とらなのVRMMO ~魔法はゲームの中だけなの~ 作:戯言紳士
パワモバ?がやらかした記事見たらパワプロ熱が再度点火しパワチャレ報酬が変化系だったため、
今まで放置してしまいました。
スマフォでやるゲームは課金要素のないパズルゲーム"上海"だけなので、スマフォのパワプロは、
別次元のお話なんですけど、何となく記事が気になって見てしまいました。
今はその期間中に作った初代ラブライブメンバー(原作見た事ない)+2代目ラブライブメンバーで
ペナントレースに殴り込んでます。μ'sの曲はこの小説書く時に聴いたりしてます。
前回のあらすじ
アリサちゃん恐ろしい子ww(完)
SLOにおいて睡眠とは
といってプレイヤーにデメリットは発生しない。
睡眠以外に生命力と精神力を回復する方法はある。1つはアイテムを使用する事。ポーション系
を使用すれば生命力が回復し、マナポーション系を使用すれば精神力が回復する。無論アイテムに
はクールタイムという再使用に必要な時間が設定されているので連続使用は出来ないし、回復量は
使用したアイテム依存なので、1度で全回復するとは限らない。
2つめはログアウト中。再度ログインするまでの時間で回復する。こちらはアイテムや宿代は掛
からないがログアウト時間が短ければ当然回復量も少ない。プレイヤーの大半は現実で夜は睡眠を
取るためログアウトするので、消耗していても次にログインする頃には大概全回復している。
では、SLOで睡眠を取る場合はどんな時かと問われると死に戻りした時になる。死に戻りする
とSLO時間で半日、12時間のペナルティをかせられる。その間、プレイヤーはステータスが本
来の3割の状態になってしまうのだ。
また、死に戻り直後は生命力と精神力が1の状態なので、何も出来ないと言ってもいい。その間
ログアウトしても良いのだが、睡眠を取るとペナルティが6時間で解消される上に、寝て次に起き
た時には設定した時間になっているので、体感時間的には一瞬の出来事で終わるのだ。(実際にS
LO内で6時間経過している。現実は1時間20分程度)
つまり、現実でやることがなければ死に戻って睡眠を取った方が時間短縮になる。
※某SLOスレッドより抜粋
『クロノス様がログインしました。』
俺達は昼食を終え12時55分なったところで、再びSLOにログインした。現在地は俺の拠点
のエントランスだ。ソファーには既にチワワと姫が来て座って談笑していた。
そして、俺達が来たことに気付いた二人は話を中断しこちらに挨拶をしてきた。俺達も挨拶を返
し同様にソファーに腰をかけた。4人用のソファーを4つ、テーブルを囲むように配置してあるの
で余裕がある。
「さて、全員揃っているので、これからレベリングを開始する訳だが、その前に3人で1つのグル
ープに別れて行動しようと思う。」
「どうして?みんなで一緒に行動すればいいじゃん。」
「そうだな、だが9人で行動するとなると目立つ上にあまり効率的じゃないんだ。とりあえず、今
日が初めてSLOをプレイしている、なのは達のレベリングを考えると中心街の周辺に出現する
敵を狩るのが正攻法になる。」
「そうですね。」
「そこの敵は小型のモンスターのみで出現しても1~2体とまあ、序盤ではありがちな所だ。そん
な所で9人まとまって狩りをする必要はないだろ?6人でも多いだろうな。」
「確かに。大型や群れで出てくるんなら多い方がええやろうけど。」
「という事で、6人は前衛と後衛で1つのグループのPTを作ってもらい、そこに俺達3人が一人
ずつ入り、少し離れた所で行動した方が良いんじゃないか?という事だ。」
「それだったら最初からそういいなさいよ。」
「言ってなかったか?」
「言ってないよ。というより、そういう事は午前中に言って欲しかったの。」
「いいじゃないか。それで反対意見はあるか?」
「先輩に対して、私達にも一言あっても良いんじゃないかしら。っていう不満はあるけど、間違っ
