ハイスクールD×D 加速する戦士   作:響く黒雲

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何故走介はオカ研に入ったのか

俺が変身してから二日がたった。

昨日は、イッセーの奴が普通に登校してきたが、何だか落ち着きが無かった。

 

理由は、自分以外から彼女、天野夕麻の記憶が無くなっていたそうだ。

 

当然、俺も聞かれたが、リアス先輩と話すだろうと思って明日になればわかるとだけ言っておいた。

 

そして現在。

 

「なあ走介、リアス先輩が言ってたけど、お前にも使いが来るのか?」

 

「ああ、そう聞いてる」

 

「しっかし、二大お姉さまの一人が俺たちになんの用だろうな」

 

「行きゃあわかるだろ」

 

そうしていると、何やら教室の入口が騒がしくなってきた。

何があったんだ?

 

答えはすぐに分かった。

 

「キャー! 木場君~!」

 

「こっち向いて~!」

 

「やぁ、ちょっと通して。神藤走介君と兵藤一誠君はいるかな?」

 

どうやら木場が来たようだ。

あいつも学園の王子様なんて呼ばれているからな、仕方ないだろう… っておい三バカ、木場を睨んでもなんにもならんぞ。

 

とりあえず俺は返事をする。

 

「おう、木場こっちだ」

 

「やあ走介君、それに兵藤一誠君も」

 

「何の用だこのイケメン王子」

 

「リアス・グレモリー先輩の使いで来たと言えばわかるかな?」

 

木場がそう言うとイッセーは目に見えて表情を変えた

俺は席を立ち上がり先に行く。

 

「ほら、さっさと行くぞ、イッセー、木場」

 

「ああ、今行く」

 

そう言って旧校舎に向かう俺たちに残りのバカ二人が睨んでいたが気にしない。

 

「も、もしかしてこれは木場×兵藤!?」

 

「いや、木場×神藤かもしれないわ!!」

 

「分かったわ!! きっと木場君と兵藤が受けで走介君が攻めの3Pだわ!!」

 

「「「それだ!!!!」」」

 

……… 腐女子共のおぞましい会話なんて俺は聞こえなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旧校舎のオカルト研究部にたどり着くとそこには…

 

「な、なんじゃこりゃ…」

 

「端から見たらヤバイ部活だぞこれ…」

 

魔方陣などオカルト関連の物が多数置いてあり、本当に女子が多い部活なのかと疑ってしまうような光景だった。

 

「あはは… まあ、オカルト研究部だし。」

 

「それでも、もう少しやりようはあるだろ…」

 

ふと見ると、小猫が羊羮を黙々と食べていた。

 

相変わらずよく食べるなぁ~ 小猫は。

 

「小猫ちゃん、こちら兵藤一誠君、走介君はもう知っているよね」

 

「あ、どうも」

 

「よう小猫、早速だがその羊羮くれ」

 

「はいどうも、あとこれは私のです走介先輩…」

 

「今度、なんか甘い物買ってきてやるから」

 

「どうぞ」

 

俺は小猫から羊羮を貰った。

 

うん、やっぱり小猫には餌付けが効果的だな。

 

「切り替え早っ!! てか走介てめえ小猫ちゃんと知り合いだったのかよ!!?」

 

「羨ましいか?」

 

「羨ましいぞ、ちくしょぉぉぉぉ!!!!」

 

すると、どこからかシャワー音が聞こえてきた。

 

おいイッセー、そんなに鼻の下伸ばすな、思考が周りにバレバレだぞ。

 

「… いやらしい顔」

 

ほれみろ、 小猫に言われたじゃねーか。

 

するとリアス先輩がシャワー室から出て来た。

 

「ごめんなさい、昨日はイッセーの家にお泊まりだったものだから」

 

「イッセー… お前、とうとう犯罪に手を染めたか…」

 

「ち、違う誤解だ!! 朝起きたら隣でリアス先輩が全裸で寝てたんだよ!!」

 

そんなやり取りをしていると今度は姫島先輩がやって来た。

 

「あらあら、あなた方が兵藤一誠君と神藤走介君?」

 

「は、はい~」

 

「ええ、おいイッセーまた鼻の下伸びてるぞ」

 

するとリアス先輩が

 

