人生はループする~一度では終わらせない幻想郷~ 作:滝上 齋
まだ二話しか書いていなかったのに…と驚いています。
今後ともよろしくお願いします。
「え~っと…今これはどういう状態なんでしょうか。」
彼が驚くのも無理はなかった。
今まで気を失っていた彼が目を覚まし、最初に見た場所は都市ではなく、先程開拓してほしいと頼まれた荒れ地だった。
「・・・あれを見てみな。」
オノヅカはそう言って都市を指差した。
「ビルが抉れてる!?」
「すまないね。どうやら映姫が力加減を間違えたらしくて…それで君がお尋ね者になっちまったのさ。」
「えぇ…ていうか映姫ってあの緑色の髪の人ですか?」
「あ、敬語じゃなくていいよ。というか映姫は名乗ってないのか!?う~ん…
君はどこまで説明された?」
「え~っと…なんか俺が人間じゃないとか神みたいな能力とか…そういえば、能力について聞いてたらいきなり投げられたな…」
「なるほど。じゃあ君はまだ自分の能力は知らないんだね?」
「そうそう。結局俺の能力ってなんなんだ?」
「それを教える前に能力とはどういうものなのか説明しておくよ。例えば私の能力は「距離を操る程度の能力」っていうんだけど、これは私がここの世界に来る前に仕事をサボリたくてしょうがないときに通勤時間減らないかな~って思ってたらこの世界で実現したらしい。」
「えっオノヅカさんも別な世界から来てたんですか!?」
「そうそう。基本この世界の住人は別世界からなんらかの原因でこっちに来ちゃった人たちだよ。まあつまり、ここに来る前の世界での思念がこの世界で能力として現れるらいいんだよ。」
「えっ…じゃあ俺の能力は何になるんだ?」
「あんた前の世界で何て呼ばれてた?」
「いや普通に名前で晴っていうのとか…あとは雨男「それだ!」・・・え?」
「そうそう!雨男だよ。映姫から聞いてたのをすっかり忘れてた。
君がなんで神みたいな能力と言われたか、その理由がそれなんだよ!」
「もしかして、俺の能力って「雨を降らす程度の能力」?
でもなんで神?」
「まあ大体合ってるかな?
なんで神かっていうと、君が前の世界で既に能力を持っていた可能性が高いからさ!」
「いやいや。確かに雨男でしたけど流石に神はないでしょ!?」
「自分で自覚するレベルの影響を自然に与えるとか神でしかないでしょう!
多分あんたは「あ、雨降る気がする」とか思ってたんだろ?」
「ああ~そうそう。そのあといっつも雨降ってた。」
「うん、それ異常だから。いくら雨男でもそんな頻度で降らないから。」
「いやでも降らそうって思って降らせたことないし…」
「じゃあ今やってみなよ。せっかく荒れ地にいることだし。」
「え~じゃあやってみますよ…」
そう言って晴はかる~く念じた。
「雨よ、降れ!!!!!!」
次の瞬間
晴とオノヅカは自分の目を疑う光景を目にした。
目の前にはついさっきまではなかった巨大な森が存在していた。
二人はずぶ濡れになりながら唖然とするほかなかった。
現時点での小町と映姫さまの立場はほぼ同等となっております。
また、能力の発生要因等は完全オリジナルです。
晴の能力はいわゆるチートというほどではないにしろかなり強い部類に入るように設定するつもりです。
では次話もよろしくお願いします。