オレを知っているやつに会いに行く   作:ほったいもいづんな

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今回皆様にお知らせしなければならない事があります。 それは最後と活動報告にて説明します。 お時間のある方はお読みになって下さい。




13話 あ、やべ、今回も進んでねぇ

 13話

 

 

 

 

 私、高町なのは9歳(ry

 

 今日はみんなで温泉に来ています。 いつものメンバーと、今回は霧刀君、心悟君、そしてなんと! 拳君がいます!

 

 今回の旅行で拳君ともっと仲良くなれたらいいなぁ〜、なんて思っていたらお姉ちゃんが、「女湯に来ない?」なんて言うからビックリしたの!!

 

 で、でも拳君にもっと近づけるならいいのかな……? 何て思っていたら拳君が「けしからん!」 って言って去ってたの。

 

 も、もしかして拳君は女の子とのお付き合いとかまだ早いっておもっているんじゃ……? それは大変なの!

 

 今アリサちゃんとすずかちゃんも拳君を狙っているけど、今は争っている場合じゃない。 もし拳君が女の子とのお付き合いがダメな人なら私達でなんとかしなきゃ!!

 

 

 

 

 

 温泉から上がって浴衣に着替えて、歩きながらみんなと相談中。

 

「どうしよう……温泉に入っている間もいい案がでなかったし……」

「うーん、もう少し情報が欲しいよね……」

「まさか拳が意外と初心だなんて思わなかったしね……」

『普段は唐変木なのに』

 

 つい言葉が重なる私達。 でも事実だし……しょうがないよね……?

 

「最近はほら、霧の奴から女子力だとかを勉強しているじゃない? あれで霧刀が女心とかついでに教えといてくれないかしら」

「あはは、霧刀君に頼んでみる?」

「……そこは本来私達がやることじゃないの?」

「うっ……あいつが無駄に女子より女子しているのがいけないのよ!」

「あ、アリサちゃん、それだと私達が霧刀君より女子していない事に……」

「おっちょこちょいのあんたは私より女子してるでしょ!?」

「ヒドイッ!?」

 

 うぅ〜ヒドイよアリサちゃん、確かに私はおっちょこちょいだけど……

 

「……どうしたものかしらね」

「……心悟君は心理学とか勉強しているみたいだから頼んでみる?」

「……結局なのは達じゃ解決出来ないね」

『はぁぁぁぁぁぁーー』

 

 

 ガックリ肩を落とす私達、魔法が使えても恋の魔法は使えないんだよね……

 

 

 

 

 

 ーーーーまさかこんな所で会うとはね。

 

 

 

 

 ーー誰? 私は声が聞こえる方へ首を動かす。 そこにはーーーー

 

「やぁ、あんたがここにいるってことは残りの三人もここにいるのかい?」

 

 前に出会った女の子と一緒にいたオレンジ髪の女の人がいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んっ……んっ……プハァ!」

 

 コーヒー牛乳を飲み干すオレ。 温泉から出たオレ達はそれぞれ飲み物を飲んで一服している。 ちなみに今のオレは髪を上げ、後ろで軽く束ねている。 あと頭に犬のカチューシャを付けている。 犬耳じゃないぞ、犬のカチューシャだからね!

 

「やっぱり……温泉上がりに飲むコーヒー牛乳は……最高やな!」

「そうか? 牛乳も中々よいと思うが」

「君達、真打はフルーツ牛乳だ」

 

 ……これ以上はアカン、新たな争いが起こってしまう。

 

「あ、ユーノ君も飲む?」

「あ、はい。 ありがとうございます」

 

 ユーノ君は体を良く拭き、すでにフェレットモードになってオレの頭の上にいる。 ……本当は体を拭いている時にセクハラしようとしたんだけと拳君に殴られた……なんでや!!

 

「さて、そろそろ行こうか。 と言うか浴衣に着替えるの早くないかい?」

「バッカお前、温泉に来たら浴衣に着替える。 これは古事記にも書かれているんだぞ?」

「その時代に浴衣は無いと思うが……」

 

 木村君も言ったが、浴衣に着替えているのはオレだけ。 だって着たくなる……着たくならない?

