地球最後の告白を   作:初代小人

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はいどうも、小人です。最新話お待ちどうさまです。とりあえず毎週日曜連載しようと思ってます。
夜中の12:00更新です。
今回とうとう1番終了。
時系列が飛びまくってます。原作崩壊しましたね。ごめんなさい。
涙を拭いて第三幕開演です。


悲劇

僕が不老不死であることに気づいた僕の家族は、僕を、「バケモノ」と呼び、迫害した。

その呼び名で呼ばれるたびに僕の心は凍てつき、疲弊して、やがて閉じこもっていった。

そしてぼくは家を出た。

不死身なので、もう凍死や餓死を気にする必要も無く、好きなだけ放浪することができた。

そうして生まれ育った国から離れることはできず、中途半端にフラフラとさまよっていたある雨の日、一つの声が僕を引き止めた。

「君、もしかして…」女性の聞き慣れた、いや、ずっと聞きたかった声だった。

口を押さえ、肩を震わす震える長い髪から雫を滴らせる姿は、ずいぶんと大人びていたが、紛れもなく、あの娘だった。

「そ、そんな、君は…やっぱり生きてたんだね⁉︎」少女と呼ぶには成長し過ぎた君が言う。

「貴女こそ、僕の事を覚えていてくれてたんだね⁉︎」はっきり言って驚いた。僕は、家を出たあの日、国の戸籍を抹消された。事故で死んだことにされていた。それから早くも5年が経っていた。もはや僕のことを憶えている人などもう存在していないと思っていた。

それなのに、彼女は僕が生きていたことに、涙してくれている。

僕の凍てついた心は溶け出して、双眸から熱い涙が流れ出す。

自分のことを憶えていてくれたということがこれほどまでに嬉しいこととは思っていなかった。

そして彼女は定期的に僕に会いに来てくれるようになった。想い人と過ごす時は幸せだった。だがそれ故に一瞬で、儚すぎた。

彼女は僕の記憶では頭一個分くらい僕より背が低かったのに、成長して、僕の身長を追い越していた。

彼女が僕のところを訪れるようになってから早くも8年が過ぎて、彼女は務め人となった。仕事が忙しく、僕のところに来る回数が減っていって、やがて全く来なくなってしまった。

僕はとても寂しかったが、彼女には彼女の人生があると思い直し、諦めようとした。

彼女に会うために放浪生活をやめ、自宅の近くで路上生活をしていた。

それからさらに数年が経ったある日、僕は彼女のことを諦めきれずにまだ自宅の近くを拠点としていた。

そこである話を耳にした。

「あの、そこの角のお嬢さん、今度結婚するそうねぇ。」「えーそうなの⁉︎ちなみにお相手は?」「大企業の御曹司ですって。」「えー‼︎すごいわねぇ〜…」

そこから先は聞いていられなかった。僕は彼女が1人になった時を見計らって彼女の目の前に姿を現した。彼女は息を呑んだ。

「君、結婚…するんだって…?」と静かに問うと、

「そうなの。もしかして、怒ってる?」

「いや。全く怒ってないとは言わないけど……

幸せになってね。」そう言って僕は駆け出した。後から後から涙が流れて、ずいぶん走ってから我慢が決壊して、

「うわあああぁぁぁぁぁぁあああ‼︎」と声を上げて泣き出してしまった。

こうなる事は、この日が来る事は薄々分かっていたはずだった。

でも、予想していたよりも悲しくて、寂しくて、モヤモヤして、そんな感情を吐き出すように泣いた。

それから僕は、茫然自失のまま、、ただただ数年の時をすごした。

そんな中、僕をさらなる悲しみが襲う。

「あそこの御曹司のご婦人、娘さんを生んでその時に亡くなったんだって。」

その会話を聞いた瞬間、僕は叫び出していた。

そして、葬式に名前を偽って参加し、遺体と対面した時には、きちんとお礼と「さよなら」を言った。

その葬式が終わってから、会場を出ると、もう夕方で、夕焼けが僕の目に飛び込んできた。

あの日の、君の横顔はあんなに美しかったのに、この感情は恋と呼ぶならば、、人妻には向けてはいけない、穢れ過ぎたものだった。

そしてその時、僕は今更のように気づいた。

「僕は、君が好きだったんだ。」

 

To be continued…

 

 

 




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