東方双雲録   作:天白雲

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どうも!さいきんサブタイをつけるのも、苦しくなってきた作者です。

ですが、がんばってもっと見やすくなるように、失踪しないように頑張ります!

というわけで「ゆっくりしていってね!」


第15話-諏訪大社の優雅な一日(一部を除いて)

 

「ほっ。ほっ。ほっ。ほっ。ほっ。ほっ。」

 

 

どういうわけか、諏訪大社。ひいてはさっきから茶の間で茶を啜ってるこの

洩矢神に仕えることになってから、

 

おれの生活は激変した。

 

 

 

「諏訪子様。そろそろ民に挨拶をする時間ですよ。いい加減だらけてないで正装

してください。」

 

 

朝。まずはミジャグジ様と呼ばれる、土着神・祟り神にご飯を与える。

ミジャグジ様は、サイズがおかしい白い蛇の様に見えるが目は完全に無かったり

 

大分エイリアンっちっくな風貌だ。こりゃみんなに怖がられるわな。

 

次に、社を隅から隅まで掃除する。特にご神体は汚れもなさそうなのに毎日。

ぴっかぴかをさらにぴっかぴかにしろ。と言うのだから諏訪子様も人使いが荒い。

 

次に、毎日の習慣である瞑想。これは絶対に欠かせない。

 

 

次に、朝食を作り、最後に洩矢神と翡翠さんを起こしに行ってやっと朝の仕事が終わる。

 

 

 

「だから、必然。毎日3時起きになるわけで・・・」

 

 

言って肩を落とした。こんなことをぼやいていても仕方がない。翡翠さんはこの辺の

妖怪退治も受け持ってるんだし。

 

 

「おれが。多少キツくても俺がやるべきことなんだ!!」

 

 

そんなこんなで、ここに住み始めて10年が過ぎ去ろうとしていた。

翡翠さんにも少しずつ大人の風格がつき始めて来ていた。

 

 

 

「おれと諏訪子は全然歳をとらないけどなぁ~~。」

 

 

俺が、縁側で休んで日向ぼっこをしていると向こうから翡翠さんがやってきた。

 

 

 

「ふふ。それにしても、神様と『妖怪』さんって良いですね~。歳をとらなくて。

私も女性ですから結構きにするんですよ?」

 

 

ふざけたように軽い口調で言う。

 

 

「いやいや、寿命が長いってのも暇が多いだけですよ?それに翡翠さんはまだ若くて美しいじゃないですか。      あ。」

 

 

俺は、うっかり口を滑らせてしまった。気づいたときにはもう遅い。

翡翠さんは妖怪退治が仕事なのだ。半妖だろうと関係ない。

 

 

 

「え。え~とすいません!確かに僕は半分妖怪です!け。けどここのみんなを襲う気は全然なくて!。」

 

 

やりすぎ。と言うくらいに否定。許しを乞うた。

 

 

 

「ふふっ!大丈夫ですよ。確かに妖気があるのがわかったときはびっくりしましたけど。あなたが悪い考えを持ってないのは、この10年で良くわかってますから。」

 

 

 

「そ。そっか・ありがとう。」

 

どうやら大丈夫だったらしい。このタイミングで追い出されたりしたら、俺としてはマズイ。なぜならそろそろ・・・

 

 

 

 

 

 

 

「え!えええええええええええええ!!!!!!!」

 

 

 

茶の間でみかん食ってたはずのバカガエルの大絶叫。・・・・

とうとう、この時代一番の正念場を迎えるらしい。

 

 

 

「どうなされました?諏訪子様。私たちや民にも関係のあることですか?」

 

 

おれは一応。わかってはいるが確認のために聞いておく。

 

 

 

「と。ととと、とんでもないことになったよ~~~~!!双覇~~~~。」

 

 

 

なにやら、諏訪子が紙を突き出しながら歩いてくる。

俺は泣きじゃくる諏訪子を抱きしめ宥め、書状を読む。

 

 

 

「え~と?

