とらなのVRMMO ~魔法はゲームの中だけなの~   作:戯言紳士

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ご愛読ありがとうございます。

詠唱がまったく思い浮かばないほど厨二成分が欠落してしまった作者です。
歳なのか...。2013年以降、出始めた声優の名前を見ても顔が思い浮かばないし。
単純にアニメを見る頻度が少なくなっただけだけど。

vividは重鎮と言ってはなんですが、前から活躍している声優さんばかりだったので平気でした。
もう、双子設定とかじゃなければ1人2役とかないんでしょうね。
スラムダンクだと味方チームと敵チームに同じ声のキャラ出てたのになあ。
今だとバスケアニメは黒子のバスケになるんでしょうね。
GRANRODEOの曲が主題歌になっているという事しか知りません。ジャンプも見ないので。

ナデシコも今の世代だと女子サッカーになってしまている可能性が...。
なぜスパロボでは、GBAやDSでしかナデシコが参戦しないのでしょうか?
ボイスの問題だったりします?
スパロボJ以降、PS方面で全く見ませんよ。第三次だったら火星も出たのでワンチャンあると思っ
たのに。参戦せずに終戦してしまいました。
ゼオライマーは完全なバランスブレイカーだったので仕方ないのは分かります。
なのはとゼオライマー...あの動画は削除されずに残っているのでしょうか?

風のランスター =(から) ティアナに風魔法をIN

前回のあらすじ
スバルとティアナに再開し、なのは達と共に家にご招待(どやっ)



第6話    6月14日 日曜日③

「ってなんもあらへんで。」

「ただ森が広がってるだけじゃない。」

「アタシ達をこんな所に連れ込んで...もしかして薄い本みたいn「ストップだよ。」」

「刻也さん、ここに何かあるの?」

 

 ん?彼女達には見えていないのか?.....っあ、そうか。忘れてた。

 

「悪い、フレンド登録するの忘れてた。」

「どういう事?」

「セキュリティ設定で俺のフレンド以外には見えないようになってるのを忘れていたんだ。」

「もう、そういう事なら事前に言っておきなさいよね。」

「悪い。悪い。みんなに申請送るから承認してくれ。そうすれば見える様になる。」

 

 そう言って、パネルを操作しここにいるメンバーに申請を出す。各々表示されたウィンドウで承

認を押すと、目の前に突如出現した屋敷に驚いた様子で再びこちらに視線を向けている。目論見通

りの反応だ。

 

「えっ!?これってどういう事?アタシこんなの聞いた事ないんだけど..ティアは?」

「私だって知らないわよ。β版の情報板にもこんなの載ってなかったし。」

 

 やっぱり、出回っていなかったのか。貴重な情報を秘匿するのもMMOならではだ。解析班と呼

ばれる連中が何れ公表するんだろうけどな。

 

「凄く大きいですね。私の家と同じくらいあるかも。」

「少なくても、敷地の広さでいったら私の家より広いわね。」

「なんや、色々ありすぎて言葉がでぇへんわ。」

「やっぱり、これって刻也が建てたんだよね?」

 

「そうだ。昨日言ったろ?色々準備があるって。」

 

「準備って、規模が違うと思うの...。」

「建築スキルがあるって聞いたけど、まさか家を建てていたなんて。」

「それも、まだ1週間経ってないんやで。」

「やっぱり、刻也さんは凄いね。」

「凄いっていうより規格外だよ。」

「プレシアさんが言ってた事ってこういう事だったのね。」

「疑うより何も考えずに刻也さんのする事、見てる方がずっと気が楽だもんね。」

「次になにをしでかすのか、っていう期待もするようになんねんな。」

 

「その辺でいいだろ?そろそろ、家の中に入ろう。時間も限られてるんだし。昼前に、これからの

 事も決めておきたいしな。こっちもしばらくすると日が沈む頃だ。」

 

 そうなのだ。何だかんだで現実では1時間以上経過している。なのは達がログインした時に、こ

っちの時間は10時を過ぎた頃だったので、こっちはもうすぐ日が暮れる時間なのだ。空腹値も半

分を切ろうとしている。どちらの世界でも食事は大事だ。

 まだ言いたい事があるのだろうが、言う通りに家の中に移動し始めた。何だかんだ言いつつ、彼

女達は言う事を聞いてくれる。

 

 

 そして、家の中に入った一同は、内装にもひとしきりリアクションを取り、今はエントランスに

設けた最大10人座れる円卓のテーブルに俺を除き全員が集まっている。まあ、俺の置かれた状況

の説明とこの後どうしていくのかを決める為なのだが。

 

