オレを知っているやつに会いに行く   作:ほったいもいづんな

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今回はクロノ君を弄ろうとしたら、いつの間にか4Pになった話です。 分かる人には分かるんじゃないかなぁ〜(マジキチスマイル)


追記
質問を頂いたのですが、現在のキリンの体の性別は男です。 心? 知りません。


38話 クロノは犠牲になったのだ。 最終回目前のテコ入れ……その犠牲にな……

 38話

 

 

 

 

 真っ白になったなのはちゃんは学校が終わった後、アリサちゃん達に引きずられて翠屋に行ったそうな。 大丈夫かな……拳君曰く、「きっぱりと断っただけ」って言ってたけど……。 やっぱショックがでかいんすかね……

 

「……そんな事よりエイミィさんと買い物に行かなきゃ」

 

 なのはちゃんはアリサちゃん達に任せて、オレはエイミィさんとクロノ君に着させる女装用の服を買いに行く。 服屋を目指しながらエイミィさんと相談をする。

 

「どんなのがいいんすかねぇ〜」

「うーん、クロノ君は結構整っているから何着ても似合うと思うけどなぁ……」

 

 何着ても似合うってのは意外と難しい話だ。 着せる物によって色んな感想が出てくる。 可愛い系を目指すのか、綺麗系を目指すのか、悩みどころだ。

 

「……うーん、クロノ君は一体何萌え何だろうか」

「クロノ君は昔っからお母さんっ子だったから……落ち着いた服の方がいいかな……」

 

 お母さんっ子……リンディさん……管理局…………閃いた!

 

「エイミィさん、目的地を変更します!」

「え?」

 

 オレは進む方向を180度変える。

 

「今からド◯キに向かいます」

「◯ンキ?」

「えぇ、クロノ君にぴったりのコス……服があります!」

「……何だかそっちの方が面白そう♪」

 

 エイミィさんからの了承を得たので、目的地を洋服屋からドン◯に変える。 そこにあるはずだ、とびっきりの衣装が!!(迫真)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、何だコレは……?」(激おこ)

 

 ドン◯で衣装を買い、アースラに来たオレ達。 クロノ君にぴったりの服を見つけると同時に、色違いの物があったのでオレはそれも購入し、着替えた。

 

「プレゼントや」

「ほうほう……エイミィも一緒に行ったのか……?」

「うん、そうだよぉ〜」

 

 ピクピクと顔を動かすクロノ君。 よく見ると彼の額には血管が浮かんでいて、今にもはち切れそうなくらい膨張している。

 

「そうだよぉ〜……じゃない! 何だこの服は!?」

 

 ついに爆発してしまったクロノ君。 オレはクロノ君の問いに冷静に答える。

 

「何……って、婦人警官用の制服、っぽいやつ」

「一体どこで買ってきたんだ!?」

 

 どこって……そりゃ天下の◯ンキよ。 あそこなら何でも売っているしね。

 

「何故すでに君は着ている!? 恥ずかしくないのか!?」

「何を今更」(大草原)

「えぇい、とにかく僕はこんな物着ないぞ!!」

 

 やれやれ……しょうがねぇなぁ〜。(悟空) オレとエイミィさんは目配せをして、クロノ君ににじり寄る。

 

「な、何だ二人共……」

 

 壁際まで追い込み……クロノ君に飛びかかる!

 

「オロナイン、抑えろ!」

「何だおまっ……流行らせコレ!」

 

 エイミィさんは後ろに回り、オレは正面から抑えつける。

 

「抵抗は無駄よクロノ君!」(ノリノリ)

「エイミィ! この変態に何を唆されたんだぁ!?」

 

 くっ……流石はクロノ君、二人で抑えつけるのがやっとだ……

 

「君ら二人に負けるわけないだろ!(猛者)」

「……何をしてるんだ?」

 

 暴れている所に翔次君がやって来た。 そう言えば翔次君は今アースラにお世話になっているんだっけ?

 

「そんな事より、手伝ってくれ翔次君!」

「は?」

「馬鹿野郎お前、僕は勝つぞお前!!(天下無双)」

「……どうして流行らせコラの真似事をしてるんだ?」

 

 どうやら大分混乱しているみたいだ。 だが二人じゃ駄目なんだ、後一人居ないと……!

