オレを知っているやつに会いに行く   作:ほったいもいづんな

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パクリを払拭しようとして失敗する投稿者の屑。
シリアスに挑戦するも盛大にこけた気がします。

皆様をがっかりさせないようにしていく所存ではあります。
その為にも指摘やアドバイス等よろしくお願いいたします


3話 タイトル回収早いっすね

 3話

 

 

 

 

 

  おはよう、今までの出来事は夢で、寝て目が覚めたらオレは本当の体に戻っていて記憶も戻っていて何もかも元どおりになると信じていたよ。でも目を開けて見える天井は寝る前に見た天井と一緒だった。 念のため部屋に置いてあるデカイ鏡で自分の姿を確認した。

 

「昨日と変わらない中二病丸出しな体だな!」

 

  ウン、シッテタ。 変わっている所は都君の息子は朝から元気いっぱいって所かな。 正直息子のサイズがデカすぎてドン引きだ……

 

「まだ6時半か、息子でも鎮めさせとくか」

 

 

 

 

  うっ……ふぅ……。 都君の息子はオークみたいなのに耐久力なくて10分かからずに収まったよ。 こんなにスッキリするとは思わなんだ。

  今からシャワー浴びて朝食はすでに炊いてあるご飯と昨日買い物で買ってきた卵で目玉焼き作って食べよう。 ……冷静に考えると小学生が朝勃ちの処理をして大丈夫なのだろうか……? ま、皮は被ってなかったしヘーキヘーキ、それに床は使っていないし。

 

 

 

 

  朝食を食べ終えたオレは食器を潤かし、インスタントコーヒーを飲みながらさっきの朝食で起きたことを思い出していた。

  程よい固さで炊けたご飯、黄身も破れずに半熟で作った目玉焼き、インスタントだが朝食には欠かせない味噌汁。

  この献立を見るにオレは朝食はご飯派だったことが分かった。 オレと言う人物を知るには良かった、良かったのだ、目玉焼きの食べ方以外を見たら……

 

「なぜ、なぜオレはーーーー目玉焼きに塩と胡椒を掛け白身だけ先に食べ、残った黄身をご飯の上に乗せ、箸で穴を開けて、そこに醤油を垂らしグチャグチャに混ぜたのだろう……?」

 

  改めて口にするとまるで意味がわからんぞ! もしかしてオレは目玉焼きを食べる時は何時もあんなことをしていたのか?! 都君程ではないがオレも中々奇人だな!

 

 ーーーーーーーーピンポーン

 

 

  ん? インターホンが鳴った? 今の時刻は7時半、こんな朝早くに誰だろう。

  インターホンを覗いてみると、そこには昨日きた真条 拳(しんじょう けん)と言う男の子が立っていた。 もしや昨日と同じでオレを都君だと思って説教しに来たのか? こんな朝早くに人を説教するために来るなんて、この子はどこぞの白黒閻魔様なのか?

 

  何度もインターホンを鳴らされてはたまらないのでオレは渋々玄関まで行き扉を開けた。

 

「お早うごさいます。 ただいまの時刻は7時半です。」

「何で寝起きドッキリみたいな挨拶をしているんだ。 大体お前は訪問される立場なのだからその台詞を言うのは俺の方ではないか?」

 

  おー、なんと見事な返し。 拳君はツッコミの才能があるのでは?

 

「……今変なこと考えなかったか?」

「(変なことは考えて)ないです。」

「やはり反省してないな……!」

 

  いや、オレは何もしていないけど。 都君は全然反省するどころかこの世界から消えた臭いのだけど。

 

「朝から騒ぐのは近所迷惑だから控えようと考えていたが、どうやらそうも言ってられないらしい…………」

 

  やっべやっべ、拳君めっちゃ怒ってんだけど。 おこなの? って聞くと絶対殴られるよ、だってめっちゃ手をバキバキ鳴らしてんだもん。

 

  とりあえずなんでオレに会いに来たのか聞かなきゃ。

 

「まま、オレの説教は置いといて何で来たのか説明してよ。君だってこんなやつの為に時間を割きたくないでしょ? 」

「……貴様喧嘩を売っているのか?」

「え?」

 

  ちょっと待って、今のオレの台詞のどこにそんな物騒な要素あったの?

