こうやって、ちょくちょく番外編を出そうと思います。
俺の名はライズ・マクスウェル、今日は俺のグリゴリでの一日を見せよう……
「今戻ったぞ、アザゼル」
俺は先日の任務を終え、グリゴリの本部に戻ってきた。
人工神器であるブレイクガンナーの整備と任務の報告をするためアザゼルのいる総督室に来ていた。
「おう戻ってきたか」
「ああ、中々有意義だった……」
「? そうか済まなかったな、後始末のような事頼んじまって」
「別にいい、さっきも言った様に有意義だったからな…… 整備を頼む」
「うおっ!? お前これどう使ったらこんなになるんだよ!? ボロボロじゃねえか、そんな強かったのか?その堕天使共」
「いや…… そこまで使用はしていないはずだが……」
待てよ…… まさか、神藤のシフトカーを使ったせいか?
システム自体は完成していたとは言え予定にない物を使ったからな…… 仕方がないといえば仕方がないな。
「ま、戦闘データが貯まりまくっているのは人工神器の完成に近づくからいい事だ」
「そうか…… で、あれは完成しているのか?」
「ああ、その机の上に置いてある」
俺は机の上を見た。
するとそこには神藤のシフトカーと同じ様な銀色のミニカーが置いてあった。
「これが……」
「バイラルコアだ、まだ種類は三種しかねえが、シグナルバイクと並列して目下製作中だ。次の訓練にでも性能テストをするからな」
「了解した。」
そして俺は総督室を出た。
「帰って来ていたか、ライズ」
「漸く、帰って来たかライズ、待ちくたびれたぜぃ」
「お前達は……」
そこにいたのは朱色の棒を持った青年と銀髪の少年がいた。
「ヴァーリ、美猴、なんの用だ」
「おいおい、なんの用だはねえだろ!? 折角修行に誘おうと思ったのによう」
「その事か…… ブレイクガンナーが直り次第、此方から頼もうと思っていた所だ」
「なら話は早いな」
それから数時間後漸くブレイクガンナーの修復が完了した。
「ライズ、ブレイクガンナーの修復が完了したぞ」
「ああ」
「何故か分からんが戦闘データ映像が破損していたが…… まあお陰でシグナルバイクの完成の目処が建ったぜ」
「十分だ。さてやるぞ、ヴァーリ」
「ああ、待ち兼ねたよ。行くぞアルビオン!!」
『おう!!』
『Vanishing Dragon Balance Breaker!!!!』
ヴァーリは
「変身」
『ブレイク…… アップ……』
俺もそれに倣い、魔進チェイサーに変身した。
『さあ、君の力を見せてくれ』
『…………』
俺はまず、牽制として銃撃する。
『ふっ!! くっ!! 相変わらず正確で的確な銃撃だ!! 触れることさえ許してくれないか!!!!』
『…… どの口がほざく』
少なくとも、銃撃を受けながら進んでくる奴の台詞ではないな…
『ではこれはどうだ?』
そう言うとヴァーリは魔力弾を大量に放ってくる。
確かに威力はあるが…… 量や速度は神藤の比にもならないな……
彼奴のお陰で目が馴れた!!!!
『…… フンッ!!!! ハッ!!!! セイッ!!!! ハアァッ!!!!』
俺はヴァーリの魔力弾を当たる物だけを選んで全て叩き落とした。
『!!?? 驚いた、ここまで攻撃が当たらないとは… 恐れ入った』
『…… ライバルと呼べる奴に出会ったのでな……』
『ほう… そいつは強いのか?』
『いや…… まだ未熟だ…… だが確実に強くなる』
『そうか…… 君が羨ましいよ、ライズ』
『安心しろ…… 時期に会える……』
『? それはどういう事だ?』
「おいライズ!! いい加減バイラルコア使えよ!!!!」
アザゼル…… 五月蝿いぞ……
『だそうだが?』
『仕方がない…… 話は後だ』
俺はバイラルコアをブレイクガンナーにセットした。
『チューン…… チェイサー…… バット……』
すると俺の腕に蝙蝠を模した武器が装備された。
「そいつはウィングスナイパーだ、ブレイクガンナーの約三倍の威力がある」
『成程…… ハッ!!』
『グアッ!!』
俺はウィングスナイパーからエネルギー弾が放たれ、ヴァーリの鎧に罅が入った。
『凄い威力だな…… 俺の鎧に罅が入いるなんて』
『ああ…… こいつも使ってみるか……』
俺は次のバイラルコアをセットした。
『チューン…… チェイサー…… スパイダー……』
すると俺の腕に蜘蛛を模した鉤爪が装備された。
「それはファングスパイディー、対ドラゴンを視野に入れた装備だ」
『確かに…… これなら強固な鱗も砕けそうだ』
「もう一つ使ってみろ、二つ同時に使うときはダブルチューンって言え」
『分かった… ダブルチューン……!!!!』
俺は最後のバイラルコアをセットした。
『チューン…… チェイサー…… コブラ……』
すると鉤爪の先から蛇を模した鞭が出現した。
しかし
ドカン!!!!