た事を言っているわけでもないし、反対までする気はないわ。」
「アタシに務まるか不安だけど、頑張るよ。」
「余裕が出れば俺も他のグループも見に行くし、あんまり気負う事はないからな。」
「わかりました。」
「なのは達はどうだ?やっぱ6人でPT組んで狩りしたいか?」
「刻也さんの言う通りで問題ないの。」
「そうだね、さくっとレベル上げちゃって早くみんなで戦えるくらい強い敵に挑もうよ!」
「私も頑張ってたくさん敵を倒すよ。」
「問題あらへん。ウチらはまだそのレベルに達してないだけやからな。」
「いいんじゃないかしら。今はそっちの方が効率的だし。」
「ちょっと残念だけど、アリシアちゃんの言う通り、今は強くなってみんなで戦えるレベルまで上
げる事を目標にすればいいと思います。」
「よし、それじゃあ先にチーム組んでくれ。俺らは担当を決めるあみだ籤作るから。」
「「「「「「はーい!」」」」」」
そうして出来たチームは、以下のような組み合わせになった。
A:俺+なのは&フェイトの完全後衛魔法職と魔法剣士-亜種-コンビ。
B:姫+アリシア&はやての気分は
C:チワワ+アリサ&すずかの
前衛と後衛で組ませてあるのでバランスは問題ないはず。SLOはプレイヤー次第の場合も多い
ので何とも言えないが、最初の敵程度に死に戻る事はない。監督も付いているしな。
「それじゃあ、一度街まで戻って役場で冒険者登録してから各自行動を開始しよう。」
「登録しないといけないの?」
「しなくても狩りは出来るが、登録しないとクエストの受注も出来ないから、いずれする事にな
る。あと、登録すればアイテム袋と剥ぎ取りナイフが貰えるから最初にしておくべきだ。」
「そうなんだ。」
「その、アイテム袋は分かるんだけど、剥ぎ取りナイフっていうのはなに?」
「倒したモンスターはそのままだと、一定時間で消えるんだが、その間にこのナイフを使ってその
モンスターからアイテムを剥ぎ取る。そうしないと、敵ドロップは手に入らないんだ。」
「倒せばドロップするわけじゃないんだね。」
「そういう事だな。」
「それで、街まではまた馬車で行くん?」
「それだと、時間が掛かるからな。俺がグループごと街まで送る。」
「先輩、転移石でも使うんですか?」
「似たようなモノだ。この杖を使う。鑑定して見れば分かるぞ。」
「この付与効果は理不尽です。チートです。」
「失礼な事を言うなよ。彫刻スキルを鍛えれば誰でも出来る事だ。」
「その彫刻スキルを鍛えるのが大変な事なんです!」
「そうなんですか?」
「成功率はステータスによる計算上最大3割。その上消費
よ。材料不要っていう事だけが唯一の救いね。オート生産も出来ないから成功率はプレイヤー依
存と言っても良いわ。」
「それもβ時代に上限値まで上げていたんですね。」
「知れば知るほど理不尽の塊ね。」
「刻也さんがそれだけ凄いって事なんでしょ?」
「そうなんやけど、一般プレイヤーと一緒に考えるのはあかん気がするで。」
「なら、お前らは自分の足で街まで戻ると良い。フェイトは一緒に行こうな。」
「「「「「「「ちょっ!?えっ?」」」」」」」
「えっと...良いのかな?」
「他のメンバーは不満みたいだからな。それに姫とチワワなら転移石の1つは持ってるだろ。」
「言い過ぎたかもしれませんが、せっかく便利なアイテムがあるんですから使いましょう!」
「それに、転移石って高いからおいそれと使えないよ。」
「私は不満何て言ってないの!だから一緒に連れてって!私は同じチームだよ!?」
「ちょっ、それはズルいで!」
「なのは、あんた自分だけが良ければそれで良いの?」
「事実なの。私さっき一言もしゃべってないかったの!」
「それだったらアタシもだよ!!ねっ、刻也。アタシも一緒に連れてってよ!」
「なのはちゃん...残念だよ。」
「にゃ~。どうして私だけなのぉ。」