「さて、兵藤一誠君、神藤走介君、いえ、イッセーに走介、私たちオカルト研究部はあなた達を歓迎するわ… 悪魔としてね」

 

と言って来た。

 

いやいや、いきなり悪魔としてっていうのはどうかと思うけど…

ほら、イッセーもぽかーんとしちゃってるし。

 

 

 

 

そこから何故イッセーが狙われたのかについて聞かされた。

 

なんでも堕天使がイッセーの中に眠る神器(セイクリットギア)と言うものを危険視した結果らしい。

 

そこで、イッセーに呼び出されたリアス先輩がイッセーを転生悪魔にしたと言う訳だ。

 

……… あのクズ、そんな下らん理由でイッセーを殺したのか… 今度会ったら跡形もなく消滅させてやる。

 

そんな事を考えていると横から…

 

「ドラゴン波!!!!」

 

と聞こえてきた。

 

イッセーの奴なにやってんだ?

 

よく見ると、イッセーの手には赤い籠手が着いていた。

 

「それがイッセーの神器か?」

 

「このコスプレ見たいな籠手が?」

 

「どうやらそのようね、それは龍の手(トゥワイス・クリティカル)、ありふれた神器ね、持ち主の力を倍加させる能力があるの」

 

タイプスピードの赤より少し暗いな。

 

「さ、次は走介の神器を見せて頂戴」

 

「は!? 走介も神器を持っているのか?」

 

「だから、呼ばれたんだよ」

 

俺は心の中でベルトさんの姿を思い浮かべる。

すると俺の腰にドライブドライバー(ベルトさんに教えて貰った) 腕にシフトブレスが現れた。

 

「へ~ 一昨日はよく見れなかったけどそれが走介君の神器かい?」

 

「格好いいな」

 

『そう言って貰えると私も嬉しいよ』

 

「「「「べ、ベルトが喋った!?」」」」

 

と、いきなりベルトさんは喋りだした。

 

あんた、一昨日俺の趣味について言っていたけどあんたも大概だぜ…

 

「あ、あなた何者なの?」

 

『私か?私はクリム・スタインベルト。ドラゴンの一体だ』

 

へ? ベルトさんそんな立派な名前が合ったの?

しかもドラゴン!? 俺聞いてないぞそんな事!?

 

「そ、それじゃあクリムと呼ばせて貰うわ、貴方の能力を教えて頂戴」

 

『私の能力は… まあ口で言うより体感して貰ったほうが早いな』

 

すると一昨日のようにベルトさんからフィールドが発生して、旧校舎にいた俺たちの動きが極端に遅くなった。

 

「「「「!?」」」」

 

『これが私の能力の一つ、重加速だ!!』

 

自慢気にベルトさんが言うと、フィールドは解除された。

 

 

「す、凄い能力ね… 他には?」

 

『それはまた実戦の機会があれば話そう』

 

「そう… 残念ね」

 

ええ~ そりゃないぜベルトさん、俺だって知りたいのに。

 

「さて、イッセーは悪魔になったけど、貴方はどうする? 私としては貴方を下僕にしたいのだけど」

 

悪魔か~ まあ、面白そうだしいいか。

 

「じゃあ、お願いします」

 

「そう、分かったわ」

 

するとリアス先輩はチェスの駒を俺にかざすが…

 

「うそ!? 反応しない!?」

 

駒はなんの反応も示さなかった。

 

「えっ?どうしたんすか?」

 

「残念だけど、手持ちの駒では貴方を悪魔には出来ない見たいなの」

 

「悪魔に成れないなんてあるんですか?」

 

「主とその人との実力差や、駒の数が足りなかったりするとそうなるの」

 

どうやら俺は悪魔には成れないようだ。

 

『まあいいじゃないか走介、そう言うこともある』

 

「…ドンマイです走介先輩」

 

「サンキュー、小猫、ベルトさん」

 

二人の優しさが身に染みるぜ…

 

「でも、オカルト研究部には入って貰うわよ」

 

「ああ、それは勿論いいですよ」

 

このメンバーなら退屈しなさそうだしな。

 

「それじゃあ改めて、イッセー、走介、オカルト研究部へようこそ!! 今後、私のことは部長と呼びなさい」

 

「「はい部長!!!!」」

 

こうして俺は、オカルト研究部に所属することになった。

 

 

 

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