とらなのVRMMO ~魔法はゲームの中だけなの~ 作:戯言紳士
爆弾低気圧とかアメトーーク!SPとか1日更新をしない間にも色々ありましたね。
それに東京ザナドゥも気付けば発売日を過ぎていました。レビューを見る限り、ペルソナ4がアク
ションゲーになった感じだとか、閃の奇跡とモーション一緒で戦闘が単調だとか色々言われている
ようですね。デビサバ風ではなかったらしいです。
主人公も見た目に反して仲間想いの熱血系らしですし。
まあ、しばらく様子見てから購入は検討しようと思います。
前回のあらすじ。
土精霊ゲットだぜ!上はエルフ、下は木の触手のヘカテー加入です。それとアリシア達は精霊の加
護という称号が加わった!(完)
《召喚モンスター【アウラ】がクラスチェンジの条件を満たしました。ステータス画面からクラス
チェンジを行って下さい。》
えっ!? 飛び過ぎ? アウラってそもそも誰だって?
確かにそうだろう。俺も冒頭でいきなりこんなインフォが現れたら、読み飛ばしたんじゃない
か?投稿ミスか?と思ってしまう。
しかし、これは読み飛ばした訳でも、投稿ミスでもないので、安心して下さい!正常ですよ!
...と、別にとにかく明るいなんちゃらをやりたかった訳でもないので、そろそろ真面目に、こ
こまでに何があったのかを話していこう。
まずは、学校での出来事から。
起床から登校までの流れは変わらず、学校に着いても、いつも通り小恋となんら他愛のない会話
で時間を潰し、昼休みを迎えた。
今週の月曜日から霊気の扱いを学ぶという名目で、生徒会室で昼食を摂る事になっているので、
今日も多めに作った朝食を詰め込んだ弁当を持参し、小恋と共に生徒会室に向かった。
ここで昨日は生徒会室のドアを開けると、月曜日に初めて知った生徒会役員の国見姉妹が、演劇
部から拝借したという衣装を纏って出迎えてくれたのだが、今回はまだ来ていなかったため、何事
もなく、生徒会長の楠葉先輩と、同級生で副生徒会長を務める雪那がすでに席に座っている生徒会
室へ入っていった。
その数分後、落ち着きがなく急いだ感じで生徒会室に駆け込んできた、国見姉を装った国見妹が
入室し、その後から、落ち着いた雰囲気を出そうと若干ぎこちない足取りで国見妹を装った国見姉
が入室し、みんな席に着いた所で、揃って頂きますをし、弁当を食べ始めた。
生徒会室で食事する様になり3日目だが、1日目は楠葉先輩と雪那、小恋を交えてのおかず交換
をし、2日目は諸事情で、楠葉先輩と雪那は食べ始めが遅かったので、代わりに国見姉妹と小恋を
交えてのおかず交換と言っても、小恋も国見姉妹も俺の弁当からおかずを拝借しただけで、小恋と
国見姉妹がお互いの弁当からおかずを拝借する事はなかった。
あと、雪那が凄く悔やんでいて、楠葉先輩も少々落ち込んだ感じで、自分の弁当を食べていた。
もはや、それが当たり前な感じに成りつつあり3日目は、生徒会室にいる全員で主食を除き、中
央に繰り広げての食事会に近い感じで食べる事になった。
まあ、俺も色々なモノが食べられるから構わないのだが、小恋が結構戸惑い気味だった。この方
式を提案したのは楠葉先輩なので、楠葉先輩も早い内に、小恋が国見姉妹に馴染むために考えた事
なのかもしれない。
食事中も国見姉妹の2人は、入れ替わっている事を小恋に悟られない様に、お互いの食べ方を意
識しながら昼食を食べていた。
2人がこんな事をしているのも、昨日俺が提案した事で始まった、小恋の国見姉妹見分け対決の
せいだと思う。
国見姉妹は小恋を欺き勝てば、俺に国見姉・国見妹と呼ばせずに、名前で呼ぶという報酬のため
に、小恋もそれに巻き込まれ?負けたら俺と同様に国見姉妹を名前で呼ぶ事になってしまった。
そして、今日の様子を見て分かるように、昨日は国見姉の初歩的なミスで小恋が見抜いてしまい
今日に持ち込んだので、出会いから本気で欺きに掛かっているみたいだ。
こういう些細な遊びにも本気で向かってくる後輩、俺は大好きだ。
正直、こんなゲームをしなくても名前で呼んでも全然かまわないのだが、これも小恋と国見姉妹
に慣れさせる一環となっているので、真剣にぶつかり合って、国見姉妹が勝つまでは呼ぶつもりは
ない。
そして昼食も食べ終わり、小恋と国見姉妹による対決が始まった。別に1日1回とか制限した覚
えはないのだが、知らぬ間にそんな雰囲気になってしまっている気がする。
小恋は相手が最初から色々と仕掛けてきている事に気付いているのだろうか?
