精霊の世界再生   作:柚奈

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 ツインブレイヴのネタを使ってます。
 機能は別物ですが、見た目はあれです。


13-4

 

 

 

 

 気がつけば、知らない場所だった。

 強いて言うならレネゲードの基地に似ているだろうか。少なくともシルヴァラントにはもう存在しない超技術でもって作られた場所なのは確かだ。

 朦朧とする意識。体が酷くだるい。目を開けているのも億劫なほど。

 それでもなんとか辺りを見回し―――少し離れたところに、ドームがついた寝台に寝かされているコレットを見つけた。

『コレ―――』

 呼ぼうとして、声が出なかった。

 自分の体を見下ろせば、両手足に鎖が繋がれている。手の鎖は壁に伸びていて、あぁ、肩が強張って痛かったのは吊り上げられているからだったのだ。腕を伸ばして床に膝がつくかどうかという長さ。かといって立ち上がる気力と体力は無い。

(………この鎖は)

 マナを吸っている。そういう仕掛けがあるようなのは、視れば分かった。体がだるいのもマナを吸われているからだ。

 

「ようやく目覚められましたかな?」

 

 顔は上げたが、視界はぼやけていた。痛む頭を堪えて焦点を合わせれば、そこにいたのはハーフエルフの男。眼鏡をかけて緑のマントを着た―――そこで、一拍遅れて頭が回った。

 自分とコレットは、こいつに拐われたのだ。

「お、まえ」

 ようやく出た声はかすれて酷く聞き取りづらい。だから聞こえていないのかそれとも無視しているのか。ともかくそいつは彼に構わず、にいっと笑う。

「あなたが悪いのですよ。意識を失っているというのにあなたがあまりに暴れるから、その囚人用の鎖を使う羽目になったのです。それは衰退世界の人間牧場で使われているもの………人間が発するマナをギリギリまで吸い上げる鎖。まぁあなたのそれは“天使”すら捕らえる特別製ですがの」

 聞いてもいないことをペラペラと。だが、納得もした。

 

 マナは生命の源だ。一部の無機物を除き、全ての命が持っている。少なくなれば体は弱り、完全に枯渇すれば死ぬ。

 マナは食事や呼吸で自然に少量ずつ回復するが、それは普通に生活して消費するマナを補う程度でしかない。一度に大量のマナを失えば、回復が追い付かずに衰弱、やがては死に至る。

 

 つまりこの鎖はその衰弱するギリギリまでマナを吸い上げるものなのだろう。鎖を付けている間は常にマナが吸われ、体の回復まで回らないのだ。

 人間牧場に捕まっていた人々が彼処まで弱っていたのは、労働の過酷さやエクスフィアのせいだけではなく、この鎖でマナを吸われていたからだ。

「しかし、あなたは非常に興味深い。普通の人間ならば、天使用の鎖など使えば確実に死ぬ。………あなたのどこに、それほど膨大なマナがあるのでしょうね?」

 彼は答えない。答える気力もないしつもりもない。

 体内のマナを必死に制御してこれ以上マナが漏れないようにしているのに、それでも少しずつマナが吸われていく。

「ご安心を。殺しはしません。あなたの体をじっくりと研究させていただくまでは………ユグドラシルに気付かれる前にどこまでやれるか―――」

 

 ああ、意識が。

 

 

 

 

「―――とか―――………ンテナに―――」

「ええ、あり―――」

「―――………んでしょ?」

「……グド―――………れより―――」

 

 声が聞こえる。

 霞の奥、幕の外側。

 気付いて意識すると、少しずつ声が会話として拾えるようになり。

 

「………じゃあ、これが最後よ」

 

 その聞き覚えがある声に、はっとした。

 ―――アリス?

