蒼穹と宙   作:白燕狭由那

1 / 4
カッとなって書いた。
キャラ崩壊を引き起こしているが、反省も後悔もしていない。

一応喪中なので明けました、ということで。


ifトレーズのお正月

地球上の、何処かの海に浮かぶ島、竜宮島。

普段は穏やかな雰囲気の島も、正月の準備に追われて大忙しの空気になっていた。

そしてそれは、この人物も例外ではない。

 

 

「ふぅ、なんとか間に合いそうだな」

 

オールバックにまとめた金髪の上に三角巾を被り、エプロンを身に着けた青年が調理器具を片手に額の汗をぬぐった。

島の大半が日本人を占めるこの島で数少ない外国人である青年は、調理器具を持っていてもその身からにじみ出るオーラがただ者ではないと示す。

 

「さて、そろそろ彼らも来ることだし、出迎える準備をするとしよう」

 

青年―――トレーズ・クシュリナーダは客人を迎える準備をするため、改めてキッチンに向かうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マリーメイア軍の蜂起で、Z-BLUEは苦戦を強いられていた。そんな中、一機のMSが舞い降りた。それは、OZの総帥トレーズ・クシュリナーダが最期に駆ったMSトールギスⅡだった。トールギスⅡの圧倒的な性能により、マリーメイア軍は劣勢に追い込まれていった。そしてトレーズ自身の呼びかけと、事態の首謀者であるデキム・バートンの死により、マリーメイア軍は総崩れとなった。

再世戦争で死亡したと思われていたトレーズが生きていたという事実は、世界中に衝撃を与えた。

特に因縁深い張五飛に至っては、戦場から離脱するトールギスⅡを追跡した程だ。だが、トールギスⅡはそんな彼を振り切って姿を消したのだった。

Z-BLUEだけでなく、各国の機関やテロ組織、サイデリアルもトレーズの行方を捜したが、見つけることはできなかった。

 

その後、トレーズは竜宮島の面々と共にZ-BLUEに合流した。

竜宮島のミールの力により、Z-BLUEにかけられていた暗示を打ち破った。そして、本来立ち向かうべき敵への道しるべを示し、最後の戦いを共に駆け抜けた。

その後、かつての部下などから力を貸してほしいとの要請があったが、それをすべて断り竜宮島で暮らしている。

かつての旧知と交流は断ってはおらず、今でも誰かが訪ねてくれば応対もする。

そしてそれは、元日である今日も同じだ。

 

 

 

 

 

 

 

隙間なく、それでも美しく重箱に詰められた豪華なおせち。

具だくさんのお雑煮。甘い香りを漂わせるお汁粉。

居間のテーブルに置かれた料理の数々を見て、トレーズは満足げにうなずいた。少々作りすぎた気もするが、これから訪ねてくる彼らは食べ盛りの年齢だ。これぐらいはすぐに平らげてしまうだろう。

 

 

 

 

 

ぴんぽーん

 

玄関の呼び鈴が鳴る。

トレーズは三角巾とエプロンを外しながら玄関に向かった。

すでに複数の人影が見えるすりガラスの引き戸を開けると、予想していた一行がそこにいた。

 

 

 

「よぉ、トレーズ!来てやったぜ」

「邪魔をする」

「………(じっ)」

「……ふん」

「こら、五飛!ヒイロも…すみません、今日はお世話になります」

 

フレンドリーなデュオ。

無表情ながら相応の礼節なトロワ。

無言で視線を見据えるヒイロ。

無愛想に視線を逸らす五飛。

そんな二人をたしなめつつ頭を下げるカトル。

十人十色ならぬ五人五色の反応に、トレーズは快く出迎える。

 

 

 

「ようこそ、ゆっくりしていきなさい」

 




トレーズ閣下
記憶を取り戻した後はそれまでと決別して生きていこうと思ったら島ごと多元世界に転移。ミールのおかげでエタニティフラットは免れている。ハッキングかけたらEWのイベント知ってトールギスⅡで突撃。五飛のストーカー回避しつつ帰還し、島の存在を徹底的に隠ぺい。天獄篇になってから少しずつ活動を開始し、Z-BLUEと合流。最終戦まで生き残る。なんやかんやあったけど、エレガントに島で培ったもろもろで溶け込む。某6氏は思わず目を疑ったとのこと。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。