 

「頼むぅ! 手伝ってくれぇ!」

「手伝わなくていい!」

「……」

 

 翔次君がオレとクロノ君の顔を交互に見る。 そして決断を下す。

 

「面白そうな事してるじゃねぇか、ボクも混ぜてくれよ」

「ファッ!?」

 

 翔次君は意外とノリが良かった。(小並感)

 

「離せ……離せ……っ!」

「三人に勝てるわけないよクロノ君!」

「やめっ……はなっ……!」

「……騒がしいと思ったら、何をしているのかしら?」

 

 いよいよ服を脱がせる、そんな時にプレシアさんとフェイトちゃんとアルフさん(犬)がやって来た。

 

「……三人共クロノの坊やを捕まえて何をしているの? あんまりアレだとウチの娘の教育に良くないのだけど」

「プレシアにフェイト……良いところに来てくれた。 このバカ共を……」

 

 クロノ君が言い切る前にオレはプレシアさんに念話を送る。

 

『今からクロノ君に女装させます! 手伝ってください!』

「引き剥がすのを手伝ってくれ!」

「フェイト……アルフ……」

 

 プレシアさんは少し考えた後、二人に告げる。

 

「……リンディさんを呼んできなさい。 面白いものがあるからって」

「何ぃぃぃぃぃ!?」

「……? うん、リンディさんを呼んでくればいいんだよね?」

「ええぞ! ええぞ!」(レ)

 

 リンディさんを呼びに二人がこの場から消える。 そしてプレシアさんが動く。

 

「さて……クロノの坊や。 ……大人しくなさい、すぐ終わるから」

「嫌だぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 四人に勝てるわけないだろ! クロノ君は呆気なく着替えさせられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えっ……と……」

 

 フェイトちゃん達に呼ばれて来たリンディさんは、目の前の光景に困惑している様子。 リンディさんの前には婦人警官の格好をしたクロノ君がいるからだろう。

 

「うぅぅ……!」

「これは……輝凛君が買って来たのかしら?」

 

 リンディさんの質問にオレ達は順番に答える。

 

「私と一緒に買いに行って」

「オレが提案して」

「僕は面白そうだから手伝って」

「私がケリをつけたわ」

 

 エイミィさん、オレ、翔次君、プレシアさんの順番に答えていく。 当然全員ドヤ顔だ。

 

「えぇ……」(困惑)

 

 呆れた様子でこちらを見てくるリンディさん。

 

「で、どすか? クロノ君は元が整っているから何着ても似合っていると思うんすけど」

 

 感想を聞いてみる事にする。 するとリンディさんは困った顔をしてクロノ君を見る。

 

「えぇっと……そうねぇ……」

「……」

「……似合っている……んじゃないかしら……?」

「うおおおん!」

 

 似合う発言にクロノ君が涙を流す。 少し捗りそう。 メソメソ泣き出すクロノ君の事をミョルニルを使って写真を撮る。 後でみんなに上げよ。

 

「あ、リンディさんも着ます?」

「遠慮するわ……」

 

 ま、リンディさんが着たらイメクラみたいになるからね。 多少はね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カスタムクロノ君を終えて今日は終わり! 閉廷! お休み!

 

「お休みミョルニル」

《今回のセリフこれだけですかそうですか、お休みなさいマスター》

 

 あと三日後にはここのから経つ。 今は少しでも誰かとの思い出を作らないといけないな。 明日は放課後になのはちゃんの様子でも見ようかな? ちょっと気になるし。

 

「まぁ寝っぺ」

 

 オレは布団をしっかりと被り目を閉じる。 そのままゆっくりと眠気に浸って行き……

 

 

 

 

 

 ーーガチャ

 

 

 

 

 ……!? 何故に扉が開く音が?

 

 

 

 

 

 ーーーーヒタヒタ

 

 

 

 

 

 ーーーーモゾモゾ

 

 

 

 

 !? 何かが布団の中に……ッ!? 一体何だ!?

 

「ーーーーフェイトちゃん?」

「あ、あはは……。 起こしちゃった……?」

 

 起こしちゃったって言うか寝ようとしてたんだけど……んん!?

