作者です。今回は射命丸とさつきがいよいよぶつかりますね!ワクテカ!!
余談ですが、双覇視点のほうが書きやすいは書きやすいんですが、それだとどうしても一部客観的になって表現がしづらいですね。
というわけで、私も双覇視点じゃなくてもわかりやすく書きたいですね。。
それでは!「ゆっくりしていってね!」
「・・・・さ。さつき・・なのか?」
目の前の人物がここにいるわけがない。ここで、この世界で俺と話してるわけがない
。俺の頭はもう目に見えて、存在してるはずのさつきをなんとか否定しようとした。
が
「そ・・うは・・。双覇!!!うわ~ん!!良かったやっぱり生きてた!!!」
俺の一握りの期待を無視し、自分の存在をアピールするように涙をながすさつき。
そっか。ほんとにこっちにきちゃったのか・・・。
「ごめんな。さつき心配させちまって、昔から責任感が強い奴だったもんな。
さて、んじゃこいつを仕留めて・・・っ!!」
泣くさつきをなんとか慰め、クマに向きなおる。今日はクマ鍋かな~なんて考えてるといまさらながら、やばいことに気付いた。
「うそだろっ!!文の妖力がもうのこりすくなくなってる!?」
戦闘してるのか?いや、いくらなんでも文相手に本気で戦ってこんな勢いでぼこぼこにできるやつなんて・・・
「ガルゥアアアアアアアアア!!!!」
クマが雄たけびを上げて襲ってくる。・・・どうでもいい。
さつきが悲しそうににげて!と叫んでくる。・・・どうでもいい。
クマの爪が首元を狙ってくる。・・・・どうでもいい。
「双覇ァァアアアア!!!!」
さつきが叫ぶ。・・・・・・・どうでもいい!!!
「ギャアアアウウウウウウ!!!!!」
瞬間、クマは吹き飛ばされていた。飛びながら肉塊になって。
「うるせえんだよ・・・。ちょっと黙ってろ畜生が・・。」
とにかく、急がなければ!!!さつきを訓練してる時間も無い。
なら、
「さつき、今からお前を能力で送る・・・・。あれ?」
気絶しちまってる・・。さっき放出した神力にあてられたか?
とりあえず、能力で送ってと・・
「もうちょっと。持ちこたえてくれよ!!!『結い』射命丸文+結神」
俺と射命丸の間の距離を遮断し、一気に詰める。
そこには・・・
「ヒャ~ハッハッ!!!さっさと天狗共がでてけば、こんな見せしめもいらねえんだけどなぁ!!」
3匹の鬼がもうすでにボロボロの文をさらに殴りつけてるところだった・・・
見せしめ。だと?
その『好奇』と『爽快』のみでの行動が戦略的なみせしめだと!?
「おい。お前ら・・。いいかげんにしろよ。」
こいつら・・。自分が今生きていられる理由も理解してないくせに。。
鬼A 「あっ!?なんだなんだお仲間か?これだから群れることしかできない貧弱な
天狗ってのは・・・。何が天狗の縦社会だ妖怪はもともと誰に支配されるでもなく、
自由に好き勝手やるもんだ。」
群れることしかできねえ。だと・・・・・
ダメだ。もう限界だこいつら自分と相手の力量を測りきれてないのか・・・。
「そうか。なら俺も好き勝手やることにしよう・・。
ただし、妖怪としてじゃない。射命丸文に惚れた一人の男として彼女を傷つけた奴を
ゆるさねえ!!!!」
霊力解放!!!!
したと同時に襲いかかってきたので鬼の首を手刀で叩き折る。
「グギャっ!!!!」
奇妙な声をあげて1人は死んだ。
「てめえらもやるか?言っとくが次からはこいつが生易しいくらいにぼこぼこにしてやる。」
鬼どもはさっきの強気はどこへやら。。真っ青になり首を横に振る。
「なら、お前らの長にその『生ゴミ』持ってって伝えろ。
お前の仲間を殺ったのは、天狗の仲間じゃない『結神』という強い神だったとな。」
「もし、文がやったことにしたり、天狗の里に鬼が攻めてきたりしたら全員掻っ捌く
から、俺をあんまり怒らせんなよ?」
俺の伝言を聞いて鬼は山の奥のほうへ仲間の亡骸をもって逃げて行った。
「・・・はさん?・・・うはさん?」
ッ!!!!この声は!
