オレを知っているやつに会いに行く   作:ほったいもいづんな

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温泉回! しかし描写されるのは男の子の裸だけ! 女の子の裸はNG!


12話と言えば深夜アニメの1クール、なのでここらでうちのオリキャラ達をサラッとおさらい。



都 霧刀…踏み台になってしまった転生者。 現在肉体を置いて行方不明。

都 霧刀の中の人…都君の体に憑依した記憶喪失の人物。 淫夢ネタを多用し、その反面女子力が高い。 ちなみに未だ性別が不明、ほとんど言っているようなもの……

真条 拳…転生者を管理する『管理会』の人間、霧刀に接触するさいに同じ年齢くらいの身体になり、あと数年は居ないといけない模様。 はたから見れば彼が主人公。

木村 心悟…拳君が管理する転生者、能力は『心を覗く能力』。 転生者のくせに物語本編にあまり関わろうとはしなかった。 好きなタイプは醜女。

今回名前が判明する転生者…恐らくフェイトにトラウマを植え付けた畜生。 この物語の『吐き気を催す邪悪』。




12話 この小説は全年齢なので温泉での濡れ場は無しです

 12話

 

 

 

 

 すずかちゃん家に行ってから数日が経った。

 

 なのはちゃんはあれからジュエルシードの回収に気合いを入れている。 何でも以前出会った金髪の少女に出会いたいからジュエルシード集めにも力が入り、ここ数日で幾つか回収できたそうだ。 ユーノ君はなのはちゃんが決意を固めてくれて嬉しいと言っていた。

 

 

 それから謎の転生者については拳君が同僚から話が聞けたそうだ。 名前は朱澤 召亞李(あけざわ メアリー)と言うDQNネームだった。 メアリーって女の子みたいな名前してんな、でも男の子なのか……。 分かったのは名前だけで今現在何処にいるのかは分からない様子、その同僚さんが調査してくれるそうな。

 

 それ以外には特に変化はない。 しいて挙げるなら家に置いてあるギターを弾ける事が判明したぐらいだ。 アコースティックギター弾くの楽しいれふ。

 

 あ、あと木村君も一緒に弁当食べるようになったんだ! こいつは嬉しいぜ!

 

 

 

 

 

 

 

 現在昼、オレ達は今屋上で弁当を食べている。 そろそろ連休らしいのでみんなは何をするのかを聞いていたら……

 

「温泉?」

「うん、毎年この時期はみんなで温泉に行くの」

「あぁ〜イイっすね」

「だから三人も来ない? ってお父さんが言ってたの!」

「え?」

 

 拳君や木村君はまだしもオレもぉ? イイんすか?

 

「うん! 霧刀君にはこの間のお礼もまだだったし、一緒に行こうよ!」

「う、うーん。 二人はどうするんすか?」

「僕は君が行くなら行くとしよう」

「俺はお前らが行くなら行かざるを得ない」

 

 何でオレに判断を仰ぐんだよ、やめてくれよ。 行っちゃうよ? 行っちゃうよ?

 

「じゃあ……行くか」

「やった!」

 

 つーか、拳君と絡んでニヤニヤさせてくれればお礼なんて要らないからね!(ゲス顔) これは温泉でラッキースケベを拳君に発動させるしかねぇ!!(真ゲス)

 

「それじゃあ朝迎えに行くよ」

「拳君を迎えに行く人はちゃんと仲良く決めるんだよ?」

『……』

「ちょっとしたボケなのに真面目な顔しないで……」(困惑)

 

 三人とも背景に炎をメラメラ燃やしてる……恋する乙女怖すギィ!!

 

 仁義なき戦い(ジャンケン)の結果、すずかちゃんがオレ達男組を迎えに行く事になった。 ……すずかちゃんめっちゃ相手の出す手を凝視してたわ。 アレは確実に相手の動きでから出してますわ。 ……ジャンケンってこんな高度な闘いだっけ?

