「ぐえっ!?」
「ふぎゃっ!?」
間抜けな声を出しながら地面に墜落する俺とアレン。
「痛たた…… 何処だ? ここ」
「ディオドラの奴…… マジで頭にくる奴だな…!」
見たところ神殿ではあるけれど…… イッセー達は居ないな……
「おや、ようやく来ましたか」
「まったく、ここまで来るのにどれだけ時間を掛けているのでしょう? あのクズは」
「!? 誰だ!」
不意に、男女二人の声がした。
振り返るとそこには、テーブルで優雅にお茶している二人がいた。
「お前達…… 何者だ…?」
「ディオドラの仲間か!?」
俺とアレンはドア銃とゼンリンシューターを二人に構えながら聞いた。
「あらあら。いきなり銃を向けるだなんて、野蛮ですわ」
「私達をあんな無能と一緒にしないでいただきたい」
こいつら…… 銃を向けられているのに冷静そのものだ…… それに……
「…… なあ、ベルトさん。コイツらって……」
『ああ、何処からどうみても人間だね』
そう、人間なんだ。
だけどなんで人間がこんなところに…?
「まあ、落ち着いて下さい。私達に交戦の意志はありませんわ」
「それに、貴方達を倒すつもりなら、今ごろ床を毒沼にして貴方達を溶かしています」
「コイツら…… やっぱ敵だ!」
「落ち着けよアレン!…… 本当に戦うつもりは無いんだな?」
襲い掛かろうとするアレンを押さえて、俺は二人に問いかける。
「勿論ですわ」
「私達はそこまで強くないのでね」
変な奴らだけど…… どうやら本心みたいだな……
「そうか…… だったら俺達を仲間の所に返してくれ。俺達は早くディオドラの元に行かなくてはならないんだ」
「ふむ…… そうしてあげても良いのですが…… それは出来ませんね」
なんだと!?
「どういう事だ…」
「私達は、一応貴方達の抹殺を命じられています」
「だったらさっさと……!」
「ですが!あの無能に良いように使われるのは癪です。なので、せめて彼らの戦いが終わるまではここに居てもらいます」
イッセー達の戦いが終わるまで…… それまではここに居なきゃいけないのか…… どうする?
「そんな暇はあるか!俺は行かせて貰うぜ!」
そう言ってアレンは、神殿の奥に続いている階段に走っていた。
「おい!待てよアレン!」
「無駄ですよ」
男がそう言っている間にも、アレンは階段をドンドン登っていくが、いきなりアレンの姿が見えなくなる。
そして……
「ディオドラァァァァァ!!!!……… あれ?」
「アレン!?」
「だから言ったでしょう?無駄だと」
何故かアレンは神殿の入口から、またこの空間にやって来たのだった。
「おい!眼鏡野郎!! これは一体どういう事だ!!」
「簡単な事ですよ。私が奥に続く階段に術式を仕掛けました。なので私を倒すか、若しくは私が認めた者しか、奥に進む事は出来ませんよ」
「だったらさっさと解きやがれ!!」
「彼らの戦いが終わるまではここに居てもらうと言った筈ですが?」
アレンと男の言い合いは不毛だった。
怒りに任せて言い募るアレンと、冷静に論理的に返す男。
それに、どちらも妥協する気が一切無い。
「まあまあ、落ち着いて下さいな二人共。お茶でも飲んで、ゆったりとしましょう」
女は女で、いつの間にか椅子を人数分用意していて、また、ティーカップも人数分用意されていた。
お茶会する気満々である。
「ふぅ…… そうですね。ひとまず落ち着きましょうか」
「んなことしてる場合じゃ……!」
「落ち着けってアレン」
「ソウ兄さんは姉ちゃんを助けたくねえのか!!」
「そりゃ助けたいさ、だからこそ落ち着いて行動しなきゃならないんだ。どう足掻いたって、ロマリー達がディオドラの手の内に居るのは変わり無いんだから」
今は、あいつらの言う通りにしておいた方が得策だろう…… それに……
「それに、あいつらは人間で、俺達は仮面ライダーなんだ。戦う意志が無いのに、こっちから攻撃したら駄目だろ?」
「……… 分かったよ。ソウ兄さんの言う通りにする」
なんとかアレンが落ち着いてくれて助かった。
戦いたくない相手と無理に戦う必要なんて無いしな。
「話は纏まりましたか?」
「ああ、お前達の言う通りにするよ」
「そうですか。では、こちらにどうぞ」
とりあえず言う通りにすることにすると、女が俺達を席に着かせる。
「ハーブティーですわ。心を落ち着かせるのは、これが一番ですから」
そう言って、女はポットから紅茶をカップに注ぐ。
「心配しなくとも、毒なんて入ってませんよ」
男はそう言うが、やっぱり信用はまだ出来ないな……
「ベルトさん」
『うむ…… 問題無い。毒物は検出されなかったよ』
俺はベルトさんに調べて貰って、毒が無い事を確認してから、紅茶を飲んだ。
「ふぅ…… さて、まだ自己紹介をしていませんでしたね?私はブレン。よろしく」
「私はメディックですわ。以後お見知りおきを」
男、ブレンと女、メディックはそう言って紅茶を飲む。
「俺は……」
「いえ、貴方達は必要ありませんよ。既に頭に入ってますから。神藤走介さんに、アレン・シュヘンベルクさん?」
「又の名を、仮面ライダードライブと仮面ライダーマッハとも言いますがね」
こいつら……!? 俺達の情報を…!