服装は前回と違い普通に風芽丘高校の制服だが、髪型や着こなしは全く同じ。前回の様に、口元
にフライの衣を残すというミスも犯す事はないだろうし、どこを見て判断するのだろうか?
一応、山勘でも5割の確立で正解なので、どんなに策を練りミスを犯さなくても5割で当たって
しまう国見姉妹の方が、不利なルールではあるが、小恋も山勘よりは何かしらの根拠を見つけて、
当てたいという気持ちが強いのか、この場面に限り人見知りとか関係なく、真剣に2人を見つめて
見定めようとしている。
さて、そんな勝負の結末だが......。
小恋が匂いという嗅覚を駆使して勝利を収めた。
どうやら登場から若干の違和感を感じてはいたらしいのだが、気のせいかもしれないとも思い、
食事中などは特に意識していなかったと言う。
そして、見比べても前回の様な違いはなく、昨日の記憶を頼りに僅かな匂いの違いを嗅ぎ分け、
それが的中したという事だ。
小恋が違うと言うので、俺達も小恋がいう首筋の匂いを嗅いだのだが、違いは分からなかった。
小恋の謎の能力が開花?した瞬間と言っても良いかもしれない。
それと、俺に匂いを嗅がれた時だけ、国見姉妹が異様に緊張していた様なのだが、俺が変な事で
もすると思われていたのだろうか?そこだけが不安だ。
という訳で、勝負はまた明日に持ち越される事になったのだが、明日からは匂い判定禁止という
事になった。
それを持ち出したのは雪那だったので、小恋も異論を唱えたのだが、国見姉の「雪那先輩が言っ
てた忠犬ってこういう意味でもあったんですか?」と言う、俺達には聞き覚えの無い、おそらく放
課後で話した内容だと思われる発言により、小恋がそっちの話にヒートアップしていき、最終的に
雪那に言い包められる形で、匂い判定が禁止となった。
そんな感じで、小恋が雪那に絡んでる間に、やる事はやっておかないと楠葉先輩にも申し訳ない
ので、俺は霊力の扱いを学んでいた。
今日からは、実践形式からスタートで、昨日出来る様になった両腕を霊気で包む所から始めた。
感覚は昨日掴んだ通り、後はどれだけ早く展開出来るかという事だ。しばらくの間、楠葉先輩の
指示した通りに、展開と解除を繰り返し行った。
それを15分くらい続けた所で、楠葉先輩からストップの声が掛かり、しばしの休憩と言う事で
周りを見渡すと、既に小恋と雪那の闘争は終息し、国見姉妹は昨日同様、隅の方で作戦会議を開い
ているみたいだった。
この光景を見て、何時か小恋と国見姉妹が仲睦まじく会話している姿が見れると良いなと思い、
小休憩の時間が終わった。
再開した修練だが、また繰り返しを続けるのかと思っていたが、今度は展開出来る箇所を増やし
ていくという内容に変わった。
まずは昨日拳から腕まで拡張した感じでやってみて、と楠葉先輩に言われたので承諾し、集中し
腕に纏っている霊気を血液の様に体中に巡らせるイメージで、範囲を拡大させようとした。
その結果、上半身全体...ではなく、太腿から爪先に掛けて、要は両足に霊気を纏わせる事に成
功した。
何故上半身ではなく両足だったのかは、楠葉先輩が教えてくれた、霊気を扱う支点となるスポッ
トは体に数か所存在し、今回の事で足にあるそのスポットが活性化され、展開される様になったと
言う事だ。
そして、楠葉先輩もまさか、何の指示もしていない状態で、両足の展開を可能にした事に驚きを
隠せずにいたが、すぐに何かに区切りを付けた様に自分の中で納得させたのか気持ちを立て直し、
足が展開出来る様になったなら、という事で再び展開速度を早くする内容に戻り、同時に全て、片
