ハイスクールD×D 加速する戦士   作:響く黒雲

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白いライダーは何処から来たのか

時間が停まった…ってことはギャスパーの神器か!?

 

今無事なのは、俺を含めて、竜舞さん、サーゼクスさん、グレイフィアさん、アザゼルさん、ミカエルさん。

 

ゼノヴィアはデュランダルを、イリナは聖剣を、木場は聖魔剣を出したお陰で助かったみたいだ。

 

後はヴァーリとライズ、ロマリー、それにイッセーとイッセーに触れていたリアス部長だった。

 

「どうやら、テロの様だな」

 

「どういう事です?一体何者が…」

 

禍の団(カオスブリゲート)つうらしい…… なんでも、各勢力のはぐれ者達が集まって出来た組織らしい…… 全く… これから和平だと言うのに… ヴァーリ! ライズ!」

 

「なんだ」

 

「……」

 

「外に出て、奴等を迎撃しろ。白龍皇と死神がいるんだ、撹乱になるだろう」

 

「了解…」

 

アザゼルさんから指示を受けた二人は窓から飛び降りて行った。

 

「ロマリー、貴女も」

 

「はい、ミカエルさん」

 

続いてロマリーも飛び降りていく。

 

「イッセー」

 

「なんだよ」

 

「俺は外に行く、その間にギャスパーを任せられるか?」

 

「勿論だ!任せろ、走介」

 

それを聞いた俺は外に飛び降りようとするとイッセーが引き留めてきた。

 

「走介! お前がどんなに人外が嫌いでも、俺はお前の親友だからな!!」

 

…… 彼奴…… 嬉しい事言ってくれるぜ……!

 

「ああ、俺もだ!」

 

そう返して、俺は外に飛び降りた。

 

校庭に出ると、無数の魔導士達が、空から現れていた。

 

すると、ライズが俺の隣にくる。

 

「またこうしてお前と戦う事になるとはな……」

 

「ああ、全くだぜ。でも今は…」

 

「奴等を倒すのが先決だ!」

 

ライズはブレイクガンナーのノズルを押し込み、俺はベルトさんのキーを回し、シフトテクニックをブレスに着けた。

 

「「変身!!」」

 

俺達は同時に叫び、ライズはノズルを離し、俺はシフトテクニックを倒した。

 

 

『ブレイク…… アップ……』

 

『DRIVE!!!! type TECHNIC!!!!』

 

 

そして俺はタイプテクニックに、ライズは魔進チェイサーに変身した。

 

『ドア銃!!』

 

『フン!!』

 

俺達は、それぞれの銃を乱射しながら、確実に魔導士を減らしていった。

 

空を見ると、ヴァーリとロマリーは既に禁手化して、魔導士達を次々と撃ち落としていた。

 

「仮面ライダー!! 貴様は我々の邪魔になる!! 死ねぇ!!」

 

俺は接近戦を挑んで来た相手を掴み、問いかける。

 

『目的だと? 一体何なんだ?』

 

「我らが目指すは、世界に破壊と混沌をもたらす事!! その為に、三大勢力のトップ達には死んで貰う!!」

 

『そんなこと…… させるか!!』

 

俺は魔導士の腹をドア銃で撃ち抜いて投げ捨てた。

 

他の敵に向かおうとすると…

 

「くっ… フフフ… 甘いぞ仮面ライダー…… 死ね!!」

 

『グアッ!!』

 

まだ動けたのか、魔導士は、がら空きの俺の背中に魔力弾をぶつけた。

 

「あはははっ!! 無様ね!! 仮面ライダー!! これで… がはっ……」

 

倒れた俺に止めを刺そうと思ったのか、魔導士は俺を見下し、魔力を貯めるが、突如魔導士の胸から、刃が生えた。

 

『は?』

 

魔導士はゆっくりと崩れ落ち、その後ろに居たのは竜舞さんだった。

 

「甘いぞ走介。これは戦争だ、余計な事をすれば死ぬぞ」

 

