中途半端に吸血鬼人生   作:壁画(笑)

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中途半端に逃走劇

 吸血鬼___僕が思うには沢山の弱点があったはずだ。

 

 

 

 十字架を見ると苦しむとか、流水の上を渡れないとか、     あれ?ニンニク食べれなかったっけ?

 

 

 

 だが、吸血鬼にとって一番苦手であり、そして行動範囲を奪う恐ろしい弱点がある。

 

 

 

 

 

 

 

 太陽の光。すなわち《日光》である。

 

 

 

 今は木々の陰だけを通り何とかやり過ごしているので心配無いのだが、それ以上に心配な事がある。それは________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今の僕には名前が無いのだ。

 

 

 

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 『う~ん。じゃあディオなんてどうだい?』

 

 

 

 「僕はスタンドでも使うんですか?」

 

 

 

 『違うよ!それはDIOだよ!私が言ってるのはディオ!』

 

 

 

 「ディオもDIOも同じじゃないですか!」

 

 

 

 一時間ぐらいは女神さんと一緒に名前を考えているのだが………………ずっとこんな調子なのだ。

 

 

 

 『だから違うんだって!ディオは一部のファントムブラッドで、DIOは三部のスターダストクルセイダース!』

 

 

 

 「そんな細かい違い知りませんよ!そのジョジョの奇妙な冒険でしたっけ?!記憶消されてるんでそんな知識ありませんよ!」

 

 

 

 『わかった!じゃあ今度見せてあげるよ!』

 

 

 

 「そんな暇が有るんならしっかり神様としての仕事をしてください!」

 

 

 

 『え~?』

 

 

 

 「え~?じゃないです!」

 

 

 

 女神さんは神様としての自覚が足りていない。仮にも一人の人間の運命を帰ることのできる程の力を持っているのだ。

 

 

 

 まあ僕は吸血鬼だが。

 

 

 

 「それよりしっかりとした名前をください。」

 

 

 

 名前というのは自分の名刺のようなものだ。無いとこまる。それに神様直々につけてもらったならそれは自分の誇りだろう。

 

 

 

 『だからディオで良くない?カッコイイじゃん。』

 

 

 

 「その名前だと人間やめちゃったり、敵の体を凍らせちゃったり、首だけになっちゃったりするかもなんですよ!」

 

 

 

 こんな会話をしているが女神さんの声は脳内にテレパシーのように入ってくる。

 

 

 

 それに対し自分は声にださなければならない。

 

 

 

 ……………何が言いたいか分かってほしい。

 

 

 

 他人が見たら変人としか思われないのである。

 

 

 

 そんな時だ。僕の後ろから轟音が轟いた。

 

 

 

 「?! 今のはッ?!」

 

 

 

 『これは……………妖怪かな?』

 

 

 

 「妖怪?………………ッ!こっちに向かってくる!」

 

 

 

 狼と虎と蛇を足して三で割ったような異形の存在がこちらに向かって走ってきた。

 

 

 

 この時、僕は恐怖を感じ、全身が麻痺したような感覚が体全体を襲った。

 

 

 

 もう一歩も動けない。頭はその答えを否定したが体は正直だった。

 

 

 

 転生してまだ三時間ぐらいしか息をしてないのに死んでしまうのか。

 

 

 

 そんなの………………勿論嫌だ。 だが、体が言うことを聞かない………………

 

 

 

 『ほら!動いて!動かないと今度から君のこと弱虫ディオって呼ぶよ!』

 

 

 

 「ッ!嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

 

 『あ、本当に嫌なんだね。ちょっとがっかり。』

 

 

 

 勿論だ。嫌に決まってる。でもここから動けたのは女神さんのおかげだ。ありがとうございます。

 

 

 

 自分の足が契れるぐらいの猛スピードで走りつづける。自分で言うのも何だけど僕ってこんなに足が速かったっけ?

 

 

 

 あ、吸血鬼だからか。何か大体吸血鬼ってだけで物事が解決できそう。いやそんなわけないけど

 

 

 

 風になっている気分だ。木が障害物になってるからさっきの妖怪も撒けたと思うけど

 

 

 

 「グォアァァァァァァァアウゥゥゥ!!」

 

 

 

 障害物全部ぶっ壊してこっちを追ってきてる。そんなのあり?

 

 

 

 あいつの通ったとこ見事に軌跡が出来てるよ。体丈夫過ぎない?

 

 

 

 『しっかり走って!ほらしっかり!』

 

 

 

 もはや声も出ない。返事も出来ない。頑張りすぎたかな?でもあいつは全く疲れてなさそうだ。やばいなあ。

 

 

 

 あれ?人がいる。青と赤の二色の服着てるな。ふふっ、面白い服だな。いや、笑ってる場合じゃないけど

 

 

 

 このままじゃあの人までこの妖怪に美味しくいただかれちゃうな。無理矢理にでも声ださなきゃ。

 

 

 

 「そこの人!逃げろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!!」

 

 

 

 今日一番声出したと思う。喉がからっから。麦茶飲みたいな。

 

 

 

 「ッ!何あれ…………!」

 

 

 

 お。気づいてくれたみたいだ。これで一安心だね。ってちょっとまって何で弓を引いて構えてんの早く逃げて死ぬって

 

 

 

 あ、見事に後ろの妖怪の目に当たった。ナイスコントロール。これで少しはやり過ごせるかな?

 

 

 

 「こっちよ!早く!」

 

 

 

 さっきの人が先導してくれている。どうやら道案内してくれるみたいだ。

 

 

 

 「もうちょっとで広いところに出るわ!さあ早く!」

 

 

 

 え?広いところってまさか…………………

 

 

 

 『え?もしかして………………』

 

 

 

 …………………女神さんそれ以上言わないでください何となく分かってしまいました。

 

 

 

 「ぎゃあああああああああああああああ焼け死ぬうううううううううううううう!!」

 

 

 

 分かってましたよ。広いところって言うぐらいだから日光にバッチリ当たることぐらいね!

 

 

 

 でもね。僕、人の親切ぐらい正直に受けとった方がいいと思う。まだ三時間ぐらいしか生きてないけど。 いや言い訳じゃないよ?

 

 

 

 『うん。言い訳だね。でも分かるよ?ついボーッとしてたことぐらい。』

 

 

 

 くっ、ばれてしまったか。まあ、心ぐらい読めますよね。

 

 

 

 「ちょっ!貴方大丈夫!?どうしたの!?」

 

 

 

 あれ。さっきの人。よく見れば綺麗な女の人じゃないですか。だったら尚更そのファッションはやめたほうが良いと思うんですがねぇ。余計なお世話か。

 

 

 

 しかしこの人は助けて貰ったし迷惑かけて死ぬのはちょっと気が引けるなあ。

 

 

 

 とりあえず最後に一言。本当にこれが最後だよ?

 

 

 

 「僕が死んでもまた第二、第三の僕が……………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 やばいめちゃくちゃ恥ずかしい。しかもこれが最後の言葉って。格好悪っ!

 

 

 

 『えーっと………ドンマイ?』

 

 

 

 

 ほっといてください………………………




第二話も全く変わらない安定の駄文でしたね。申し訳ない。
それにしても主人公が言ってたように麦茶飲みたいですね。あー麦茶飲みたい。
いい加減主人公名前出せよって感じですね。(まだ決まってないとか言えない)
っていうかジョジョ四部まだですか。(せっかち)
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