腕だけ、片足だけ、両手だけ、両足だけと、指定された部分のみ展開する内容にまで発展した。
これを昼休み5分前を告げる予鈴が鳴るまで続けられ、最初は上手く部分展開出来ずに、次々と
指示が飛び交う状態が続いたのだが、予鈴が鳴る頃には、やはり楠葉先輩には敵わないが、それな
りの速度で両手両足に展開、部分展開出来る様になった。
後は教室に戻り、午後の授業を受け、放課後になり帰宅し、また日課を熟してログインした。
ここまでが、学校での出来事だ。
そして、ここからがSLOでの出来事になる。
SLOにログインした俺だが、何時もより多少早くログインしたためか、何時もはエントランス
にいる姫達の姿がなく、みんなでイベント攻略に出掛ける時間には、まだ1時間30分位あった。
なので俺は、イベント戦では選抜が敬遠され、レベル差が出始めている赤兎と昨日召喚したばか
りのヘカテーのレベルリングへと、火山地帯の荒野よりもう少し奥に進んだ、一応平地ではあるが
不定期に地面から間欠泉が噴き出す、温泉区域と呼ぶべきエリアに足を踏み入れた。
ここは、探索中に見つけて数回戦闘をして、また別の所を探索に行ったのだが、出現するモンス
ターのレベルは、荒野に出現するモノよりも僅かに高かったので、多少経験値も多く入るはずだ。
そういう訳で、ここで1時間くらいレベリングを行う事にした。
バトルメンバーは赤兎とヘカテーは確定として、後は時間帯を選ぶシグルズと、もう一息でレベ
ルが追い付く所まで迫っているアグネアと瀬織を召喚した。
―――そして、1時間ひたすら狩り続けた成果がこれだ。
【名前】
【
【
【
【
【
【
【
【
【所有スキル】
突進 噛付き 蹴技 威圧 疾走 加速 一騎当千 連携 受け 強靭 光属性
物理耐性上昇[小] 魔法抵抗上昇[小] 騎乗者回復[微]
【名前】ヘカテー【種族】ユイチリ Lv.10 ⇒ ネミルユイチリ Lv.6
【
【
【
【
【
【
【
【
【所有スキル】
弓 土魔法 絡み付く 土流(New!) 顕現 擬態 千里眼 早撃ち(New!) 治療
連携(New!) 受け 器用(New!) 土属性 土神の加護(New!) 自己再生[小]
精神力自動回復[微]
赤兎・ヘカテーのレベルが上昇し、ヘカテーは2度目のクラスチェンジを遂げた。
これでイベント戦に出しても、お荷物になる事はないだろう。
ヘカテーがネミルユイチリとなった事で、外見が15,6歳くらいにまで成長し、後ろで2つに
結わいていた髪を1つに纏め、エルフっぽい耳が協調された感じになった。
服装は、緑を基調とした舞台で王子や貴族が着る様な装飾が施された衣装に変わり、まだ成長途
中なのか、強調されない胸部と相まって男装した麗人の様な感じになった。
無口なのは今も変わらず。これはもう性格なのだろう。今後成長しても変わる事はないと思う。
この後、一度召喚モンスター達を全員帰還させ、ギルドホームに戻った。
すると、ギルドメンバー全員がエントランスに揃っていたので、挨拶を交わしながら、戦闘で消
耗した装備品を修復してから、本日のイベント攻略へ向かった。
今日も昨日同様、5ヶ所のゲートを巡る事になった。
1,2ヵ所目は西側に設置された遠くにあるポータルから順に攻略し、3,4,5ヶ所目は南側の
バジリスク戦を行った手前に設置されたゲートから街に近付くように進めていった。
3日目ともなると流石に、他のプレイヤー達もゲートの位置情報を把握し始めているようで、
5ヶ所目に訪れたゲートには、少なからず他のプレイヤー達の姿が見えた。
他のプレイヤー達の姿が見えた時には、ゲートの位置を記した地図をしまい、戦闘態勢を整えて
