ゴッドイーター アンソロジーノベル~the memory of love~   作:鷹師

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最初に一ヶ月ほど間が開いてしまい本当に申し訳ありませんでした。(毎回謝罪をしているような……)
待望のゴッドイーターのアニメが始まりましたね。これで少しでも知名度が上がるといいなと思いつつ今回も書いていきたいと思います!

2/13アレクサンドルとバネッサの関係を修正しました
申し訳ありませんでした


第十章 新星

やってしまった。

勢いとはいえまさかタカシとお付き合いするなんて思ってなかった。

そりゃあ好きだし、一緒にいたいと思っているけれども……でも順序が……

 

自分のしたことに反省はあっても後悔はない。あの夜の出来事以来、私はタカシと付き合っている。周りには悟られないようにしているけれども副支部長だけはなんでもお見通しだとでも言うように微笑んでくる。さらに大きなミッションの後ということで私たち「クルイロー」は休暇を与えられた。タカシを息子のようにかわいがっているとは聞いていたがこれでは職権乱用の親バカである。

などと考えていたら私の太ももを枕にして寝ているタカシが膝のほうに寝返りをうとうとするので落ちないようにこちらに引き寄せる。寝顔がまるで赤ちゃんのように愛くるしくてかわいい、それを本人に言うと怒るので内緒だが無防備にしかも昼間から中庭のベンチでこうしてタカシが寝ているそばで本を読むのも悪くないと思えてつい独り言がもれる。

「こうしていると平和だっておもっちゃうなぁ」

「そうね、でも平和だと私たちの仕事がなくなってしまうわねー」

独り言に返事が返ってきたことに驚いて思わず立ち上がる。もちろんタカシが転げ落ちるがそれどころではなかった。

振り返るとそこにはつなぎを着てメガネをかけた白衣を羽織って立っていた。

「あなたがアリサでそこで転がってるのがタカシね?私は神機整備班のバネッサよ。兵器開発も兼ねて行ってるわあなたたちの潜入をサポートしたのは私」

「あ……あのミサイル……!」

教団の本拠地へ打ち込まれた高威力のミサイル。それはこの人の仕業だったのか驚きの連続でうまく言葉が出てこない。

「そうよ、あのミサイルは私の作ったもの。殺傷能力は抑えながら爆発は派手に、広範囲に炎が飛び散り火災を引き起こすってそんな兵器よ。そんなことよりあなたたち二人に呼び出しがかかってるわ。副支部長からね、私についてらっしゃい」

言うが早いかバネッサは踵を返して歩き出す。隣でタカシが立ち上がり寝ぼけ眼でこちらを見ているがひとまず謝罪は後でするとして歩き出したバネッサを追うようにタカシを連れて後を追う。

無意識にも手をつないでいたのでこのことで後々劉にからかわれることになった……。

 

 

「連れてきたわよアレクサンドル」

「ここでは副支部長と呼ぶんだバネッサ神機特務仕官」

連れられてきたのは神機の保管庫で副支部長はそこにいた。そして珍しいことに……

「まぁいいじゃないかアレクサンドル。かつてはチームメイトだったじゃろ」

恰幅のいい老人、しかし目には数々の戦いを乗り越えたであろう炎のように燃える色を宿している。この人こそこのロシア支部の支部長、ウラジーミル・マカロフ支部長だ。

「しかし支部長……部下に示しが……」

「硬い!硬すぎるぞアレクサンドル。わしはそこらを駆けずり回ってお疲れなんじゃぞ?すこーしくらいユーモアがないと羽が伸ばせんわい」

支部長はそう言って肩をばきばきと鳴らすと私たちを見る。

「君たちだね?クルイローの若いエースは」

その迫力のある目に気圧されて思わず姿勢が正しくなる。

「独立遊撃部隊クルイロー所属、隊長のアリサ・イリーニチナ・アミエーラです!」

「同じくクルイローの小早川タカシです!」

二人そろって敬礼をする。

「今回は二人に告げなくてはならないことがあってのぉ、アレクサンドル説明を」

「はい、イワンの処罰が査問会で決まった。極秘任務であるにもかかわらず命令拒否、ならびに上官に対する不服従の罪で後方支援および防護班への移動が決まった」

通常ならばゴッドイーターとしての地位を剥奪されフェンリルを追放されても不思議ではなかったが彼の腕と上官……父親の顔を立てての前線ではなく後方支援で様子を見るといったところだろう。残念だがその処罰は最善策であるといえる。

「ついてはイワンという欠員がクルイローに出てしまったため新しいメンバーをこちらで用意した。現在訓練が終わって実戦も経験していないような者だが次のミッションから同行させる。入りたまえ」

副支部長の声を待っていたかのように私の隣の扉が開き一人の少女が現れた。純白のブラウスにフリルのついたスカートで幼さを残した顔立ちだがツインテールがよく似合う印象だ。

少女は私たちの横を抜け、支部長の隣に並ぶ。

「エリザベス・トールキン君だ。彼女はすごいぞーわしも一目置いておる」

支部長の言うとおり彼女からは新人とは思えない空気を感じる。

「この者がクルイローの新しいメンバーだ。次のミッションはクアドリガの討伐、メンバー全員で策を練っておくように。解散!」

「リズでよろしいですわ、先輩方がわたくしの足を引っ張らないことを祈っておりますわ」

初対面の印象は……最悪だった。




前書きにも書きましたが大変お待たせいたしました!
まだ暇暇ーというわけではありませんが一段落なんとかついたのでこちらも再開していきます!
副支部長の名前はもう少し早く出すつもりでしたが機会がなかったのでここで紹介しました(笑)
では次回にまた会えるとうれしいです
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