滅茶苦茶辛いんだZE☆
でも書いたんだZE☆
どうぞなんだZE☆
新学期に感じた予感とはなにか
「うっ…… くっ…!」
その女の人は荒野に倒れていた。
その人は、見ているだけでも惚れ惚れするほど綺麗な人で、神々しいオーラを纏っていた。
「何故なのです…… 何故貴方達は……」
見ればその人だけでなく、他四人の悪魔も傷つき倒れていた。
女の人は悲しげな瞳で、元凶を見つめる。
そこには……
「グアァアァァアァアァアアアッ!!!!!!!!」
「ガアァアァァアァアァアア!!!!!!!!」
「ゴアァアァァアァアァアッ!!!!!!」
「キュアァアァァアァアァアアア!!!!!!」
圧倒的なまでの破壊と暴力、力の塊が其処にいた。
赤、白、青、黒のドラゴン達が、周りなど気にも留めず、ただ相手を抹殺する為だけに力を振るい続ける。
確かに、ベルトさんの言った通り、三大勢力は巻き添えを食らっただけだったんだな。
「…… 何とか、これ以上被害が出る前に、彼らを
「だが神よ、どうするのだ? 我らの力は、奴等には届かないのだぞ?」
「諦めてはいけませんルシファー。きっと…… 希望はある筈です! いがみ合っていた三大勢力が、こうして手を取り合う事が出来たのです。奇跡は起きます…… いえ、起こして見せます!!」
そうか…… 彼らが、聖書の神と、四大魔王か。
と言う事は、あれはドライグやアルテミシア達か?
「フン。無駄な事を!!」
ドオォォォォン!!!!!!
「きゃあぁぁぁぁっ!?」
「ぐあぁあぁぁぁあっ!?」
そんな彼らを白いドラゴン、アルビオンが吹き飛ばす。
彼の攻撃を受けて、彼らは更にボロボロになった。
「うぐ…… くそ…… 魔力が……」
「もう…… スッカラカンだよ……」
「諦めてはいけません…… まだ、まだチャンスはある筈です!」
それでも尚、聖書の神は立ち上がる。
彼女には背負っている物があるからだろう。
「愚かな…… 無駄な足掻きだ」
赤龍帝ドライグが嘲笑う。
「私達の決闘に介入するからそんな事になるのよ」
青龍君アルテミシアが冷淡に告げる。
「まっ、運が無かったと思って諦めな」
黒龍王ガーランドが憐れむ。
「神と魔王ごときが、我らの決闘に介入するな!」
そして白龍皇アルビオンが怒る。
彼らは、魔王と神を跡形も無く消す為に、口にブレスを溜め始める。
それは、魔王や神を絶望に叩き落とす物だった。
不意に、神が何か言っているのが聞こえた。
「シン…… 出来ることなら、もう一度、貴方に会いたかった……」
シン…… ベルトさんが言ってたプロトドライブの装着者だよな?
何で神の口から、プロトドライブの名前が?
その時、世界は…… 止まった。
「「「「何!?」」」」
比喩では無く、全てが止まったのだ。
神や魔王はおろか、ドラゴン達でさえ、動きを止めている。
そんな止まった世界の中を、一人の戦士がやって来る。
その戦士を確認した時、魔王は更に絶望した。
何故このタイミングでやって来たのかと。
しかし、神だけは違った。
彼女だけは、眼に涙を浮かべて喜んでいたのだ。
戦士は、魔王を素早く退けると、神の元へ向かい、彼女を抱き上げて、止まっているドラゴン達から離れた。
『…… 済まない。遅くなった、メイフィス』
「いいえ、またシンに会えました…… それだけでも…… 私は、嬉しいです……!」
戦士、プロトドライブは、神を黒いトライドロンに乗せると、優しく彼女の髪を撫でながら言った。
『ここで待っていてくれ。あの馬鹿共を止めてくる』
そして、プロトドライブはドラゴン達を見据える。
「き、貴様、何者だ!? そのドラゴンのオーラは!?」
アルビオンが激昂しながら聞いたが、プロトドライブは素っ気なく答えた。
『答える必要があるのか? これから倒される者達に』
彼は、走り出した。
その拳に、自身の愛を乗せて……
◆◇◆◇◆
「……… また、夢か」
目が覚めると、そこは何時もの自分のベット。
また、ご先祖様の夢を見ていたらしい。
「ここ最近、こんな夢ばかりだよな……」
取りあえず起きてしまったのだ、朝飯の準備でも…
そう思って起き上がろうとすると、ズシリと自分に重圧が掛かっているのに気がついた。
「はぁ…… またか」
布団を捲ると、そこには俺に抱きつくロマリーと、腹部にしがみついて寝ている小猫がいた。
「んー……」
「……… にゃん」
ここ最近はずっとこんな感じで二人がベットに潜り込んでいる。(珠にアイシャさんもいる)
「どうしてこうなったんだろ?マリア……」
こうなった理由を探りながら、俺は天国の嫁に問い掛けたのだった。
「はぁ~あ…… 今年こそ彼女作ってリア充になりたかったのになぁ~」
「諦めろイッセー。俺達は合宿だっただろうが」
新学期になって、駒王学園でイッセーはぼやいていた。
「お前は一時とは言えリア充になってたろうが!」
「それを言われると…… アレだけどさ…」
まあ、確かに俺はお前達の修行中マリアとイチャイチャしてたけどさ。
「「何ィ!? 走介がリア充だとぉ!?」」
そんな話を嗅ぎ付けて、バカ二人がやって来る。
「許さんぞ走介!! 非リア充の誓いはどうした!?」
「俺達との友情は嘘だったのかよ!!」
そんな誓い、した覚えはない。
「「兎に角!死ねえ!!走介ぇぇぇぇぇ!!!!」」
全くコイツらは…… 全然成長してねぇ。
「フン!」
「「げぼらぁっ!?」」
俺は、久しぶりに元浜と松田に拳を食らわせた。
「発剄…… だと!?」
「走介…… お前、いつの間に…!?」
「伊達に夏休みを生きてねぇ」
「「チクショウ……」」
そう言って
このやり取りも久しぶりだ。
「あーあ。無茶しやがって……」
「で? リア充になったのは本当?走介」
「うおっ!? 桐生、いたのか…」
いつの間にか俺達の背後に桐生が立っていた。
何時も思うが、こいつは忍者か何かなのか?
