とらなのVRMMO ~魔法はゲームの中だけなの~   作:戯言紳士

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ご愛読ありがとうございます。

2015夏アニが続々と始まってますね。まあ見ているのは空戦魔導士だけなんですけどね。原作を
愛読しているので、見てはいるんですが最近の主人公は松岡禎丞さんばかりですね。
一時期の神谷浩史レベルの出演数ですね。やたら神谷さん出てるな~って思ったら今度は松岡さん
ですよ。私は緑川光さんが昔から今もずっと一番好きです。

他にもゴッドイーターや新作のアクエリオン?もやっているようなのですが、いまいち見る気が起
きないのですが、出来はどうなのでしょうか?面白いですか?

前回のあらすじ。
チーム分けをして狩りをすることになった、なのは達。刻也の担当はなのはとフェイトのコンビ。
その二人の前に現れた敵はリザードマン・ベビー!?さあ、2人はどうやって戦うのか!!(完)



第9話    6月14日 日曜日⑥

 SLOにおける序盤の敵はどれも、一癖持っている。ここで出現するモンスターは3種類。

 

 物理軽減スキルを持っているスライム。最初に物理スキルのみのプレイヤーにとっては悪魔のよ

うな存在。

 小柄ですばしっこく。基本的にこちらの攻撃を回避しその後のスキを狙って攻撃してくる、リザ

ードマン・ベビー。

 状況により戦法を変えるコボルト・ノービス。武器は剣・槍・弓を使い。魔法は風と土を使ってく

る。2体いると連携して攻撃してくる。

 

 特殊な防御スキルを所有する敵。カウンター主体の敵。各々役割を遂行し連携してくる敵。っと

今後、登場するであろう敵を想定し、早い段階でプレイヤーに経験させておこうという製作者側か

らの作意的なモノがひしひしと伝わってくる構成になっている。

 

 そして今、なのはとフェイとの2人はリザードマン・ベビー相手に悪戦苦闘していた。

 

 

 

「えい!...ってまた避けられちゃった。」

「まだだよ! "ライト"、"ライト!"、"ライト!!" むぅ~、なんで当たんないの!」

 

 予期していた通り攻撃が当たらず2人のフラストレーションが溜まっている。フェイトが斬りか

かるが回避され、なのはが初期の光魔法で支援するがこれも避けられてしまう。火魔法を使わない

のはライトに比べ発動時間や速度が遅いと判断しての事だろう。

 このまま感情的になって攻撃し続けると倒すのには相当時間を要することになる。

 

 相手の攻撃は近距離で戦闘しているフェイトに集中しており、これまではなんとか回避したり、

なのはの防御魔法で防いでいる。なのはの精神力(MP)が切れれば避けそこなったダメージは大きくなり

状況はより厳しくなるだろう。

 

「このままじゃダメみたいだね。」

「うぅ...最初からハード仕様なの。」

「速い相手には、私達がそれより速く動くか、どうにかしてその動きを封じるしかないけど...。」

「ここは平原だから壁際に追い込む事は出来ないよ。」

 

「一度、私達の使えるスキルを確認してみよう?」

「そうだね。」

 

【プレイヤー名】なのは

【物技リスト】インパクト(杖共通)

【魔法リスト】ファイアボール, ライト, プチヒール, プロテクション

 

【プレイヤー名】フェイト

【物技リスト】スラッシュ(剣共通)

【魔法リスト】ウィンド, シャドウエッジ, ブラインド

 

「ねぇ、フェイトちゃん。ブラインドで、あのトカゲを状態異常(暗闇)に出来ないかな?」

「どうだろう?対象範囲は広いけど発動までの時間が長いみたい。」

「それならやってみようよ!こっちから仕掛けていかないと攻撃してこないみたいだし。」

「確かに今はこっちの様子をみているだけだね。」

「例えこっちに攻撃してきても、発動まで絶対にフェイトちゃんを守るからね。」

「よろしくね、なのは。それじゃあいくよ!」

「まかせて!!」

 

 どうやら戦法を変えるらしい。フェイトが呪文の詠唱を始め、フェイトに向かっていったリザー

ドマン・ベビーをなのはが牽制して近づかせない様にしている。この回で倒せないと本当に厳しく

なるぞ。死に戻りになる前には手を出すつもりだが、さてどうなるかな?