絡まれる前に、さっさとバトルフィールとに移動したのだが、結構見られていた気がする。
まあ、関わる事もない相手なので、ボスとの戦闘を開始した地点で意識からも除外されていたの
だが、どこかで感じた気配が混じっていた様な気もする。
それでは、今日の1戦目のボス戦から大雑把に振り返ってみよう。
まずは1戦目。西のゲートから転移するとフィールドには、レベルは35のデス・スコーピオン
という、レベルこそこれまでと比較すれば高くはないが、尾の毒針による強力な毒攻撃と、鋭利な
挟みで斬りかかる、ここで初の即死攻撃を仕掛けてくるボスが出現した。
しかし、昨日のバジリスクで痛い目にあった事もあり、今日までにSPを消費して様々な状態異
常に対する耐性スキルを習得していた事もあり、この即死攻撃の餌食になる事はなかった。
それを除いても、攻撃事態が非常に強力でカバーや盾として奮起してくれたチワワでさえ、一撃
で結構なダメージを負っていた。
そしてこのデス・スコーピオン、憎たらしい事に弱点属性が存在しなかった。その代わりに耐性
属性もなかったので、どの属性でも均等にダメージを与えられたのだが、弱点が付けない分、戦闘
時間が長くなり、即死攻撃の餌食になる確率も高まっていた。
本当に犠牲者が出なくて良かったと思う。戦闘後のインフォでは、直撃は受けていない俺も、耐
即死のスキルレベルが上昇していたので、掠めただけでも即死効果があったという事実を知った。
続いて、1戦目のゲートからは少し離れた場所にある、西側のゲートまで移動して来た俺達を待
ち受けていたのは、上半身は女性、下半身はヘビの胴体という半人半蛇のラミアというモンスター
だった。ちなみにレベルは37で、手には短剣を持っていた。
ラミアもまた、強力な状態異常を発生させる相手で、手にした短剣による攻撃では催眠効果。
広範囲にまき散らす攻撃性は皆無な香りには混乱効果。
そして、その瞳に宿す魔眼に睨みには魅了効果があった。
どれも、即死とは違った危険性を含んだモノばかりで、ラミアだけでも鬱陶しい相手だったのだ
が、中盤から毒攻撃と麻痺攻撃をしてくる2種類のヘビを無数呼び出して来たのだ。
しかもこのヘビ、オルトロス戦でのヘルハウンドとは違い、無限湧きみたいで、いくら倒しても
常に一定の数出現していると分かるまで、無駄とは一概に言えないが、装備的にも精神的にも結構
消耗させられてしまった。
この戦闘で幸いだった事は、ラミアの生命力を含め耐久面がこれまでのボスと比較しても、結構
低めに設定されていた事だろう。
氷属性が弱点という事もあり、俺と昨日氷魔法を習得したばかりのはやてとすずか、それと今回
の戦闘に参加していた空牙の吐息で大ダメージを与える事が出来き、1戦目よりは短時間で決着を
つける事が出来た。
ただラミアを倒しても、バイオスネークとパラライスネークは消えずに残されていたので、それ
らの殲滅戦が残っていた。
ラミアを倒した事で、無限湧きは無くなっていたが、それぞれ24体、計48体のヘビを倒すの
には少々骨が折れた。
3戦目からは場所を南側に移しゲートの探索を開始した。ここではまだ他のプレイヤーの姿は見
えず、ゲートを発見してから戦闘準備を整えバトルフィールドへ転移した。
そこで俺達を待っていたのは、牛頭人身で巨大な斧を持ったレベル38のミノタウロスが2体。
この2体の連携や単純な攻撃力の高さは非常に脅威だったが、今日はこれまで2戦連続で鬱陶し
い状態異常攻撃に晒されていた、俺達はその脅威がない、単純な力のぶつけ合いで向かってくる、
ミノタウロスは単純に戦いやすい相手だった。
