あや「彩花ちゃんは自分の人生が、尊いと思う?家族や友達を、大切にしてる?」
彩花「大切だよ。家族も、友達のみんなも。大好きで、とっても大事な人達だよ。自分のことも大切にしてる。」
あや「本当に?」
彩花「本当だよ。嘘なわけないよ。」
あや「ならば彩花ちゃんこそ魔法少女になるべきじゃなかったのかもね。結構危ないんだろうし。彩花ちゃんは幸運なのよ。」
彩花「そうかな?」
あや「うん。例えるなら、運動会でビリになりそうだったのが、ゴール直前で前の人が全員転んで1等になっちゃった、くらいに幸運だよ。」
彩花「そんな運動会で全員転ぶとかありえないし、あったとしても気まずすぎて素直に喜べないんじゃないの?」
あや「昔オリンピックでそういうことがあったそうだよ。」
彩花「オリンピックで?」
あや「なんの競技だったか忘れたけど」
彩花「ないよ。運動会でもないのにましてやオリンピックでって。そんなことがあったら世界中の笑いものだよ。それどころか八百長疑惑が出るよ。」
あや「陸上じゃなかったような・・・。」
彩花「陸上じゃないの?」
あや「というより、夏じゃなくて冬のオリンピックだったような。」
彩花「冬?」
彩花「冬にそんな競技あったかな?」
彩花「まあわたしより祐樹君のほうが不幸なんだろうな。なんせ中学生で家族をなくしたわけなんだし。」
あや「世の中には中沢くんより不運な人もいるんだよ。」
あや「例えばドーハの悲劇とか」
彩花「ああ、1993年の日本代表のことでしょ。でもロスタイムにゴールを決められることはよくあることだし、不運というより単なる実力不足だったような気がするな。」
あや「あと14歳にしてオリンピックで金メダルを取って、今まで生きてきた中で一番幸せですと言った競泳選手とか。」
彩花「知ってる。岩崎恭子さんのことでしょ。なんで岩崎選手が不運なの?」
あや「そこからの競泳人生は成績が伸び悩み不幸だったんだよ。」
彩花「1度金メダル取れただけでも幸運だと思うけど。それも14歳で。」
あや「それから100歳で流行語大賞を取った双子のお婆さんとか。」
彩花「えーっときんさんぎんさんだっけ?なんできんさんぎんさんが不運なの?」
あや「100歳で注目集めるなんて、どう考えても遅すぎでしょ。」
彩花「100歳まで生きられたなけでも幸運だと思うけど。」
あや「それから宇宙に行った毛利衛さんとか。」
彩花「なんで毛利さんが不運なの?」
あや「結局月には行けなかったからね。」
彩花「宇宙に行けただけで幸運だと思うけど。宇宙飛行士になれない人、なれても宇宙に行けない人だっているんだから。」
彩花「岩崎さんも、きんさんぎんさんも、毛利さんもどう考えたって幸運でしょ。少なくとも私たちより。」
あや「あれ? この3人に共通する年が不運なんだっけ?」
あや「忘れちゃった。」
彩花「忘れちゃったの!」
・・・
達也「彩花お姉ちゃん、彩花お姉さま!」
彩花「どうしたの?そんなに改まって。しかもお姉さまなんて」
達也「お姉ちゃん、今日の僕の服かっこいい?」
彩花「え?」
確かに。今日はまるで誰かとデートに行くかのような気合いの入った服装だ。
彩花「うん、かっこいいしかわいい。」
達也「えへっ」
達也君は私に抱きついた。
彩花「た、達也君!?」
達也「ありがとう。彩花お姉ちゃんが褒めてくれて嬉しいな。とても嬉しいな♪」
彩花「どうしたの?もしかして好きな人ができたの?それで今日彼女とデートにでも行くの!?」
達也「いや、別に彼女はいないよ。強いてあげれば彩花お姉ちゃんが彼女になってくれたら嬉しいな、って思うけど。」
彩花「そうなの?」
達也「好きな人といえば、彩花お姉ちゃんしかいないな。僕、これからはお姉ちゃんを誰よりも愛する姉御ラブの弟というキャラでいくんだ。」
彩花「それけいおんの平沢憂ちゃんとキャラ被ってる。」
達也「でも姉弟じゃ恋人にはなれないよね。ウェスターマーク効果って言葉があって、幼少期から同一の生活環境で育った相手に対しては、長じてから性的興味を持つ事は少なくなる、とする仮説があるし。」
