インフィニット・ストラトス ~神に抗った少年と少女の物語~   作:ぬっく~

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今日は『革命機ヴァルヴレイヴ』24話、全部見た。

水樹奈々さん出ていたんだ……





6話

「それでは、この時間は実戦で使用する各種装備の特性について説明を……」

 

織斑先生が教壇に立ち、授業を始める。

 

「ああ、その前に、再来週のクラス対抗戦に出る代表者を決めないといけないな」

 

ざっくり言えばクラス委員長を決めようととのこと。

 

「自薦他薦は問わない。ちなみに他薦されたものに拒否権などない。選ばれた以上は覚悟しろよ」

 

と言いつつ、この推薦の犠牲者はあらかた決まってた。

「はーい!! 織斑君がいいと思います!」

 

「私もそれがいいとおもいます」

 

そう。

私の兄、織斑一夏がこの推薦で選ばれる確率が高いのだ。

しかし、このクラスの中にはそれに納得しない者もいる。

 

「納得できませんわ!!」

 

突如、後方から怒鳴り声が聞こえる。

振り返ると金髪の少女が立っていた。

 

「そのような選出は認められません! 大体、男がクラス代表なんていい恥さらしですわ! この学年次席であるセシリア・オルコットにそのような屈辱を一年間味わえと仰るのですか?」

 

ISの登場により男女の立場が逆転した。

優遇どころか、もはや女=偉いの構図が最も分かりやすい。

それがこのクラス、私の後ろで威張っている現代女子がそこにいた。

 

「いいですか!? クラス代表は実力トップがなるべき。それはわたくしですわ!」

 

とまあ、私にとしてはどうでもいいのだが、そう簡単には収まりそうにないだろう。

 

「何せわたくし、入試で教官を倒した者の一人ですから」

 

ほうほう。

いい度胸ですね。

 

「織斑先生。このクラスで教官を倒した生徒は何人いますか?」

 

「ん? 3人だ。それ以前に出来た者も3人しかいない」

 

『え!?』

 

クラスに居た全員が驚く。

 

「それは誰なんですか!?」

 

どうやら、セシリアはこのクラスでただ一人しかいないと思っていたらしく、喰いかかった。

 

「目の前にいるだろう。なあ、織斑兄妹」

 

織斑先生の一言に全員が驚いた。

 

「追加で言えば、私が主席です」

 

さらなる追い打ちにセシリアは言葉を失った。

上には上がいる。

それを実感してしまったのだ。

 

「っ!! 決闘ですわ」

 

セシリアは痺れを切らせ、私たちに決闘を申し込む。

 

「いいでしょう。その勝負、受けましょう」

 

私の背後では織斑先生が笑っているだろう。

ここまで、予想通りに進んだことに。

 

「勝負は一週間後の月曜日。放課後、第三アリーナにて織斑兄妹とオルコットの両者3名で行う。それぞれ用意しておくように」

 

「え? なぜ俺もなんですか?」

 

「推薦されたかに決まっているだろ」

 

それを聞いた一夏はorz状態になった。

 

 

    ◇

 

 

セシリアとの決闘が決まり、私は今第三アリーナに来ていた。

そこで私はある物を眺めていた。

 

「こっちが打鉄でこれがラファールか……」

 

整備室にあるISを私は見に来ていたのだ。

ISを借りるのに一週間以上かかると分かってしまった以上、それ以外で準備を整えることになる。

その為、私は現地視察に来たのだ。

 

「ん?」

 

並べられているISを一つ一つ確認していた時、一番奥にあったISに目が止まった。

足元にはいくつもの書類と機材が散らばっており。

どう見ても先程まで、そこに誰かがいた痕跡が残っていた。

 

「整備? いや違う。これは……作成?」

 

書類を確認するとISの基礎構造から何かも書かれており、すぐに作成していることが分かった。

しかし、ここで疑問が生まれる。

 

「IS制作にしても人がいない……」

 

機材と工具はある。

しかし、肝心の制作者たちがいないのだ。

 

「まだ温かい……だけど、これは……」

 

どうやら、このISを一人で作っていたことが分かった。

それは、無謀なことだと言うことをその者は知らない訳がない。

 

「……そこに居るんでしょ?」

 

「っ!?」

 

物影に隠れていた少女は、私に言い当てられたことに驚く。

すぐには出てこなかったが、彼女は私の前に出て来た。

 

「随分と無謀なことをやるのね」

 

「…………」

 

だけど、彼女はだんまり。

顔の表情を見る限り図星だったようだが、それでもこれを一人で完成させようとしたのだ。

 

「そう言えば、まだ名乗っていなかったね。私は織斑春名よ」

 

「更識……簪」

 

「簪ちゃんね」

 

今でも物影に隠れてしまうぐらいに、おどおどさせていた。

 

「ねえ、これさあ……私も手伝ってもいい?」

 

「っ……!」

 

簪ちゃんはそれを聞いて驚くが……。

 

「いい……。私が一人で、作る……」

 

あっさりと断ったのだ。

 

「どうして?」

 

「……お姉ちゃんは一人で完成させた。だから……」

 

「だから、私もそれぐらいできないといけない」

 

「…………」

 

簪ちゃんは頷く。

 

「それは間違いだよ。お姉ちゃんはお姉ちゃん、簪ちゃんは簪ちゃんなんだから、お姉ちゃんの真似をする意味がないよ」

 

「っ……!」

 

「私も超人的って中学の時言われたけど、英語だけはダメダメだったんだから。人はそれぞれ個性があるの。お姉ちゃんが出来たから私も出来るとは限らないんだよ」

 

「それでも……」

 

「追い付きたいと考えているけど、追い付いたらどうするの?」

 

「それは……」

 

「また引き離されての繰り返しになるだけよ」

 

私は簪ちゃんに近づき、その両手を掴んだ。

 

「だから、私が導いてあげる」

 

「え……」

 

「追い付くじゃなく、追い抜こうよ」

 

「……うん」

 

簪ちゃんは恥ずかしながら頷く。

それから私たちは簪ちゃんの専用機、打鉄弐式の完成に全力を注ぐ。

この後、痴女に出会うまで……。

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