 その俺はというと、厨房に入り調理をしている。その際、はやて含め何人かが手伝うという申し

出が合ったのだが、調理スキルがないとそもそも作ることが出来ないと説明すると大人しく戻って

いった。現在、調理スキルを持っているのは俺と姫だけだからな。その姫も俺とのスキルレベルの

差を考慮して下がった。味を比較されるのを恐れたんだろうな。同じ素材で同じ料理を作っても、

レベルが高い方が美味しく出来上がる。まあ、現実の腕も影響するらしいからな。上手い人なら差

が10程度なら大して変わらないらしいが、比べた事がないので事実なのかは分からない。

 

 俺が調理している間に、お互いの親交を深めるという意味合いを込めて、先行者としてSLOの

基礎的な知識をなのは達に教えて欲しいと戻っていった姫に頼んだので、向こうは結構騒がしい。

ネット等で情報を得ているだろうが、実際にやってみないと分からない事もあるので、これを気に

是非とも距離を縮めて欲しい。チワワはともかく、姫は初対面の人には距離を置く傾向があったか

らな。こういう事は姫の得意分野なので絶好のチャンスなのだ。内容までは聞き取れないが、盛り

上がっている様子なので問題はなさそうだ。

 

《これまでの経験により【調理】スキルのレベルが上がりました。》

 

 と、考えている間に料理が完成した。作ったのはシチューだ。シチューなら人数分作るとしても

1人分と大して変わらない。必要な食材の量が増えるだけだから楽なのだ。食器類は炭鉱で採掘し

た銅や銀、ガラス石が余ったので錬金術で作った。品質も悪くはない。

 食事情で残念なのが現在、主食がパンや麺類だけで米が入手出来ない事だ。米を使う料理リスト

が追加されているので、どこかで手に入るのだろうが現在入手ルートが不明なのだ。是非とも米を

入手したいものである。

 さて、料理が冷めてしまう前に食べようじゃないか。俺はいつの間にか出てきていた久遠に神通

力で盛り付けた料理を運んでもらい、彼女達の元へ向かった。

 

 

「飯の準備が出来たぞ...って、どうかしたか?」

「どうかしたか?って..自覚ないんかい!」

「もう、突っ込んだら負けなんじゃないかしら。」

「姉さん。料理が宙に浮いてるよ。」

「流石、刻也。アタシ達を飽きさせない為にいろんなネタを仕込んでいるのね。」

「なのは的には、肩に乗ってる狐さんの方が気になるの。」

 

「ん?これか?それならこの孤の力だ。名前は久遠っていうんだけどな。久遠、ここにいる皆さん

 にちゃんと挨拶しなさい。」

「くぅ~。」

 

 ボンッ!

 

「くおん。くおん..くろのすのしもべでともだち。よろしく。」

 

 ボンッ!

 

「くぅ♪」

 

 運んでいた料理をテーブルの上に下ろし、肩から降りたと思ったら、人化して挨拶をした久遠。

その見た目は9歳くらいの幼い少女だ。戦闘時以外で人化したのは、初めてじゃないだろうか。

 そもそも人化出来る様になったのが、3尾に成長した時だ。今後もクラスアップする度に大きく

なっていくのだろう。成長が楽しみだ。

 そして、挨拶を終えた久遠はまた狐の姿になって定位置に戻って甘えてくる。

 

「刻也さん!!」

「どうした?」

「どうした?じゃないの!その孤なんなの!!」

「自分で自己紹介してたじゃないか。俺の使役してるモンスターの1匹だ。ここまで馬車を引っ張

 っていた馬と一緒だ。」

「そうかもしれないけど...一番警戒しないといけない相手なの。」

「みんなも納得したな。それじゃあ、冷めないうちにシチューを食べよう。」

 

「やっぱり、あの孤。ただの妖狐じゃなかったのね。」

「久遠ちゃん、あんな可愛い子にもなれんだね。良いなぁ先輩。」

 

 チワワは純粋だな。だが久遠は渡さないからな。

 

「もういいじゃない。刻也なんだからこういう事だってあるわ。」

「それに、雑誌に書いてあったけど、独占欲の強い束縛してしつこい女性を一般的な男性の大半は

 苦手っていうか嫌がるみたいだよ?」

「別に束縛なんてしてないの。」

 

「久遠ちゃんは刻也さんの味方って事じゃないの?それが何か悪い事なの?」

「「「「「「………。」」」」」」

「私違った?」

「そうね。そうよ。それだけなのよね。もうこれでこの話はお終いでいいわね。」

「?」

 