 

 

 

 それまでは学校に行ったり、放課後木村君と翠屋に行ったり、旅行先での着る物などを買ったりして過ごした。

 

 そして旅行当日、朝早く起きてシャワーやら朝食やら息子の処理等を済ませ、すずかちゃん達を家の前で待つことにした。

 

 お? 車が一台こっちに来る。 あれかな?

 

 オレの目の前で止まった車は助手席の窓を開ける。 そこにはすずかちゃんのお姉さん、忍さんがいた。

 

「おはよう霧刀君、さぁ乗っちゃって」

「おはようございます忍さん、それじゃあ失礼して……」

 

 目の前で開けられた後部座席のドアから乗り込むと、そこにはすずかちゃんとファリンさんと拳君、一番後ろの席に木村君がいた。

 

「おっすおっす、おはよう。 オレは一番後ろの席でいいのかな?」

「あ、私が今後ろに……」

「ファリンさんは別にそこでイイっすよ。 オレが後ろに行きます」

 

 そう言ってオレは一番後ろの席に移動し、木村君の隣に座る。

 

「おはよう木村君」

「おはよう都、今日はやけに荷物が多いな」

 

 前に座っているすずかちゃんと拳君がこちらに振り向く。

 

「おはよう都 霧刀」

「おはよう霧刀君、それってギターのケース?」

「おはよう二人とも、すずかちゃんご明察。 こいつはアコースティックギター、通称アコギ。 今日宴会でみんなに一曲披露でもしようかと」

 

 二人に挨拶し、すずかちゃんの質問に答える。 最近何曲か弾けるようになったからみんなに披露しようと思い、今日引っ提げてきた訳。 ……子供にはめっちゃ重いけどな!!

 

「それでは発進いたします。 お忘れ物等は御座いませんか?」

「大丈夫です、ノエルさん」

「それでは出発いたしましょう」

 

 運転手はノエルさんのようだ、メイド服で運転って大丈夫なんですかね……? まぁノエルさんなら余裕そう。

 

 ……にしても。

 

「…………(どうしよう! 拳君と何を話したらいいの!?)」

「ふむ、やはり車は快適だな」

「が、頑張ってください!お嬢様!(小声)」

 

 すずかちゃんは拳君の隣に座っており、緊張しているのか顔が真っ赤だ。

 

「いやぁ〜我々は後ろで正解でしたねぇ〜」(ニヤニヤ)

「全くだ、僕たちがいたら邪魔になってしまうからな」(ニヤニヤ)

 

 二人を眺めているオレ達は非常にホッコリしている。 やっぱり〜恋する乙女は〜最高やな!

 

 目的地に着くまでオレらと助手席に座っている忍さんは二人を見てニヤニヤしていた。 すずかちゃんが時々ぎこちなく拳君に話しかける所とか堪らんっ!!

 

 

 

 

 

 

 

「着いたー!」

 

 目的地に着き、車から降りたオレは思わす歓声をあげる。 いやぁ〜中々風情があっていいっすね。

 

「おーい!」

 

 ぬ? 車から降りたオレ達に遠くから手を振って呼びかけているのは……なのはちゃんか。

 

 高町家の方々とユーノ君、アリサちゃんも着いた様子。 オレ達は彼女らがいる旅館の玄関に向かう。

 

 

 

 全員合流し、旅館のロビーに向かい、部屋の割り当て等を聞く。 オレ達男組は士郎さんと恭也さんと同じ部屋になった。 流石に拳君を女の子達と同じ部屋には出来ないからね!

 

「それじゃあ部屋に荷物置いたら早速温泉にーーーーんぉ?」

 

 なのはちゃんの側に居たはずのユーノ君がオレにすり寄ってきた。 そして以前説明してくれた念話で話しかけてきた。

 

『き、霧刀さん! 』

『どったのユーノ君? わざわざ念話なんてして』

『お願いします! これからひっ〜〜じょうに良くない事が起こるかもしれないので僕から離れないでください〜〜!!』

 

 良くないこと? この後はせいぜい荷物置いて遊んだり温泉に入ったり……あ、ふーん。(察し)

 

 何だユーノ君、なのはちゃんと同じ部屋で暮らしているのに女の子の裸は慣れていないんすね。 ま、ユーノ君は健全な男の子だからね、しょうがないね。

 

