でも最終回のゴーストの事件面白そうだよぉぉぉ!
今日の剛凄くカッコ良かったです。痺れました。
「人間じゃない奴がこんなに優しいのに……」とか
「俺のダチの命を奪ったことだ!」とか………
泣いた(´;ω;`) 良かったなチェイス………
今回は例のスキマさんが登場します。
「ねぇ教えて?貴方は一体何者なの?」
目の前の黒色の衣服を着た女__ルーミアは僕に向かってそう問いかけた。
え?あれ?何かシリアスっぽくね?こんな空気、僕耐えられないんですけど!
ああ、神様………僕にシリアスブレイカーの才能をください………。
『力を……求めているのですか……?』
あ、駄女神様。久しぶりです。いい天気ですね。血の雨降ってるけど。
『そんなこと聞いてないんですよ。力が欲しいか聞いてるんですよ。』
この状況を打破できるような。そんな力が欲しいです。このシリアスを消し去りたいのです。
どうか私にシリアスブレイカーの力を授けてください………。
『吸血鬼だよ。ってバラせばいいんじゃないですか?』
シリアスをブレイク出来て質問にも答えられますね!一石二鳥!………違う、そうじゃない。
僕が求めてるのはもっと違うものなのです。こう………正体を隠してシリアスをブレイク出来るような……。
『そんな都合のいい事が出来たら人類は苦労しませんよ。』
oh......そんな………僕はどうすれば………いっその事、正体バラすか!女神様も言ってたし!
それでシリアスブレイク出来……出来……。 出来る未来が見えねぇ。
ええい!一か八か!やってやるわぁぁぁ!シリアスがなんぼのもんじゃぁぁぁい!
うぉぉぉぉぉ!!男の生き様見とけやぁぁぁぁ!!行くぞぉぉぉ!
「実は僕………」 ドォォォォォォォォォォォォォォン!!!
え?何!?爆発!?もう爆弾落としたの!?早くね!?ここにまだ生きてる人いるじゃん!
上の奴らまさか自分たちだけ助かろうと!自分の身が可愛いと思ってんじゃねぇぞ!!
あれ?ロケットまだ残ってんじゃん。ていうか警備隊の方々がロケットに乗ろうとしてるじゃん!
しかも目の前にでっかいクレーター出来てるじゃん………ルーミアさんもいないし……どこいったの?
あれ?何か降りてきた。誰だ? また敵!? 妖怪!? 今度は何だよ!
そこには一度感じたことのある威圧感を纏いながら地上に降りてくる《神》の姿が見えた。
「大丈夫!?灰無!」
あれ?ツクヨミ様だ。そっか!ツクヨミ様が残りの妖怪達を片付けるから警備隊の人達が下がったのか!
で、何でクレーター出来てるの?意味わかんないんですけど。
「ッ!……流石に神の一撃はキツイわね…………。」
あ、ツクヨミ様がルーミアさんに攻撃して、その時に出来たのがこのクレーターなのか!なるほど!
…………ツクヨミ様やっぱりチートだわ。しかもひょっとしたら僕死んでたじゃん!
「悪いけどコイツも都市の住人の一人なんだ。傷つけたら容赦しないよ。」
「私はそいつに手を出してないわ……って言っても信じてくれないわね………。」
あわわわわ!何これ!力と力のぶつかり合い!?どうしよう!?ほっといたら周りが凄いことに!
「ルーミアー。そろそろ終わった?………あれ?」
えぇぇぇぇぇぇ!?何か空間が割れて中から女の子が出てきた!?
何これ!今日だけでどんだけ可笑しなことが起きてるの!?非現実的すぎるだろ!
