深夜、オカルト研究部にて……
「じゃあ、ギャスパー。大人しくしてろよ?」
「こめんなさい… 貴方はまだ神器が上手く扱えないから会談には参加出来ないの」
会談の当日になった今日、俺達は神の不在を知るものとして招かれている。
しかし、ギャスパーは神器が暴走する恐れがあるため部室で残る残る事になった。
「大丈夫です… 段ボールに籠ってますから」
それは大丈夫とは言わんだろうに……
まあ… ある程度外には出られるし改善はした方なんだろうが…
「よし、ギャスパー。怖いならこいつを被ってろ!」
すると、イッセーがギャスパーに穴あき紙袋を被せた。
なんかビジュアル的に大丈夫か?コレ…
「なんだか落ち着きますぅ~」
…… ま、まぁ本人が気に入っているならいいか。
そうして俺達は、会談の場所へと向かった。
会議室に入ると、そこには……
「やあ、来たね」
「遅いよ~☆ 待ちくたびれちゃった☆」
「よう、暫くだな」
「初めまして」
席に着いているサーゼクスさんとセラフォルーさん、堕天使のアザゼルさんに天使のミカエルさんがいた。
「遅れてしまい申しわけありません」
「いやいいよ、眷属のケアも、キングとして大切な仕事だからね」
周りを見回すと、サーゼクスさんの後ろにはグレイフィアさんが、セラさんの後ろには会長達が、ミカエルさんの後ろには、イリナとロマリーが手を振っていて、アザゼルさんの後ろにはヴァーリとライズ、そして竜舞さんがいた。
「竜舞先輩!? 何故貴方がここに!?」
「久しぶりだな、リアス、ソーナ。俺はこのトラブルメーカー野郎の依頼で護衛をしているだけだ」
「ですが、貴方は人間です」
「心配すんな、少なくともお前らよりは強い…… ようイッセー…… 元気してるか?」
「ひゃ、ひゃい! お陰様で元気であります!!」
「匙も元気そうだな」
「ウス!! 俺も元気ッス!!」
「走介は…… なんかあったか?」
「いえ… 特には…」
「…… そうか」
「おい!そろそろ会談を始めるぞ」
アザゼルさんの一言で、空気が一気に変わり、会談が始まった。
アザゼルさんが、色々と言わなくてもいい事を言いまくり、場を凍らせていた時、不意にライズが、話し掛けてくる。
「?なんだよ、お前から話し掛けてくるなんて珍しい」
「話はヴァーリから聞いた…… 俺も、何時でも待っている……」
待っているとは恐らく決闘の事だろう。
「ああ、負けねえぞ」
「それは此方の台詞だ……」
「おい、お前らはこの世界でどうしたい? ヴァーリ、ライズ」
すると、アザゼルさんが俺達に何かを問いかけてきた。
こっちの話に夢中で全然聞いてなかったぜ……
「和平には興味ない。俺は戦えればそれでいい」
「…… こちらも、当面は神藤走介との決着に集中したい……」
「たく、お前らは…… 長生き出来ねえ奴の考えだぞ?それは」
「別に長く生きるつもりは無いさ」
「俺は…… これからも自らの道を歩むだけだ……」
「はぁ…… じゃあ青龍君、ロマリー・シュヘンベルグ。お前はどうしたい?」
アザゼルは次にロマリーに問いかける。
「え? 私ですか!? そうですね…… 穏やかに暮らせればそれでいいです。しいて言うなら生きがいでしょうか?」
「成程ね… 赤龍帝、兵藤一誠。お前はどうだ?」
「いやぁ… 俺バカだから、こういう時どう答えていいやら……」
イッセーの番か… あいつ、答えが決まらなくてしどろもどろしてやがる。
「簡単な話、和平すりゃあ女の乳位揉み放題だぞ?」
いや、いくらなんでもそんなのに引っ掛かる訳……
「和平でお願いします!!!!」
引っ掛かりやがったよ!! このバカが!
「あはははっ!! こいつはいい!! 欲望に正直な奴は好きだぞ? さて、お前にも聞いておこうか?