『分かった、じゃけん一緒に温泉行きましょうね〜〜』

 

 オレはユーノ君を頭の上に乗せる。

 

『ありがとうございますぅ〜〜!!』

 

 ユーノ君を頭に乗せ、部屋に移動しよう。

 

「あ、そうだ。 木村君と拳君も温泉に行きません?」

「ふむ、いいだろう。 温泉と言うものは一度入ってみたかったんだ」

「僕も行こうかね」

 

 じゃけんみんなも行きましょうね〜〜。 士郎さん達と一緒に部屋に荷物を運ぼうーー「あ、ちょっと待って霧刀君」 ……美由希さん?

 

「どうしました?」

『霧刀さん振り向いちゃダメー!』

 

 ユーノ君が急に念話で叫ぶ、いや遅いっす。 美由希さんは少し笑いながら言う。

 

「ここの温泉ってね? 子供、みんなくらいの年齢の子は男湯と女湯、どっちでも入れるんだってぇ〜〜」

 

 あ、これアカンやつや。 主にユーノ君が。

 

「おい、美由希……お前まさか……」

 

 恭也さんが察した様に呟く。 向こうでなのはちゃん達三人も微妙な顔をしている。

 

「だからねぇ〜、どう? 三人とも女湯(こっち)にこない? 背中洗ってあげるよ?」

『ファッ!?』

 

 何言ってんですか美由希さん、マズイですよ!(主にユーノ君となのはちゃん達が) あ! 今ユーノ君オレの頭の上で倒れましたよ。 初心なユーノ君に免じて見逃してくださいよ!

 

「特に霧刀君にはなのはがお世話になっているからね、サービスしちゃうわよ?」

 

 えぇ……。 別にいいんだけどなぁ、どうやって断ろ。 えぇとですねーーーー「け、けしからん!」 ……拳君?

 

「いくら我々が子供とはいえ一緒にお、お、温泉等け、け、け、け…………けしから〜〜〜〜ん!!!」

 

 ファッ!? どうしたんすか拳君!? 顔真っ赤っすよ? ってどこに行くの?!

 

「拳君ーーー! 部屋分かってんのーーー!? ……行っちった」

 

 ここにいる全員が拳君のけしからん発言に驚き、困惑している。 勝手に死にかけていたユーノ君も驚いている。

 

「あ……その、け、拳君があんなんなんで今回は結構です」

「う、うん。 あの子大丈夫かな……?」

 

 元はと言えば美由希さんが悪いのだが、まさか拳君がこんな所で純情な男の子を発揮するとは……。 お風呂でラッキースケベはやめといてあげよう……

 

 

 

 

 

 

 オレ達は無事男湯に辿り着いた。

 

「ふん〜ふふん〜」

 

 鼻歌交じりで衣服を脱ぐオレ。 誰だって日本人なら温泉を前にしてテンションが上がらないはずはない。 ……ほれ、パンツ脱いで終わり!

 

「……およ? どしたユーノ君? ジロジロこっち見て」

「いやぁ、やっぱり霧刀さんって女の人みたいに綺麗だなぁ〜って」

「いやん! エッチ♡」(激古)

「黙れキモい」

 

 オレのボケに拳君が容赦無くツッコム。 拳君がバッサリツッコミを入れてくれるからボケられるってそれ一番言われているから。 ……あれ?

 

「ユーノ君淫じゅーー動物だけど温泉入って大丈夫なん?」

「(淫獣……?) そう言えばそうですね……」

「人間になればいいんじゃないかな?」

「え、ユーノ君変身出来るんすか?」

「あ、確かに! 温泉に入っている間だけ戻ればいいんだ!」

 

 木村君の人間発言に思い出したかのように反応するユーノ君。 え、ユーノ君は人間なの?