 

「……一ヶ月だ」

「へ?」

「お前が小学校に来なくなって一ヶ月たったんだぞ!」

「お、お?」

「確かにお前は転生者の中でもクズ中のクズだが、そんなお前に愛情を注いでいる父親と母親が存在する!」

 

  な、何か結局説教が始まりそうだ。 拳君は一人でヒートアップして喋り続ける。

 

「学校が電話でお前の両親に、お前が一ヶ月学校に来ていない旨を伝えた時、二人は何て言ったと思う?!」

 

「『私達二人は愛する我が息子を信じています。 今は道を踏み外していますが、必ず正しい道を歩んでくれると信じています。 もう暫くお待ちしていただけないでしょうか? 息子は必ず自分の力で再び学校を通うはずです。 今一度息子を信じてくれませんか?』 そう言ったんだ。」

 

「そのことを聞いたオレは涙を流していた、こんなに、こんなにも息子を信じている親がいるのか。 息子を愛している親がいるのかと!」

 

「だのに、お前は自分の事だけを考えて! 情けないと思わないのか!?」

 

  は、はぇー。 都君の両親はそんなに素晴らしい方々なのか。 オレも涙腺が緩みそう……

 

「少しでも親の愛情を理解出来るのならば今から学校に行くぞ!」

「拳君……オレ……学校に行きたいです……」

「よし、ならばサッサと着替えてこい」

 

  これは流石に学校に行かざるを得ない。 後周りで聞いている大人達が涙を流し始めた、みんなイイハナシダナーと思っているに違いない。

 

「あ、そうだ(唐突)」

「どうした?」

「聞きたい事あるんだけど聞いてもいいっすか?」

「構わないが、ここで話すのは時間が惜しい。 途中で乗るバスで聞こう」

 

  バスに乗って登校とか最近の小学生凄いっすね。 じゃあ早速着替えてくっぺ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お待たせ」

「随分早かったな、ようやく反省してくれてオレは嬉しいぞ」

 

  着替えが早かったのは制服がまとまって置いてあったのをあらかじめ知っていたからだ。 オレは学校に行かずに『ある事』をしたかったのだが、あんなそげぶさん顔負けの説教聞いたら行かざるを得ない。 まあ結局学校にも行くつもりだったし。 手間が省けたと考えよう。

 

  しっかり家に鍵を掛け、オレと拳君は出発した。

  どうやら少々バスの時間が危ういようなので、朝からちょっとしたランニングをする羽目になった。

  そのおかげが何とかバスに間に合ったようだ。 外から確認できる窓から小学生の姿が幾つも見える。 男の子も女の子もみんな結構美形だ。 そりゃ都君も超絶な美形にしようと思うわけだ。

 

  オレ達はバスに乗り込んだーー瞬間にバスに乗っていた全員がこちらに視線を向けてくる。

  忘れていた……、昨日もスーパーに出掛けた時知ったじゃないか。

  外に出ればこの様な視線を浴びる羽目になると……

  ーーしかし、何故か気にならない。 いや、気にはなるのだかそれほどショックを受けない……何故だろう?

 

「ーーぃ、ーーぉい……聞いているのか都 霧刀?」

「ん、……ああ。」

「奥の席に座ろう」

 

  そう言って拳君は奥に進み始める。 オレもその後に続く、……突き刺さる視線を浴びながら。

 

  途中で他とは違う視線を送ってくる男の子を見つけた。 その男の子はニヤついた表情でこちらを見てくる。

 

  外見は普通の小学生に見える……いや都君の外見が酷すぎるだけなのだが。

  都君と違って短い黒髪、活発的な男の子、しかし彼は左目に眼帯を付けている。

 

  も、もしや彼は邪気眼の使い手なのか!?(錯乱)

 

  と、とりあえず拳君の座った席の隣に行こう。

奥に行くその途中で眼帯をした男の子とすれ違った時、「まだ頑張るのか?」 と小さな呟きが聞こえた。

オレは再び眼帯君を見た、眼帯君はただ嗤っているだけだった。

 

 ーーーー出発します、お近くの席にお座りください

 

  おっとそろそろバスが出発するようだ、眼帯君が気にはなるがここは早く座ってしまおう。 オレは拳君の方に視線を移した、そこには拳君以外にも子供が三人座っていた。

 

 

 ーーオレに怯えた視線を向けながら

 

 

 

  女の子三人は一番奥の窓際に陣取っておりその左側に拳君が座っていた。 オレはとりあえず拳君の左側にすわり、女の子達と隣り合わせにならないように座る。

 

  オレが女の子達に視線を向けると一番奥に座っている小さなツインテールが特徴の女の子が「ひうっ!」 っと小さな悲鳴を上げ、三人の真ん中に座っている青紫色のロングヘアーの女の子は低く身構えこちらの様子を伺い、一番手前に座っているパツキンの女の子は後ろの二人を庇うような姿勢になりこちらを睨みながら小さく唸っている。

 

  そして女の子三人に共通している点が一つある、目だ。 その目は小学生がしてはいけない『目』だ。 何故分かるのか、オレはこの『目』を知っている。 いや記憶喪失なのに知っているのはおかしな表現だが、確実にオレはこの『目』をした人間にあった事がある、オレの勘だが。