 

 それじゃあ士郎さんトコに行きますか。

 

 

「うわ! 女の子……って霧刀か」

 

 のれんから顔を出したらたまたま近くにいた恭也さんに驚かれた。 しっけいな! 誰が女の子ですか!

 

「まったく……相変わらずお前は紛らわしい格好してんな……」

「そうっすか? あ、このカチューシャね、可愛いですよね」

「はぁ……」

「んでどうしたんすか? 忍さんとにゃんにゃんしなくていいんすか?」

「お前っ……っ〜〜そろそろお昼だから探しに来たんだ!」

「あ、そうなんすか。 それなら行きましょ」

 

 お昼なんだろうなぁ、やっぱ美味しい料理が出るんだろうなぁ。 早く行きましょう!

 

「いや待て、まだなのは達が温泉に入っているかもしれん」

「なら早く呼びましょう」

「呼びましょうってお前……って待て!?」

 

 オレは女湯の脱衣所を覗き、なのはちゃん達を探す。

 

「なのはちゃーん! いるかー?」

 

 呼びかけても返事がない、見た感じ脱衣所にはいないのかな? そこで着替えているおばあちゃんに聞いてみよう。

 

「おばあちゃんおばあちゃん」

「なんだいお嬢ちゃん?」

「ここに女の子三人組を見なかった?」

「女の子……あぁ、私より早く出て行っちゃったよ。 お嬢ちゃんのお友達かい?」

「うん、そうだよ。 ありがとうおばあちゃん」

「はい、どういたしまして」

 

 オレはおばあちゃんにお礼を言い、脱衣所から出る。 そしてなのはちゃん達がもう出たことを恭也さんに伝える。

 

「そうか、なら手分けして探すか」

「オッス!」

「食堂があっちだからそれぞれ反対方向から迂回して探そう」

「了解しやした!」

 

 オレ達は恭也さんと反対方向からなのはちゃんを探す。

 

「ふふっ」

「どうした木村君?」

「いやぁ、彼もようやく君の行動にツッコミを入れなくなったな、と思ってね」

「え、何それは……」

「こちらの話さ」

 

 木村君は話を切る、しかし未だ顔は笑ったままだ。 ……オレ何かボケたっけ?

 

 

 考えながら歩いていると、オレ達はなのはちゃんを見つける。

 

「おーい! なのはちゃん達やー!」

 

 オレ達はなのはちゃんの側へ歩いてーーーー誰だあのオレンジの女性は?

 

 

 

 

 

 

 

 オレ達がなのはちゃん達に近づくと、三人は拳君の後ろに隠れる。 なんだ君達、このお姉さんになんか言われたか?

 

「これであの時の面子が揃ったってわけか、うちの子はいないけど」

 

 あの時?あの時って何時よ? 俺が考えていると隣にいる木村君が教えてくれる。

 

「彼女はあれだよ、この間の……」

「……あぁ! あん時のお姉さんね! あぁ、はいはい」

「緊張感のない娘だね……」

 

 誰が娘だ誰が。 ……そう言えば以前木村君に彼女達の前では男であることを隠せ。 何て言ってきたな、まぁ向こうが勝手に勘違いしているだけだけど。 ここは木村君の言う通りにすっぺ!

 

「別にあんた達に今何かしようだなんて思っちゃいないさ。 でもあの『石』が関係してここにいるなら……しっかりあの時の借りを返させてもらう!」

 

 やば、シリアスだこれ。 すずかちゃんとアリサちゃんが怖がっているし、ここはオレが何とかしなきゃ!(使命感)

 

「つまり……お姉さんはショタ好きってことだな! 悪いがオネショタはNG!!」

「は、はぁ? 何言ってんだいあんた?」

「確かに、オネショタは結構需要が高い、ホモにも人気だ。 でも流石に温泉でショタを襲うのは無しだと思います!!」

「いやいや、どうしたあんた?」

「お姉さんのエッチ! 木村君と拳君を性的に襲うんでしょ! エロ同人みたいに! エロ同人みたいに!!」

「はぁっ!?」

 

 よし、話の流れをオレに持ってこれた! あとはここから畳み掛ける!!