 

 

「なのは、準備出来たよ!」

「了解。やっちゃえフェイトちゃん!!」

「うん。貴方の全てを闇に染めてあげる"ブラインド!"」

 

 フェイトが使用したスキルはブラインドだった。対象を暗闇の状態異常にする魔法だ。耐性持ち

には効き難いが、流石にここのモンスターは耐性スキルは持っていない。速さでは敵わないと踏ん

で搦め手で仕掛けてきたか。たぶん、なのはのアイディアだな。

 暗闇は文字通り視界を奪われた状態だ。一般的なゲームでも相手の命中率を下げる手として有効

な手段だが、SLO(ここ)ではもう一つ利点がある。視野が奪われたことで相手の動きも鈍くなる。

 

 さあ、これで決着が付きそうだ。

 

「成功したのかな?」

「たぶん成功だよ。目元に黒い靄みたいなの掛かってるから。」

「それじゃあ、今の内に?」

「倒しちゃおう!!」

 

「いくよ!"ウィンド"、"スラッシュ!!"」

「随分と手こずらせてくれたの!"ライト"、"ライト"。これはおまけなの!!"ファイアボール"」

 

 暗闇状態のリザードマン・ベビーに向かってウィンドを放ち、接近して剣系統共通の初期スキル

であるスラッシュで斬りかかるフェイト。それに追随するように、残りの精神力を気にする素振り

を見せずライトの魔法を連発し、とどめにファイアボールを放つなのは。2人の猛攻にもともと生

命力の多くないリザードマン・ベビーは成す術もなく力尽きた。

 

 

「倒した?」

「やったの!ほら、フェイトちゃんレベルも上がったよ。」

「本当だね。そっか倒せたんだ。」

「2人ともお疲れさま。」

「あっ、刻也さん。私達どうだった?」

 

「その前に、2人ともまだやることが残ってるぞ?」

「えっ?」

「あっ、アイテム剥ぎ取らないと...。」

「正解だ。」

「忘れてたの。それじゃあ、どっちがやる?」

 

「2人とも解体スキルを取っていないから、どっちがやっても大して変わらないぞ。」

「解体スキルがあると変わるの?」

「まあな。得られるアイテム数が増えたり、レアなアイテムが剥ぎ取れる確率が上がるんだ。」

「便利なスキルだね。」

「スキルレベルが低いとまったく実感出来ないけどな。取っておいて損はないな。」

「そうなんだ。」

 

「とりあえず、今はジャンケンでもなんでもいいから早く剥ぎ取った方が良いぞ。倒したモンスタ

 ーは時間経過で消滅するから。」

「それじゃあ、なのはにお願いするね。」

「私でいいの?」

「とどめはなのはが刺したし、私は一度見てみたいから。」

「わかったの。それじゃあ、やるよ! えいっ。」

 

 剥ぎ取れたのは、リザードの鱗だった。俺が鑑定した結果、品質はEランク。まあ通常ドロップ

の範囲内と言ったところだ。

 

「これは鱗?」

「そうだ。こういったアイテムも手に入れたら鑑定するんだぞ。」

「はーい。それでこれで何が作れるの?」

「そうだな、盾や鎧といった防具といった所かな。なのはのローブは無理だが、数が揃えばフェイ

 トの今の防具より強いモノは作れるはずだ。」

「そうなんだ。」

「ローブには何が必要なの?」

「ここだと、コボルト・ノービスから剥げる毛皮だな。」

「だったら、さっきのとコボルトって言うのを一杯狩ればいいんだね。」

 

「そういう事だ。まあ、その前にレベルアップしたんだったら色々と確認しておいた方が良い。」

「そうだね。」

「種族レベルが上がっているなら、ボーナスポイントで2ポイント分好きなステータスに割り振れ

 るし、職レベルも上がってるなら、スキルポイントが増えているはずだからな。」

「わかったの。」

 

 

 その後、2人とも自分のステータスやスキルを見直していたのだが、フェイトが俺にためらいな

がらも話しかけてきた。

 

「あの...刻也さん。」

「どうした?フェイト。」

「私、刻也さんの戦闘を見てみたい。」

「あっ、私も見てみたいの。」

「でも、俺のレベルだとここだとすぐ終わるぞ?」

「それでも、見てみたいです。ダメ?」

「ダメじゃないけどな。2人が見たいなら、次の敵は俺が相手にしよう。」

 

 もう、何度目になるか分からないがフェイトのお願いはどうにも断り難い。もともと断るつもり

はないのだが、俺の戦闘を見てもタイプが違うから参考になるか分からないぞ?