「貴方は例の………。はじめまして。私、《八雲 紫》と申します。」
「あ、ご丁寧にどうも。僕は灰無と言います。」
へぇ、紫ちゃんか。ルーミアさんのことを読んだり僕のことを『例の』と呼ぶ辺りルーミアさんの言ってたもう一人はこの子のことか。
でもこんなちっちゃい子があんな特殊な力持ってるわけがないな。! もしかして…………
「ねぇ、もしかして紫ちゃんって妖怪?」
「ちゃ、ちゃん!?……あ、ゴホン ええ。妖怪です。まだ未熟者ですが。」
やっぱり妖怪だったのか。まあ、そうじゃなかったら何だったんだ。って感じだけど。
にしても何か紫ちゃんは大人ぶってるって感じだなぁ。まだ妖怪になったばかりなのかな。
「………私は妖怪として生まれました。村では妖怪だといじめらました。」
ッ……そうか。妖怪も苦労してるんだよなぁ。妖怪だからって蔑ろには出来ないもんな。うん。
「でも私は《妖怪も人も仲良く暮らせる世界》を創りたいんです。みんなが笑顔で助け合える。」
「……………」
「ルーミアは協力してくれたけど他の妖怪達は夢物語だって言われます……。私の夢は叶うんでしょうか……。」
そっか、紫ちゃんは妖怪でも人間と助け合いたいと思ってる妖怪なんだね。
それにルーミアさんも………ここは大人としてビシッとしっかり言ってあげなきゃね!
「………あそこで闘ってる二人のうち、人々の信仰で力を得ている神は《人の思いの力》で闘ってる。」
「………ツクヨミ様は都市の中でも沢山の信仰を得ていると存じています。」
「で、もう片方の人を喰らい、血を浴びながら生きている妖怪は《人から恐れられる力》で闘ってる。」
「ルーミアはそんな人ではありません!」
「わかってる。あくまでも《種族》としての力だよ。」
そう。紫ちゃんやルーミアさんの様にとても優しい妖怪がいるんだ。
僕もわかってる。わかってるけど……………。
「…………あんなふうに争いが続くようじゃ永遠にそんな世界は創れない。」
「! ………そうですよね。やっぱりそんなの…………出来るわけないですよね………。」
「でもね。」
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やっぱり私が望んでいた世界は夢だったんだ…………。灰無さんの言う通り無理なんだ………。
このまま、人と妖怪が争いあって無駄な血が流れてしまうんだ。
「でもね。」
私の耳に優しい声が聞こえた。すると次の瞬間。灰無さんが二人の方に駆け出した。
ッ!ダメッ!灰無さん!そっちはルーミアとツクヨミ様が戦ってるの!
貴方みたいな人間は近づいただけで消滅してしまうの!
嫌ァァァァ!!やめてェェェ!
私は、一人の人間の血が飛び散る姿を見てしまうのを恐れて、そっと両手で目を隠した。
「ほら、紫ちゃん。ちゃんと目を開けて。」
さっき消えてしまったと思っていた人の優しい声が聞こえた気がした。
言われた通りゆっくりと目を開き、前をみる。
そこにはフラフラしながら今にも倒れそうになっている灰無さんがいた。
「なん………で………?」
「二人が力の放出を止めたからね。大丈夫。ちゃんと生きてるよ。」
灰無さんは大丈夫。と優しい笑顔を私に向けた。
「ちょ、どうしてその妖怪庇ったの灰無!」
「………ツクヨミ様、そこの二人……ルーミアさんと紫ちゃんは人間と仲良くしようとしてる妖怪です。爆弾の届かない距離に避難させてください。」
「ッ!わかった!」
灰無さんは弱々しい声でツクヨミ様に私達は良い妖怪だ。と伝えていた。
そしてフラフラした足で私の方に来た。近くで見たら傷だらけだ。
「灰無さん!怪我してるじゃないですか!しっかりしてください!」
「紫ちゃん。こんなふうに争いを一つ一つ止めて、無駄な犠牲が出ないようにすれば、君のいう《理想郷》に近づくかもしれないね。」
何だろう。彼のこの言葉で少しだけ救われた気がする。少しだけ私の望む世界が見えた気がする。
ありがとう灰無さん。あなたのおかげで頑張れる気がしました。
「はい!私、頑張ります!頑張って実現して見せます!」
「うん。頑張ってね。 それと僕はね。_________」
「えぇ!?そうなんですか!?」
「ふふ。皆にはナイショだよ?」
ま、まさか灰無さんが………。で、でも灰無さんと私だけの秘密が出来たり何だったり…………
ハッ!ち、違う!秘密だからしっかり守らないと!あ、でもやっぱり特別感が___
「紫ちゃん?おーい。」
「は、はいぃ!わかりました!」
「うんうん。ルーミアさん。紫ちゃんを頼んだよ。」
「言われなくてもわかってるわよ。」
「あ、あれ?気が抜け_______」
次の瞬間、灰無さんがゆっくりと地面に倒れた。
あれ?何か紫さんがヒロインみたいになった。ま、いっか。