 

「元々は人間で、魔力を回復する為にこの姿になっているんです」

「魔力を回復する為に変身するのか……」

「それじゃあ戻りますね」

 

 ユーノ君は少し離れる、体が光ったかと思ったらそこにはオレらくらいの男の子が立っていた。

 

「ふぅ……」

「それが本当の姿? 結構可愛い男の子なんすね」

「あはは、霧刀さんには負けますよ」

「言うじゃないの、それじゃあさっさと服を脱いで、どうぞ」

「はい、少し待ってください」

 

 ユーノ君は着替え始める。 木村君と拳君も着替え終わっている。

 

「よ……っと、終わりました」

「随分華奢な体なんだな」

「そこら辺は魔法で補助してますから」

「それに裸も無駄に綺麗だし……可愛い乳首しやがってよぉ。 うりうり〜」

「や、やめてくださいよ! 霧刀さん! マズイですよ!」

「置いていくぞ」

 

 ちちくり会おうとしたら拳君が先に行こうとするので止めた。 ……折角のホモの抜きどころなのに……

 

 オレ達は中に入る、温かい空気を吸い、歓声を上げる。

 

「はぇー、中々いいっすね」

 

 それじゃあ早速体洗いましょうねぇ〜

 

「それは後で良いのではないか?」

「ばっかお前、綺麗所はテメェかソープ嬢か閻魔様に洗ってもらうもんなんだよ。 それに体を先に洗うと後でわざわざ出なくていいし」

「綺麗所……? あぁ、股間部か」

 

 拳君は納得し、温泉に入る前に体を洗う。 オレもしっかり洗って温泉に浸かっぺ!

 

 

 

 

 

 体を洗い終え、オレ達は湯舟に浸かる。 足からじんわりと熱が伝わってくるこの感覚、思わず声がでる。

 

『はぁぉぁぁぁぁ〜〜……』

 

 息を吸い、吐き出す。 くぅ〜〜タマンねぇ!!

 

「あぁ^〜気持ちいいんじゃ^〜」

「これは……なかなか……」

「気持ちいいですね……」

「やはり温泉は良い」

 

 日本人に温泉の悪い所を挙げろって言われても中々挙がらないと思う。 それだけ温泉が最高なのだ。

 

「やっぱり〜温泉は〜最高やな!」

 

 今日はもうここで終わっていいんじゃない? え、もう少しやる? あそう。

 

 

 

「ぬ! お腹空きません?」

「そろそろお昼だねぇ」

「もうそんな時間か」

「結構入っているんですね」

 

 腹減ったままだと後で気持ち悪くなるし、上がりましょ。

 

 

 

「ふぅ〜ビールビール! バッチェ冷えてっかぁー!」

「(子供なのにアルコールは)マズイですよ!」

 

 ビールは二十歳になってから! オレとの約束だぞ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ーーその頃部屋でくつろいでいた士郎と恭也、二人の話の話題は霧刀。

 

「にしても父さん、急に霧刀の奴も誘おうなんて言うからビックリしたよ」

「ははは! それは済まなかったな」

「はは……、にしても霧刀の奴、まるで別人だよな……本当に記憶喪失なだけなのかな?」

「どうだろうな……」

 

 二人は以前の霧刀を思い出す。 人を見下す目、暴虐無人な態度、以前の霧刀を快く思う人間は海鳴にはいなかった。

 

「まぁでも、彼の事はきちんとこの目で見た。 今の彼はとても良い子だよ」

「……まぁ、父さんがそういうなら大丈夫だ」

 

 恭也は父の発言を聞き安心する。 彼の父、士郎の人を見る目は確かなのだと確信しているからだ。

 

「父さん、俺、忍の所に行ってくる」

「あぁ、そろそろお昼だからね」

 

 恭也は立ち上がり、部屋を出る。 現在部屋にいるのは士郎ただ一人。 士郎は立ち上がり、テラスに近づくと、独り言を呟く。

 

「霧刀君か…………あの時出会ったあの少年(・・・・)の言う通りなら……今の彼の中には……………………」

 

 高町 士郎、彼もまた都 霧刀の秘密を知り、そして今の時点で唯一真実を知る存在……

 

 

 

 

 

 




果たしてこの小説は2クールの間に終わるのか! きっと終わらない!

今回も誤字脱字等のミスがありましたらコメントにてお教えください。
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