滅竜魔法と妖精3大魔法を貰って人外世界へ   作:白の牙

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第02話

 

 

 

 

 

 「火竜の剣角!!」

 

 『ゲアアアア!?』

 

 「うし、今晩の飯捕獲完了」

 

 夏が転生してから一年半。野性の獣との戦いや鍛錬で体を鍛えながら戦闘力を高めていた

 

 「最初に比べれば楽に倒せるようになってきたな。はじめの頃はボロボロになって帰って行って、黒歌や白音に泣かれたっけ?」

 

 昔の事を思い出しながらしみじみと呟く

 

 「んじゃ、帰るか」

 

 『きゃあぁああああ!?』

 

 「黒歌や白音の声じゃないな?一体誰だ?」

 

 聞き覚えのない声に夏は首を傾げる

 

 「(スンスン)女が二人に、こいつはシャクレノドンだな。何か一年半前を思い出すな」

 

 夏は捕獲したゲロルドが奪われないように炎で周りを囲い、匂いを辿って走り出した

 

 

 

 

 「何でこんな目に!付いてこなきゃよかった!?」

 

 「わめいていないで走りなさいルーシィ!そうじゃないと食べられちゃうわ!?」

 

 金髪の少女と紅髪の少女が必死になって後ろから追ってくる龍から逃げている

 

 「もぅ~~本当にこの森にあるの!?リアスが捜している食べ物が!?」

 

 「噂で聞いた程度だから本当にあるか解らないわ」

 

 「噂だけで来たの!?」

 

 「でも、もし本当に在ったら、最高のプレゼントになるわ」

 

 「そうだけど・・・・きゃ!?」

 

 「ルーシィ!?」

 

 ルーシィがこけたため、リアスは駆け寄り急いで立たせようとしたら追いかけていた龍が二人に追いついた

 

 「これでも喰らいなさい!!」

 

 逃げられないと解ったリアスは魔力の塊を作って攻撃したが、龍に傷一つ負わせる事はなかった

 

 「そ、そんな」

 

 自信のあった攻撃で傷を負わせることが出来なかったリアスは膝から崩れ落ちた

 

 「リアスしっかりして!?」

 

 『ガァアアア!!』

 

 「っひ!?」

 

 リアスを正気に戻そうと喝を入れようとしたルーシィだったが、龍の雄叫びを聞いて体を震わせた

 

 「(誰か助けて!)」

 

 目をつむり心の中で助けを求めると

 

 「おぉおお!!火竜の鉤爪!!」

 

 空から夏が現れ落下の勢いも加えた炎のかかと落としを脳天に叩き落とした

 

 「間に合ったみたいだな」

 

 「あ、貴方は?」

 

 「俺?俺の名前は龍宮夏。この森に住んでる人間だ」

 

 「私はルーシィ・ハートフィリア、人間よ。こっちで唖然としてるのは友達のリアス・グレモリー。ほらリアス、ぼーっとしてないであいさつしないと」

 

 「そ、そうね。ルーシィが紹介しちゃったけど、私はリアス・グレモリー、悪魔よ」

 

 「人間と悪魔が友達か珍しいこともあるもんだな。んで、二人は何でこの森に?」

 

 「この森にあるって言われている食べ物を捕りにきたの」

 

 「女の子二人だけでか?随分と度胸がある子供達だ事」

 

 「貴方だって子供じゃない」

 

 夏が二人を子ども扱いすると、リアスが夏も子供だと言う

 

 「(精神年齢はすでに大人なんだよ)ここじゃ、のんびりと話も出来ないから、俺の家に行くぞ。っと、その前にシャクレノドンと、捕獲したゲロルドを回収して行かないとな」

 

 夏はリアスとルーシィを連れて家へと戻った。戻る際、ちゃんとゲロルドも回収した

 

 

 

 

 「ついたぞ、ここが俺の家だ」

 

 助けたリアスとルーシィを連れて夏は1年前に木で作ったペントハウスに戻ってきた

 

 「森にペントハウス」

 

 「かわいらしい家ね。あなた一人で住んでいるの?」

 

 「いんや、同居人が二人ほどいる。今戻ったぞ」

 

 リアスに説明して、家のドアを開けると

 

 「夏――!!」

 

 「兄様!!」

 

 「ぐは!?」

 

 黒歌と白音が夏にタックルをかました

 

 「遅かったから心配したにゃ!?」

 

 「もしかして怪我でもしたんですか!?だったら急いで手当てを」

 

 「だ、大丈夫、どこも怪我してねぇよ。遅くなったのは、あの二人を助けてたからだ」

 

 体当たりされた腹を摩りながら夏はリアスとルーシィを見て言う

 

 「ん?お客さんかにゃ?」

 

 「姉さま、兄様はさっき助けたって言ってましたよ」

 

 「じゃあ、私達のように森に迷い込んだみたいだにゃ」

 

 「外れだ、この二人は自分達の意志でこの森に入ったらしい」

 

 黒歌の答えを否定すると、黒歌と白音は揃って驚きの声を上げた

 

 「・・・この森に自ら入って来るなんて驚きです」

 

 「自殺志願者にゃ」

 

 「黒歌、さすがにそれは言い過ぎだろう」

 

 黒歌の言葉に突っ込みを入れると、かわいらしい音が鳴り、場が静まり返った

 

 「・・・誰の腹の音だ?」

 

 「私じゃないにゃ」

 

 「・・・私でもありません」

 

 「っと言う事は・・」

 

 夏、黒歌、白音の3人はそろって後ろを振り返ると

 

 『・・・』

 

 リアスとルーシィが揃って顔を赤くしていた

 

 「・・・飯にするんだけど、お前等も喰うか?」

 

 夏の言葉に二人は無言でうなずき返答した

 

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