達也「つまり幼少期から一緒にいるお姉ちゃんとはさすがに結婚まではいかないよ。」
彩花「うーん、アニメではウェスターマーク効果のせいで幼馴染はことごとく負けるけど、妹はなぜかウェスターマーク効果の適用外なんだよね。」
彩花「俺妹とか、ダ・カーポとか幼馴染が兄や妹に負けたこともあるし。」
達也「お姉ちゃん、唯さんとは仲いいよね。幼馴染なんだし。唯さんのことはどう思ってるの?好きなの?」
彩花「唯ちゃんは一番仲の良い友達だし、大好きだよ。」
達也「この場合お姉ちゃんが攻めだね」
達也「じゃあ香苗さんのことはどう思ってるの?好きなの?」
彩花「好きだよ。といってもそれは友達として好きってことで、それ以上のことはないよ。」
彩花「さっきから何言ってるの?」
達也「あれ?お姉ちゃんには百合の素養がないのかな?意外だね」
彩花「まあ達也君もそういうの好きだよね。わたしと一緒で。」
達也「女の子同士がイチャイチャしてるのっていいよね。」
彩花「そうだね。わたしが男の子同士が愛し合ってるのが好きなのと同じかな。」
達也「そうだ彩花お姉ちゃん、いいこと教えてあげるよ。」
彩花「いいこと?」
達也「僕の口癖のプラチナむかつくのことなんだけど、あれ元々はプチむかつくからの変化だから、プラチナって言葉から連想されるほど強くむかついてるわけじゃないの。」
彩花「あんたの口癖がプラチナむかつくだってことが初耳だけどね。」
達也「何で知らないんだよプラチナむかつく!」
彩花「明らかに激怒してるじゃん」
達也「いや、僕の口癖はブラチラむかつく、だったかな。」
彩花「何それわたしがブラチラしてるみたいじゃない。」
達也「あと昔サッカーにプラチナ世代ってのがあったみたいだよ。」
彩花「へえ」
達也「どの世代だったか忘れたけど。」
彩花「忘れたのかよ」
達也「ねえ、せっかくだから僕と勝負しようよ。なぞなぞで。答えられなかったら1枚ずつ脱いでいく。答えられたら出題者が1枚ずつ脱ぐ。」
彩花「姉弟とはいえ年頃の男女が・・・」
彩花「・・・いいよ。じゃあわたしから問題出すね。」
達也「いいよ。どんな問題だ?」
彩花「あれれ?クリスマスプレゼントを2こもらった人がいるよ。なんでかな?」
達也「クリスマスが誕生日だから。とか言うんでしょ?」
彩花「正解・・・」
元ネタ
http://contents.kids.yahoo.co.jp/quiz/backnum/q.html?d=20031218
達也「お姉ちゃんの考えてること幼いね。高校生なのにジュニアブラなのは仕方ないけど、せめて精神年齢は大人になろうよ。」
「う・・・」
上着を1枚脱いで、ブラ姿になったわたしを見ての一言。
「じゃあ僕からの問題。くじらより大きくて、めだかより小さい生き物はなんでしょう?」
「いるかでしょ。そんなのいるか!、だから」
「正解」
「なんだ、達也のクイズも簡単すぎるじゃん。」
達也も1枚脱ぐ
彩花「じゃあわたしからの問題。広い日本には、足でタクシーを止める人も結構たくさんいる。○か×か。理由も答えなさい。」
達也「そんなの×でしょ。足をあげてタクシーを止める人なんているわけない。足あげにくいじゃん。」
彩花「残念。正解は○。タクシーの運転手さんは足でペダルを踏んでタクシーを止めます。」
達也「あー、運転手さんか。」
元ネタ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%B8%E3%82%AB%E3%83%AB%E9%A0%AD%E8%84%B3%E3%83%91%E3%83%AF%E3%83%BC!!%E3%81%AE%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0
達也「じゃあ次の問題は僕から。」
達也「放送局に10年間勤めてる人でも、画面に自分が映ってるところを一度も見たことがない人もいる。○か×。理由も答えなさい。」
彩花「ニュースは生放送だから自分は見れない。だから○って言わせようとしてるでしょ。簡単には引っかからないよ。」