新たにモンスターが召喚される傾向もなく、各々が自分の役割を遂行し、継続的に安定したダ
メージを与えていき、このゲートのボスであるミノタウロス2体は難なく倒すことが出来た。
タフさと破壊力は大した相手だったが、それ以外は何とも言えない、相性もあるだろうが、結構
配置されているボスの強さはまばらなようだ。
そして消耗も少なかったので、続けざまに4つ目のゲートへ向かい、4戦目を開始した。
そこには、馬の首から上が人間の上半身に置き換わったような姿をしている、ケンタウロスと言
うボスモンスターが3体。
それぞれレベルは37で、剣を装備したモノ、槍を装備したモノ、そして弓を装備したモノと、
違った獲物を携えてこちらの出方を伺っていた。
前の相手ほど攻撃力を持っている訳ではないが、それを上回る敏捷性と連携の練度。そして、弓
矢に限り毒・麻痺・催眠の3種類の状態異常を発生させる攻撃を仕掛けてきた。
戦闘開始直後は挑発などで分断して戦おうと思っていたのだが、どうやら挑発スキルを無効化す
るスキルを有しているらしく、相手にターゲットを絞り込ませる事が出来なかった。
なので、俺達は3体の攻撃を隙を縫うように、一番鬱陶しい弓を装備したケンタウロスに攻撃を
集中させる事にした。
その作戦もあり3体の中で一番最初に弓を装備したケンタウロスを討伐する事が出来た。
3体から2体へと数を減らされたケンタウロスは、怒気の様なオーラを身に纏い、減った数を補
うかのように、攻撃力と敏捷性が一段階上昇した。
しかし、それだけでは減ったケンタウロスの分までは補いきれず連携の練度が下がり、次第に俺
達の攻撃を捌ききれなくなった2体のケンタウロスの残り生命力は、凄い勢いで削られていった。
こうしてバランスの崩れたケンタウロスを倒すのには、さほど時間を要さずに決着がついた。
最後に5ヶ所目となるゲートへ着くと、その場でPTを募集する他プレイヤーの存在があった。
固定PTで攻略をしている俺達は絡まれたくないので、早々にバトルフィールドへ転移した。
その先には、レベル40の巨大な大木に悪そうな人相をくっ付けた人面樹が佇んでいて、更に、
その配下として、レベル32の食人植物のマンドレイクが周囲に5体配置されていた。
人面樹はフィールドに根を巡らせている為、移動は出来なく、ボスであるにも関わらず役割とし
ては、マンドレイクのサポートとして存在していた。
一方、そのマンドレイクは人面樹から養分を貰っているのか、いくら攻撃しても再生して、その
蔦でこちらを絡め取り捕食しようとしてくる面倒な相手だった。
弱点はどちらも火属性と、見た目通りの弱点ではあったのだが、人面樹が魔法を反射させる面倒
な技を、生命力が減るにつれ、結構な頻度で使用してくる様になり、終盤はエンチャント・フレイ
ムを掛けた武器で攻撃する事になった。
そして、近づこうとすればマンドレイクが襲い掛かって来るという戦法をとられ、最後の戦闘に
おいて、バトルメンバーに入っていた飛行能力を持ちマンドレイクの妨害を受けない、さくらとア
グネア。
遠距離から矢で攻撃を当てる事の出来る、すずかと姫が奮闘してくれた御陰で、長期的な消耗戦
にはならずに戦闘を終える事が出来た。
この様なボスもいる以上、外でPTを募っている他プレイヤーは、寄せ集めではなく、しっかり
と対策がとれる相手を見つけなければ、無駄に消耗する事になるんだと思うと、余計面倒だな。
その点、β版ではソロで好き勝手やっていたが、こうやってなのは達もプレイする事になり、姫
達とも再開し、エリオやキャロといった新しい仲間に出会った俺は恵まれているのだと思った。
