新しい作品を書いたり、体調をちょこっと崩したり、FGOしていたら結局、約一ヶ月間が空いてしまいました。
これからちょくちょくこっちも再開していきますので、もうひとつの作品共々よろしくお願いします。
アザゼルからダウンフォールバイラルコアを貰って二日…
会談の日は着々と近づいていたある日、俺は新たなシフトカーを持ちながら部室へと向かっていた。
「これが新しいシフトカーかぁ…」
そのシフトカーは何故か上部にぽっかり孔が空いていてなんか寂しい。
『ああ、万が一を思って人間の可能性の一部を追求したシフトカー。その名もシフトデッドヒートだ!』
「デッドヒート?また随分危なっかしい名前だな。それになんか寂しいし」
『危なっかしいのは仕方あるまい。なんせ、デッドヒートは暴走状態を強制的に引き出すシフトカーだからね。だが、まだデッドヒートは未完成でね、鎧処かまだタイヤを開発している段階だ。会談迄にはタイヤ位は完成させたいのだが……』
未完成ね、道理で外見が寂しい訳だ。
「ん?」
部室の前に来ると、皆がギャスパーの部屋の前に集まっていた。
「どうかしたんすか?」
「走介、実は……」
…… なるほど、イッセーの依頼に着いていったら神器がまた暴走したと。
それが原因でまた引きこもるとか……
ここまで来たらもう筋金入りだな。
「たく…… おいギャスパー!聞こえるか?」
「イヤですぅぅぅぅ!!!! もうお外出たく無いぃぃぃぃぃ!!!!」
ドアを叩いて呼び掛けても、返ってくるのは悲鳴ばかり…… 話にならねぇ…
「主失格だわ… ギャスパーの引きこもりをどうにかしてあげられないなんて…」
「いえ!部長は悪く無いです!悪いのはフォローしてやれなかった俺なんです…」
しかもイッセーと部長が暗くなって鬱陶しい。
「はぁ… ギャスパー、頼む少しだけでいい、少しだけ扉を開けてくれ。絶対に外に出したりしねえから」
「うぅぅ…… 本当ですか…?」
「ああ。ほんの少しでいい」
すると、少しだけ扉が開いた。
「あ、開いた!! 今だ!」
「まてイッセー」
「何だよ、止めんなよ!!」
「ここで無理矢理出しても、また引きこもるだけだ。とにかく、ここは俺に任せろ」
俺は突っ込もうとしたイッセーを下がらせて、扉に近づき、シフトデッドヒートを投げ渡した。
「ギャスパー、扉にミニカーがあるだろ? それを取ったら扉を閉めていいぞ」
すると、ちゃんとデッドヒートを取ったのか、扉が閉まる。
「…… 何ですか?これ……」
「まあ話を聞いてくれ。お前、怖いのか?自分の力が…」
「怖いです…… 皆が嫌がる… 僕はこんな力なんか欲しく無いのに!! 皆止まっちゃうんだ! 友達も!仲間も! もう…… 誰かの止まった顔なんて見たくない!!」
…… これがギャスパーの本心か…
「そうか…… でもなギャスパー、本当に怖いなら尚更それを乗り越えないと…」
「先輩は怖く無いんですか!? 自分の力が…」
「………」
ギャスパーは俺に力が怖いかと聞き返してきた。
俺は… ベルトさんの事を怖いと思っているのか?