それに、こいつらの名前の付け方……
アレンも同じ事を考えた様で、ブレンとメディックに問いかける。
「お前ら…… ロイミュード派か?」
「おや、名前だけでもうそこまで分かりましたか。流石は仮面ライダー、と褒めて置きます」
やっぱりか!! でも、分からないな。
ハートの派閥の奴らならディオドラなんかに協力するとは思えない。
「ハートの派閥の仲間なら…… なんでディオドラなんかに協力しているんだ?」
「ええ。確かに普段なら、あんなカリスマも魅力も何も感じない無能に付き従う理由なんてありません」
「ですが、私達は目的があるのですよ」
「目的?」
何だ?こいつらがディオドラに付き従ってまでやり遂げたい目的っていうのは……
「貴方を見極める事ですよ。神藤走介」
「俺?」
何でだ?どうして俺がこいつらに見極められなければならないんだ? 俺何かしたっけ?
「ハート様に唯一、ライバルと認められた貴方を、私達は見極めたかったのです。本当に、ハート様と戦う資格が貴方にあるのか……」
成程な…… そう言う事か……
「お前ら…… 良い奴らだな。それで?俺はお前達のお眼鏡にかなったか?」
「そうですね…… 泥臭いながらも、ハート様と同じ様に人を惹き付けるカリスマ…… 今の所、ハート様に相応しいと思いますよ」
「ええ、そうですね。確かに、ハートが貴方に執着する理由も分かった気がします」
ハートが俺に執着はする理由? 一体何なんだよ… それって……
「どういう事だよ?」
「良くも悪くも、同じ種類の人間という事ですよ、貴方達は」
俺とハートが同じ種類の人間……?
『確かに、ハートがデッドゾーンを仕掛けたのと同時に、君はデッドヒートを乗りこなした。そして君たち二人は、言っては何だが、本当に楽しそうに戦っていた。それこそ回りが見えなくなる位に』
そう言われてみれば…… 確かにそうかもしれない。
あの時、俺は小猫達を助けようと必死だったけど…… 心の何処かで、俺はハートとの戦いを楽しんでいたかもしれない。
それに、あの時自然と出た言葉……
『お前は、俺の戦ってきた中で一番興味深い!! 好敵手に相応しい!!!!』
『だったら…… 俺達は随分と長いライバルになりそうだな!!!!』
『同感だ!!!!』
ライバル…… そう、ライバルだ。
ライズの時は、決着を望んでいたけど…… 俺は、どうも彼奴を敵だとは思えなかった。
けど、ハートは違う。
俺のエンジンを熱くさせる最高の敵!
乗り越えるべき壁!
確かに彼奴は俺のライバルだ、間違いない。
「ああ、そうだな。確かに彼奴と俺は同類だよ。だからこそ、彼奴とはいずれ戦わなきゃならないんだな」
「ハートから聞いた通り…… 熱い男ですね」
「ええ、本当に」
どうやら向こうは勝手に納得したみたいだな。
「ですが、心は対等だとしても、戦闘能力はどうでしょうか?」
えっ? まさか…… それって……
「勿論、戦ってもらいますわ。私達より弱い相手にハート様が一度押し負けたなんで屈辱的ですもの」
…… 結局そう言う流れになるのかぁ~
「と言うかお前ら、ぶっちゃけ待つのが退屈なだけだろ!!」
「「ええ、よく分かりましたね?」」
やっぱりか…… なんとなくそんな気はしたよ!
「ったく、しゃあねえな…… それじゃあ、ひとっ走り付き合えよ!」
「流石に二対一はソウ兄さんでもキツいだろうから、俺も混ぜて貰うぜ!」
「ええ、構いませんよ」
「貴方達の実力、見せてもらいますわ!」
そして、俺達四人は、互いに構えて……
「Let,s!」
「「変身!!」」
自分達の戦う姿に、変身した。
(´・ω・`)やあ、反響があったから懲りずにまたやるよ。
今回は戒斗さんと紘汰さんはどのfate作品に出たら一番活躍出来るか考えたんだ。
その結果がこれさ。
紘汰さん→ Extra
戒斗さん→ Apocrypha
とりあえず召喚時に言いそうな台詞を書くよ。
紘汰さんの場合
「よく諦めなかったな。それでいい、諦めなければきっと道は開ける。嘗ての俺がそうだった様に…」
「サーヴァント セイヴァー。召喚に応じ参上した…… これでいいのか?」
戒斗さんの場合
「フン……
「フン…… バカか?貴様は…… そんな事で令呪を使うとはな…… いいだろう。そのバカに免じて、暫くは貴様に従ってやる。」
「サーヴァント バーサーカー。…… これで契約は成立だな…… だがいいか?俺を縛ろうとするならば貴様を潰す…… それだけは覚えておけ」
クラスはただの目安だから、自分の好きに変換するといいよ。
ここまで付き合ってくれた読者諸君には、このスイッチを「ラストワン…」あっ……