乃果。あんまり無茶を言ってはいけませんよ。すいません、神矢さん。穂乃果が無理を言って」
「いや、別に良いよ。あ、あと園田さん。普通に名前呼びで良いよ。名字だとなんだかむず痒くなるし」
「そうですか。では翔と呼ばせてもらいますね。翔も私のことは海未と呼んで下さい」
「あ、ことりのことも名前で呼んでね。翔君」
「わかった、ことり、海未」
俺と海未、ことりが話していると高坂さんが恨めしそうに見てくる。
「むー!なんか3人とも仲良さげだね〜」
「ごめんごめん。別に高坂さんを仲間外れなんかにする気はないよ」
「もう。私の事も穂乃果で良いよ。2人とも名前呼びだし、私だけ名字じゃ寂しいもん」
「分かったよ」
キーンコーンカーンコーン
丁度良いタイミングで予鈴が鳴った。
「そろそろ戻ろっか。午後の授業も頑張ろー!」
「そう言ってますが穂乃果はいつも居眠りばかりではないですか」
「あはは・・・」
「もぉ、穂乃果ちゃん・・・」
やっぱりこの3人は愉快だなぁ。
その後、無事1日を終えて帰宅しようとすると穂乃果達がやってきた。
「ねぇねぇ翔君、今日この後暇かな?」
「ああ、別に用事はないがどうしたんだ?」
「いや〜、やっぱりダンス少しだけでもみせてもらえないかな〜って」
「すいません。出来れば止めたかったのですがそうも言ってられなくなってしまいまして」
「ごめんね、翔君」
「うーん、じゃあ少しだけだよ。どこか広い場所ある?」
「うん!じゃあ付いてきて」
俺は穂乃果達に連れられてどんどん上の階にいった。どうやら屋上でやるらしい。
「ここなら思いっきり動けるよ!」
「そうだな。じゃあ、準備するから待っててくれ」
俺は3人にそう言ってストレッチをした後、鞄から端末を取り出して音源の用意をする。
「それじゃ、いくぞ」
さぁ、ショータイムだ。
「ふぅ。まぁ、こんなもんか」
俺は取り敢えず一曲踊り終えて3人を見ると3人は直立不動の姿勢で固まっていた。
「・・・・ごい」
「ん?」
穂乃果が何か呟いたようだが聞き取れない。
「凄いよ!穂乃果驚いちゃったよ!」
そう言いながら詰め寄ってくる穂乃果。
って近いから!本当に遠慮ねぇな!
「ほ、穂乃果!近い!近いから!もうちょい離れてくれ!」
どうやら俺の言葉で穂乃果も気づいた様で顔を赤らめながら少し離れる。
「ご、ごめんね。でも凄いよ!すっごいカッコ良かった!」
「そうですね。私達よりも全然上手かったと思います」
「ことりもカッコ良く見えたよ〜。昼間は大人しかったのにダンスになると人が変わったみたいに動くんだもん。凄いな〜」
三者三様に褒めてくれるがそう真正面から言われると流石に恥ずかしい。俺は照れ隠しのために顔を逸らした。
「あー!もしかして照れてる?かっわいい!」
「うるせぇ!」
そんなこんな弄られながら俺たちは屋上を後にする。
その帰り道。
「翔君、実はね、お願いがあるんだ」
「?」
「私達、スクールアイドルのダンス指導してもらえないかな?」
「え?!スクールアイドル?!」
俺は内心来たかと思いながら、知らない風を装う。
「うん!私達3人で今度、ライブをするの!そのダンス指導をお願いしたいんだ!」
「うーん・・・・ん?」
穂乃果達にダンス指導を頼まれている最中、俺はあることに気づいた。それは
(さっきまではちらほら人がいたのに・・・。今は全く見当たらない?)
この通りはそこまで活用頻度は少なくない。夕暮れ時とはいえ、まだこの時間は人がいてもおかしくないはずなのだ。逆にいない方が可笑しい。と、いうことは・・・。
(来るか・・・)
「もぉ!話し聞いてる?!」
「悪い、穂乃果。2人を連れてここから走って逃げるんだ」
「え?」
穂乃果が俺の言ってることを理解できないでいる時、そいつはやってきた。
「悪いが、もう手遅れだ」
電柱の影から男がそう言いながら出てくる。
その手には黄色く書かれた『L』の文字が彫られたメモリ。
男はメモリを持ち上げ、それを起動させた。
《Lightning!》
そしてそれを腕に刺した瞬間、その姿がドーパントに変わる。
さしずめ、ライトニングドーパントといったところか。
「!なに、あれ・・・」
「ば、化け物?!」
「こ、怖いよ、みんなぁ」
3人はドーパントの姿を見て座り込んでしまった。
「ちっ!3人とも!早く逃げろ!」
俺が3人に声をかける間も怪人は近づいてくる。
「む、無理だよ。こ、腰が抜けて動けない・・・」
他の2人も蹲ったまま動けそうになさそうだ。
「くそ!」
「おら!いくぞ!」
ドカッ!
「ぐっ!」
近づいてきたドーパントが俺を殴り、吹き飛ばす。
「くそ!うおぉぉ!」
俺は仕返しとばかりに殴りかかるが受け止められ穂乃果達の近くに投げ飛ばされる。
「がはっ!」
「翔君!」
穂乃果が俺を心配するかのように声をかけるが俺は他の事に集中していた。
(どうする?!このまま変身したらこいつらにバレるのは確実!だがこのままやられるわけには!)
「はぁ!」
ドーパントは俺が向かって来ないと思ったのか腕から雷撃を飛ばしてくる。
「きゃあ!」
3人の悲鳴が俺の耳に入った瞬間、俺は決断した。
「ええい!どうとでもなれ!」
俺は自分の鞄からロストドライバーを取り出し、腰に巻き付ける。そして右手には黒く『J』と書かれたメモリ。
「いくぞ!」
《Joker!》
「変身!」
俺はそれを腰のベルトに差し込んだ。
その瞬間、俺の体は黒い姿に変わる。
「なに!?」
ドーパントは驚いたように声をあげて一歩後ずさった。
「翔、くん、なの?」
穂乃果や海未、ことりが俺を見上げてくる。その声には不安が混じっているのを俺は聞き逃さなかった。
だから俺は出来る限り安心させられるように穂乃果の頭の上に手をおいて言う。
「ああ、待ってろ。直ぐに終わらせる」
その言葉を聞いた瞬間、穂乃果は微かに微笑みを浮かべて頷いた。
「さっきはよくもやってくれたな。この借りは倍にして返してやる」
俺はドーパントに向かってこう言った。
「さぁ、お前の罪を数えろ」
次回はもうちょっとストーリー進めようかな?