 

「みんな聞け! このお姉さんは小さな男の子を狙う変態なんだ!」

「待ちな! あたしにそんな趣味はない!」

「嘘だ! だってお姉さんそんな挑発的な身体して男の子を誘惑しないはずがない!!」

『誘惑…………?』

「うっ……なんだいこいつら……さっきまで大人しかったのに……」

 

 誘惑の単語に反応し、お姉さんに殺気を放つ三人。 この三人は拳君が関われば軽く視線で人を殺せるくらい恐ろしくなる。

 

「ここにはただの旅行だ。 別にあんた達とあーだこーだくんずほぐれつするつもりはない」

「あたしにだってそんなことするつもりないよ……。 はぁ、ここは大人しく引き下がるよ(ふ、フェイトの言う通りこいつの相手は疲れる……)」

 

 お姉さんは歩き出す、オレはお姉さんを止め、ある事を聞く。

 

「待った、一つ質問だ」

「……なんだい?」

「オレ達はこの後昼飯だからメシマズは質問はしない、聞きたいのはあんたら二人の名前だ」

「……今度あったら教えてあげるよ」

 

 んだよ、教えてくんないのかよ。 て言うかなんでなのはちゃん見てんの……? ーーーーん?

 

『おちびちゃん、今度会ったらジュエルシードは全部うちらのもんだ! 覚悟しときな!』

『そ、そんなの……っ!』

 

 念話だ……ただ漏れっすね。 ……ここはカッコつけておくか。

 

 オレは頭の上で威嚇しているユーノ君を持ってお姉さんを見る。

 

「どうかな? やってみなきゃ分かんねぇぞ?」

「あ、あんた今のを……!」

「ま、頑張るのはなのはちゃんだけだけどな」

「……面白いじゃないの……!」

 

 お姉さんは再び歩き出す、オレは最後にお姉さんに伝える。

 

「あの子に伝えてくれー! 今度ワンワン踊りしようってなぁー!!」

 

 お姉さんは返事をしないで去っていく。 お姉さんが消えた事でみんなの緊張が解ける。 アリサちゃんとすずかちゃんがオレに聞いてくる。

 

「今のあんたの知り合い?」

「ちょっと怖い人だったね……」

「まぁ、前にちょこっとな……」

「ふーん、あんたの事女の子だと思っていたみたいだけど」

「ま、オレはアリサちゃんより女子力あるからね!」

「ふんっ!」(マッハ突き)

「カペラ!?」

「話が終わったなら行くぞ」

「拳君今のやり取りちゃんと聞いてたの?」

「こいつがふざけ始めた所から聞いていない」

「あ、やっぱり……」

「それより食堂へ向かうぞ」

『は〜い』

 

 三人と拳君は食堂へ歩き始める、オレはアリサちゃんからもらったマッハ突きに悶え苦しむ。

 

「キュウ〜?(大丈夫ですか?)」

「心配してくれているのか? ありがとうユーノ君、君だけが味方だ……」

 

 ……ん? 木村君はどうした?

 

 彼はさっきから発言もしないで黙っていたし、どないしたん?

 

「いや、彼女の考えを読もうとしていたのさ」

「ふーん、何か分かったの?」

「能力を使わない範囲内だと、彼女はこれまでの発言に嘘や誤魔化しはない、全て本心だろう」

「じゃあ特に敵意とかは無いってわけ? ジュエルシードが関わらない限り」

「だろうね、あと君の事を本当に女の子だと思っているようだ」

「うへぇ……」

「まだ勘違いさせておこう、彼女達に接触しやすいし」

「了解したぜ木村先生」

 

 オレ達も食堂へ向かう。 あのメアリーだかキアリーだかの転生者の事も聞きたかったが、これから昼飯だ。 メシマズな話題は避けたい。

 

「そう言えば君は以前は猫を持っていたから猫踊りではないのか?」

 

 最後のオレの発言に木村君がツッコミを入れる、時間差すぎない?

 

「それはそうだけど……あのお姉さんがよぉ……」

「彼女がどうかしたのかい?」

「なんつーか、臭うんだ。 獣臭い(・・・)つーかなんつーか……」

「……君は時々鋭いねぇ」

「ふぇ?」

「何でもないさ、さぁ行こうか」

 

 木村君は歩き出す、オレはその後を追いかける。

 

 何にせよこれから昼飯! 食うぞー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 けふっ。 く、食い過ぎた……軽くボテ腹だぜ……

 

 オレはカチューシャを外し、部屋で寝転がる。 余り動くとで、出ちゃう! まさかのゲロキャラになっちゃうぅぅぅぅぅ!!

