新世紀エヴァンゲリオン碇シンジと世界の守護者たち 作:レザイア
また復帰したんでたまには書いてきますよ
平日の昼間、子供は学業を励み、大人は職に勤しむ者もいれば、
それぞれ事情を持つものもいる。
だがそれは突然のサイレンと緊急放送が全てを壊した。
「只今より非常事態宣言が発令されました、住民の皆様は速やかに指定の避難場所に移動してください」
冷たい合成音がアナウンスされ、人々は急ぎ避難を始める。
各地の避難所にどんどん人が流れ込んで行く頃。
ネルフの方も慌ただしく動いていた。
「小田原方面より無数のラドン出現!まっすぐこちらに向かってきています!」
「政府より非常事態宣言に発令、住人の避難を開始してます!」
「都市防衛システムの構築開始、敵は使徒ではないわ、エヴァの使用は一応想定はしつつもあくまで最終手段よ」
指令所ではミサトが陣頭指揮をし、各部署への確認と指令を送っている隣でリツコとマヤは画面のラドンのデータを睨む。
「ラドン自体の耐久性は低いです、実際歩兵の銃撃で倒せた事例もあります」
「数だけは揃えてるわね・・・でも通常兵器が通る以上は物量はこちらのが分があるわ」
「えぇ、こういう時のあの方らですから」
「そうね、今回は・・・」
上をG国連センター軍服を着たかつての見ること以外能がなかった老人達を見上げた。
「今回は私らAAAが請け負おう、なぁに、ATフィールドがない以上勝ったも同然よ」
「左様、少なくとも私らの兵器が通じるのなら、勝てないわけはない」
「そうですわ、これまでの経験からして使徒に対抗できる可能性を感じますの」
「我々の戦える限りの力を出し尽くしましょう」
「「「はっ」」」
と老人たちに向かいG対策センターの隊員が敬礼をする。
それをミサトがあきれた目で見る。
「なぁにいっちょ前にいってんだか・・・使徒ではなんもできなくて活躍の場ができてテンションあがってるだけじゃないの・・・」
実際ミサトの独り言に同意するようにネルフの面々はあまり彼らに対しては良い目で見てなかった
派遣されてきたと言えど前の口先だけの連中で最近の怪獣の件で調子乗って幅を利かせてるだけでゴジラには結局勝ててもないくせに一丁前の文句ばかりしか言わないのだ、
面白くないに決まっている。
都市が戦闘形態に移行し大量の弾幕が張られる。
まさに読んで字のごとく飛ぶ鳥を落とす勢いでラドンが叩き落されていく。
「こりゃ出番はないわねぇ、流石は対使徒殲滅都市、弾幕量だけなら一国と戦争できるレベルをぶっ放してるもの」
くるりくるりと椅子で回って見守ってるミサトの顔はどこかつまらなそうだ。
「だらしないわよ、それにこの後ろにゴジラ、もしくは別の使徒がいるのなら一気に話は変わるもの」
横にコーヒーを置き正面の大型ディスプレイを眺めるリツコには目の前の光景がどこか他人事のようににしか感じなかった。
「新たにマンダの群れを相模湾沿岸に確認!」
「N2誘導弾で蹴散らせ!」
「了解しました」
ヘリから発射された誘導弾が海中に突っ込んだとたん巨大な火柱が海を貫いて天に昇る。
何匹の蛇のような怪獣、マンダ達も肉片をまき散らし爆散してく。
「ははははは!圧倒的だ!これでゴジラさえこなけれ」
「海中に高エネルギ―反応確認!」
「・・・まさかぁ」
一瞬で高官たちが青ざめたとたん、海中から熱戦が放たれた、真っ白い青く光る一筋の光線が。
マンダの死骸の中から会場に飛び出してきたのは赤い外郭をした怪獣だった
「ゴジラ・・・?だよな・・・過去第一東京に襲来したのと色は違うが形態は近い・・・」
「早々にケリをつけなければ不味いことになりかねん」
高官が焦る中、ミサトが声をかけてくる。
「ゴジラが出た以上エヴァで対処した方が早いですがどうでしょうか」
「要らん!N2誘導弾はまだある!全弾撃ってかたづければいい!」
そう言って提案も蹴っ飛ばされてしまった
「あーはいそうですかぁ・・・」
ミサトももう知らんと言わんばかりにそっぽを向き受話器に向かい話す。
「パイロット各員発信準備だけしておいて、これで片付かなかったら私らの出番だから」
とめんどくさそうに話す。
「こちら6号機了解です、まったくあっちのお上はめんどうなことで」
「初号機了解です、仕方ないですよこればかりは」
「二号機了解、まったくだらしない連中ばっか」
アスカはそのままグチグチ文句を言い続け流石にうっとおしくなりミサトは受話器をおろす。
画面には再び撃ち込まれるN2誘導弾の爆炎が煌々と光り、
そのままさっきのゴジラも消えていた。
「我々の勝利だぁ!」
と高官たちは狂喜乱舞しているが、
「まぁこれでケリつけばらくだけど・・・死体が上がってない以上勝ってんだがどうかわからないっつーの」
「でもこれでこっちの手間は省けただけ得でしょう」
日向も苦笑いでミサトを見る。
「まぁねぇ」
面白くなさそうに椅子を回りながら、今日の戦闘は終わり非常事態宣言も解除された。
「他所はイージス艦何隻も持ってきてどうにかしてるくらいですしここは天国ですねほんと」
マヤもコーヒーを飲んで落ち着いてる
「おかげでこっちも遠距離輸送の用意をしてくれとAAAからも通達が来てるわ」
「そうなんですか、でもこっちはGエヴァなら飛行は難なくできますし問題は他のエヴァですね、飛行機能兼脱出機能用の新型兵装ももう配備可能ですしあとは撃ちだす台が問題なく稼働すればいいですしね」
「ゲーラカイトとはよくいったものね・・・高高度に射出しグライダーの要領で飛んで原着、単身で飛べない以上の苦肉の策とはよくいったものよ」
「輸送機にも接続できるし一石二鳥ですから、懸架する武装は少ないのは難点ですがね」
「まぁ下手に積めたらバランスもとれないからね、しかたないわよ」
指揮所は始終平和なままだった。
「はぁ、ほんと全くもって知らないことしか起きないやこっちは」
コックピットで一人眼鏡を掲げながらマリは掲げながら呟く。
「でもま・・・今の平和のままならそれはそれでいいってことかな、あの人も笑顔のまま」
目線はのは6号機ドックを見ている。
「・・・こっちの気を知らないで」
どこか寂しそうな眼のままそのまま目を閉じた。