「私、あの子がリーサルウエポンって呼ばれてる理由が今分かったわ。」

「アタシもだよ。凄かったね。」

 

 皆が納得した所で食事をし始めた。食事の重要性はさっき2人から聞いているのだろう。調理ス

キルは生産職とか関係なしに準必須スキルなんだから。少なくともPTに1人は調理スキルがないと

ダンジョン探索といった何日も掛かる事が推測される場所にいく事が実質不可能と言える。

 その理由はステータスとは別にプレイヤーには空腹値というものがある。この空腹値が50%を

下回ると、ステータスが減少し始める。25%で本来の半分くらいの数値になり、移動スピードも

自身の身体能力関係なしに半減される。0になってしまったら。死に戻り。まあ餓死という訳だ。

 料理自体は街に食事処がいくつかあるのだが、テイクアウトは出来ない。携帯食というモノも売

ってはいるが、味は可もなく不可もなくなのだが、空腹値の回復量が調理して作ったモノより大分

劣るので、携帯食を用意するなら調理スキル取得した方が良いという結論が出ている。

 

 このメンバーだったら、はやては確実に取るだろう。あとはすずかも取りそうだな。最近、家で

一緒に暮らしているメイドさんから料理を教えて貰っているらしいからな。ここでの料理を作る工

程は現実と同じだから良いイメージ練習になる。

 なのはとフェイトは、推されれば取る程度に思っていそうだが...。アリサとアリシアはなさそう

だな。チワワも姫が作ってくれるから取っていないのだろうから、同じ理由で取らなそうだ。

 

 

「2人からSLOについて聞いたと思うけど、こういった料理にも鑑定は出来る。スキルは使わな

 いと成長しないからな、慣れるまで面倒だと感じるがアイテムを見たり手に入れた時は、鑑定ス

 キル持ちは鑑定しておくと良い。同様に識別持ちは敵を発見したら使うように。同じ敵でも使え

 ば経験値が入る。レベルが上がれば見られる情報も増えるから上げておいて損はないんだ。」

「そんな事も言っとたな。色々あって忘れてたわ。」

「スキルを使う癖を付けるんだね。」

「そういう事だな。今、鑑定スキルを持ってるのは、チワワと姫を除けば、なのはとはやてだな。

 試しに使ってみると良い。料理は食べ終えてなければ鑑定出来るはずだ。」

「わかったの。」

「こっちに来てようやくスキルを使うわけやな。ワクワクするで。」

「そういえば、そうだったの。」

「それじゃあ、一緒にやろか。」

「うん。」

「「せーの。鑑定スキル使用!対象はこの料理(なの)(や)!」」

 

【アイテム名】や??かチキ?の??クリー??チュー(食べかけ)【品質】A【レア度】4

【詳細】達人級の料理人が作ったクリームシチュー。上品な味わい。使用された食材で作り出せる

    限界だと思われる。

 

「どうだ?」

「見れるには見れてるけど...。」

「アイテム名にはてなが出て全部見えへん。いらん情報は見えとるのに。」

「それは、こいつを見るのにレベルが足りてないからだな。」

 

「その情報ってアタシ達も見れないの?」

「簡単な方法はPT組んで共有設定すれば見れるようになるわ。」

「他にはないの?」

「後は、そのスクショ撮って送って貰うとか、ギルドに入っているなら共有設定で対象をギルドメ

 ンバーにするくらいしか知らないわ。」

「一番手っ取り早いのは、そのスキルを各自で取る事だよね。」

「それを言ったら元もこうもないでしょうが。」

「でも、それが一番楽なんだよな。」

「先輩まで..。」

 

「ちなみに刻也さんとティアナさんにはどう見えるんですか?」

「大して変わらないと思うぞ。」

「そうね。アイテム名がはっきり見える以外変わらないんじゃない?」

「見せて欲しいの。」

「せやな。スキルレベルが1と12の差を見せて欲しいわ。」

「じゃあ、先輩お願いします。」

「俺がやるのか。まあいいけど。」

 

【アイテム名】やわらかチキンの濃厚クリームシチュー【品質】A【レア度】4

【詳細】達人級の料理人が作ったクリームシチュー。上品な味わい。使用された食材で作り出せる

    限界だと思われる。ランクの高い食材を使う事で特殊な効果が発揮するかも...。

 

「ほら、スクショ撮ったから送ったぞ。」

「こういう感じに表示されるのね。」

「ウチらのと違いは名前の他に詳細に1文加わっとる事やな。」

「レベルが上がれば、もっと情報が増えていくかもしれないわけですね。」

 

