え?
今なんていった?
聞き間違いか?いや、そんなことはない。
「失礼ですが リアス先輩、もう一度言っていただけますか?」
「あら?聞き逃したのかしら?
私の眷属にならないって言ったのよ、八神君?」
なんてこった眷属勧誘かよ。
なんであの流れからこうなるんだよ意味分からんわ。
「仰る意味がよくわかりませんね、
なぜあなたが俺なんかを眷属にしようとするんですか?」
リアスは間髪入れずに
「あら、特に理由などないわ。
強いて言うならあなたがある程度の実力を持っているし、私と同じ学校にいるから程度のものよ。
それとも、私の下僕になるのは不服かしら?」
「大いに不服です、先輩。
俺は誰かの下につくのはどーも苦手みたいなんでね、いつもうまくいかないんですよ。
あなた達と不和になりたくないから、眷属へのお誘いはお断りさせていただきます。」
それだけいうと、俺は帰りの準備を始め、去ろうとしたが
「八神君、だよね?僕は二年の木場祐斗っていうんだ。
部長の眷属には男は……一応僕一人みたいなもんでね、
できれば眷属になってほしいんだけどどうかな?
君とは仲良くなれそうなんだけど……」
「木場…先輩ですか?よろしくお願いします。
でも今の俺は悪魔になる気はないので、すみません。
眷属にならなくとも仲良くはなれますし。」
「どうしてもダメみたいね……
一応領土内にあなたみたいな強力な力を持った人間を野放しにさせておけないのはわかるわよね?
穏便な方法をとりたかったけど……」
「やり合う気ですか?
今の俺は正直、少し消耗しているので手加減抜きでいかせていただきますよ?
安全の保証はできません。」
「あらあら、零君は意外と戦闘マニアなのかしら?
リアス、あなたもその言い方では語弊を招きますわ。
一応、私達もあなたを見逃すことはできるけども魔王への報告はしなければならないのです。
あなたのその力…おそらく神器なのでしょうがその力を説明すると間違いなく魔王はあなたに干渉してくると思います。」
姫島先輩の説明で少しわかってきた。
「そのために俺を身内の眷属にしようとしてたってことか…。
ずいぶん優しいじゃんか。悪魔にしては親切だな。」
「あなたは親もいないっていうからね…
はぐれ狩りができなくなると、生活にこまるでしょう?」
「眷属になっても同じことだろうがな。」
「眷属でもグレモリーの担当する案件なら受けられるわ。 もちろん報酬付きでね。」
ほう、それは魅力的だな。
しかし、眷属になるのはやだなぁ……光が苦手になるのは大きいデメリットだ。
「………しばらく考えさせてください。
今決めるには大きすぎる問題なので…時間をください……」
そういってその場は解散となり、家に帰った後も考えがまとまらず眠れなかった。
さて、どうするかな…
悪魔になるのかぁ…
人間のままでいるか…
それから一週間、何事もなく学校生活を送っていた。
同じクラスの塔城も特に変な目で俺を見ることもなくなった、むしろ仲良くなったな。
塔城によると、リアス先輩は答えを催促しようとはしておらず、気の済むまで考えて良いとのことだった。
そのままさらに数週間が過ぎ、俺ははぐれ狩りの仕事も数多くこなし、さらに実力をつけていた。
約束の返事もしないままあの話は流れたかなーっと思っていたら、それは起こった。
塔城が俺に話しかけてきた。
「今日ひまですか……?
……部長が放課後部室へきてほしいそうです。」
はぁ。なんかあるなこりゃ