人物紹介
斎藤家
姉小路(斎藤)龍興
今作の主人公。17歳。文武両道であらゆる事をそつなくこなす。朝廷工作を上手く、朝廷に飛騨の領有と姉小路家を継ぐことに成功した。小さい頃(10歳ごろ)各地を旅している旅人にいろいろな事を教えてもらい(硝石の作り方もその一つ)その頃から天下統一を夢見る。夢は「元をも超える大国を作ること」で一代でここまでつくると張り切っている。尾張の姫大名・織田信奈を毛嫌いしており道三の結んだ同盟も反対している。現在は飛騨に入り統治を行っているが義龍が「打倒斎藤道三」を掲げて挙兵すると兵を連れて義龍側として参戦する。
明智光秀
ヒロイン的存在。立ち位置が違うだけで原作と一緒。立ち位置が違うせいもあり光秀は龍興側として「長良川の戦い」に参加している。龍興に魅かれ始めているが本人は気づいていない。
斎藤道三
斎藤龍興の祖父。斎藤家当主で一代にして美濃の大名にまで上り詰めた人物で通称「美濃の蝮」。龍興を溺愛しているが本人は嫌がっている。信奈と同盟を結んだことで息子・義龍との関係が悪化。「長良川の戦い」にまで発展した。
斎藤義龍
斎藤龍興の父。道三の息子で父譲りの軍略を持っているが不治の病を患っており、家督は継がずに龍興に渡すつもりで居る。元々父道三とは考えが合わず、信奈との同盟でも意見が分かれていた(義龍は尾張に攻め込んで併呑するつもりで居た)。今回の同盟で完全に決裂し、龍興の後押しもあって「打倒斎藤道三」を掲げて挙兵した。
「皆!急いで!蝮を助けるのよ!」
桶狭間の戦いで見事今川軍に勝利した尾張の姫大名・織田信奈は「斎藤義龍挙兵」、「飛騨より斎藤龍興、斎藤義龍側として参戦」、「斎藤道三三千に対し、義龍軍は三万の軍勢」等々報告を受けて五千を率いて長良川に向かっていた。
今回の目的はあくまで道三の救出であって義龍軍をたおすことではない。
日ノ本一最弱と言われている尾張兵ではとてもじゃないが勝つのは難しいし、何よりこの五千が今動かせる最大軍勢であった。
「いくら蝮でも簡単にはやられないでしょう」
そう信奈は思っているが孫の龍興は油断ならないと信奈は思ている。なにせ朝廷の力のみで飛騨を手に入れたのだから。その後は姉小路家をついで龍興に反対するものや、姉小路家に反抗していた大名・豪族たちを全てたおして飛騨一国を平定していた。これが僅か一週間とちょっとで完了したのだから器量はいいと見える。
そんな彼が参戦しているのだ。早くいかなければと思う気持ちがあった。
「くそっ!どうなってやがんだ!?桶狭間の戦いの後に長良川の戦いが起きんだよ!龍興も愚将じゃないし」
信奈の隣では侍大将に昇進したばかりの相良良晴が五右衛門がのる馬に乗せてもらって一人グチグチ言っていた。
「サル!煩いわよ!少しは黙っていられないの!?」
焦っている信奈は良晴の愚痴が煩く注意する。
その時であった。
ガーン!
グワアアアアアアアーン!