 

  この『目』が語っている、自分の目に映る人間、いや存在を決して認めていない、化け物か何かだと思い込んでいる。 いったいどれほどの事を都君はしたのだろう。 恐らく三人とってオレ(・・)と言う存在そのものがトラウマとなっているはずだ。

 

  オレは思わず頭を抱えた、オレが勝手に行くだけで辛い思いをする子がいるなんて……

  何とかしなくてはーーーーいつもの様に(・・・・・・)

 

  いつもの様に……? 何故そんな考えに至ったんだ? そう考えていた時、オレの脳裏にはある光景が映る。

 

 

 

 

  オレの目に映る景色が変わる、変わる、カワル……

 

  オレが最初に見たのは白黒の嵐だ。

 

  ずっとテレビの砂嵐の様な映像が流れていたが、時々砂嵐以外に映る光景がある。

 

  ……子供だ、子供がこちらを見ている……あの三人の女の子達と同じ目でこちらを見てくる……

 

  君たちは一体……

 

  そう考えているとーー突如オレの肩に手が置かれ、オレの目には隣に座っていたであろう拳君の顔が映っている。

 

「大丈夫か?」

 

  拳君が心配そうな顔でこちらを見てくる。

 

「俺はお前が改心したと思って何も考えずに学校に連れ出してしまって、軽率だった。 こうなる事を容易に想像出来たはずなのに……済まなかった」

 

  拳君は本当に申し訳なさそうにしている、拳君は何も悪くないと言わなくては。

 

「いいんだ、お前はただオレの為に行動してくれた。 全ての責任はオレにある」

「しかし……!」

「それにーー何故かオレはこの『視線』に慣れている。 自分でもよくわからないんだが……」

「それは……どういう……」

「それより聞きたい事があるって言ったよな、いいか?」

「…………ああ」

 

  ふぅ、何とか暗い話題から別の話題に変えることが出来た。 どうやら拳君が都君をよく思ってなかったのはちゃらんぽらんな性格が彼の真面目な性格を刺激してしまっただけで、本当は根の優しい男の子なのだろう。

 

  オレは拳君を真っ直ぐに見つめていった。

 

「この世界に他の転生者はいるのか?」

 

  これは途轍もなく重要なことだ、オレにとってはだが。

 

「他の転生者……?」

「ああ、この世界に都 霧刀として転生したが、この世界そのものを生み出して転生したわけじゃないはずだ。 それならわざわざお前らが首を突っ込まなくていいはずだし」

「ほう……一ヶ月見ないだけで中々思慮深くなったな。 その通りだ、お前ら転生者は我々『管理会』が管理している世界に転生するのだ」

 

  やっぱりね、じゃなきゃ都君の体にオレが入っている時点でこの世界は消滅、ないしはそれに近いことが起きるはずだ。

  それなのに地球は今日も回っているし、拳君もまだこの世界にいる。 どうやら転生とは思い通りなる世界に行くことでは無く、決められた世界で努力すれば思い通りのことが出来る可能性があるだけなのだ。

  その辺は都君は理解出来てなかったみたいだけど。

 

「もちろん転生者はお前だけでは無い、しかし今更それを知ってどうするつもりだ?」

 

  拳君が最もらしい質問をして来た。

 

  どーすっかな、実はオレは都君では無く記憶喪失の人間で都君の体をいつの間にか借りていたTDN人間なんです。

 

  何て言っても信じてもらえないだろう、いくら相手が普通の人間であろうとだ。

 

  しばらく考えていると、拳君が目付きを鋭くして聞いてきた。

 

「もしやお前……また何か良からぬことを考えているのではないだろうな……」

 

  拳君がそう言った瞬間、奥の三人の女の子がピクッ っと反応した。 どうやら話を盗み聞きしていたようで、こちらの方に視線を恐る恐る移す。

 

  ーーーーまたあの怯えた目だ。

 

  拳君はオレに鋭い目付きを向けている、視線だけで人を殺せるとはこの事なのか。

  オレは一先ず弁明した。

 

「へいへい、落ち着けって。 オレはただの子供、それは良く分かってんべ?」

「……そうだな」

「オレはただ『ある目的』を果たす為に行動したいだけだ」

「……『ある目的』だと?」

 

  オレは拳君に、後ろで震えている女の子達に、バスに乗っている全ての人に、世界に、そして都君に対して宣言するように、決意を示すように、自分の言葉を伝える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  「オレは、『オレの知っているやつに会いに行く!』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ここからが本当の始まりだ!




今回分かった事
①目玉焼きの食べ方が変
②拳君は修造並みに熱い
③都君はクズ

あれ? なのはキャラは?
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