彩花「答えは×。いくら生放送とはいえ収録中に目の前に画面あるし、番組を録画してあとから見ることだってできるし。記念として初めて出たニュースは録画してる人もいるんじゃないかな。」
達也「残念。正解は○。なぜなら、放送局といってもテレビだけではありません。ラジオの放送局の人は一度も画面には映ったことありません。」
彩花「あー、そうか。なかなかうまいな。」
わたしは下も脱ぎ、ついに上下下着姿に。
彩花「じゃあ次の問題。」
・・・
Aグループ:2,3,4,5,6,7,8,9,10,14,20,24
Bグループ:1,11,12,13,15,16,17,18,19,21,22,23,25,26,27,28,29
・・・
彩花「では、30と31はAとBどっちのグループに入るでしょう?理由も答えなさい。」
達也「30はAグループで31はBグループ」
彩花「なぜ?」
達也「なんとなく」
彩花「なんとなくじゃダメだよ。」
達也「ごめんなさい。わかりません。」
彩花「答えはどちらもBグループ。なぜなら」
・・・
Aグループ:2日(ふつか)、3日(みっか)、4日(よっか)、5日(いつか)、6日(むいか)・・・
Bグループ:1日(ついたち)、11日(じゅういちにち)、12日(じゅうににち)、13日(じゅうさんにち)・・・
・・・
彩花「『日』をつけると「か」で終わるのがAグループ、『ち』で終わるのがBグループ。」
彩花「ということは30日(さんじゅうにち)、31日(さんじゅういちにち)なのでBグループでした。」
達也「なるほど」
達也「じゃあ次の問題」
・・・
穂乃果「この中で一番かわいいのはことりちゃんではない」
ことり「この中で一番かわいいのは海未ちゃんではない」
海未「この中で一番かわいいのは私です」
・・・
達也「さて、1人だけ真実を言ってる。それは誰か?理由も答えなさい。」
達也「ちなみに誰か一番かわいいかではなく、誰が真実を言ってるかだからね。」
彩花「海未ちゃん」
達也「なぜ?」
彩花「1人だけ自分がかわいいと言ってるから。」
達也「残念。正解はことり。なぜなら」
達也「穂乃果が真実を言ってるとしたら、海未も真実を言っている。海未が真実を言ってるとしたら、穂乃果も真実を言っている。だから1人だけ真実を言っているなら正解なのはことりだけだ。」
彩花「なるほど。って消去法かよ。」
元ネタ:ttp://ttkworld.blog60.fc2.com/blog-date-20070425.html
3戦目・4戦目は両者が間違えそれぞれが1枚ずつ脱ぐ。
わたしは上下下着姿に。
・・・
彩花「次の問題は簡単だから制限時間5秒だよ。」
彩花「東京タワー、富士山、東京スカイツリー、エベレスト、日本で一番高い建物は?」
達也「富士山!」
彩花「ブッブー、残念!」
達也「え?日本だからエベレストではないよね?」
彩花「建物だから、東京スカイツリー。」
達也「そ、そうだね。」
元ネタ:http://www.youtube.com/watch?v=Jwy2SDExxKg
達也「では僕の問題も制限時間5秒で。日本で一番面積が小さい都道府県は?」
彩花「香川!」
達也「正解・・・」
彩花「ひねりがなさすぎるよ。」
達也「大阪って答えると思ったのに・・・」
彩花「それは昭和生まれまでだよ。わたしの世代じゃ既に日本一面積が小さいのは香川だった。」
彩花「じゃあ次の問題も5秒」
彩花「北海道、青森、沖縄。日本で一番北にある県は?」
達也「北海道!」
彩花「ブッブー、残念。そう答えると思ったよ。北海道は県じゃありません。日本で一番北にある県は青森県です。」
序盤は接戦だったが、最後はわたしが連勝して達也が全裸になり、クイズ対決はわたしの勝利。
「・・・」
彩花「わたし、別に弟の裸に欲情したりなんかしないから・・・」
達也「鼻血出てるよ。彩花お姉ちゃんって変態・・・」
オラフ「相変わらず賑やかだね」
彩花「あ、和樹君。」
オラフ「達也君、やっぱり油断できない相手だな。」
彩花「そうだね。」