「俺は正直和平なんざどうでもいい。しいて言うならお前らは人を見下しすぎだ。そこ直せ」
「痛い所を突くな…… それについては悪かったな」
「我々も、出来る限りは止めさせようとしているのだが…」
「結果がでなけりゃ、やってねえのと同じだ。それだけで、俺みたいな奴に殺される数は減るんだぜ?」
「……… 善処しよう」
流石だな竜舞さん…… トップ相手にズバズバ物を言ってる。
相変わらず遠慮がない。
「フフ… 白と追跡者は闘い、青は平穏、赤は女、大地は平等…… か、今代の奴等は分かりやすいねぇ… さて……」
竜舞さんとの問答が終わったのか、今度はトップ達が俺をみる。
「ここからが本題だ…… 仮面ライダー、神藤走介。取り合えずお前は真ん中に座れ」
アザゼルさんに椅子を差し出され、戸惑ったが、皆俺に座るよう無言の言葉を投げ掛け、俺は大人しく座った。
「先日、お前さんには渡したものがあるよな?」
「アザゼル、君もか!?」
「ミカエルもだろ?」
「ええ、確かに…」
俺は懐から、それぞれ貰った転生道具、
「それで? どちらの陣営に就くか、決めたのか?」
「先日も言った通り、私達は君がどんな選択をしようと、それを尊重するつもりだ」
「ほぅ…… 神藤走介、君は人外になるのか? それはそれで楽しそうだ」
「えっ? ソウ君、人外になっちゃうの?」
「おい、走介……」
『走介、決めるのは君だ。私はどんな選択をしても、君に着いていくよ』
サンキュー、ベルトさん……
皆がなんやかんや言っているが、俺の答えは決まっている。
俺は……
「ふざけるなよ?」
バン!
人間を辞める気は無い!!
俺は乱暴に、その三つを叩きつけた。
「俺は人外が大嫌いだ!!!!」
その言葉に、皆意味は違うだろうが、顔をしかめる。
「教会は俺から居場所を奪い! 堕天使は友を殺し! 悪魔は…… 俺の両親を殺した!!!! あんたらじゃないとはいえ、同類であることに代わりは無い!!!! そんな奴等と一緒の種族なんて…… ヘドが出る!!!!」
俺は怒りのままに、今まで思っていた事をぶちまけた。
「それについては、本当に申し開きが無いよ」
「私達の首なら幾らでも差し上げるのですが…」
その発言に、周りはざわめく。
当然だ。たかが一人間の為にトップ達が首を差し出すと言っているのだから……
「あんたらの首で、俺の生まれながらに持つ復讐の炎が消えるとでも?」
「分かっている。だが、それ以外に償う方法が無いんでな……」
「それこそふざけるな! それは俺にとっては逃げなんだよ! 本当に償う気があるのなら、生きて償い続けろ!!!! それ以外は認めない!!!!」
その時だった。
「「「「「「!?」」」」」」
時間が…… 停止した。
◆◇◆◇◆
「始まったか……」
駒王町が眺められる場所で、先日走介にダミー写真を掴ませた男がいた。
「俺抜きで派手なパーティを始めやがって…… いっちょとっちめてやるか!!!!」
すると、男の持っていた端末から、通信が入り、男はそれを開く。
「ハロー、博士〔アレン!!!! お前今何処にいる!!!! もう奴等の攻撃は始まっているぞ!〕わーったわーった!! だからそんな大声出すなって、ジール博士」
〔早くせんか!アザゼルを死なすなよ!!〕
「だからわーってるって!? ……… たく、何時まで経っても俺の事を子供扱いしやがって…… あの変人め…」
〔聞こえてるぞ!!!!〕
「あーもう!分かったってば!!」
アレンと呼ばれた男は、ジールと言う名の博士からの通信を切った。
「さて、そろそろ行かねえと間に合わないな…… まっ、俺は姉ちゃんさえ無事ならアザゼルなんてどうでもいいし♪」
アレンは、傍らに停めてあった白いバイク、ライドマッハーに乗ってエンジンを始動させた。
「んじゃ、行くか。 お楽しみは…… 俺からだ!」
アレンは、エンジンを唸らせながら、駒王学園に向かって走っていった。
二人のライダーが会合する時は近い……
次回、遂に皆さんお待ちかねの! あのライダーが本格参戦!!!!
そして、予てより感想欄で戴いた感想、あの敵は出ないのかと言う質問ですが……
こちらも!! 次章からロイミュードの参戦が決定しました!!!!
と言っても、幹部キャラのオリキャラのみですが…
それでも期待に応えるべく、決定致しました。
これからも、ハイスクールD×D 加速する戦士をよろしくお願いします!!!!