『すいません…』

 

「たくっ、何時までも世話の焼ける後輩だ」

 

そう言って、竜舞さんは俺を起こす。

 

「ほれ、これ使ってさっさと片付けろ」

 

すると、竜舞さんは何かを俺に渡してきた。

 

『これは!? どうして竜舞さんが!?』

 

「バカゼルから盗った」

 

『盗ったぁ!? 相変わらず無茶苦茶やるなぁ…』

 

竜舞さんが俺に渡してきたのは、オレンジ色で、カボチャの付いたシフトカーだった。

 

俺はそれをシフトブレスに装填して倒した。

 

 

『タイヤコウカーン!! ゴースト ハロウィン!!』

 

 

すると、お化けやコウモリなど、如何にもハロウィンらしい模様の紫のタイヤが、俺の首に填まり、手には、これまた如何にもなカボチャ…… とどのつまりジャック・オーランタンが装備された。

 

『なっ、なんじゃこりゃー!!!?』

 

「はっはっは!! トリックオアトリートってか? 似合ってるぜ?」

 

『嬉しくありませんよ!?』

 

『だが貰った以上使うしか無いぞ、走介』

 

「ふざけているのか!? かかれぇ!!」

 

『ふざけてねえよ!』

 

俺は魔導士達に叫びながら、シフトアップした。

 

 

『ハロウィン! ハロウィン! ハロウィン!』

 

 

すると、ランタンの目が激しく光輝いた。

 

「な、なんだ!?」

 

『まぶしっ!?』

 

すると、光で照らされた魔導士達の影が独りでに動き出し、魔導士の体に纏わりついた。

 

「な、なんだこれは!!」

 

「か、体が… 締め付けられるっ!!」

 

「走介…… 狙ってやったのか?」

 

『そんな訳無いでしょ? 何ですかアレ…… キモすぎですよ……』

 

「「「ぐわぁぁぁぁぁっ!?」」」

 

影は更に魔導士達を締め上げ、そして最後には……

 

 

ドォォォン……

 

 

自爆してしまった。

 

「『ファッ!?』」

 

これには流石の俺もビックリだ……

 

「バカゼルの奴、なんつーモンを作るんだ!?」

 

『危険すぎでしょコレ!!』

 

『このシフトカーは封印だな…』

 

まあ、でもこれで敵は片付いたみたいだし良いか。

 

「走介!!」

 

「走介センパ~イ!!」

 

「皆!!」

 

旧校舎の方角から部長とイッセーがギャスパーを連れてこっちにくる。

気づいたらいつの間にか時間が進んでいた。

 

余りのショッキングな光景のせいで気づかなかったみたいだ。

 

 

ドカァァァァァン!!!!

 

 

今度は校舎が爆発し、そこからなんか、変な奴が現れた。

 

すると、アザゼルさんやサーゼクスさんが結界を張りながら降りてくる。

 

『なんかあったんですか?』

 

「ああ。悪魔側のクーデターだとよ」

 

「どうせ旧魔王派のバカ共だろ?」

 

「察しが良いな竜舞。あいつはカテレア・レヴィアタン、先代の魔王の血を引いている」

 

先代の魔王の子孫……

あんな奴が魔王になったら、直ぐに冥界が滅びそうだな…… サーゼクスさん達が魔王で良かった…

 

「さあ、来なさいアザゼル。真の魔王たるこの私が、薄汚い堕天使の貴方に引導を渡してあげましょう」

 

「あぁ? 何で俺がお前なんぞの相手をしなきゃならん。普通、セラフォルーの方だろ?」

 

「セラフォルーは最後に殺します。さあ来なさい!!」

 

「やなこった…… そうだ、丁度いい。お前さんには俺の新作の餌食になってもらおうか」

 

「何を言って……」

 

そんな時、カテレアの背後にエネルギー弾が当たる。

 

 

『シューター!!』

 

 

「がはっ!? な、何者だ!?」

 

すると、校門の方からバイクの駆動音が近づいてきた。

それはドンドン近づいてきて……

 

「イヤッホー!!」

 

テンションの高い声と共に俺達の目の前に停まった。

 

「レディースアンドジェントルマン!!!! お待ちかねの俺の登場だぜ!!」

 

『あっ!? お前はあの時の!』

 

こいつは、俺にダミー写真を掴ませた、生意気な野郎!!!! なんでこいつがここにいるんだ?

