東方双雲録   作:天白雲

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はい!今日は天魔戦です。

最初のほうはさつきとの能力練習になると思いますが・・・

とはいえ、天狗最強の天魔の能力とは一体。

それでは!「ゆっくりしていってね!」


第29話-VS!!八咫 陽葉!!!

「いいか?さつき。能力をつかうにはまず、自分の能力を把握する必要がある。

まずは瞑想で心を落ち着かせて能力と対話するんだ。」

 

 

この山に来て、もうはや2年ほどが過ぎた。

 

え?展開がはやい?こまけえこたぁいいんだよ!!!!

 

そんなこんなで、あいかわらず天狗と鬼は硬直状態が続き、さつきもある程度こちらの世界に慣れてきたので能力を教えようって魂胆だ。

 

 

「はぁ~。正直能力を使わずにこの2年ここで過ごせたさつきに俺が教えれられることはもうないと思うんだけど・・・。」

 

 

さつきは自分の能力もわからないまま俺や文、椛の動きや戦いかたを見て戦闘や狩りでの動きかたをマスターした。

 

まぁさすがに霊力や妖力の使い方はすこし困ってたけど・・・

 

 

「わっ!?頭に変な文字が・・・」

 

 

どうやら能力を理解したらしい。

 

 

「なんて書いてある?」

 

 

「え~と『観察する程度の能力』と『分析する程度の能力』って書いてある。」

 

 

ふむ、学習する程度の能力ではなかったか。。。でもこの能力ってたぶんどっちも・・・

 

 

 

「さつき、ちょっと俺を『良く見てろ』。真剣に俺以外が見えなくなるくらいに。

・・・・・・・・・・・・・・ふっ!!!!!」

 

 

俺の言葉に了承したさつきはすぐさまじっと俺を見つめる。ありゃ確かに俺以外みてねえや・・・wでも、そのほうがたぶんなれるのは早いだろ。

 

 

おれはさつきの眼の色が黒から青に変わった瞬間にフルスピードで殴りかかる。

ふつうの奴なら目の前の奴が急接近してきたら、それも他のものが見えなくなるくらい集中して見ていたものが迫ってきたらまちがいなく反応できない。

 

でも、さつきは違う。

 

 

 

「っ!!ん!はぁ!!!!!!」

 

 

 

文のフルスピードとほぼ同じくらいの速度で接近した俺の拳をあわてるそぶりも一切無く、さつきは冷静に除けすれ違いざまに俺の腹に蹴りを叩き込んだ。

 

 

 

「ぐっがががっ!!(ずざぁああああああ)」

 

 

蹴られた衝撃でトップスピードのまま、森に突っ込み木を何本か薙ぎ倒して止まった

 

 

 

「大丈夫っ!?双覇。」

 

 

「あぁ。それよりもそれがお前の能力だ、自分の視界に写るものを尋常じゃない精度

で観察する、たぶん視野を広げちまうとそのぶん観察対象が定まらずまばらになるんだろうけど・・。そこは鍛えればなんとかなるよ。

 

分析のほうもわかったろ?」

 

 

蹴られた直後、さつきの眼には『×』みたいな形のマークがあった。たぶん分析の力をつかうとああなるんだろう。

 

 

「うん。よけるときはただ遅くスローモーションのように見えたからたぶん『観察』

でも、反撃の時に、数式が浮かんできたの。

 

どれくらいの力を込めて反撃するのが最適か。今回の場合は相手に怪我をさせない条件付きで。たぶんその数式が『分析』の力。」

 

 

「そうか。んじゃ後はひたすらその反復練習だな、がんばれよ?」

 

 

俺は、さつきとの特訓に一区切りつけさっさと家に帰ることにした。

 

あぁもちろん文の家ではないぞ?あのあと自分で自分の家を作ったんだ。

 

 

「つっても隣に作ったからあんまり変わんねえか・・・。

あれ?そういえば文の奴。。今日は襲ってこなかったな??」

 

 

そう、さつきと文が出会ってからというものなんでか文が頻繁にべたべたしてくるようになった。いやなわけじゃない。嫌なわけじゃないが・・・・

 

 

 

「何カ月か前には風呂に突っ込んできそうだったしな・・・・。」

 

 

なんか、もう我慢できません!!即効で決めて私の大勝利です!とかって声とともに突入してきて、一瞬で赤面(////)してぶっ倒れたんだったか?