 

「大丈夫かい、霧刀君?」

「大丈夫です〜士郎さん〜」

「まったく、食い過ぎだ」

 

 士郎さんは心配してくれる、その隣で恭也さんが酷いことを言っている。

 

「うぅ……調子ぶっこいておかわりするんじゃなかったぜ……」

「気分が悪くなったらすぐ言うんだよ?」

「お、オッス……」

 

 士郎さんの優しさに全オレが泣いた。

 

 

 

 

 

 

 ーーーー30分後、ようやくオレ復ッ活ッ!!

 

「よし、元気になった所でギターのチェックでもするか」

 

 オレはカチューシャをつけ直し、ギターに手をかける。

 

「カチューシャをつけ直す必要あるのか?」

「可愛いからですよ」

「お前前にメイド服着てから大丈夫か?」

「失敬な! オレのメイド姿に生つばごくりんこした恭也さんには言われたくないですよ!」

「恭也……お前……」

「ち、違うんだ父さん!」

 

 オレは恭也さんを弄りながらギターをチェックする。 うん、どうやら特に異常はないみたいだ。

 

「よし、試しに一曲弾いてみっか」

「お、それならみんなを呼ぼうか」

「俺なのは達を探してくる」

 

 恭也さんは部屋を出てみんなを呼びに行く、なんかちょっと恥ずかしいな。

 

「ふふ、少し緊張しているのかい?」

「いやぁ、どちらかと言えば恥ずいっすね」

「ふふふ、君の演奏楽しみだよ」

「これは下手な演奏できませんね……」

 

 士郎さんと話すと何だか不思議な感覚になる、恭也さんは弄れるのに士郎さんを弄ろうとは思わない。 不思議な人だ……

 

「おーい、みんな呼んできたぞー!」

 

 ファッ!? 呼ぶの早いっすね。

 

「君の演奏が楽しみなんだよ」

「えぇい! こうなったら弾き語りでやってやるぅ!!」

 

 オレはみんなの前でギターを弾きながら歌も歌った。 曲名は『I miss you』、バラードだ。 気になる人は自分で調べてみよう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 みんなにギターの披露が終わり、オレは再び温泉に入る。 この体だとギター弾くのもかなり疲れるし汗も掻く。 サッパリするために温泉に来たってわけ。

 

「ふぃー……」

 

 にしてもみんなキチンと聞いてくれたな。 アリサちゃんあたりが冷やかすのかと思っていたけど、良かったって言ってくれて嬉しかったな。 士郎さんと桃子さんなんていつの間にか手ぇ繋いでいたし、恭也さんと忍さんは二人でどっか行ったし、あれは確実に……グヘヘ!

 

 

「…………」

 

 にしてもオレなんで楽器の演奏なんか出来んだろ? やっぱ記憶喪失の前はバンドでもやっていたのかな? 歌もうまいって言われたし、もしかしてミュージシャンだったとか!?

 

「ないない」

 

 自分でツッコム、流石にそれはない。 それならあの銃を構えた男達の説明が難しい。

 

「あの女の子……」

 

 以前出会った金髪の女の子、彼女を見た時記憶の断片がフラッシュバックした。 もしかしたら以前のオレはあの子みたいな子供と何かあったのかもしれない。

 

「それなら……オレも気合入れて行くか……」

 

 彼女に近づく事はあの転生者に近づく事、衝突は免れない。 と言うかオレから衝突する、ブン殴らなば気が済まない。

 

「まずは……あの子にもう一度出会わなければ……!」

 

 オレは誰もいない湯船の中で誓い立てるように呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 あとオレは男だって言わなきゃ!(涙目)




お知らせと言うのは少しの間この小説の投稿をお休みいたします。 具体的には7月の間に少し休み、8月は恐らく更新出来ません。 詳しい事は活動報告にて後で投稿します。 勝手に休みますが、決して投稿を止めたりはしませんのでご安心してください。

今回も誤字脱字等のミスがありましたらコメントにてお教えください。
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