東方双雲録   作:天白雲

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サブタイどうりのあの人が登場しますよ。

ようやく史実が絡んできたね!!やったね大ちゃん。ネタが浮かぶよ!!

というわけで、今回も

「ゆっくりしていってね!」


第36話-月夜に照らされし、絶世の美女。

「おっちゃ~ん。そのアジ貰ってくわ~。あ、おばちゃん、そのタケノコくれ。」

 

数週間が経ち、都での生活にそこそこ慣れてきたころ俺はもうすっかり八百屋や魚屋

肉屋の常連になっていた。

 

 

「え~と・・あとは、ん?おっ今日も発行されたんだな。」

 

 

空から降ってきたのは、文々。新聞(ぶんぶんまるしんぶん)と言う新聞だ。

この時代に、新聞があったのか?とか、紙はどうした?とか印刷技術は?とか、

いろいろ、おかしな点はあるかも知れないがここは東方の世界。

 

 

「まぁ、外の世界の歴史の流れなんてあって無いようなもんだな・・・

それよりも、祥磨の奴はちゃんと情報収集してんのかな?」

 

 

あれはたしか。。俺らがここに住み始めてちょうど1週間って時だ・・・

 

 

「はぁ~い。お元気かしら結神?ゆかりんよ~。」

 

 

祥磨と、ババ抜き(トランプ創造)をしてたら、いきなり目の前にBBAおっと・・

紫が現れて、空気が凍りついた。

 

 

「・・・・・・お、おう。元気そうで何よりだ・・・。今日は何の用なんだ?ゆ・・

ゆかりん?」

 

 

困惑する俺。とりあえず、「しょ、祥磨と言います・・よろしくお願いします・・」

と自己紹介する祥磨。

 

 

 

「久しぶりに会うからちょっとハメ外してみただけなのに・・・・」

 

うぅとすすり泣くBBAいや、紫。

 

 

「えっと、祥磨くんね?私は八雲紫。人間と妖怪、神霊や妖精、霊とかそれらが共存できる世界を作ろうと考えている者よ。

 

それと、今日来た理由はねぇ『絶世の美女』って知ってる?」

 

 

絶世の美女って・・俺や祥磨からしたらこの世界に居る女性は全員そうだ。とも言えるんだけど・・この時代にその話ってことは・・

 

 

「えぇ。噂程度に。ですが、なよ竹のかぐや姫の事ですよね?」

 

 

そう。なよ竹のかぐや姫。外の世界で日本最古の物語だと言われている『かぐや姫』

のモデルとなった人だ。

 

 

「えぇ、そのとうりよ。でも、どうやらそのお姫様人ならざる魅力に満ち求婚者が後を絶たないらしいの。

 

一度会ってみたらどうかしら?暇そうだし・・」

 

 

うぐっ。たしかにすることなくてトランプやってたけど・・・

 

 

「はぁ・・わかったよババxげふんげふんゆかりん。んじゃ、今日から二人して情報収集だな・・・。」

 

 

紫はなんか文句言いたげだったが、取り会えずスキマの中に消えていった。

まぁ、ババアってつい外の世界のノリで言っちゃうけど紫がババアなら俺や祥磨は

もう仙人だよなww

 

それに、外の世界のおばさん達よりははるかに若いし、可愛いしな。

 

 

「よし、んじゃ今日は俺が情報収集するか。」

 

 

そんなこんなで、情報を集めて一週間ようやく魚屋のおっちゃんや八百屋のおばちゃんからどこの屋敷に居るとかを教えてもらったんだ。

 

 

 

「お~い。双覇やっぱおっちゃん達の情報はガセじゃねえみたいだぞ?」

 

そんなことを考えてたら向こうから、祥磨が走ってきた。

 

 

「そっか。んじゃ今日はもう宿で休んで明日俺が求婚者に混ざって会いに行ってくるよ。」

 

 

とりあえず、方針は決まった。

なら今は休んで、万全な態勢を整えるべきだ。

 

「ふわぁ~あ。了解した。んじゃさっさと帰るか今日の飯は?」

 

 

「てめぇも自炊できるんだから、自分で作れっつの・・・・・・・

今日は筑前煮とアジの開きだな。」

 

メニューを聞いて小躍りする馬鹿はほっといてさっさと宿に帰ろう。

 

 

 

・・・<少年移動中>・・・

 

 

「え~と・・煮物の黄金バランスは酒おおさじ3、しょうゆおおさじ3、水200ml・・・おっと良い感じに七輪が熱せられてんな・・アジの腹を開いて内臓を取って・・塩ふって焼いてっと」

 

くつくつ。という鍋の音じゅーぱちぱちという七輪の音。

焼けた魚と、だしの浸み出た煮物の匂い・・

 

 

「あぁ~・・腹減ったーはよ持ってこい双覇~。」

 

 