 

 

 そして、2人の準備が終わり、俺は再び索敵スキルで敵を探した。敵は直ぐ近くにいたようで直

ぐに発見出来た。相手は先ほど倒したばかりのリザードマン・ベビーが2体。レベルは2と3だ。

こいつらは連携する事はないから各個撃破で問題ない。

 

「さてと、相手はさっき二人が戦ったやつと同じだな。なるべく加減して長引かせてみるが、見逃

 すなよ?」

 

「「はい。」」

 

「んじゃ、行くか。"久遠"、"空牙"」

「くぉ~ん。」

「がう。」

 

 戦闘を始める前に俺の使役するモンスターを召喚する。忘れている人もいるかもしれないが、俺

は召喚士なのだ。

 呼び出したのは、相棒と言っても過言ではない久遠と、まだ召喚して日が浅いが俺の動きに合わ

せようと必至に頑張って戦ってくれる、銀髪の狼である空牙だ。レベルがまだ低いのでここの敵で

丁度良い位か?

 現在、赤兎は騎乗戦でのみ戦闘に参加させているので、今回は不参加だ。

 

「これが、刻也さんの召喚モンスター?」

「久遠ちゃんはさっき見たけど、そっちの狼は初見なの。」

「あぁ、小狼で名前は空牙って言うんだ。最近召喚したから、レベルはなのは達とそんな変わりは

 ないんだ。」

「そうなんだ。」

「俺よりも久遠と空牙の戦いを見た方が参考になるかもしれないぞ?役割はアタッカーと魔法での

 支援攻撃だからな。」

「それじゃあ、刻也さん達の戦いを見させてもらうね。」

「...それでもいいけどな。そうだな、質問は戦闘後に答えるからまずは見る事に専念しな。」

「「はい。」」

 

 さてと。それじゃあ行くとしよう。

 

 俺は自分と空牙に一定時間、敏捷値を上昇させるスキルを掛け、その上に久遠が同じように一定

時間、筋力値を上昇させるスキルを俺と空牙に掛けた。ステータスを確認すると、他のステータス

も上昇しているんだが、これは追加された称号のせいだろうか?疑問が残るが後から検証すれば良

いだけの事だ。まずは目の前の敵だ。

 

 ブースト魔法を掛け、戦闘準備が出来たところで俺と空牙は敵に向かって駆け出した。移動速度

は現在俺の方が速いので、空牙のスピードに合わせている。もちろんゲーム内で神速が使える事も

確認済みだが、こんな敵に使う必要はまったくない。

 久遠は人型に変化しており、周囲に狐火というべき火の玉が浮遊している。その狐火からファイ

アボールとは数段威力は低いがその分、発射速度と連射性に優れた小さい火の玉を俺達に当たらな

いようにしながら、敵に向けて放っている。

 本当なら神通力で身動きを封じた所を雷魔法で仕留めたい所だろうが、こちらの主旨に合わせた

行動をしてくれる所が、さらに愛らしく思ってしまう要因でもある。

 

 久遠のスキのない牽制もあり、すぐに俺と空牙は自分の攻撃範囲に相手を捉えた。さて、これか

らなんだが、今俺が攻撃すれば一撃でリザードマン・ベビーは落せてしまう。なので、少々特殊な

武器に変更する。

 

【武器名】不殺の小太刀【分類】短剣【品質】C【レア度】3

【物理攻撃】10【魔法攻撃】0【耐久】231 / 256

【付加スキル】固定ダメージ 手加減

【詳細】この武器でのダメージは10で固定される。また、この武器では相手の生命力を絶つ事が

    出来ない。 ※残り生命力が10以下の場合1だけ残り、それ以上減らない。

 

