中途半端に吸血鬼人生   作:壁画(笑)

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今週のドライブ見ました。
やはり、気に入ったキャラクターが物語から退場していくのは辛いですね。
冬映画で何らかの形で復活してくれれば……と思います。



今回は少しだけシリアスにしてみました。嘘です。すいません。


中途半端と常闇の妖怪

なんだかんだで月に行くことになった。一体月はどんなところなんだろうなぁ。僕は楽しければいいんだけどね。

 

空には綺麗なお月様が浮かんでる。僕は今から彼処に行くのかぁ。想像しただけでワクワクするよ。

 

 

 

よし。現実逃避完了。

 

「待テェ……人間……大人シクゥ……俺二ィ……食ワレロォ…………」

 

アカン。気ィ抜いたら食われる。でも僕吸血鬼だよ!?妖怪だよ!?共食いするの!?妖怪共食いするの!?

 

あ、都市警備隊の皆さんが応戦してくれてる。今のうちに……

 

 

 

 

よし。全力で走ったから、なんとか逃げ切った……。

 

 

にしても嫌な光景だ。沢山の人々の悲鳴……飛び交う二つの種族の血液……一方的に妖怪に食べられる人間……。

抵抗できない人間をそんなに痛ぶって楽しいわけがない。妖怪という種族が嫌になってくる……。

 

 

 

 

 

あ、そうか____________

 

 

 

僕も吸血鬼という《妖怪なんだ》

 

僕もあんなふうに……人間を食べたり……沢山の人々を殺したり……してしまうのかな………。

 

 

僕は……………僕は……………………

 

 

 

 

 

「あら?こんなところにいたのね。やっと見つけたわ。」

 

ッ!どこだ!どこにいる…………!

 

なんだこの目の前の《闇》は………とても黒い………それにどんどん広がっていってる……まさか!?

 

「気づいたみたいね。なかなかやるじゃない………」

 

その目の前の闇から声がした。気のせいじゃない。目の前の闇の中から確かに声が聞こえた!

誰だ………やっぱり妖怪なのか………でもまともに言語を喋ってる……

少なくともさっき追ってきた妖怪よりは知能があるということかな?

 

「誰だか知らないけど……何のようですか………?」

 

僕が《闇》に問いかけた。すると中から金髪で黒服を来た女の人が出てきた。

それと同時に周囲に漂っていた《闇》が綺麗にはじけ飛んだ。

 

「はじめまして。私は《ルーミア》貴方の予想している通り妖怪よ。」

 

予想通り妖怪だったか……まあ妖怪でも自己紹介は大事だよね。

向こうも敵意はないし……多分……。

 

「はじめまして。僕は灰無と言います。誕生日は七月二日で好きな食べ物は」

 

「細かい細かい。名前だけでいいのよ?」

 

「あ、そうでしたか。」

 

なんか妖怪なのに親しみ安いなぁ。優しいっていうかなんというか………。

でも妖怪は妖怪だからなぁ……これから何されるかわかんないなぁ………。

 

「さて、何で私が貴方のところに来たかわかるかしら?」

 

来たか。正直何されるかわかんないなぁ。人質とかだったらきっぱりとお断りしないとなぁ………

 

「わからないようだから説明させてもらうわ。まずは……貴方は霊力って知ってるかしら?」

 

霊力?確かツクヨミ様が言ってたな。『君には霊力が無い』とかなんとか。

でも結局ツクヨミ様は『霊力は人間に絶対ある』とか言ってただけで詳しくは知らないからなぁ。

 

「あ、名前だけなら。はい。」

 

「そう。その霊力っていうのは人間の力の源なのよ。それが無ければ人間は生きていけないの。」

 

「は、はぁ……」

 

あれ?本当に説明するの?マジで?何かこのルーミアって人優しくない?

妖怪にこんな人いたんだ。凄いなぁ。超意外。

 

「で、それは人間はそれを力に変えたりできるの。それで」

 

「すいません。話長いです。」

 

「え?あっ、そう?ごめんなさい……」

 

この人あれだ。説明させ始めたら余計なことまで喋っちゃうタイプの人だ。

でもゴメンねルーミアさん。僕は本題が聞きたいんだ。

 

「じゃ、じゃあ本題に入らせて貰うわ。」

 

お。やっと本題来た。さて、一体何を話してくれるんだろ。

 

「貴方にはその霊力が無いの。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うん。知ってる。

まさかここまで来て既存の情報を今一度言われるとは。

しかも何かルーミアさん『どう?凄いでしょ?カッコいいでしょ?』みたいな顔してるわ。

これはルーミアさんの気持ちを受け止めしっかり答えなければ………

 

「わ、わー知らなかったなー。すごいなールーミアさん(棒)」

 

「そうよね!知らなかったわよね!」

 

うん。シラナカッタヨー。僕はルーミアさんのカッコいいところ見れて良かったよー。

にしても何かあれだな。ルーミアさん可愛いな。うん。可愛いな。

 

「で、貴方が霊力を持ってないということは人間じゃないと言うこと。」

 

あ、話続けちゃうんだね。うん。いいけど。

 

「ということは貴方が妖怪かもしれない。という仮説が生まれる。」

 

え?まさか僕が吸血鬼だってバレた!?

いや、落ち着け灰無。まだ仮説だ完璧にバレたわけでは無い。

クールになれ。クールに………表情に出すな………。ふぅ。

 

「それを確かめるために私ともう一人で貴方を観察していたの。」

 

「観察って………」

 

しかも二人でって……不審者かよ…………

でも日頃そんなに自分は吸血鬼なんだってイメージすることは無いな。

 

「でも貴方は妖怪なのに人と仲良くしてる。だから妖怪ではないというわけ。」

 

ふぅ。なんとかバレてない。助かったぁ。

 

「次に貴方が纏っている《神の御加護》つまりは《神力》ね。」

 

神の御加護ねぇ……それもツクヨミ様が言ってたな。『何で神の御加護を持ってるんだ』みたいな。

結局これも詳しくは知らないんだよなぁ。

 

「神力は要するに神様を信仰する人々によって得ることの出来る力ね。妖怪が一番苦手な力よ。」

 

へーそうなのか。っていうことはその神の御加護があるってことは妖怪に襲われないじゃん!

あ、でも合成獣……ちゃんの件があるからなぁ。そうとは言いずらいなぁ。

 

「でも貴方はそんなに敬われてもいないからそれも無いということなのよ。」

 

え?敬われてないの?何かショックだなぁ。

でも永琳がいるからなぁ。納得できちゃうなぁ………ショックだなぁ……

 

「だからしびれを切らして来たというわけなの…………ねぇ教えて?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

貴方は何者なの?」

 

 

 




ルーミアさんがヒロインになりました。おめでとうございます。

「何かキャラ違くね?」と思った方々。

これがこの小説のルーミアでございます。

書いてる途中にどんどん癒しキャラになって行きました。

いろいろごめんなさい。
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