「るせえ!!こっちも腹減ってんだよ。つ~か、二等分できる作業をわざわざ一人で受け持ってんだから黙ってろ!」

 

 

そっから、10分程度で完成。

二人して、ご飯を食べ夜になり就寝・・・・・・・・

 

 

 

・・・<次の日>・・・

 

 

「ふぁあ~。さて、かぐや姫に会いに行くか!」

 

馬鹿(祥磨)はまだ寝てるからほっとくか・・・・・・

 

 

・・・<少年移動中>・・・

 

 

「さ~て、屋敷の位置はわかってっからあとはゆっくり歩いていくか。」

 

 

???「おい。そこの者どこの家のものだ?もしやかぐや姫に求婚するつもりか?」

 

なんか、後ろから小太りのおっさんに話しかけられた。

お付きの人が一杯居るからおそらく貴族の人かな???

 

 

「あぁ、これは失礼しました。私は白雲双覇と言う旅の者です。かぐや姫さまのお噂を聞きそれほどまでに美しいのなら一目見たいと思っただけのこと。

 

求婚の意思はありませぬ。」

 

 

「そうか、私は藤原不比等(ふじわらのふひと)と言う。このたびはかぐや姫に求婚に行くのだが・・・お主に求婚の意思が無いのなら私の共として連れて行ってやるぞ?」

 

俺を、利用する気マンマンの笑みで訪ねてくる不比等。

しかし・・まぁ断る理由も無いな。

 

 

「願っても無いことにございます。ぜひともよろしくお願いいたします。」

 

そう言って、上機嫌の不比等とともに牛車に乗って移動。

ほどなくして、宿とは比べ物にならないデカさの屋敷につき、門番の案内で中へ

 

仕切りで遮られた、部屋に4人の男たちが座っており仕切りの奥からも気配がする。

おそらくかぐや姫か・・

 

 

「全員そろいましたね・・・おや?おひとり多いですね・・・

あなたは?」

 

かぐや姫(?)に名を聞かれ、隠すことも無いので

 

 

「私は白雲双覇という者です。かぐや姫様のお噂を聞き絶世の美女と評されるそのお姿をぜひに拝見したくきました。

 

求婚の意思はございませんので、ご安心を・・」

 

 

俺の名を聞いた瞬間、かぐや姫が若干息をのんだような気配がした。

 

 

「そ・・そうですか、それではあなたにも他の求婚者同様私を拝見する権利を得るための試練を出させてもらいますが・・よろしいですか?」

 

 

「えぇ。かまいませんよ・・私にできることであれば必ず成し遂げて御覧に入れます。複数でもかまいません。」

 

言いきり、周囲からの視線が険しくなる。

まぁそりゃそうか・・・

 

 

「ごほんっ!それでは。石作皇子様には『仏の御石の鉢』を、

車持皇子(藤原不比等)様には『蓬莱の球の枝』を、右大臣阿倍御主人には『火鼠の皮衣』を、大納言大伴御行様には『竜の首の珠』を、

中納言石上麻呂様には『燕の生んだ子安貝』をそれぞれ持ってきてください。

 

本物をもってきていただいた人の妻となりましょう。」

 

ほぇ~。有名なかぐや姫の五つの難題だ~・・・

超感動ものだけど、とりあえずいまは自分がどんな難題を出されるか。。。。

 

 

「そして・・・白雲双覇様とは私もしっかりお会いして話がしたいです。

そのために・・この都より南東に見たことも無い可憐な花があると聞きます。

 

その花は日に首を向けるというめずらしい、特徴があるそうなのですが・・私はそれが一目見たいのです。」

 

 

淡々と恐ろしいことを言ってくるかぐや姫・・・・・

ま。。。。まさかっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

「しかし、その花を守る妖怪がとても凶暴で見にいけません。

あなたにはその妖怪から花をもらい、倒した証としてなにか妖怪の持ち物をもらってきてください。 以上です。」

 

 

ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!

おっそろしいこと抜かしやがったこのお姫様・・・・・・

 

 

「わ、わかりました。かぐや姫様のお願いとあらばこの命に代えても成し遂げて見せます。」

 

そうして、その日は一時解散となった。

ほかのみんなはさっそくあるはずの無い宝を探しに行き、不比等さまは大急ぎで都の中心に向かっていった。

 

たぶん贋作を作る依頼をするのだろう。

 

 

 

「はぁ・・・・よりによってUSCと戦わなくちゃいけないのか・・・」

 

 

俺は肩を落とし、とぼとぼと宿に戻って行った。

 

 

 




はい!事実上の都編第一話どうだったでしょうか?

次回は五つの難題の貴族たちの結果とVSUSCです。

まぁ結果のほうは恐らく全員わかってると思いますが・・・

USCがわからない人はggるか、次回を待っててね!

それではこれからも有意義な暇つぶしを!

「次回もゆっくりしていってね!!」

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