投稿が遅くなって皆様を長らくお待たせしてしまい、本当に申し訳ありませんでしたァァァァァァァッ!!!(ダッシュジャンプ→スライディング土下座)
それでは、最新話どうぞ( *´∇`)_●
あ、まだ第一章は終わりません。しばらく続きます。
※若干のメタ発言注意
※うっかり二重で投稿してしまったため、片方削除致しました。
────かがみが来てから3日程経ちました。
かがみの感情が暴走した事件の後遺症はなく、私達3人の怪我は順調に回復しています。精神も落ち着いていますからね。
ただ、かがみの、地霊殿におけるペット達からはだいぶ恐れられてしまっているようで、彼女の元へあまり行かなくなっています。
その事を憂いたかがみは脱走癖がついてしまったみたいです…。
さて、私達は昼食を終え、これからしばらく自由時間です。
いつも通り自室に戻っている最中、だったわけですが…。
「……また脱走しようとしていたのね。何度言ったらやめてくれるの」
「だ、だって、、私…さとりさんとこいしさんに…」
…はい、脱走しようとしていたかがみへのお説教タイムです。
自室のテーブルを挟んで椅子に座り、私は普段通り、かがみは俯いて縮こまっています。誰がどう見てもお説教の時間です。
「さん付けも敬語もできれば無くしてほしいところね。姉にここまで気を遣う妹なんていないもの。──それで、『大怪我を負わせたから、』?その程度で身寄りのない貴女を追い出したりするほど、私は鬼ではないつもりよ」
「でっ、でも…何らかの、せ、、責任…は」
「どうして貴女がとる必要があるの。貴女には無意識の制御はできないわよ───こいしならともかく。何度も言わせないで。あの事は全て水に流して、また1からやり直すの。時間はかかるかもしれないけれど、いつかはみんな納得してくれるから」
…毎度毎度、同じ事を繰り返さなければいけない私やこいし、ペット達の身にもなってほしいものです。
「いい?私達は何があっても貴女の心を傷つけたりしないし、誰にもそんなことはさせない。貴女自身のためにも、ここにいるべきよ。それでも出ると言うのなら、…もう、止められないわね」
これらは全て本音ですよ。でなければ、来た時点で追い返しています。
彼女は俯いたまま、何も話しません。その代わり、目からは一滴。
こういう時は、安心してもらうためにも、抱き締めてあげるのが一番ですよね。
…こらそこ、『さとりんを抱き締めたい』とか思わない。
「……り、お姉さま………」
……………え?お姉さま?
「…ふ、普通に呼んで貰ってもいいのよ?」
ちょっと私、動揺が隠せません。こいし、今は入って来ないでね。恥ずかしい。
だけど、私の中にある『決意』が芽生えました。
───私達の大切な妹『古明地かがみ』を、絶対に幸せにする。
───この可愛い妹を、憎悪の渦になんか、沈めてやるもんですか。
──────────
お姉ちゃんが言うには、わたしが起きたのは最後だったみたい。わたしはとっても元気だけど、なかなかお外に遊びに行かせてくれないの。「まだ治りきってないかもしれないから」って。…つまんないなぁ……。
あれ?かがみが荷物持って歩いてる。もしかして、脱走!?
だとしたらたいへん!お姉ちゃんに知らせなきゃ!
「かがみ!どこ行くの!?」
「?自分の部屋ですよ?」
あわててダッシュしたわたしの声に気づいて止まったかがみの顔は、なんだかとってもすっきりしてる。それに、まだ敬語だけど、ずいぶんハキハキとしゃべってる。
「自分の部屋に荷物を置いたら、さとりお姉さまと本を読むんです。こいしお姉さまもいかがです?」
お姉さま…?かがみは、わたしの、…わたし達の妹?ウソっ!?
ま、かがみも嬉しそうだし、わたしも嬉しいし、いっか♪
「うん、行く!」
かがみはニッコリわらって、
「では、行きましょうか」 と言ってくれた。
そうと決まれば、お姉ちゃんの部屋にれっつごー!
かがみの手を引いて、お姉ちゃんの部屋に全力疾走したわたしは、とってもぽかぽかしてた。
──────────
さとりお姉さまのあの言葉を聞いてから、私は脱走しないことにした。あれだけ心配してくれてるのに、輪を掛けるようなことはしたくないから。
それで、今はこいしお姉さまと一緒にさとりお姉さまの部屋に向かっている。こいしお姉さまはとっても嬉しそう。『お姉さま』って呼ばれる事が、ずっと妹だったお姉さまにとっては新鮮なことなのかもね。…私はあくまで人間の子だから義姉妹なのだけれど。
いろいろと(?)考察していたらさとりお姉さまの部屋に到着。扉は木製。ドアノブは金色。初めて来たときは同じように見える扉のうちの1つでしかなかったのに、今はなぜか、ここだけ何かが違うように思える。気のせいかな…?
