海未「穂乃果、突然何を言い出すんですか?」
穂乃果「何って麻雀だよ、ま・-・じゃ・ん。昨日テレビで見たんだよ」
海未「テレビで見たからといって今から麻雀をやる理由にはなりません。第一私たちが今日穂乃果の家に来たのは明後日のテスト勉強をするためですよ」
ことり「私はやってみたいな、麻雀」
海未「こ、ことりまで!?」
穂乃果「2対1で麻雀やる派の勝ち。さあ早速やろう、麻雀!」
ことり「ところで穂乃果ちゃん、麻雀のルール……知ってるの?」
穂乃果「知らない……」
海未「ルールも知らずにどうやって麻雀をやるんですか?麻雀なんて止めて勉強を始めましょう」
穂乃果「えー、やりたいよー、麻雀。テレビで見た国士ナンチャラやってみたいよー」
海未「やりたくてもルールがわからなければどうしようもないでしょう」
ことり「まだ諦めるには早いよ。μ'sのメンバーで麻雀が出来る人を探してみようよ」
穂乃果「そうと決まったら、みんなに連絡して麻雀をしよう!」
真姫の家
真姫「だからって……なんでウチに全員集まってんのよー」
にこ「なんでって、アンタのウチに全自動卓があるからに決まってるでしょ!」
穂乃果「そんなことはどうでもいいから麻雀やろうよ―」
真姫「ちょ、どうでもいいって……」
絵里「まず麻雀のルールを知ってる人と知らない人でわかれましょうか」
知ってる:絵里、希、にこ、真姫
知らない:穂乃果、海未、ことり、凛、花陽
希「知ってる人がちょうど四人やしこの四人で打ちながらルールを教えたろか」
穂乃果「えー、私もやりたいー」
にこ「ルールもわからずにどうやってやるのよ」
穂乃果「き、昨日テレビで見たもん。やれるよ」
にこ「無理!」
穂乃果「やれる!」
にこ「無ー理ー!」
穂乃果「やーれーるー!」
希「まぁまぁ、ほんなら、うちが抜けるから穂乃果ちゃんを入れて四人で打ってみいや」
穂乃果「やったー!ありがとう希ちゃん!」
麻雀開始
東一局
親:真姫
真姫:25000、にこ:25000、絵里:25000、穂乃果:25000
穂乃果(成り行きでやるって言っちゃったけど……どうしよう全然わかんないよ。漢字は多いし、鳥みたいなこれ……何?)
絵里「穂乃果の番だよ」
穂乃果「えっ!?ま、任せてよ」
穂乃果(えーと、確かここから1個取って、1個捨てるのを繰り返すんだよね?)
捨牌:南
にこ「ポン!」
穂乃果「ぽ、ポン!?」
ことり「ポンって何?」
希「他の人が捨てた牌と同じ牌が2つ以上手牌にあったら、その捨てた牌をもらうことができるんがポンや。他にもチーっていうのがあってな。左隣の人が捨てた牌で数字の連番ができるときに使えるんよ」
穂乃果(なるほど、ポンとチーだね)
〜八巡目〜
にこ「ツモ!役牌、対々、ドラ1!4000・2000にこ☆」
真姫「あ~親かぶり」
花陽「い、今のは何ですか?」
希「にこっちの勝ちで1局終わったんよ。麻雀はこれを8回以上繰り返した後、最終的な点数で勝負が決まるんやで」
東二局
親:にこ
真姫:21000、にこ:33000、絵里:23000、穂乃果:23000
~五巡目~
捨牌:二索
穂乃果「ここだー!チー!」
絵里「……。どうぞ」
穂乃果「ありがとう、絵里ちゃん」
希(穂乃果ちゃんの手……)
~八巡目~
捨牌:四筒
穂乃果「それポン!」
真姫「どうぞ」
穂乃果「ありがとう、真姫ちゃん」
穂乃果(これで、ポンとチーは完璧だよね)
~十一巡目~
捨牌:六筒
穂乃果「それロン!」
希「穂乃果ちゃんそれはできないんよ」
穂乃果「え゛!?」
にこ「はー、やっぱりね」
穂乃果「ちょ、ちょっと待ってよ、できないってどういうこと?」
真姫「役がないのよ」
海未「どういうことですか?」
希「麻雀でアガるには役が1つ以上必要なんよ」
ことり「役ってなぁに?」
