星の行く先 作:バックスクリーン
賽は投げられた
エコバッグを片手に帰路につく少年は、お使いに送った人物への文句をぶつくさと垂れ流している。
「たく、おふくろも人使いがあらいぜ。高校生がお使いなんて格好がつかねーな」
いつもと同じ帰り道、公園を通って真っ直ぐの道で家につく。そう、なんの変哲もない帰り道なのだが
「!?」
思わず少年ば仰天した、何故なら黒い翼の生えた女が煌めく槍で赤い髪の少年の胸を突き刺していたのだ
驚くしかない、少年にとってはただの帰り道だったのだ。それが赤い鮮血に染まった道に変わるなど微塵も思わない
女は少年の存在に気づいたのか露骨な作り笑いを浮かべながら少年の方へと体を向けた
「人払いの結界ははってあったはずなのに、どういうことかしら?...でもま、見られたからには消すまでよ」
女は少年の方へと走り出す。だが、少年もただつったているわけにはいかないのは十分に理解していたためとっさにエコバッグを女側に投げ捨てる
「ちっ、新手のスタンド使いってやつか?」
女は自身の手に持つ槍でエコバッグを切り捨て少年に向かって凪ぎ払うが、少年は上手く交わし女の死角へと回り込む
「身のこなしは相当なものね、でもたかが人間、殺されるのも時間の問題よ!」
ただの人間なら、殺されるのも時間の問題なのは確かだ。対抗手段は何もない、さらにはただ遊ばれてるだけの状況なのだ。それに、普通の人間ならば摩訶不思議なことだらけで冷静な対処などできない。
相手が本気を出せば殺されるのも時間の問題なのは本当だ
「やれやれ、最近はなんだか平穏が続いてるとおもってたんだかなあ...ま、やるしかねえようだ」
しかし、少年は普通の人間ではない。冷静な欠いていなければ肝も座った対処もできている。まるで、戦いなれてるかのように
女もその事に疑問を抱きながらも、再び槍を少年へと凪ぎ払う、しかし次の攻撃に少年は避けてはいなかった。いや、避けなくてもよかった。何故なら女の槍は折れていたのだ、女も気づいてはいなかった。少年が避けるそぶりも見せず、ただ突っ立っていたことで、ようやく気づいたのだ。
「なにをした?」
女の問に少年は答えず、だが、さっきまでとはまるで違っているのは当然のようにわかっている。だが、少年事態はなにもしていなかった。一㎜たりとも動いていなかった
「言うことはそれだけか?悪いがさっさと終らせてもらう」
少年がそう言うと、先程女がとった行動と同じく女の方へと走り出した
「人間がなめるなよ!折られたとはいえ、槍などいくらでも...」
瞬時、女は吹き飛ばされた。いや、殴り飛ばされたと女の場合は思った。少年がなにをしたかは、もう関係ない。消さなければ消される。女の少年への認識はただの人間ではなくなった
「弱い犬ほど、よく吠える...
そう思わねえか?あ?」
少年は軽く挑発をする、今一度確認したいことがるからだ。ただの様子見としての挑発だ。だが、女はそう思ってはいない。たかが人間のまえで膝をついてしまったのだ。屈辱、その言葉が脳全体を駆け巡る
「人間なんぞにーッ!」
女は少年の方へと怒りの形相で向かう。その速度は最早人間ではない。薄々感づいていた少年も少し戸惑うが落ち着いた状態で一言
「あばよ」
女は再び吹き飛ぶ。だか、今度は最初に受けた腹部のダメージと違い
体全体へと鈍く重いダメージがあった。麗白な体は痣と打撲でいっぱいいっぱいに変わり果てた。自信のプライドを完全に打ち砕かれ、ボヤける意識の中、女はその場を去った。
逃げたことに気づいた少年は、一息つく
「なめてかかってきてくれて、助かったぜ。それに、あいつは見えてなかったか...スタンド使いではなかったのか...」
少年もあらゆる疑問を抱きつつ、今一度疑問の整理をしていたが、そんな悠長なことはできなかった
赤い髪の持ち主の少年の方へ魔方陣のようなものが浮かびはじめた。
さすがに、また面倒ごとに巻き込まれるのは嫌だったのもありその場から一目散に少年は逃げ出した
魔方陣から紅の光りが消え血のようなきれいな真紅の髪を持つ女が表れた。女はニヤリと口を動かし言葉を察したら
「気づいてないとでも、おもってたのかしら?明日会う必要があるようね東方宣弘」
とだけ言い倒れ付している赤髪の少年へと女は急ぐ
____To be continue____
名前:東方 宣弘(ひがしかた のりひろ)
身長:177cm
体重:69kg
誕生日:12/31
年齢:16(17)
在籍高校:私立駒王学園