 

『このたび、我ら大和の領土拡大のため諏訪の国を貰い受ける。

抵抗するならば、大和の全勢力を持っての強襲も止む無し。

 

民のことを重んじるならば、賢い選択を心より希望する。

 

大和の神々より。』

 

 

ほ~~~~う???。。」

 

 

なんかもう。いろいろ命令口調だったり、相手を見下してる感じがすごく気に入らなかった。

 

 

「そ。。双覇?・・・・」

 

 

「そ。。双覇。さん?・・・」

 

 

 

翡翠と諏訪子が何かに怯えたような口調で俺を呼ぶ。

 

 

 

「諏訪子様。翡翠さん。おれ、ちょっと大和の神のところに行ってきます。

いろいろと話がしたいので。」

 

 

おれは、それだけ伝えてすぐに全速力で大和に飛び去った。俺の速度なら1時間ほどで着くさ。

 

 

 

「な。なんだ貴様は!!どこの者だ!」

 

 

着地のときにスピードが思いのほか下がらず、一気に爆音が鳴ったため、門番に気付かれた。

 

 

 

「うるさい!諏訪の国の使者だ。早く案内するかこの書状を見せてこい。」

 

 

一応、客は客なのでしぶしぶといった表情で案内された。

 

 

 

「おい!!諏訪の国のものだが。この書状を書いたのはどこのバカだ!!」

 

 

俺が、扉をぶち破った先には、大勢の神がいた。

 

中には、アマテラス、『八坂 神奈子』(やさか かなこ)

 

と言った見知った神から、見覚えのない神までびっしり。

 

 

 

「あら?あなたは白雲双覇さん。ではありませんか?お懐かしいですね。」

 

 

そう言ってアマテラスは微笑みながら話しかけてくる。

 

 

「今は。んな事聞いてんじゃねえ!!!諏訪の国に対する無条件降伏の脅迫状に

ついて聞いてんだ!!!」

 

 

思いっきり怒声を響かせる。

 

 

「え?脅迫。ですか?失礼、双覇さん。みせて頂けますか。」

 

 

俺は、書状を手渡し、アマテラスはそれを確認。すぐに顔が憤怒に変わり、

 

 

「多岐都比売命(たぎつひめ)!!この書状に関してはあなたに一任したはずです!

この文はどういうつもりですか!!!!」

 

 

キレるアマテラスに対し、あくまでも冷静にむしろおちゃらけたようにタギツヒメは

言い放った。

 

 

 

「ええ。私に一任されました。ですので、そこに書かれているとうりの文をしたためましたがどこかおかしいですか?」

 

 

さも、当然のように応え続ける。

 

 

「だって、あの程度の小さな小国に情けをかけるだけ無駄というもの。もちろん民はのこしますよ、信仰が得られませんから。ですが低級な神については消えて頂きますけど。」

 

 

ぶちっ。頭の中で確実に何かが外れた。目の前で笑いこけてるこのバカ女神だけはゆるせねえ。

 

 

「その、薄汚ねえ口を閉じろ。馬鹿神が!!!」

 

 

 

「はぁ~?神に対し暴言とは小国の民はとことん頭がおかしいのね。それともそこを納める諏訪の神が無能なのかしら?」

 

 

だんっ!!!俺は一瞬で接近し、天叢雲剣を抜き斬り伏せた。が

 

 

キィンッッッ無残にも、一人の男神によって防がれた。

 

 

「てめぇ!!何しやがる!!!」

 

 

おれが叫ぶと。男は

 

 

「このたびの書状。こちらも知らなかったこととはいえ、すまなかった。だが、

彼女を君に斬らせるわけにはいかんのだ。」

 

 

そう言うと、男はくるりと振り返り、剣を構え振り下ろした。

 

女神のうめき声が響き、女神は消えうせた。

 

 

「これで、許してはくれないか?不服なら、私をバラバラにしてくれても構わない。

しかし、タケミナカタとアマテラス様には手をださないでくれ!」

 

 

男は地に伏せ、許しを乞うた。

 

 

「よせよ。神が半妖なんかに許しを乞うてたら民に顔向けできないぞ。

まぁ。この件は水に流す。ただし、条件だ。

 

 

タケミナカタ。お前と洩矢神の一騎打ち。民を狙おうとするならおれが容赦なく殺す

同じく、洩矢神を民からの信仰以外で殺した時も殺す。

 

わかったな。」

 

 

タケミナカタ(神奈子)と男。アマテラスを睨みつけ、丁寧に言葉を紡ぐ。

 

 

 

「わかった。勝負はお前が決めたルールでいいだろう。 洩矢神にもよろしく伝えておいてくれ。」

 

男神は力強く宣言する。

 

「わかった。お前とは一度じっくり戦いたいもんだな。」

 

 

男神はそうだな。と自嘲気味に、神奈子もわたしもだ。とつぶやいた。

 

俺は、まっすぐに諏訪へとかえって行った。

 

 

 




はい。最近微妙な仕上がりが多くてすみません。

それでは。次回も「ゆっくりしていってね!」
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