 武器スキルのレベル上げ用に作った武器である。これなら俺が足で攻撃をしない限り、久遠か空

牙が止めを刺さなければ相手が倒される事はない。もちろん投擲用の武器の飛針も同じような物を

用意している。今回にはぴったりな武器と言わざる負えないだろう。

 

 俺は2振りの不殺の小太刀を構え、リザードマン・ベビーに斬りかかる。

 

 SLOには武器の攻撃動作をマニュアルとセミオートのどちらかを設定で選択出来る。前者はゲー

ムで動作に慣れたり、基より武術をかじったプレイヤーが自分の思うように、自由に武器を振るえ

る様になる。反面、システムのサポートを受けないので、器用度(DEX)による命中補正を受けない。完全

にプレイヤーの力量に左右される事になる。

 後者は、一度攻撃モーションに入れば後は、ステータスを基にシステムがサポートして攻撃を終

えるまでの動作をしてくれるので、武術をやった事がない人でも簡単に武器を取り扱う事が出来る

ようになっている。初期状態はこのセミオートが設定されている。

 実際にフェイトが十分に剣を扱えたのはこの設定のおかげでもある。より強くなりたいならマニ

ュアルにシフトした方が良いのだが、慣れるまではこのままでも問題ないだろう。

 俺は、もちろんマニュアルに設定を変えている。

 

 

 俺の攻撃は見事にリザードマン・ベビーを捉えダメージを与えた。どういう訳か"徹"を込めた攻

撃を当てると相手は一瞬スタン状態になるようで、その隙に空牙が追撃を加え、尻尾を噛み千切っ

た。部位破壊というやつだ。千切られた部分から大量に血が流れるといった表現はされない。ただ

尻尾がなくなった状態だ。

 尻尾がなくなった事でバランスがうまく取れなくなった1匹のリザードマン・ベビー。もう1匹

は久遠が魔法で牽制して、こっちに近づく事が出来ず、小ダメージを受け続けている。とりあえ

ず、こいつはもう何も出来ないのでさっさと始末しよう。

 

 再び俺は尻尾がなくなった方の敵に向かう。前からやってみた事があったので、やってみる事に

した。もはやただの実験台だな、こいつ。

 

「久遠、俺達の動きに合わせて空中に足場を作る事は出来るか?」

「...できる。」

「それじゃあ、頼む。」

「くぉん♪」

「それと、空牙。俺に上手く合わせて見せろ。」

「がぅ!」

 

 久遠に確認し、俺は下段から上段に小太刀を振り上げ、敵を空中へと切り上げた。そこにすかさ

ず、落下する前に闇属性の拘束魔法の"シャドウバインド"で地上に下ろさずに拘束した。そのまま

空中で影に拘束されている敵に向かい、跳躍し一太刀入れる。その後、俺の後に続いた空牙も鋭い

牙で追撃を加え、俺と反対の方向へ通り過ぎた。

 今、俺と空牙は拘束されたリザードマン・ベビーを挟み対立の位置にいる。無論、久遠に足場を

作って貰っているので空中だ。残されている拘束時間も長くはないだろう。次で終わりだ!

 

 久遠と空牙にアイコンタクトを送り、空牙と同時に足場を勢いよく蹴り飛び出す。お互いにリザ

ードマン・ベビーと交錯する時に攻撃を加え生命力をどんどん削っていく。幾度も交差する黒閃と

銀閃にこの戦いを見ていたなのはとフェイトは言葉を失った。

 何度交錯しただろうか?いちいち数えていないので分からないが相手は既に虫の息だ。拘束して

いた影もほとんど残っていない。これでフィニッシュだ。

 

 空牙が攻撃を加えた所を視認し、俺は一連の動作から初めて地上に足を着けた。武器を小太刀か

ら飛針に変え、リザードマン・ベビーより上空へ再び跳躍し、その場で4本の飛針を手足に向けて

投げ付けた。投げた4本の飛針は狙い通りに手足に当たり、拘束の解けたリザードマン・ベビーを

今度は地面に釘付けにした。

 

「久遠!!」

「これで...おわり。」

 

 俺の掛け声に待っていたと言わんばかりに、久遠は釘付けにされたリザードマン・ベビーに向か

って雷を放ち、逃げようもなく直撃したリザードマン・ベビーは息絶えた。決まった。これで残り

は後1匹だ。その最後の1匹の方を見るとAIに管理されているはずの敵はただただ硬直していた。

 