否だ。ベルトさんはあくまで対等で居てくれる。
てもギャスパーが聞きたいのはそういう事じゃないだろう。
「やっぱり、誰も僕の気持ちなんか…」
「怖いさ…」
「え?」
「怖いよ、でも俺はやらない方がもっと怖い。だから戦えるのさ」
「…… 強いですね…… 先輩は……」
「俺は強くなんか無いさ。現に、今だってお前が持ってるミニカーにビクビクしてる」
「これに…… ですか?」
「ああ、そいつを使うと、俺は暴走しちまうらしい」
「そんな!?」
そう言うと、ギャスパーは部屋から少し出てくる。
「でも、いつかは使わなきゃならない……」
「暴走しちゃうんですよ!? 怖く無いんですか!? どうしてそんなに強く在れるんですか……」
「さっきも言ったけど、俺はそこまで強く無い。人に助けて貰ってやっとだ…… だからギャスパー」
俺はギャスパーの肩を持って告げる。
「もし俺がそいつで暴走しちまったら…… その時は、お前の力で止めてくれ」
「む、無理ですよ!? 僕は強く無いし… 神器の力もまともに使えない…… ダメヴァンパイアなんですよ!?」
「お前は自分が思ってる程弱くない。見てみろ、自分が立っている所を」
「え?…… あっ」
ギャスパーが自分の立っている場所を見てみると、そこは自分の部屋の外だった。
「俺の為に外に出れたんだ。後はお前が勇気を出すだけだぜ」
「無理ですよ…… 僕は、勇気が出せないんです…」
「なら一緒に出せばいい、それでもダメなら半歩だ。半歩だけ俺から近づく。後はお前が半歩踏み出すだけだ」
「ぼ、僕は……」
ギャスパーは、震える手を押さえながら、半歩だけ俺に近づいてきた。
ギャスパーを無事に外に出した俺は、イッセーと共に朱乃さんが待っていると言う神社に足を運んでいた。
神社の鳥居を潜ると、そこには巫女服を着た朱乃さんが待っていた。
「お待ちしてましたわ、イッセー君、走介君」
「朱乃さん、俺達に何の用で……」
「彼等ですか?赤龍帝と仮面ライダーは」
すると突然、第三者の声が響き、光が現れ、神社を照した。
光が収まるとそこには……
「初めまして、兵藤一誠。…… そして…… 八年振りですかね、神藤走介」
俺が最も会いたくない奴が現れた。
『久しぶりだね、ミカエル』
「ええ、貴方も元気そうで、クリム」
「………」
「今日は、貴方達のどちらかにアスカロンを授けに来ました。」
神社に入り、話を聞くと、ミカエルは俺達のどちらかにアスカロンを渡しに来たらしい。
だが俺は教会からの贈り物なんざまっぴらごめんだ。
「俺はいらねぇ。イッセー、お前が使え」
「はっ?いいのかよ?」
「ああ、好きにしろ」
ぶっきらぼうに話を返すとイッセーはアスカロンを赤龍帝の籠手に融合させた。
「貴方がアスカロンを断るのは想定内でした。なので貴方には此方を…」
結局手のひらの上って訳か……
気に食わない…
ミカエルは俺に、絵柄の無いトランプを渡してきた。
「
「今更何言ってやがる!! 俺が教会から疫病神扱いを受けた時は何もしなかった癖に!! 今度はてめえらの実験台か!? ふざけるな!!!!」
「貴方の怒りはもっとも、それはこちらに非があります。ですが…」
「言い訳なんざ聞きたくねえ!!!! とっと消えろ!!!!」
「……… では」
そう言い残すと、ミカエルは再び光となって消えた。
「お、おい走介… 今のはいくらなんでも……」
「……… ぐぅっ……!」
イッセーに声を掛けられても、俺は涙を流す事しか出来なかった。
「粗茶です」
「あ、どうも」
「……… すみません…… 取り乱したりして…」
「いえいえ」
聞くと朱乃さんはこの神社に済んでいるという。
何でもミカエルとアスカロンの調整をしていたそうだ。
俺としてはどうでもいい話だが…
すると、イッセーが何かを聞きたそうにしていた。
そして、意を決したのか朱乃さんに問いかける。
「あの… 朱乃さん、コカビエルの奴が言ってた事って……」
コカビエルが言ってた事?
「ええ、私は堕天使の幹部、バラキエルとの間に生まれた子ですわ」
堕天使の娘!?
「朱乃さん、堕天使ハーフだったんですか…」
「私の母はとある神社の巫女でした。怪我をした父、バラキエルを看病したのが縁で私を宿したと聞いていますわ」
そう言って朱乃さんは、背中から、悪魔と堕天使の羽を出した。
「私は悪魔と堕天使の羽を両方持っています」
朱乃さんはその羽を心底憎そうに眺める。
「この羽が嫌でリアスに悪魔にしてもらったのに…… 汚れた血を持つ私にはお似合いってことかしら…」
「こんな私を知って、二人はどう思いますか?イッセー君はアーシアちゃんを殺されて、走介君は人外自体に嫌悪してると聞きます。そんな二人が堕天使にいい感情を抱くとは思えませんもの」
そうか… 朱乃さんも苦しんでいたのか…
でも… やっぱり俺は…!
「すみません朱乃さん、確かに俺は人外が嫌いです」
「ですよね…」
「走介!! てめえ!!」
「でも俺は!! 今まで見てきた、朱乃さんの心を信じてます」
「!」
上手く言えないけど、今の俺にはこれが精一杯だ。
だから…… 後はお前に任せるぜ、イッセー。
「悪いイッセー、後頼むわ」
「ちょっ!? おい走介!! 俺に丸投げか!?」
「じゃあ、朱乃さん…… また明日」
「はい… また明日」
最後に見た朱乃さんの顔は、少し晴々していた。
それを見たあと、俺は神社を後にした。
会談迄…… あと僅か……
仮面ライダーゴーストが始まりましたね。
PV見て何となく確信してたけど、三年前の
あっ! 後、皆さんバンノドライバー(笑)買いました?