召喚メンバーだけでも、どうにかなるかもしれないが、戦闘時間も消耗も今とは比べ物にならな
いくらい大きいはずだから...。
と言う事で、ここまでが本日のイベント攻略での出来事だ。
人面樹を倒した俺達は、ジュエルシードを入手して元の場所に戻るなり、すぐさまギルドホーム
まで帰還した。
今日の5戦は、昨日とは異なり、あっちに行ったり、こっちに行ったりと頻繁に場所を移動した
訳ではなかったのだが、一部を除き、戦闘にそれなりの時間が掛かってしまったため、ログアウト
予定の時間まではSLO内で4時間余りとなっていた。
一応、これで今日予定していた5ヶ所を巡る事が出来、ジュエルシードも8個から13個と半数
以上集める事が出来たので、この後は自由行動と言う事になった。
ちなみに、これが5ヶ所のボスを倒して上昇したレベルの変動だ。
【PN】クロノス【種族】人族 Lv.44 ⇒ 46
【職業】中位召喚士 Lv.16 ⇒ 18 / 暗殺者 Lv.16 ⇒ 18
【名前】久遠 【種族】妖狐(五尾) Lv.15 ⇒ 17
【名前】赤兎 【種族】パラディンホース Lv.13
【名前】空牙 【種族】シルバーファング Lv.14 ⇒ 16
【名前】さくら 【種族】吸血鬼 Lv.12 ⇒ 14 / 人狼 Lv.23 ⇒ 25
【名前】シグルズ 【種族】ストームホーク Lv.13 ⇒ 16
【名前】リニス 【種族】猫又(二尾) Lv.13 ⇒ 15
【職業】万能メイド Lv.5 ⇒ 7
【名前】クティーラ【種族】クロックスライム Lv.14 ⇒ 16
【名前】アグネア 【種族】ファラ・ヌイ Lv.13 ⇒ 15
【名前】瀬織 【種族】ウンディーネ Lv.12 ⇒ 14
【名前】ヘカテー 【種族】ネミルユイチリ Lv.6 ⇒ 9
昨日よりも上昇値が下がっているが、それだけ必要になっている経験値が多くなっていると言う
ことなのだろう。
俺は、昨日の土精霊イベントでの経験値と、ボス戦前に出掛けた1時間の戦闘での経験値を含め
てようやく、適度に入れ替えをして戦闘をしている召喚モンスター達と同じくらいの上昇値だ。
この調子で残り8ヶ所のゲートを巡る事になるのだが、大体どのくらいまでレベルが上がるかが
何となく見えて来た。
傾向的にボスのレベルは35~40の間で定められている様なので、数や強さもあるだろうが、
8体倒したとして、上がっても後2レベルだろう。
最後に待ち受けているという大ボスがどの位の強さなのか、まだ分かってはいないが、果たして
どの様な姿をして、どのような戦い方をしてくるのだろうか?
それでは最後に、冒頭で流れたインフォに表示された、アウラというメンバーが加入するまでの話
をしていく。
話の始まりは、ギルドホームに戻り、俺達が食事やら修復やらを終えた所から始まる―――。
如何でしたか?
ちょっとテイストを変えて冒頭で要らないと思われるおふざけから始まった訳ですが、その後、さ
くっと学校での出来事を書くはずが、中途半端な量で終わってしまったので、同じ過ちを犯し、そ
れからの展開も、ダイジェスト風にさくっと書いてしまいました。
多分これで最後です。もうやりません。
というよりも、水曜日で刻也の精霊イベントは終わるので、急ぐ必要がなくなりました。
木曜日はじっくりいけると思います。
次回は、最後のフリの通りアウラという風精霊が加入するまでの話となります。もうしばらくお付
き合い下さい。
※レベルアップ等もダイジェストでお送りしたので、気になる方は現ステをご覧下さい。
※観覧注意(楠葉&雪那:楠葉先輩は背が低いだけで(21)ではないです。雪那はイメージ通り。)
【挿絵表示】