 俺はやりたい事をやり終えたので、久遠と空牙にほぼ任せ、まだスキルレベルの低い投擲と水魔

法を上げるため支援に徹した。

 

 

《ただいまの戦闘により【短剣】スキルのレベルが上がりました。》

《ただいまの戦闘により【投擲】スキルのレベルが上がりました。》

《ただいまの戦闘により【水魔法】スキルのレベルが上がりました。》

《ただいまの戦闘により【連携】スキルのレベルが上がりました。》

《ただいまの戦闘により召喚モンスター【空牙】のレベルが上がりました。ボーナスポイントを2

 取得しました。ステータスにボーナスポイントを振り分けて下さい。》

 

「...たおした。」

「がう。」

「お疲れ様。」

 

 狙い通り投擲と水魔法のスキルレベルが上がった。空牙もレベルアップしたし上出来だな。消え

ない内に倒したモンスターから剥ぎ取っておくか。 サクッ。サクッ。

 

 剥ぎ取れたアイテムは、鱗が2つに爪が1つ。後は部位破壊で取った尻尾が1つだ。爪は尻尾よ

りドロップ率が低い。尻尾は部位破壊でしか手に入らないので、リザードマン・ベビーから得られ

るアイテムの中ではレアになる。

 

 アイテムを剥ぎ終え、久遠と空牙を労い、レベルアップした空牙のステータスを確認する。最初

のクラスチェンジ前の召喚モンスターはレベルアップ時に1ポイントだけ自動で能力が上昇し、プ

レイヤーが2ポイント任意の場所に振り分ける事が出来るようになっている。1度でもクラスチェ

ンジすればプレイヤーと同じ様に、自動で2ポイント上昇するようになるわけだ。

 今回、自動で上昇していたのは器用度だった。俺は今回得た2ポイントを筋力値と敏捷値にそれ

ぞれ振り分け終了した。

 さて、2人の所に行くか。なんか放心しているようにも見えるが大丈夫か?

 

 

「2人とも終わったぞ。っで、見てみてどうだった?」

「......っは!えっと..とっても凄かったの。」

「う、うん。前に見せて貰った稽古とは違ってたし、久遠や空牙との連携もしっかりしてて、私達

 とは全然違ってた。」

 

「そうか?まだまだこれからだと思っているんだがな。っで何か参考にはなったのか?」

「レベルとか関係なく、私には刻也さんの真似は出来ないって事が分かったの。久遠ちゃんの魔法

 の使い方も私にはまだ無理。でも、ああいった使い方もあるんだなって参考にはなったの。」

「私も、まずは空牙みたいに動ける様にならないと話にならないって感じたよ。私達とそんなにレ

 ベルは変わらないって言ってたけど、すっごく離れている感じもしたし...。」

「そうなの!なんか強化魔法使ってるのは分かったけど、それだけじゃない気がするの。」

 

「まあ、実際のステータスは底上げされてるな。俺のスキルに戦闘指揮っていうのがあるんだが、

 そのスキルの効果は一定範囲内にいる召喚モンスターのステータスを上昇させるっていうモノだ

 からな。」

「なんかズルいの。」

「召喚モンスターはプレイヤーと違ってスキルは好き勝手に取れないからな。その差を埋めるため

 に召喚士に召喚モンスターの能力上昇系のスキルを追加したんだろ。まあ、モンスター限定のス

 キルもあるんだけどな。あとはAIと人の脳の差もあるだろうし。」

「そう考えると丁度良いのかな?」

「どっちにしろ刻也さんの子達は普通じゃないと思うの。」

「そうか?俺の思考を感じて順応してくれる良い子達ばかりだぞ。」

 

「そうだよ。とりあえず、私達はさっきの戦闘みたいな事を出来るようになろう。」

「フェイトちゃんがいつになく乗り気なの!?」

「なのははやってみたくないの?」

「それは...出来れば凄いとは思うけど...。」

「ならやろうよ。ね?」

「う、うん。(フェイトちゃん、刻也さんの戦闘を生で見たせいで暴走モードに入ってるの)」

 

