使い魔は抜剣者   作:ハロルド

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壊された日常

 

 

「○Д#@∂∽⊃◇⇔?」

「いや、何を言ってるのか分からないんですが……」

 

 

あぁ、なんだか厄介な事に巻き込まれたみたいです。これも全部、アレのせいでしょうか……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

終業を告げる鐘の音を聞き、もうそんな時間なのかと軽い驚愕を覚える。これも教え子であるウィルが手伝ってくれるお陰かなと思いながら、皆に終わりを促す。

 

 

「はい、今日の授業はこれでおしまいです」

 

 

今日はスバルくん達にせがまれて召喚術に関するイロハを指導していた。とはいっても軍学校で習った程度の知識なので、本場の召喚士ほど詳しくはないけれど。でも知識量なら負けないくらいに蔵書が揃っているし、スバルくん達も普段から使っているため教える分には特に問題がなかったです。

 

 

「なぁ、先生の召喚術見せてよ!」

「あ、僕も見たいです」

「マルルゥも、先生さんの見てみたいです~」

 

 

そんな風に純な瞳を6つも向けられては無下にも断れません。やれやれといった風情のウィルを視界の端に捉えつつ、仕方がなしと無属性の置物系を召喚するため白のサモナイト石を取り出す。……スバルくん達としては、もっと強力なものを見たかったのかなと思い至った時には既に遅し。召喚術は実行に移されーー

 

 

「え?」

「あれ?」

「な、なに?」

「おやおや~?」

「あら……?」

 

 

何時もとは違う光、私が狙った召喚術の発動時とは明らかに違う気配。これはーー

 

 

「ッ!! 皆、離れて! 暴発です!」

 

 

召喚者の意図したモノではない、別の召喚獣が召喚されてしまう事を「召喚術の暴発」と言うーーー先程、授業で教えたばかりの知識だった。

 

 

「うわっ!」

「ッ! ウィル!!」

 

 

慌てたためか、ウィルが石に蹴躓いてしまう。テコが助け起こそうとするも間に合わない、こうなったらーーー!

 

 

思い立つと同時に、私の身体はウィルと召喚術の間に瞬時に割り込み、襲い来る衝撃に備えた。そうしてその光が私に触れた刹那、大砲をぶっ放したかのような爆音が響き渡り、私の身に衝撃が走る。すわロレイラルの機械兵士でも呼び出してしまったのかと眼を懲らしてみても、そんなものは影も形もない。疑問に思いながら土煙が晴れるのを待つとーーー

 

 

「λЖπазёщы」

「┻╋ч┘жйМОφχ」

 

 

見知らぬ人が、聞き慣れない言葉で喋っていた。もしかして私は「人間」を召喚してしまったのだろうか、だとしたらシルターンの出身のはず。しかし言葉が通じない人なんていなかったような……?

 

 

と、その時に私は気付いた。周囲の景色が、私のいた島とは大きく異なっている事に。

 

 

スバルくん達の姿はなく、私が開いていた教室の跡もない。後ろにいたはずのウィルも見当たらない……これはもしかして

 

 

「私が、召喚された……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




サモンナイトの召還術とゼロ魔の魔法、召還士と貴族

これらは似てるなと思った事から始まった小説
完全な見切り発車ですが
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