ラブライブ!〜μ'sのマネージャーは仮面ライダー!?〜 作:キラP
ファーストライブが終わった翌日の放課後。
俺たちは穂むらに集まっていた。何故かというとこれを4人で見るためである。
「それじゃあ、再生するね」
ことりがそう言うと動画が再生される。
そう。
誰が投稿したのか分からないがμ’sのファーストライブの映像がネットに投稿されているのである。
しかも・・・
「うわぁ、凄い再生数だね!」
「コメントもたくさん来てますね」
1日では考えられないぐらいの再生数とコメントの数を叩きだしたのだ。
世間には中々の手ごたえが出たらしい。
「よーし!これからも頑張ろう!」
「「「おー!」」」
俺たちがささやかながら幸せを感じた瞬間だった。
翌日。
俺が廊下を歩いているとμ’sのチラシの前に立ち止まっている女の子を見つける。
(あれはたしか・・・)
そうだ、思い出した。たしかファーストライブの時に駆けつけてくれた子だ!
俺が思い出した直後、その女の子は溜息をついて歩いていく。
俺は慌てて呼び止めた。
「あっ!ねぇ、君!」
「ふぁ!?」
俺に話しかけられたことにかなり驚いたようで変な声をあげた女の子。女の子は恐る恐る振り向く。
「な、なんでしょう?」
「いや、さっきμ’sのチラシ見てたでしょ?スクールアイドル興味あるの?」
俺がスクールアイドルの話を持ち出した途端、女の子の目がキランという効果音がつきそうなくらい輝いた。
「はい!スクールアイドルとはみんなの夢!希望!そしてなによりみんなに輝かしい世界を見せてくれる!私はそんなスクールアイドルが大!大!大好きなんです!」
俺はその女の子の余りの変わり様に少したじろぐ。
「そ、そうなんだ。す、凄いね」
すると女の子は正気に戻ったのか、はっ!とした表情になる。
「す、すいません!私、スクールアイドルのことになると周りが見えなくなっちゃって」
「いや、別に良いよ。そうだ!君さ、スクールアイドルが好きならさ、やってみない?スクールアイドル」
俺がそういった瞬間、女の子は物凄い勢いで首を横に振った。
「無理です!私なんて冴えないし、どんくさいし、スクールアイドルなんて向いてないです」
そう言うと女の子は歩いていこうとする。
俺はその背中に呼びかけた。
「俺、一応μ’sのマネージャーの神矢翔!やってみたいと思ったらまたおいでよ!みんな歓迎してくれるはずだからさ!」
「小泉花陽です。少し、考えてみます」
女の子、小泉花陽ちゃんは少しだけ振り向いてそう言った。
花陽ちゃんが再び歩き始めると向こうからオレンジ色のショートカットの女の子が花陽ちゃんに話しかけた。すると彼女は花陽ちゃんを連れて走り出していく。
(仲良いんだな)
と、俺は思った。
私がスクールアイドル、か・・・
「やっぱり無理だよぉ・・・」
私は可愛くないし、歌だって上手くないし運動神経だって高くないんだもん。
「やっぱり向かないよね・・・」
はぁ、と、溜息をついて歩いているとなにかにぶつかる。私は思わず、尻餅をついてしまった。
「す、すいませ、ん・・・」
私は思わず、固まってしまった。だってそこにいたのは、人だと思ってみたのは、怪物だったのだから。
「見つけた・・・」
熊の様な爪をもった怪物は爪を振り被る
私は思わず叫んだ。
「だ、だれかたすけてぇぇぇ!!!」
普通なら誰も反応しないはずの叫び。
それに反応する人が、いた。
「ちょっと待ってろぉぉぉ!」
その声と同時に自分の真横を通り過ぎる影。それは・・・
「神矢先輩・・・」
神矢翔だった。
「ふぅ、なんとか間に合ったな。それにしても今度はこいつか」
今から10分前。
穂乃果達と一緒に練習していると、俺が放ったガジェットの一つがやってきた。どうやらドーパントを発見したらしい。
「悪りぃ、ちょっと行ってくる」
俺が穂乃果たちに言うと3人は心配そうな顔をする。
「大丈夫だって。心配するな」
「でも・・・」
尚も心配する穂乃果達。俺は3人の頭をぽん、と叩いた。
「大丈夫だ。直ぐに終わらせて戻ってくる。お前達から貰った希望もあることだしな」
あのファーストライブの夜、メモリを整理していると3本のドリームメモリが変化していたのだ。恐らく3人の感情に反応したのだろう。
頭を叩かれた3人は赤い顔をしながら俯く。
「じゃ、行ってくる」
俺がその場を離れようとした時、穂乃果が声をあげる。
「絶対、無事で帰ってきてね!」
俺は右手を挙げてその場を後にした。
(それにしても、なんでこうもμ’sメンバーばかり襲われるかねぇ。まさか故意的に狙われてる?でも何故?)
俺はドーパントを警戒しながら考える。
だが、そんなことなど分かるはずもなく。
考えるのをやめた。
「まぁ、くれば返り討ちにするだけだけどな!小泉さん!」
「は、はい!?」
「これから見るのは他言無用で頼むぜ!」
「わ、分かりました!」
俺は制服の裏からロストドライバーを取り出し、腰につける。
そして右手にはJのメモリ。
「変身!」
《Joker!》
腰のベルトにメモリを刺した途端、俺の姿は黒い姿に変わる。
「え、えええぇぇぇぇぇ!!!!!!」
花陽ちゃんが余りに驚いてるがとりあえず今は気にしない。
「さぁ、お前の罪を数えろ」
俺はそう言うとドーパントに殴りかかる。
「おらっ!」
「ぐう!小癪な!」
熊のドーパントは爪を立てて切りかかってくる。
「ぐあ!」
どうやら熊のドーパントのようで力も強い。ちょっとジョーカーじゃあ、辛いかな?
「丁度良い。試してみるか!」
俺はついこの間手に入れたばかりのメモリを取り出す。
そのメモリは灰色にKの文字。
俺はジョーカーメモリを引き抜き、そのメモリをベルトに差し替える
《Kotori!》
ベルトがメモリを認識した瞬間、黒かった姿が灰色に変わる。
『ことり』
恐らく、ことりから生まれたメモリだ。一応、全てテストはしてあるため使い方は分かる。そしてこのメモリは・・・。
「はっ!」
背中に翼をはやし、飛ぶことができる!そしてそのまま翼で攻撃も可能だ。
「ぐお!ええい!すばしっこいやつめ!」
「お次はこれだ!」
《Umi!》
今度は姿が蒼くなりその手には弓。
海未らしく、弓をベースとして戦うスタイルだ。
「食らえ!」
俺はドーパントに、向かって幾つもの弓を放ち、ダメージを与える。
「ぐっ!くそぉ!」
「最後はこれだ!」
《Honoka!》
弓は消え、ベースカラーはオレンジ。その手には己の拳のみ。
「はっ!」
俺の拳が叩きつけられた時、俺の拳に宿る炎。このスタイルは相手を攻撃する時のみ、強制的に炎属性を付与するのだ。更に格闘能力も高く、使いやすい。
「そろそろフィニッシュだ!」
《Honoka!Maximam Drive!》
両拳に宿る炎。左右の拳を叩きつけた後最後に回し蹴りを叩きつける。
「ぐあぁぁぁ!」
そこでドーパントは爆散した。
「ふぅ」
俺が変身を解除して振り向くと呆然とした状態で花陽ちゃんは立っていた。
まさに開いた口がふさがらないとはこのことだ。
今回はオリジナル要素盛りだくさんでした!