「そうだな。とりあえず、この後はなのはとフェイトに空牙を加えて戦闘してみようか。」

「はい!!」

「はーい。」

「レベル5になる位がここの適性みたいだからな。ドンドン狩って行こう!」

「こうなったら、とことんやってやるの!!」

 

 

 こうして、なのはとフェイトに空牙を加え、索敵で敵を見つけ次第、サーチ&デストロイで次々

に敵を倒していった。2人のレベルが上がった事に加え、高速アタッカーが加わった事で、最初に

比べかなり安定して敵を狩る事が出来るようになり、2人のレベルが4になる頃には、スキルも充

実してきて、スライムもコボルト・ノービスも問題無く狩れるようになった。

 

 空牙もレベルが6にまで上がり、今はなのはとフェイトの2人だけで狩りを続けている。この様

子なら他のグループを見に行っても大丈夫そうだな。

 2人に他のグループを見に行ってくると伝え、俺はこの場を後にした。さて、まずはどっちから

先に見に行こうかな?

 とりあえず、赤兎を呼び出してから、行先を決めるとしよう。

 

 

 そうそう。その都度、索敵や識別、鑑定スキルを使っていたのでこれらのスキルのレベルも上が

ったんだった。

 

 




如何でしたか?

さっさと刻也のレベルを上げて召喚リストに綺堂さくらを加えたい作者です。
久遠と同じくらいとらハシリーズでは好きなキャラです。ケモナーなのかな?
でも美緒は普通なんだけど...。
とらハ1での登場予定はこの綺堂さくらのみです。クーデレを表現出来るか不安だ。種族は吸血鬼
か人狼系統になるでしょう。

作者から見たこの作品の利点は特殊な能力持ち(HGS)だったりした場合、無理矢理でも召喚モンス
ターとして出せる点です。十六夜は精霊(ほぼ幽霊)だしね。

次回はアリサとすずかかな?アリシア&はやては最後のトリにした方が良い気がするし。書き出し
た時の気分次第って事になります。

戦闘はこんな感じで良いのかな?

※今回もスキル解説はお休みしますが、今回でのなのはとフェイトの成長後のステ載せときます。
一応、現在のステータスにも反映させますがね。

【PN】なのは【性別】女【種族】エルフ族 Lv.4
【職業】見習い魔術師(マジシャン) Lv.4 / 見習い僧侶(シスター) Lv.4
生命力(HP)】 21 / 21
精神力(MP)】 58 / 58
筋力値(ATK)】 7
耐久力(DEF)】 11
知力値(INT)】 24
抵抗力(MDF)】 22
敏捷値(AGI)】 14
器用度(DEX)】 15
【所有スキル】残りSP 0
 ★杖 Lv.2
 ★火魔法 Lv.3 ★光魔法 Lv.5
 魔法知識 Lv.4 治療 Lv.2 不屈の心 Lv.1 並列思考 Lv.2 識別 Lv.3 索敵 Lv.2
 鑑定 Lv.4 解体 Lv.2

【PN】フェイト【性別】女【種族】獣人族 Lv.4
【職業】見習い剣士(ブレイダー) Lv.4 / 見習い隠者(ハーミット) Lv.4
生命力(HP)】 42 / 42
精神力(MP)】 37 / 37
筋力値(ATK)】 16
耐久力(DEF)】 12
知力値(INT)】 14
抵抗力(MDF)】 12
敏捷値(AGI)】 24
器用度(DEX)】 15
【所有スキル】残りSP 2
 短剣 Lv.2 ★剣 Lv.5 投擲 Lv.2
 風魔法 Lv.3 ★闇魔法 Lv.2
 識別 Lv.3 索敵 Lv.2 ★気配遮断 Lv.3 危険察知 Lv.2 回避 Lv.6 解体 Lv.2

おまけ
【名前】空牙(くうが)【種族】小狼 Lv.6
生命力(HP)】 43 / 43 【精神力(MP)】 17 / 17
筋力値(ATK)】 15【耐久力(DEF)】 9【知力値(INT)】 7【抵抗力(MDF)】 9【敏捷値(AGI)】 25【器用度(DEX)】 14
【所有スキル】噛付き 切り裂き 暗視 連携 気配遮断 危険察知

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