『なっ!?』
「あ。」
『ふ~…』
ブレイクガンナーが壊れてしまった。
そのせいで俺の変身も解けてしまう。
「おい…… アザゼル…… どういう事だ……」
「う~ん…… まだダブルチューンは早かったって事か、負荷に耐えられなかったんだろう」
「…… 今度は壊れないようにしてくれ……」
「わ~ったよ」
俺は壊れたブレイクガンナーをアザゼルに渡した。
「それにしても凄い威力だったな…… 出来ればあの状態の攻撃を見せて貰いたかったが」
「壊れてしまったものは仕方ない…… 普通にトレーニングをするさ」
「だったら、次は俺っちと組み手だな!!」
「いいだろう……」
俺は美猴と組み手を始める前に言い忘れていた事を思い出した。
「ああ…… そうだ、ヴァーリ、アザゼル」
「なんだ?」
「どうした?」
「今回の任務で分かった事だが…… 赤龍帝と仮面ライダーが現れた」
「「なっ!?」」
案の定、二人は驚いていた。
「フフ…… 漸く四天龍が揃ったか!! 他の三人に会うのが楽しみだ…!!!!」
「………」
しかしアザゼルは黙り込んでいた。
「どうした? アザゼル、四天龍の神器を研究したいんじゃないのか?」
流石にヴァーリも不審に思ったようだ。
無理もない…… アザゼルは無類の神器マニアだからな…… 反応が無いのは俺でも可笑しいと思う…
その時、アザゼルが俺の肩を掴み、揺さぶってきた。
「おいライズ!!!! なんでその事を早く言わなかったんだ!!!!」
「………」
「確かに、もっと早く言ってくれても良かったんじゃないか?」
何故俺が言わなかったのか、だと?
そんなもの決まっている…
「誰も…… 聞かなかったからだ……」
「お、おう…」
「…… そうだな……」
俺のその一言に二人共黙ってしまった。
『仮面ライダー…… か……』
「どうしたアルビオン? 仮面ライダーについて何か知っているのか?」
『知っているもなにも、我等四天龍を倒したのはその仮面ライダーと言う奴だ』
「なんだと?」
『一瞬の出来事だった…… 気がついた時には既に倒されていた』
アルビオンにそんな過去があったとはな…… と言うかヴァーリ。神藤は俺の獲物だ、そんな顔をしても譲らんぞ。
「そうか… クリムの奴、甦ったのか…!! こうしちゃいられねえ!!!!」
そんな事を呟くとアザゼルは自身の研究室に行ってしまった。
『――――――――――!!』
『――――――――――――!!!』
にしても…… 隣の部屋が五月蝿いな…… 何なんだ一体……
まあいい…… 残りの休日は黒歌を愛でながら、甘味を片手に模型造りでもするか…
こうして俺の休日は終わった。
おまけ ~隣の部屋の出来事~
「違う!!!! 腕の角度はこうだ!!!!」
「こうだね!! アルマロス!!」
「そうだ!! 次にポーズはこう!!!!」
「こうか!!」
「よしっ!!!! いいぞアレン、では一緒にいくぞ!!」
「OK、アルマロス!!!!」
「「追跡!! 撲滅!! いずれもマッハー!!!!」」
「「仮面ライダァーーー!!!! マッハー!!!!」」
「……… 何をしている…… お前達……」
チャンチャン♪
次回から新章、戦闘校舎のフェニックス type WILDを執筆します!!!!
不死身のフェニックス相手に走介とベルトさんはどの様に戦うのか?
タイプワイルドの活躍にもご期待下さい!