「文!!!よかった。本当によかった・・・」
俺は文の傷に触れないようにそっと抱きしめた
「あやや!どうしたんですか・・・。双覇さん。えっとあの鬼達殺してませんよね?
天狗の里によけいな被害を出すわけにはいきませんから・・」
やっぱり、そうか。自分と相手の力量を測れねえような小物だったが一応は鬼。
倒せる相手でありながら、自分が攻撃したら山での立場がもっと下になるからな・・
「いや、殺した。だが、俺は天狗の里の者じゃない。天魔が滞在を許しただけのただの半人半妖だ。それよりも・・・」
文が次に何か言う前に俺は行動に出た。
グシャッ!!!!!左の腕が飛び鮮血が吹き出す。
「ごめんな?怖い思いさせて、痛かったよな。こんなもんじゃ足りないかもしれないけどこれからは、お前が誰かに居てほしい時泣いてしまいそうな時に必ず・・・
そば・・・に・・・いるから・・」
どさっ!そこで、俺の意識は闇に呑まれた。
・・・・<双覇サイドアウト>・・・・
・・・・<射命丸サイド>・・・・
「(カァァ///)あややや!顔を暑くしてる場合じゃありませんでした!」
とにかくいまは、双覇さんを治療しないと。
「双覇さんの妖力を見た限り、妖怪としての再生能力はだいぶ高そうですからね・・
とりあえずは菌が入らないようにして、止血あとは腕をつけるようにしておけば・。
よし。とりあえず再生は始まりましたね。あとは私の家に運んで休ませないと。」
私は双覇さんの体をなんとか抱え、自分の家に飛んだ。
はずなのですが・・・・・・
「あややや?家の前にだれか倒れてますね?見覚えがありませんが・・・・。
双覇さんの関係の方でしょうか?」
だとしたら・・。どういうご関係でしょう。
もしや、恋仲とか・・。いえ、しかし昨日恋仲の女性はいないと言ってましたし・・
「ふぅ~。いずれにせよお二人が目覚めるまではここにかくまうしかなさそうですね
全く、『人間禁制の山』だと言うのにこう何度も不思議な力で侵入されたんじゃ、椛
もやってられませんよね・・・。」
ため息をつき、それぞれ布団に運んだ私はふと気付いた。
「あ。双覇さんは貧血で倒れたんですから、血を補給しないと・・・。」
でも、うちは医者だったりしないので、当然急に血といわれても。。。
「ん?あれは・・・・・・・」
天狗の乙女には必ず配られる書で、伴侶とより強く結ばれるための
『契約』の仕方が書かれている書物。
「でも、いまはこんなもの・・・。契約?たしか、双覇さんの能力も・・。」
試してみる価値はあるかも知れない・・・・。
書物によれば、契約の媒体に必要となるのは・・。妻となるものの血。
「血。ですか・・・・。 ん!!ぐっ!!!(ぶしゅっ!)」
わたしは、指先に風の刃を作り腕を斬り。
「んっんっんぅ」
それを口に含んで彼のもとへ・・・・・・
今、思えばあれはあの書物を言いわけにして本能がしたかっただけなのかも知れません。
あの、玄関に倒れていた子と双覇になにか深い関係があるんじゃと不安になったから
無意識のうちに『繋がり』を求めたのかも・・・
ちゅっ。
「んぅっんっんちゅっ。・・・・」
初めてのキスは血の味がした・・・・。
はい!どうでしたか?個人的には今回ちょっとヤンデレ風になってしまったメインヒロインあやや。
でも、動機は可愛いですね!双覇がねたましい・・・
これからはたぶん、可愛さがんがん押し出すと思いますよ?
それでは!「次回もゆっくりしていってね!!」