 

「依頼された品は、確かに貴方の牧場まで運んでおくわ」

「ええ、頼みましたよ。こちらは今動けませんからね。あの品さえあれば、あとは完成させるだけです。あなた方のお陰だ。もうすぐ―――もうすぐ“トールハンマー”は完成する」

「あとは確か、ハイエクスフィアだったわね」

「輝石ばかりはどうにもできませんからな」

「こっちでも探してはいるんだけど―――ねぇ。神子のものはダメなの?」

「フォフォ、あれはダメですよ。テセアラの神子に手を出せばすぐにユグドラシル様にバレてしまう。シルヴァラントの神子は―――使い物になりませんな。何故ユグドラシル様はあのような者たちに執着するのか………まるで分からぬ」

 呆れたような馬鹿にしたような、そんな声。アリスの返事は少し遅かった。

「………―――まぁ、良いわ。こっちでもし見つかれば連絡する。そうじゃなければ予定通りこの先互いに干渉はしないってことで」

「ええ、よろしくお願い致しますぞ。………アリス殿」

「何?」

「何度も申し上げておりますが―――“こちら”に来ませんか?」

 にたり、と笑う音が聞こえそうなくらい、嫌な声。優しげで、嫌な声だ。レミエルのような。

「あなたのような方がそんなところに居るのは惜しい。私と―――」

「このアリスちゃんを誘おうだなんて、百年早いわよ。出直してらっしゃい」

 足音が聞こえる。少し遠ざかり、ウィン、という音がして、止まる。

「じゃあ、約束通り荷物は私たちが貰っていくわ」

「送りましょうか?」

「いらない。何度も来てるし、道はわかるもの」

 またウィン、という音。扉が開閉する音。

 それで雰囲気が変わったのとアリスの声が聞こえなくなったことで、彼はアリスが部屋から出ていったことを知った。

「………あの小娘。まぁ良い、今はなによりトールハンマー―――魔導砲だ」

 彼は驚く―――魔導砲、だと?

 まさか、そんなはずが。動揺で体が動き、鎖が音をたてた。

「おや、起きていたのですか。まったくもって不思議ですなぁ、普通なら目覚めるはずなどないのに………もうマナが回復しているのか」

 マナが回復した、というよりは周囲の大気のマナを集めて吸収した、という方が正しいのだが、勿論そんなことを教えてやる義理などない。

 見上げれば何やら文字と数字が踊る板の前で、あいつがニタニタと笑っていた。

「お前、魔導砲なんぞ、つくって、どうするつもりだ?」

 魔導砲。かつての魔科学の産物。その威力たるや凄まじいが、その分相応にマナも消費する。魔科学兵器が台頭した結果は―――かつての、大樹があった世界であれだ。今のマナが枯渇しかけた世界でそんなものを使えばどうなるか。

「あれは、ヒトが扱うモノじゃない。そもそも、今の世界じゃ、動かせないだろう」

「………一つ、よいことを教えて差し上げよう」

 そいつの指が動く。板の数字と文字が変わり、何度か点滅して、映像が映った。そこは海の底らしい場所で、何十人もの人間が働かされている。

 人間牧場。

「人間牧場は四つ存在するが、いずれも衰退世界にある。マナの少ない衰退世界にね。我らの道具はマナで動く魔科学の一種。しかし我らはマナ不足に困ったことなどないのですよ―――囚人どもがいる限り」

