うわ…まじかよこの状況……
「何を黙り込んでるのかしら?もはや言い逃れはできないほどあなたは詰んでるわよ八神君?
先ほどの戦闘もある程度は見させてもらったし、最後の巨人を見せられてはあなたを野放しにするわけにはいかないのはわかってるわよね?」
最後の巨人……須佐能乎か…確かにあれはやべーよなぁ笑
とかなんとかふざけてる場合じゃないマジでどーするか。
「初めてあなたを見たときからなんとなく違うとは思ってました…。
まさかここまでとは思いませんでしたが…」
搭城か…あいつが俺の正体に…くそ、迂闊だったか。
それよりも、この消耗が隠せない状態のほうがマズいな…
やつらとやり合うことになったら、どーするか…
「あなた達は確か…リアス先輩?でしたっけ?
それと…姫島先輩か…学園二大お姉様じゃないですか?
こんな夜更けにお揃いでどーしたんです?」
「あくまでもとぼけるつもりなのね?意外とかわいいとこあるんじゃない。
調査報告だと効率性重視のマニュアル人間みたいな感じだったけど?
口座に振り込まれてる莫大なお金はやはりはぐれ狩りをしていたのね。」
口座まで調べられてたか…
しかも調査報告ってことは学校生活も多少監視されてたのか…さすが悪魔…
「あらあら…考え事をしているのですか?
リアス、自己紹介してさしあげましょうよ。」
姫島先輩…やばかわいいな!なんだあのオーラ!!
小悪魔的かわいさどころかもはや悪魔だよもう!!
てか悪魔か!!
「それもそうね…
私はリアス・グレモリー。他は私の眷属である姫島朱乃、木場祐斗、搭城白音よ、以後よろしくね八神零君。この近辺を領土にしているグレモリー家の次期当主でもあるの、私の庭で勝手に暴れている新入生君を少したしなめにきたってとこかしら?」
「自己紹介どうもありがとう、俺は駒王学園一年の八神零といいます。ここまできたら正直に言おうかなー。
フリーのはぐれ狩りをしているシルバーでもあります。それなりに名前が売れてきたからだと思ったけど、あぶり出されてたわけか、指定依頼をしてきたのは。」
「ええ。シルバーの依頼実績とあなたが外出してる時間が被ってたもんだから、罠をはらせてもらったわ。
でもシルバーと言えば任務は確実にこなし、正体を知る者もいない、依頼次第では上級並みのターゲットも狩ってるからにわかには信じられなかったわ。
今回の罠も特に期待しないでたんだもの。
まさかここまではぐれ悪魔ベラシーを圧倒するとは思わなかったけど。」
完全にやられたな。
注意力不足だった。うわ、最悪。
「 単刀直入にいわせてもらうわ。
あなたは私たちの敵なの?味方なの?」
「どちらにもなる気はない。」
俺はすぐにはっきりと答えた。
なぜならグレモリーについてしまったら今のフリーのはぐれ狩りという立場がなくなってしまう。
俺ははぐれ狩りの収入で生計を立てているため、それはゆゆしき問題なのだ。
「あらあら…振られましたわね、リアス」
姫島先輩!声もいけてる!あなたは天使だ!
「ふふ、ここまで断言されるとはね、ちょっと予想外だったわ。
理由を聞いてもいいかしら?」
俺は素直にこたえた。
あんたたちに与すると収入を得ることが難しくなるんだと。俺の生活を壊すなと。
「あなた、そういえば親はいないわよね?
どのような経歴なのか教えてもらってもいいかしら?
いくら調べでもわからなかったのだけれども…」
「親は幼い頃に亡くなりました。親戚といえるものはいないです。小さい頃から自分で稼いでましたから……」
そう言うとリアスは明らかに驚いた表情をしたと同時に顔を曇らせた。
「そうなの…ごめんなさい…」
「気にしないでください。昔のことですし、気にしてませんよ。」
リアスは何か考え込んだ後、口を開いた。
「あなた、私の眷属にならない?」