「あははははっ!お前ら必至すぎ!俺がそんな事で本当に気分を害したと思ったのか?」
「「「「「「「刻也(さん)(先輩)!!!」」」」」」」
「息もぴったりだな。」
「えっ..?えっ?」
「まあ、ちょっとした悪戯だ。」
「そうだったんだ。」
「フェイトちゃんも、そうだったんだ...じゃないの!」
「本気で焦ったで。恭也さんもそうやったけど、真顔で冗談言うのやめて欲しいわ。」
「本当よ。要らない所まで似ないで欲しいわね。」
「えっ!あぁ~冗談だったんだ。こういう所は2年前のままなんだね先輩。」
「そうだったわ。先輩はこういう事もする人だったんだった。」
「それじゃあ行くか。時間もあまり無駄にしたくないしな。」
「「「「「「「これは刻也(さん)(先輩)のせいだから!!」」」」」」」
「むう。」
こうしたやり取りも合ったが、その後全員を中央街に転移させ、役場でなのは達は冒険者登録を
無事に終えた。役場も初日よりは混雑しておらず、それほど時間は掛からなかった。
「これで、準備完了だね。」
「せや、ようやく初戦闘やで!」
「先輩、あの2人見ると凄く不安なんですけど...。」
「姫なら大丈夫。まあ、なんか合ったら読んでくれれば駆けつける。」
「分かりました。」
「そうだ!刻也はすっごい武器とか持ってないの?」
「ん?武器はまだ大して手を出してないからないぞ。武器用の素材もあるからな。」
「そっか、残念。強い武器あるならそれでサクサク倒せると思ったのに。」
「それはどうかと思うの。」
「なんで?早くレベルが上がるんだよ?」
「こういうのって自分達で手に入れたモノでやっていくんじゃないかな?」
「たしかに...。」
「それに、最初から無双ゲームなんてゲーム自体の楽しみが半減するんじゃないかしら?」
「うっ。」
「まずは今の装備でやっていこうよ。それに必要な素材を集めれば刻也さんが作ってくれるよ!
刻也さん、作ってくれますよね?」
「そうだな。なんでもクレクレ言うのはダメだが素材が揃っているなら作っても良い。」
「だってさ、アリシアちゃん。」
「わかったよ。こうなったらとんでもない素材手に入れて刻也を驚かせるんだから!」
「これから狩るのは最初の小型モンスターだけどね。」
「それを言ったらあかんで。」
「アタシ達も素材渡せば作ってくれる?」
「私達の装備も店売りしてるやつだから、どうにかしたいと思ってたのよね。生産スキル鍛えてる
知り合いもいないし。露店だしてるプレイヤーもいるのだけれど...。」
「最終手段でアタシが鍛冶スキル取ろうかと思ってたんだけど。」
「スバルの力量じゃ厳しいと思っていたのよね。」
「問題ない。俺もスキル鍛えられるからな。今すぐは無理だが時間のある時なら構わない。」
「流石先輩!ありがとうございます。」
「こら!スバル!!街中で飛びつかない!目立つでしょうが!!すみません先輩。でもありがとう
ございます。どうしようか本当に悩んでいたので。」
「いいさ、今回はこうして手伝って貰っているんだ。お前らだって自分のレベル上げたいだろ?」
「別に私達は...。」
「先輩達は気にしなくて良いよ?好きで付いてきたんだもん。」
「そうか?ならいいか。」
ようやく本日のメインイベントとも言える街から少し離れた場所に辿り着いた。周囲にプレイヤ
ーの姿はちらほら見える程度。どちらかといえばスカスカだ。大半のプレイヤーはもっと強い敵が
出る所に狩場を移したのだろう。これなら問題ないだろう。
早速、さっき決めたグループに別れ狩りを開始する事にした。今一度、メンバーを確認しよう。
なのはは魔術師と僧侶の完全な魔法型。DQⅦだったらこの2職を極めれば賢者に転生出来る
な。手には初期装備の杖を握り、身体はローブを纏っている。
フェイトは剣士と隠者の剣と魔法のハイブリッド。隠者は隠密行動を得意とする魔法使いの派生