 映像の人間たちはエクスフィアがつけられ、ボロボロの姿で働かされている。魔物やディザイアン兵に監視され、首輪をつけられ、―――両手足には鎖を繋がれて。

「! まさか!」

 鎖。彼をつなぐそれと同じもの。

 マナを吸いとる鎖。

「囚人のマナを動力にしてるのか!?」

 この世で一番純粋なマナとは、生命力そのもの。命そのもの。この鎖が容赦なくもぎ取り吸いとるもの。

 確かにそれなら魔科学兵器も動かせるかもしれない。

 だが。

「そんなことしたら、囚人全員マナの枯渇で―――!」

「ええ。我が魔導砲の肥やしとなれるのですから、感謝してほしいものですね」

「っ、お前は………!」

 こんな鎖がなければ、ぶん殴ってやるものを。

「しかし、あの神子は本当に出来損ないでした」

 神子。そうだ、一緒にさらわれて。

「輝石としても使えぬ。魔導砲の肥やしにもならぬ。そもそも与えられた使命も果たせぬ」

「―――………まれ」

「そこから逃げて、こんなところまで来ている。ユグドラシル様が放置しておるわけだ。あんな失敗作の小娘」

「黙れっ………!」

 彼の感情に反応して、大気が―――大気のマナが、ごう、と震え。

 世界のためにならと笑って死ねる娘だ。

 武器を突きつけられても相手を思って笑える娘だ。

 狂っているわけでもなく、穢れを知らぬわけでもなく、それらすべてを飲み込んで、誰かのために笑える強い娘だ。

 かつて世界の終わりを食い止めた娘と、同じものを願える娘だ。

 あの優しさと強さがどれだけ価値のあるものか―――こいつのようなヤツにはわかるまい。こいつはコレットだけではない、かつての英雄たちまで貶したのだ。それが彼にとってどれほど意味のあることか、こいつには決してわかるまい。

 

「お前なんぞが、あの娘を語るなッ!!」

 

 ぴし、と、何かにヒビが入る音。と、両腕を吊っていた鎖がマナの圧力に耐えられずに砕ける。

「これは………素晴らしい! まだこれほどの力を秘めていたのか!」

 嬉々として機械を弄くるそいつに向けて、彼はマナの塊をぶつけようと………―――した、寸前で。

「―――!!」

 これまでとは比べ物にならない勢いでマナが吸い上げられ、彼は床に倒れた。腕の鎖は壊れたが、足の方がそのまま残っていたから。

 彼にとってマナは力そのもの。あれば魔族とでも戦えるが、なければ最悪体すら保つことが出来なくなる。

 なんとかこの体を保てる程度にはマナを残さねば。こいつの目の前で“戻る”のだけはごめんだ―――………マナの制御に集中すると、意識が遠退く。眠い。疲れた。体が重い………。

 

 

「あなたは本当に優秀だ。マナの質は極上、あなたにエクスフィアを植え付ければさぞかし良いエクスフィアが得られるでしょうなぁ。輝石にも匹敵するやもしれぬ………このままプロネーマに引き渡すのは癪でならぬが、わしだけなら兎も角、こやつらを連れてシルヴァラントに渡るには………神子をクルシスに差し出せばあるいは―――」

 

 

 

 

 

 

 コレットは、とある部屋に放り込まれていた。

 最初目が覚めたときには何かの検査の途中のようで変なベッドに寝ていたけれど、痛みに気絶して、次に起きたらこの場所だった。

 武器は取り上げられて、天使の羽は出せたが天使術は使えず、壁や扉らしき場所を叩いてみたが天使の腕力でもびくともせず。どれだけ声を出しても呼んでみても誰も来ないし何もされない―――というか、放置されていた。

 だからコレットは一人床に座り込んで、考える。

(こんなの、言えないよ―――)

 旅の終わりに『天使になる』ことをロイドに隠していたのとは、違う。だってそれは怖くはあっても、恐怖ではなかった。それでロイドが生きられる、ジーニアスが、リフィル先生が、お父様やお婆様が、生きられるのなら。そのために生まれたのなら。だから怖くても、それと同じくらいやり遂げようとも思えたのだ。

 でも。

 そっと、肘を掴んでいる腕を動かし、自分の肩に触れてみる―――触れた。触れている。なのに。

「………っ………!」

 どうしたらいいのだろう。

 神子として、マーテル様のために世界のためには死ねない。だってそれを、ロイドは喜んではくれないから。悲しませてしまうから。

 でもこのまま生きていて良いのだろうか。死ぬために産まれたのに、世界のために死ぬことが自分の役割なのに、………世界よりも、自分のやりたいことを優先するなんて。

 コレットはよくよく分かっている。シルヴァラントは本当にギリギリで生きている。摩り減って、摩耗して、たった一本の糸で辛うじて繋がっているような縄。それがシルヴァラント。―――ロイドが生きる世界。だから世界再生が行われる。その一本の糸が切れたら皆死んでしまう。そしてその糸は今、コレットが握りしめているのだ。