「まあ、識別と鑑定は必須スキルって言われてるしな。最初に取ってなくても習得に必要な

SP(スキルポイント)はそれぞれ3だから、そこまで重いものじゃないし取っておくべきだな。」

「そのようね。」

「それじゃあ、午後からは皆でどんどんレベル上げようよ。」

「せやな。そうすればスキルもどんどん覚えられるし。」

「それで良いんじゃないかな。」

「異論はないの。」

「そうと決まれば、あとは刻也の尋問だけね。さっさと食べ終えてしまいましょう。」

 

「「「「「はーい。」」」」」

 

 

「あのグループの中心ってアリサちゃんなんだね。」

「そうみたいね。あのグループはそれぞれ役割ってのが決まってるし、私達が下手に手をd..って

 何よ?その顔は。」

「ううん。ティアにはアタシがいるからね。」

「はあ?何言ってんのよ、あんたは。」

「大丈夫だって。」

「だから何言ってんのよ。」

「ティアがネガってたから。それにあの子達の中じゃ、もうアタシ達も一員みたいだよ?」

 

「スバルとティアナはこの後も時間あるの?あるよね?」

「大丈夫やろ?先輩達に現場でアドバイスしてもらわんと。」

「押しつけがましいわよ。ちゃんと2人に確認しなさい。悪いわね、こういう子達なのよ。」

 

「ねっ?」

「そうみたいね。はぁ~、勢いでここまで来ちゃったんだけど、何て言うか...。」

「アタシはティアが強引に付いて行く事にしたおかげで、同い年の可愛い子達と友達になれて良か

 ったけど?ティアは違うの?」

「そうね。最初の目的とは全く違う感じだけど悪くない結果ね。あとあんた、所々の発言が猿の手

 に取りつかれた、ヴァルハラコンビの後輩の方みたいになってるからね。」

「なに言ってるの?アタシは文房具が武器な先輩の方だよ。」

 

「2人だけで何話とんねん。」

「それで、どうなの?この後も一緒にいるの?それとも予定あるの?」

「大丈夫よ。予定もないからこの後も一緒に行くわ。」

「アタシも問題ないよ。」

 

「それじゃあ、現実(あっち)の時間も昼時だし、一度ログアウトして各自昼食を摂ってからここに集合で良

 いんじゃないか?」

「こっちで夕食を食べたばかりなのに、戻って昼ご飯食べるのって変な感じですね。」

「それも慣れの問題だな。昼食抜いても良いが健康に良くないし。」

「そうだね。ちゃんとご飯は食べないと。」

「むぅ~、これからって時なのにぃ~。」

「仕方ないの。」

 

「けど、その前に刻也の尋問よ。各自ターゲットを取り囲んで逃がさないようにしなさい。」

 

「「「「「「「イエス、マム!!」」」」」」」

 

 無駄..ではないが、冒頭より女性陣の結束が固まり瞬く間に取り囲まれた。見事な連携である。

別に俺は逃げるつもりは最初からないのだが..話し出すタイミングがなかっただけだ。

 その後、俺はこれまでの事を説明したのだが、彼女達はみな何とも言えない表情で聞いていた。

説明を終えた後に「これは私達の胸の内に秘めておきましょう」という結論になった。妥当な結論

だ。こんな事、他人にベラベラと話すモノじゃない。それこそネットで叩かれてしまう。

 

 こうして、当初の問題は全て?解決し、次は今日の13時にログインすると決め、各自昼食を摂

る事になった。まあ、俺たちはテスタロッサ邸にいるのだが、そこまで言う必要はないだろう。

 

 昨日、今日と狩りをしていない。彼女達ほどではないが、俺も戦ってレベルを上げたいな。

 

 

『クロノス様がログアウトしました。』

 

 




如何でしたか?
前書きがやたらと長くなってしまい申し訳ありませんでした。あの手の話になると、手が勝手に動
いてしまうんです。別にアンチしてる訳ではないです。無知なだけです。

そして本文なんですが、なんとか土台出来上がった感じですかね。結構強引だった気がするけど。
次回、昼食のひと騒動ネタを書くか、さっさと午後の部に移るか。どうしましょう。
昼食のひと騒動がどれだけの量になるか分かりませんが、昼食+午後の部は無理です。(確信)
まあ、あまり期待せずにお待ちください。

以上、CMで聞き覚えのある声優さんの声が聞こえると、ふと見てしまい誰だったかな?っと考え
てしまう。作者でした。最近、アニメ・ゲームのCM以外にも声優さん自身が出てる事あるよね。
インテグレートのあの声はレイジングハートで良いんですよね?

※今回はスキル説明はありません。
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