職という認識だ。獣人族という事もあり敏捷値の初期ステータスが高い。手には片手剣。ヒノキの
棒ではなく鉄の剣だ。防具はライトメイルにマントを着用している。
この2人の戦い方はフェイトが撹乱しつつ敵の注意を集め、なのはが確実に魔法で仕留めていく
やり方が堅実だな。戦法の1つとして2人にその主旨を伝え敵を探す。2人はどちらも索敵スキル
を持っていないので、俺だけが使用することになった。
実際は索敵スキルを使用する必要がなく、視認出来る範囲にモンスターがいたのだがこれもスキ
ルを使う癖だ。使わなければスキルは育たない。
さっそく俺達はそのモンスターの元へ向かった。
「刻也さん、あれって?」
「トカゲ?」
「そうだな。まあ、自分達で確認してみな。2人とも識別スキルは持っていただろ?」
「あっ!?そうだったの。」
「おいおい。敵を見つけたらまずは相手の情報を得る。RPGの鉄則だろ?」
「そうなの?」
「フェイトはそういった知識は乏しいんだったな...。まあ、現実でも敵対している相手の情報を
より多く正確に持っている方が有利だと士郎さんが言っていたからな。」
「(私の知らない所で、刻也さんとお父さんはどんな会話してるの?)」
「そうなんだ。まずは敵の事を知る事が大事なんだね。」
「そういう事だ。それじゃあ、識別スキル使ってみな。レベル1でも名前は表示されるからな。」
「「は~い。」」
【名前】リザードマン・ベビー Lv.? 【状態】ノンアクティブ
「見えたか?」
「うん。リザードマン・ベビーだって。でも、レベルが?で見えないの。」
「それは、スキルレベルが低いのと、なのは達のレベルより上だからだな。」
「レベルが足りないと見えないの?」
「そうだな...自分の種族レベルとスキルのレベルを足した数値以上だと表示されないんだよ。ま
あ、この地帯のモンスターは最大でもレベル3までだから、あれのレベルは3って事だな。」
「なるほどね。」
「ねぇ、状態のノンアクティブってどういう事?」
「それは、まだあれがこっちを認識していないって事だ。ここの敵はこっちから攻撃しない限り、
向こうから仕掛けて来る事はない。」
「って事は、ここ以外の敵はいきなり襲ってくる事もあるの?」
「そういう事だな。その場合は状態がアクティブとなって、こっちを認識して交戦の意思があると
いうわけだ。そういった敵の不意打ちを防ぐために索敵といったスキルで敵の位置を把握したり
するのが大切になってくる。気付いたら囲まれていたって状況を防ぐためにもな。」
「そういったスキルも早く取らないといけないね。」
「そうだな。」
「さて。それじゃあ、いい加減にあいつを倒そうか。とりあえず、この戦闘は俺は口も手も出さな
いから、2人の好きなようにやるといい。レベルはあっちが上だが2人いれば問題ない。」
「は、はい!」
「序盤に出て来る敵だからそんなに手強いはずないよ、フェイトちゃん。」
「そうなの?」
「それがゲームのお約束なの!」
「わかったよ、なのは。でも、油断はダメだよ?」
「うん!それじゃ、行くよ!!」
こうして、なのはとフェイトの
力・防御力は並。だが、小柄で序盤にしては、すばしっこいのでルーキーは以下にして攻撃を当て
るかが最大の課題になる。
さて、あの二人はどうやってアレを倒すんだろうか?俺は高みの見物と洒落込もうじゃないか。
更新が大分遅れましたが如何でしたか?
本当はなのフェイの戦闘パートまで終わらせようと思ったのですが、前置きがいつもの如く長くな
ってしまいここで区切る事にしました。ぼちぼち説明文を減らしてストーリーを進行していきたい
所です。が、何分まだまだ未熟な身なので、どうなるのかは不明です。
どういった形で完結するかは分かりませんが、最後まで書き続ける気ではいるので今後もよろしく
お願いします。
次回はなのはとフェイトの戦闘パートから始まる予定です。...どこまで書けるかなぁ。
※今回はスキル説明はありません。