「ロイド、みんな………」

 叶うなら、皆が幸せであるように。皆の生きる世界が、優しく穏やかであるように。皆が笑っていてくれるように。

 してはいけないこと、やらなければならないこと。やりたいことよりもずっと重くて、苦しくて―――でもその遥か先にほんの僅かな唯一の希望は、あるのを知っていて。

 なのにそこに踏み出せない。

 それでいいのだと、ロイドは言うけれど。言ってくれるけれど。

 でも。

 無駄かもしれない。ならばせめて、彼らが生きる、この世界は………ああ、違う。それを彼等は望まない。でもその彼等だって。

 纏まらない思考。終わらない自問自答。結論など出ない問いを繰り返し。

 どうしたらいいのだろう………?

 ウィン、と音がした。

「―――!」

 扉が開いた。入ってくるのはヒトではなく、機械だ。担架のような物を持っていて、そこには。

「―――エミル!?」

 コレットが動こうとすると、機械の片方が武器をコレットに突き付けた。動きを止め、大人しくしていれば機械は担架ごとエミルを床に下ろし、部屋を出ていく。

 機械がいなくなってまた扉が閉まってから、コレットは担架で運ばれてきたヒトに駆け寄った。

「エミル………?」

 動かない。様子がおかしい。触ってみればひどく冷たい。脈はある。弱いけれど。髪はボサボサで、服も汚れて、何よりも顔色が悪い。

 そしてエミルの右腕に、見慣れない腕輪がついていた。

「?」

 ごつごつした、変な模様の書いてある腕輪だった。いや、腕輪と言うよりもリーガルの手枷に似ているように思う。

 コレットは、外そうとそれに手を伸ばし―――。

「………触、るな」

 微かな声だ。声と言うよりも吐息。しかし天使の超聴覚を持つコレットはそれを聞き分けた。

「下手に………弄ったら、不味い、ことになる」

「外しちゃダメ、ってことだね」

 返事は返らなかった。返事も出来ないほどに疲れているのだろう。

 少しして、今度はちゃんと普通に聞こえる声で、聞かれた。

「ここは………?」

「わからないの。多分、まだテセアラにいるはずだけど」

 どれくらい時間が経ったのかも、わからない。四方を壁に囲まれ、ずっと明かりがついていて、食事さえ与えられないこの部屋では。

 確かに空腹を感じるようにはなったが、食べなくても問題ない体であることに変わりはないから。

「休んでて。何かあれば起こすから」

 微かな声。頼む、と。そのまま気絶するように眠りにつく。

 