 

 

「たくっ!赤面したかったのはこっちだっつの・・・。結局のぼせた文を風呂場から出して介抱する羽目になったし・・・・・」

 

 

ぼっ!!!!(/////)思い出して顔が一気に熱をもつ。駄目だ。もうよそう。

 

てなわけで、なぜか男の俺が美少女達の誘惑合戦から逃げるという結果に・・・。

普通、男はこういう時はあえてそのままにして楽しむんだろうけど俺の場合はもう

 

理性てきな意味で耐えられそうにない・・・。転生前に読んでたラブコメの主人公を

「こいつ、なんでここまでフラグ建ってて行動に移さねえんだよ~~」とか

 

思ってた頃の俺を殴り飛ばしたい。あの人たちの心境ってきっと今の俺なんだろうなぁ。でも最終的に決めて告白できるあの人たちはすごいなぁ~。

 

 

「はぁ。会ったことも無い二次元の産物に関心してもしょうがないか・・・。

それにしても文たちはどうして俺の前で恥ずかしげも無くあんな行動がとれるんだろう?確かに理性をフル稼働してガードしてるけど俺も男なんだよ。」

 

 

本当にあの二人は俺が男って理解してんのかなぁ~。男とすら見られてなかったら悲しいなぁ・・・・・

 

ビュオッッッッッッ!!!!!!!!!!!

 

 

ん?とんでもない突風が吹いて、山頂に飛ばされる俺の体。

 

 

 

「うわあああああああああああああああああああああああ!!!!!!」

 

 

とっさのことで、自分を地面と『結びつける』時間も無く風に煽られとんでいき、

山頂に『天魔の屋敷』に着いた。

 

 

 

「いっててて!!ここは・・・」

 

 

「私の屋敷だ。久しぶりだな双覇どの。」

 

意気揚々と歩いてきたのは、天魔 八咫陽葉。

彼女はこの妖怪の山の天狗を治める長で天狗のなかで最強の力をもつ。

 

たしか、鬼子母神が治める鬼達に対しての抑止力も兼ね備えているはずだ。

山の支配状況は若干劣勢であり、鬼子母神には劣るもののその辺の鬼じゃまず勝てない。

 

 

 

「どの。はつけなくていいって言いましたよ?天魔様。

あなたは天狗の長なのですからあまり私を丁重にあつかわないほうがよろしいかと」

 

 

俺は周りに天狗はいないとわかってはいたが一応注意を促す。

 

 

「ならば、お前も私のことは名前でいい。

それと昨夜鬼子母神から書状が届いた。この硬直状態に決着を着けるつもりらしい」

 

 

「そうか。なら陽葉お前鬼子母神とも仲良かったろ?たしかに天狗の支配地域を広げるのもお前の目標だろうけど・・。お前はそれでいいのか?」

 

おれはつい、聞いてしまった。彼女の覚悟も知らずに、

 

 

「っ!!私は!もとより天狗の皆の長だ。ゆえにいつかは鬼子母神に打ち勝ち、

山を天狗の完全支配下に置かなければならないんだ。」

 

 

そう言い放った天魔は涙を流していた。

 

 

「・・・わかった。ならその勝負俺が行ってくる。

鬼子母神との協定を結んでくる。それも俺の役割だ。」

 

 

あきらめて、戦おうとおもったその時、

 

 

「頭に乗るな。小僧!!!!!」

 

恐ろしい量の妖力を放ち、天魔が激怒する。

 

 

 

「私では勝てぬとでも言いたいのか?貴様なら勝てると言う気か?

ならかかってこい!!全力で相手してやる!!!」

 

 

天魔はただならぬ殺気とともに能力を発動したらしい、天魔の両の掌に風の渦が舞う

 

 

『螺旋を操る程度の能力』

 

それが、天狗最強と謳われる天魔の能力実際に体験するのはこれが初めてだ。

 

 

「ただ、渦巻きを飛ばしてくるんじゃ文と変わんねえよな。天魔たる所以見せてもらうぜ!!!」

 

 

 

俺は腰に付けた鞘から愛刀を引き抜き、中段に相手を睨むように構える。

この刀は、『氷柱』の依り処として『草薙の剣』をもとに作った刀だ。

 

 

諏訪を出る直前に、タケミカヅチに頼んで置いた。

 

銘は『雹桜-狼牙』(ひょうおうろうが)種類は妖刀。青白く美しい刀身と漆の黒に桜の花弁が描かれた鞘の刀だ。

 

それと腰にはもう一本刀がある、こっちは霊刀。

銘は『結月-龍爪』(ゆいげつりゅうそう)鞘には同じく漆の黒が使用されているが

模様は無く。

 

刀身にも持ち手の近くに三日月の文様があるだけ。どう考えても雹桜のほうが名刀に

見えるが俺は結月のほうが好きだ。

 

なんの繋がりも無い自分だけを見つめられるようで。

 

 

「いくぞっ!!!!」

 

天魔が叫ぶ、

 

 

「おうっ!」

 

俺が応え、一気に肉薄・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しようとしたところで、俺は見えない壁にはじかれその場に倒れ込んだ・・。

 

 

 

 

 

 




はい!天魔とさつきの能力があかされましたね。

「螺旋を操る程度の能力」とはどれほどのものなのか・・・・

次回は天魔VS双覇の全貌とついに鬼が登場します!!(あ。いっちゃった・・・)

wwそれでは次回も「ゆっくりしていってね!」
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