 

「遅えぞ、アレン」

 

「あっはっは♪ 悪い悪い」

 

「アレン!? どうして貴方がここに居るの!?」

 

『ロマリー、知り合いか?』

 

この野郎…… アレンはロマリーの知り合いらしい… 驚きようから言ってかなり親しいようだが…

 

「会いたかったぜ~! 姉ちゃん!!」

 

と言って、アレンはロマリーを抱き締める。

ね、姉ちゃん!?

 

「ちょ、ちょっと!どういう事か説明して!? 貴方はドイツに居る筈でしょ!?」

 

「んー… 長くなるから後でね? それより、アザゼル!! 俺に出番は残してくれたんだろうな?」

 

「ああ、旧魔王のカテレア・レヴィアタンだ」

 

「へぇ~ アザゼルにしてはやるじゃん」

 

「旧ではない!! 真の魔王だ! そんなみすぼらしい人間が私を倒すだと? 冗談も大概にしろ、アザゼル」

 

「少なくとも、お前よりは強いぜ?こいつは」

 

「そゆこと、はっ!」

 

アレンは派手に飛び上がって、白いバイク、ライドマッハーに乗り、いつの間にか用意されていたステージに乗り付ける。

 

「さて…… 神藤走介…… 面倒だからソウ兄さんと呼ばせて貰うぜ」

 

『な、なんだよ…』

 

「よーく見ておきな、仮面ライダーは一人じゃないって事をな」

 

アレンは懐から、蒼いバイクを模したバックルを取りだし、腰に着けた。

 

するとバックルはベルトに変わり、アレンの回りに、小さなミニチュアバイク達がやって来る。

 

アレンはそこから、白いバイクを取り、ベルトのパネルを上げ、装填した。

 

 

『シグナルバイク!!!!』

 

 

すると、カーニバルの様な待機音が流れ始め、アレンはパネルを元に戻した。

 

そして、腕を旋回させ、左手を右肘にそえ、支える様な形にした右腕を、体の右に構えた。

 

「Let,s 変身」

 

 

『ライダー!マッハ!』

 

 

すると、エネルギーのタイヤが現れ、アレンの回りを旋回し、白い鎧を纏わせた。

 

その姿はまるでレーサー。

ヘルメットの様なバイザーの付いたヘッドに、赤いラインの入った白いマフラー。

胸に輝くライダーエンブレム。

 

その姿は正しく、仮面ライダーと呼ぶに相応しい物だった。

 

「新しい…… 仮面ライダー!?」

 

『嘘だろ……』

 

『アザゼル…… 君は何てものを…』

 

『んじゃ、初名乗り、行きますか!!』

 

すると、アレンが奇怪な行動を取り出した。

 

『追跡』

 

カテレアを指差し…

 

『撲滅』

 

クルリとターンして、掌と拳を打ち付け……

 

『いずれも……』

 

腕を水平に動かし……

 

『マッハー!!!!』

 

手をパンと叩き、開く。

 

『『『はい?』』』

 

その奇怪な行動に一同は困惑するしかなかった。

 

『仮面ライダァァァァァ!!!! マッハァァァ!!!!』

 

屈伸するようにポーズを決め、フィンガースナップをする。

 

キランという効果音が聞こえたのは気のせいだろう…

 

「貴様…… ふざけているのか…」

 

『いいや、至って大真面目だね。さあ!最ッ高のショーを魅せてやるぜ!!』

 

こうして、仮面ライダーマッハの初陣が、始まった。

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