「で、相手は?ロマリー? それとも小猫ちゃん?」
「いや違うな。ほれ」
俺は桐生にペンダントのマリアの写真を見せた。
「へえ…… 可愛い子ね」
「何だよ、写真あったのか?」
「無いわけないだろ?」
そう言えばイッセーには見せて無かったっけ?
「あっ、そうそう。あんた達、また転校生が来るわよ。しかも女子」
「「「マジィ!?」」」
「マジよ」
またか… 前はロマリーだったが、今度は…… あっ。
一人いたわ、該当する奴が。
「紫藤イリナです。皆さん、どうぞよろしくお願いします!」
転校生は、イリナだった。
やっぱりか。
確かに、近い内に駒王に来るとは言っていたが、こう言う意味だったのか。
「因みに、兵藤一誠君とは幼馴染みでーす!」
あっ(察し)
「「走介に続いてお前もか!! イッセェェェェ!!」」
案の定、バカ二人はイッセーに襲いかかっていた。
「オカルト研究部は貴女を歓迎するわ、紫藤イリナさん」
放課後、オカルト研究部に集まってイリナの歓迎をしていた。
「イリナ!! 元気そうだね!」
「お久し振りです。イリナさん」
「イリちゃん久しぶりー!!」
「ゼノヴィア!! アーシアさんにロマリーちゃん!! 私も会いたかったわ!!」
そっか、ゼノヴィアは元々教会の戦士だし、アーシアとも比較的気が合う方だ、ロマリーは言わずものだな。
オカ研に一気に教会組が出来たな…… って、俺も元々教会の人間だし、木場も教会出身だった。
悪魔の集まりなのに、悪魔側少ないな。
「でも何で紫藤さんが学園に?」
確かに、それは気になる。
「それは…」
「三大勢力にとって重要な拠点である駒王に悪魔と堕天使だけでは、バランスが悪いだろうとミカエルが送ったのさ。俺はいいと言ったんだがな」
「アザゼル先生」
「まっ、なんにせよ歓迎するぜ?紫藤イリナ」
そう言いながらアザゼル先生が魔方陣から現れた。
あー…… 確かにミカエルさんなら言いそうだ。
「そ!そして私は、映えあるミカエル様の転生天使として抜擢されたの!! 階級はAよ!」
「へぇ~
「数が増えれば、悪魔と天使でレーティングゲームも出来る様になるかもしれんが…… まだまだ先の話になりそうだな」
そう言ってイリナは胸を張り、木場は嘆息し、アザゼル先生はこれからについて考察していた。
「その話は、歓迎会の途中にでもしましょ? 私達の家で生徒会メンバーも加えてパーティにしましょ!!」
リアス部長の言葉で締めくくって、イッセーの家に向かう準備を始める皆。
そんな中、部長は俺に言った。
「因みに、今日のパーティのメニューは走介に一任しているから、皆楽しみにして良いわよ」
そう言うと、皆が歓声を上げる。
何ィ!?
「ちょ!? 聞いてないですよ部長!!」
「だって今言ったもの」
なんたる理不尽!!
俺はそのままなし崩しに買い出しまで押し付けられた。
「ハ…… ハハッ。良いでしょう…… ただしイッセー!! てめえも道連れだ!」
「え?ちょっ!? 何で俺も!?」
「当たり前だ働け!!」
俺は有無を言わさず、イッセーを拉致った。
「あっ、待ってください走介さん! 私も行きます!」
「私も手伝うよ、ソウ君」
「んじゃ俺も行くぜソウ兄さん」
皆…… エエ子達やぁ~
イッセーを引っ張りながら、アーシア、ロマリー、アレンを連れて、俺達は商店街へと向かった。