 

「フェイトちゃん何でこ↑こ↓にいるの?」

「えぇっとね? 話せば少し長いんだけど……」

 

 フェイトちゃんをよく見ると可愛い星柄のパジャマを着ていた。 すでに準備万端じゃないか。

 

「お母さんがね? 今日は彼と寝てきなさいって言って……転送魔法で私をここに……」

「……あの人何でもありか」

「それで……やっぱりほら、起こすと悪いから静かに入って来たんだけど……」

 

 なぁんで一緒に寝るっつー選択肢が消えないんすかね?

 

「それは……その……人肌が恋しいから……?」

「何故疑問系なんですかね……いやまぁいいんだけどさ」

 

 今日は大人しくフェイトちゃんと寝るとしよう。 ……つーかミョルニルの奴、気付いたなら教えてくれよなぁ頼むよぉ〜

 

「ねぇ輝凛」

「ん?」

「ぎゅっ……ってしていい?」

「お、おう」

 

 どうしたフェイトちゃん、君はあれか? 抱き枕派なのか?

 

「えへへ……」(ギュッ)

 

 可愛いやんけ……。 このままじゃオレ、ノンケになっちゃう。

 

「……輝凛はどれ位の間離れちゃうの?」

「へ? ……拳君曰く、最低五年は近寄っちゃあいけないらしい」

 

 何で五年なのかはよく知らん。

 

「五年も離れたままなんだ……」

「……何だ? 寂しいの?」

「ううん。 少しだけの間母さんがいるし、アルフもいる。 なのはだっているんだもん。 寂しくはないよ」

「そっか……」

「でも……」

「?」

 

 少しだけオレを抱く力が強くなる。

 

「離れている間にあなたに何かあったら……私は怖い……」

「フェイトちゃん……」

「あなたが離れてしまうのが怖いんじゃないの。 あなたと二度と会えなくなるのが……堪らなく怖いの……」

 

 フェイトちゃんは……震えている。

 

「昨日はあんな事言ったけど……本当は怖くて、怖くて……。 このまま離れて行っちゃうのが……私は嫌なの…………ッ!」

 

 そんなフェイトちゃんを見てオレは……自分自信の間違いに気付く。

 

「ごめんフェイトちゃん。 オレ、間違っていた」

「……輝凛?」

 

 オレは震えるフェイトちゃんを抱きしめる。

 

「昨日のオレは格好つけた言葉だけ言って、フェイトちゃんの事なんか考えていなかった」

 

 どんな覚悟を決めても、どんなに固い決意を固めても、どんなに強く結んだ約束でも、独りよがりでは意味を持たない。

 

「一人で覚悟したって、それは愚かですぐに壊れてしまう。 そんな二の舞はしてはいけないんだ」

 

 オレはフェイトちゃんの顔をハッキリと見据える。

 

「だからオレ達は互いに約束をしなければならない」

「互いに……」

「オレは約束する。 必ずフェイトちゃんに会いに行くと、だから君も何かを約束して欲しい」

 

 フェイトちゃんはオレに約束する。

 

「約束する……あなたに会うまで、決して悲しみの涙は流さない。 流すのは喜びの涙だけ。 そして、あなたに会って、悲しみの涙を喜びの涙に変えて流す。 私は約束する」

 

 オレ達はお互いの額を合わせる。 フェイトちゃんの表情に『恐れ』も『不安』もない。 ただただ優しい笑顔を見せてくれた。

 

「約束」

「うん、約束」

 

 今までのオレの覚悟は全て独りよがりだった。 勝手に自分だけ覚悟して、勝手に自分だけが戦っていると思い込んでいた。 そしてその結果がアレだ。

 

 でももう大丈夫。 オレは独りではない。 困難に立ち向かう時、巨大な壁にぶち当たった時、絶望に打ちひしがれた時、立ち上がるオレを支える言葉は一人だけじゃない。 オレとフェイトちゃんの二つ分の声がある。 それはフェイトちゃんも同じだ。 オレはもうあの頃のオレとは違う。

 

 ……どうだい、キリト君。 オレは前に進めているかい?

 

 




くどいかもしれませんが、キリンの成長として最後にまたフェイトちゃんが出てきました。 一応主人公はキリンだからね。

もしかしたら次が最終回になる……? まぁ、適当にやりますよ。

今回も誤字脱字等のミスがありましたら、コメントにてお教えください。
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