 エミルが起きたのは、それからしばらくしてから。

 呼吸の音が変わったのに気がついて顔をあげると、エミルが壁を背にして起き上がったところだった。

「エミル、もういいの?」

「………うん。少しは休めたから」

 顔色はやっぱり悪い。でもエミルの翡翠の目が、少しだけいつものそれに近くなっている。休めた、というのは本当らしい。

 だからコレットは、ずっと言おうとしていて言えていなかったことを、言った。

「エミル、おかえりなさい」

「え?」

「ミズホで、ちゃんと言えなかったから」

 エミルの目が丸くなった。そう言えば、エミルが驚くのを初めて見た気がする。

 エミルは泣きそうな、悲しそうな、それでいてどこか嬉しそうな顔をして、腕輪がついていない左手で顔を覆った。

「………ははは。すごいね。天使ってそんなこともわかるのか」

 コレットは答えなかった。うまく笑えたかもわからない。

 エミルはどこか晴れ晴れとした様子で、顔をあげた。

「うん。………ただいま、コレット」

 それで、ようやくコレットは心からの笑みを浮かべることができた。

 エミルの目が、すうっと深くなった。見透かされるような、目。

「コレット………“それ”は」

 咄嗟に手が腕に伸びる。エミルが見ているのはその肩と、腕。それから胴体。

 コレットは知っている。エミルは、ジーニアスたち以上に感覚が鋭いこと。視えているのか、それとも気配を感じているのかまではわからないけれど、人間であるはずのエミルは、“それ”が分かること。

「だいじょぶだよ」

「大丈夫じゃ………!」

「いいの。だいじょぶ。―――大丈夫、だから」

 体が震える。それでもなんとか、笑顔で。慣れている。痛みや自分の感情を抑え込んで笑うことには。

 エミルが自分のことのように顔を歪める。

「痛くない?」

「平気。それよりエミルこそ、こんな―――」

「僕はそれこそ大丈夫。気にしないで」

 コレットには、分かる。自分が浮かべる笑みによく似ている笑顔だから。

「でも、わたしのせいで!」

「コレットが悪いんじゃない。それは絶対違う! そうじゃなくて………!」

 言いかけて、コレットの肩を掴もうとして、エミルははっと、動きを止めた。

「エミル………?」

「―――うして、いや、どうやって………違う、それよりこれは―――」

 囁くような声の独り言。けれどコレットの耳にはすべてがはっきりとした音として聞こえる。

 エミルの目が、ずっとずっと深くなった。目の前のものではないナニカを視ている目。それが凄い早さで動き続けている。コレット、床や壁、エミルの腕輪と―――上の方を。

 エミルにつられてコレットも何も、窓もないはずの天井を見上げる。見上げて、そこで、天井近くの壁の一部が光り、人の姿を映し出したのを、見た。

 プレセアに仕事を頼みに来た相手―――自分とエミルを連れ去った相手。名も知らないハーフエルフ。

「あいつッ!」

『さぁて、実験といきましょうか』

 そう、鳥肌がたつほど機嫌が良さそうな声で宣言して、何かのスイッチを押した、瞬間に。

 

「あ、―――あぁぁああッッ!!」

 

 力が抜けた。

 いや、抜け出ていくのはマナ。命の源。天使術を使うとき大気と反応するそれ。

 それが、すさまじい勢いでエミルに向かって、流れ込む。

「エミル、エミ―――お願い! 止めて! このままじゃ、エミルが………!」

『何を言う。そやつを苦しめておるのは神子よ、お前ではないか。止めたければ自分で止めればよかろう』

 出来るものならば。そうして、高笑い。

 そんなの、分かっている。エミルが苦しんでいる理由くらい、それがコレットのマナが原因であることくらい分かっている。だが自分の意思でそれを止められない。息を止めるようにして力を押さえようとすれば、逆に流れ出る。

 と、エミルの手がコレットにむけて伸ばされ。

「………ぇは、………く、な………」

 お前は、悪くないから。

 

(………ごめんね、エミル、ごめんね………!)

 あんなに助けてくれたのに。あんなに力を貸してくれたのに。あんなに気遣ってくれたのに。あんなに、守ってくれたのに。

 使命も果たせず、足手まといで、逆に自分のせいで危険な目に遭わせて。

(………わたしが、わたしの)

 

 コレットが最後に見たのは、倒れているエミルと、嫌な顔で笑う、あのハーフエルフの姿だった。

 




・人間牧場の鎖
 着けている者のマナを吸い上げます。目的は囚人を弱らせることと、吸い上げたマナを牧場の動力として使うこと。
 囚人を弱らせることで脱走を防ぎ、なおかつエクスフィアの覚醒を早めていた。

 人間用、ハーフエルフ用、エルフ用、天使用などランクがあり、上のものほど大量のマナを吸う。
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