私がノックしようと手を出す前に、こいしお姉さまがドアノブに手を掛ける前に、中から 「開いてるわよ、入って」 とさとりお姉さまの声がした。………だからといって大きな音を立てて開けるようなものじゃありません、こいしお姉さま。
1人で待っていたらしいさとりお姉さまは、私達にソファーに座るように促した。こいしお姉さまは座るなり目を輝かせて部屋の奥の本棚を見つめているけど、私にはこの空気が不思議と重苦しく感じられる。もしかして、…私のこと?
そんな空気のなか、さとりお姉さまが口を開いた。
「…やっと万全の状態で話せるわね。かがみが来てから、いつかはしておかなければいけないことだから、早いうちに済ませておこうと思って」
「え?本読むんじゃないの?かがみはそう言ってたよ?」
「そうやってでもあなたにも話すことなの、こいし。じゃなきゃ、『無意識に』逃げられちゃうもの」
「えぇ〜っ、お姉ちゃんのウソつきぃ〜」
「駄々こねないの。それで、…」
まるで母親と小さな子供のようなやり取りが終わった後、さとりお姉さまは私の方に向き直った。こいしお姉さま…。
「かがみ、確認だけど、住む家は本当にここでいいのね?」
愚問です。むしろ地霊殿以外のどこに住めと。
そしたら、私の心を読んだらしいさとりお姉さまは…、
「ふふっ、相変わらずね。こいしも同意かしら?」
「もちろんだよ!わたし、かがみに『お姉さま』って呼ばれちゃった♪」
こいしお姉さまはやっぱり私みたいな妹でもいいみたい。すごく嬉しそうだし。私も嬉しい。
「なら、この件は大丈夫そうね」
さとりお姉さまは優しく微笑んだ。
だけど。
直後のさとりお姉さまの一言で、この空気は一変する。
「───『覚妖怪になりたい』というのは、やめたほうがいいわ」
こいしお姉さまと私は、驚きのあまり固まってしまい、何も言うことができなかった。
──────────
先程まであれだけ和やかな雰囲気だったのが、いったい何処へ消えただろうか。さとりは真顔で、こいしとかがみは驚いたまま、暫くは誰も何も言わなかった。
「お姉ちゃん、…それ、ホントなの……?」
やっと口を開いたものの、衝撃が抑えきれていない。
「ええ、本当のことよ。気になるなら、かがみに聞いてご覧なさい」
さとりの表情が、わずかに曇る。
「…かがみ、『覚妖怪』でいるより、人間のままのほうが絶対幸せだよ…?絶対、絶対やめたほうがいいよっ!?」
「こいしお姉さま!私は、…里で『人間』として生きて、『家畜』以下の扱いを受けて………き、テ…、………」
「!かがみ、抑えてっ!」
異変を察知したさとりが慌ててかがみに駆け寄る。
さとりが必死になだめて何とか理性を取り戻したらしいかがみは、再び話し始めた。
「だから、私はもう、人間のままでは幸せになんかなれないし、虐げられるくらいなら、いっそ死ぬまで嫌われたほうがマシなの!……稗田様と先生だけは私に良くしてくださいました…。ですが、その従者もまた、『大多数の例外』ではありませんでした。今となっては、どうでもいい事ですが」
二人は口を挟むこともできず、ただただ聞くしかできずにいた。
かがみは構うことなく話を進めていく。
「ある日、稗田様が私に見せてくださった『幻想郷縁起』には、地底とそこに住む妖怪のことが書いてあるのを見つけて、夢中で読み続けました。そしたら、お姉さま方の項がありました。もちろん読みましたよ。だけど、なんとなく、他人事じゃ、ない、、ような…そんな気がして………」
「それで、わたしたちの所に来たの?」
震えるかがみの背中をさすりながら、こいしが静かに訊く。
さとりは黙ったままだが、表情がさらに曇る。
「…はい、。でも、それだけじゃ…ないんです、…」
「ゆっくりでいいからね?」
「ありがとうございます…。私、『幻想郷縁起』を読んでから、…人間のまま嫌われるより、嫌われ者の種族になってしまったほうが、よっぽどいいんじゃないか…、って思って、、」
「…それもそうよね。妖怪は一人でも生きていけるけれど、人間にそれは酷だものね…。でも、ここに住むのに、『妖怪でなければならない』なんて規則はないから、人間として生きても大丈夫よ?」
「さとりお姉さま、私は、私は…」
部屋が静まり返る。
「─────里での過去を全て捨てて、新しく生まれ変わるために、この地底に、…地霊殿に来たんです。今更人間として生きるなんて、…」
「笑わせないで、お姉さま。反吐が出るわ」
かがみの声と表情は、これまで見たことのないほど、憎悪と軽蔑に満ちたものであった。
闇落ち、って言うんですかね?書いててサイコーに楽しいです(・∀・)
かがみちゃんがどこまで落ちるかはまだまだトップシークレットレベルですね~|( ̄3 ̄)|
(伏線回収が暴走してないか凄く心配です…w)
ものすごく描(書)きたい所があるんですが、まだまだ先なんですよねぇ…。でも、少なくとも消える前に完結させます。ハイ。
だけども次回の更新は未定なのです←
それまでゆっくりお待ちしていただけると嬉しいですm(_ _)m
それでは(・ω・)ノシ