突如種子島一斉斉射が聞こえたと思ったら目の前を走っていた足軽が吹き飛んだ。
「姫様!無事ですか!?」
小姓上がりの丹羽長秀が信奈の身を案じる。
「ええ、大丈夫よ。それにしてもこの種子島の数は」
「わが軍と同等の数を持っていますね」
今の種子島の音で確実に百は超えていた。
しかし、斎藤家は大した数を持っていないし豪族がこれほど持っている筈もない。残る選択肢は一つ。
「姫様!敵の旗印は剣菱!姉小路家のものです!」
信奈の前に姉小路軍が立ちふさがったのであった。
「敵の進軍が止まりやがったです」
「さすがに種子島の一斉射撃の中に突っ込む様な事はしないだろう」
織田軍に一斉射撃を行った姉小路(斎藤)龍興は本陣で明智光秀とともに織田軍を見ていた。
明智光秀は龍興の小姓であったため、一緒に飛騨に入り能力もあって筆頭家老になっていた。
「織田軍五千に対し、こちらも五千。陣形を組んでいる今ならこちらが有利ですが・・・」
「やはりこちらの士気の低さ、だな」
姉小路軍はまだ飛騨を平定して間もない時の兵役であったため兵の士気は物凄く低い。今は種子島の一斉射撃でひるませているが乱戦になれば逃げるものが続出するであろう。
「これじゃあ最弱と言っても過言ではないな」
「しかし、義龍様の軍勢は全て長良川にいますので今更こちらに兵は寄越せないのでは?」
「いや、父上に援軍は頼まない。ただでさえ兵の士気が低いのに今まで一緒に戦った事のない奴と合わせて戦うのは無理だ。だったらこのままの方がましだ」
それに目的は足止めだけだしな、とつぶやく。今回の龍興の目的は援軍に来るであろう織田軍の足止めである。
あくまで道三を撃つことのみが今回の挙兵であって決して織田軍をたおすことではないのだ。その点では両軍は似ていると言っていいだろう。
「叔父上は戦場で死にたいみたいだからな。じゃなきゃ今頃夜戦じゃなく城攻めをしているだろうさ」
「そうですね」
そう言う風に話をしていると織田軍が動き出した。
「よし、こちらも応戦の準備をしろ!」
俺の言葉に従い鉄砲隊による一斉射撃が開始される。
「鉄砲を装てんしている間は他の部隊が弓や石で足止めをしろ!決して近づけるな!」
白兵戦では勝てないと思った龍興は遠距離戦を展開した。
「鉄砲隊は撃ち終ったら後方の陣地まで後退しろ!他の部隊はその掩護だ!」
鉄砲を撃ったら後方に撤退するヒット&アウェイを繰り返していくが遂に前衛同士がぶつかった。
「ちっ!光秀!一部の軍勢を率いて側面を攻撃しろ!あまり攻撃はしなくていい。敵の注意をひきつけろ!」
「わかったです!」
光秀は傍から離れていった。既に後方に撤退しながらだったので本陣のあった場所が前線となっている。
「くそっ!やはり寄せ集めじゃもろいか!」
龍興が危惧していた事が起きた。姉小路側で戦っていた足軽が逃げ始めたのだ。今はまだそんなに減ってはいないがこれ以上逃げられると総崩れになる可能性があった。
「・・・仕方ない。お前ら!急いで砦まで撤退するぞっ!」
砦は美濃と尾張の国境に築かれていて織田軍侵攻に備えたものであった。
既に崩壊しつつある前線の足軽を残して龍興軍は砦まで撤退した。
この時点で死傷者は千人近く昇っていたがこの大半は脱走兵である。
織田軍も同様の被害が出ているものの兵の士気は高かった。
織田軍との戦いは終わりに近づいていた。
戦況報告
斎藤義龍二万五千対斎藤道三三千
義龍方有利
義龍は圧倒的兵力で力攻めを行うもゲリラ戦法を中心とした道三軍によって一部部隊で混乱が発生。それでも兵力差は変わらず少しづつ、後退している。
姉小路(斎藤)龍興五千対織田信奈五千
織田方有利
兵数は互角だが、士気は織田軍が圧倒的に高い。最初は鉄砲による一斉射撃で優位に立つもその後の白兵戦で脱走兵が続出し、一部兵を前線に残して国境に築かれた砦まで撤退した。双方ともに千名近い死傷者を出す(そのうち、龍興軍は脱走兵も入っている)。
姉小路家の家臣が分からない。調べても出て来ないし、何で内ヶ島家しか出て来ないのか。誰か姉小路家の家臣知っている方は教えてください。待ってます。