希「役っていうのは何十種類もあって、それぞれの役にはルールが存在するんよ。アガったときの手牌で成立してる役の数の多さや、難しい役でアガったときはもらえる点数が増えるんや。逆に今みたいな役が存在しないのにアガることはできないんよ」
穂乃果「う、うそー!?そんなルールがあったなんて……」
絵里「穂乃果には悪いけどチョンボとして8000点払ってもらうわ」
凛「チョンボって何ニャ?」
希「チョンボっていうのは反則行為のことで、罰としてみんなに点数を支払わなきゃいけないの。それから、チョンボが発生した局は最初からやり直すんやで」
真姫「正直、役も覚えないで麻雀なんて絶対無理よ」
東二局
親:にこ
真姫:23000、にこ:37000、絵里:25000、穂乃果:15000
穂乃果(ど、どうしよう。このままじゃ何も出来ずに負けちゃうよ)
~七巡目~
絵里「ツモ!リーチ、平和、断ヤオ、三色、ドラ3!4000・8000!」
にこ「ちょっと、うそでしょー!?」
真姫「あー、やられたー」
穂乃果「……」
東三局
親:絵里
真姫:19000、にこ:29000、絵里:41000、穂乃果:11000
~十巡目~
捨牌:八索
真姫「ロン!平和、タンヤオ、一盃口!3900!」
穂乃果「は、はい……」
穂乃果(どんどん、点数が減っちゃうよ)
ことり「穂乃果ちゃん……」
海未「穂乃果……」
東四局
親:穂乃果
真姫:22900、にこ:29000、絵里:41000、穂乃果:7100
~四巡目~
捨牌:九萬
真姫「ロン!ダブリー、七対!6400!」
穂乃果「は、はい……」
海未「て、点数が0点を下回ったら穂乃果はどうなってしまうんですか?」
希「0点を下回ったらその時点でその人の……負けや……」
ことり「そ、そんな……」
南一局
親:真姫
真姫:29300、にこ:29000、絵里:41000、穂乃果:700
穂乃果(このままじゃマズい。何とかしてアガらなくちゃ)
~六巡目~
穂乃果(つ、ついにあと一枚まできた!たしかリーチっていうのをかけれるんだよね)
穂乃果「り、リーチ!」
絵里「穂乃果、残念だけどリーチをかけるには1000点を場に出さなきゃいけないの」
穂乃果「1000点ならここに……あれ?」
にこ「アンタ振り込みすぎて1000点も残ってないのよ」
穂乃果「そ、そんなー!?じゃ、じゃあリーチは……?」
希「リーチはかけれないからリーチ以外の役をつけてアガるんやで」
穂乃果(ま、まさかリーチまでかけれないなんて。これからどうすれば……)
~十四巡目~
捨牌:一索
真姫、にこ、絵里「ロン!」
全員「え?」
凛「こ、この場合はどうなるニャ?」
希「今回のルールはトリプルロンを採用してるから……」
穂乃果「え゛!?う、うそー!?」
希「穂乃果ちゃんは3人分の点数をそれぞれに払わなきゃいけないんよ」
穂乃果「そ、そんなー!」
真姫「私は平和、一盃口、ジュンチャン。12000よ」
にこ「にこはリーチ、平和、清一。16000点よ」
絵里「私は平和、三色。3900点でトップね。ハラショー!」
真姫「あー悔しい。あと少しだったのに」
にこ「所詮あんたの実力なんてそんなもんよ」
真姫「な、何ですってー!」
花陽「あ、あの……ほ、穂乃果ちゃんの点数が0点を下回ったから、これで……終わり……なんだよね?」
真姫「そうよ。ちなみに最終的な結果は1位が絵里の45900点、2位がにこちゃんの44000点、3位が私の41300点、4位が穂乃果の……」
穂乃果「あ゛ぁー」
ことり「ど、ドンマイ、穂乃果ちゃん……」
凛「死んでるニャ」
真姫「よ、4位が穂乃果の-31200点」
にこ「だーからルールもわからずにやるなんて無理っていったのよ」
海未「そうですよ。ルールもわからないまま麻雀をするなんて無謀すぎます」
穂乃果「ううん、私やるよ。私が昨日テレビで見た麻雀と私が今負けた麻雀は別物だってわかったんだよ。私……絶対次までに、強くなってみせるよ!麻雀で、μ'sのメンバーを全員倒してみせるよ!」