星の行く先 作:バックスクリーン
私立駒王学園
最近まではバリバリの女子校であったためか、共学した今でも女子生徒の人数は男子生徒よりも圧倒的に多い。そのためか間接的にもハーレムを味わえると思い入学してくる男子生徒も少なからずいる。
昨晩の出来事から一夜明け、普段と変わらない生活へ戻った東方宣弘。彼も駒王学園の一生徒であり、二年生だ。
今日も皆勤賞を目指し学校へと向かう、学校の校門近くは妙に沸いていた。いつもは、生徒達がお喋りしながら学校内へと入っていくとゆう、別段変わったことはないはずなのだ。
好奇心は猫をも殺す、とまではいかないがここまで賑わっていれば、気にせずにいられない宣弘は野次馬の一員として、混ざってみれば、昨夜、途中忘れていたが瀕死の状態であった赤髪の少年と駒王学園の二大美女と称される少女(と言うにはいかせん雰囲気が大人っぽいが
)リアス・グレモリーが一緒に登校していた。
回りにいる女子生徒からは、あんな兵藤が...あんなゲテモノと...リアス様が一緒に登校しているなんて...と言葉が飛び舞っていた。
高校生なら、男女誰しも付き合ったりするものだが、何故、ここまで大事になったのかが検討のつかない宣弘は、偶然近くにいたクラスメイトへ話しかけた
「おい、佐藤」
「ん、あ、おはよーノリ君」
「おはよう、ちょっと聞きたいことがある」
宣弘は自分の思っていた疑問をすべて問いかけてみれば、何故ここまで沸いた観衆がたむろっている理由がわかった。
赤髪の少年の名前は兵藤一誠、学校一と言われるほどの変態と言われ、多くの女子生徒の敵として悪名高い。宣弘自信、兵藤一誠と言うなは何となく知っていたが、顔事態は知らなかったため今の状況を理解せずにいたが、ここまで観衆たちが沸いた理由は最早検討がついていた。
兵藤一誠とリアス・グレモリーへと視線を移す。確かに付き合っているように見えなくもないが、付き合っているとは言い難い雰囲気が漂っているのもまた事実。ただ単に兵藤一誠は遊ばれてるのではないかと考えているとリアス・グレモリーが宣弘の方向へと顔を向け、宣弘と目が合ってしまった
リアス・グレモリーはどことなく朗らかな様子でこちらに、小悪魔な笑顔を浮かべるが、それだけで正面へと向き帰り、学校内へと入っていった。
「やれやれ、佐藤達はああいうのには気にせずにいられないのか」
「あたりまえだよ!あのリアス先輩が兵藤ごときと登校よ!?信じられないよ...」
「ま、たしかにな」
それ以上言葉が出てこなかった宣弘は今にも暴れそうなクラスメイトを後にし、学校へと入る
学校のチャイム女が鳴り響く。授業の終了時間のチャイムではなく、学校が終わりのチャイムだ。ほとんどの学生達はこのチャイム音を聴くことで、学校から解放されたと感じるらしい。
宣弘もその内の一人だが、今日は普通に帰ることはできない。
「東方宣弘君ですか?」
大和撫子、その言葉がこれほど似合う女もなかなかいないと思う宣弘だが、それよりも二大美女と称されるもう一人の少女、姫島朱乃に声をかけられるとは思わなかった宣弘は、今回ばかりはマジに驚くことになった
ほとんどのクラスメイト達は部活にいってしまい教室には数人しかいないが、その残った生徒達は目を点にしている。当然だろう、憧れの存在がすぐそこにいるのだ。彼女らに憧れを持つ生徒達は最早正気ではいられまい
などと思っていると姫島朱乃は宣弘へと要件を言った
「私に着いてきてくださる?」
そのあと、しぶしぶと姫島朱乃に着いてきたが向かう先は今は使われなくなった旧校舎へと向かっていた
「姫島先輩、ここって旧校舎じゃあないんすか?こんなとこに来ても」
「もうすぐ、部室につきますわ。そこでもっと詳しくお話いたしますわ」
ニコニコと笑顔を宣弘へと向けると、再度正面を向く。なにがあるのだろうと思う宣弘、旧校舎には何もないとわかっているのだが、姫島朱乃の言動には少し含みがあったことが少し気がかりな宣弘だったが、そんなこともつかの間、姫島朱乃が足を止めた。ある一室から光りが漏れていたこともあり、そこが目的地かと思っていたがどうやらピシャリのようだ
数度ノックの後、部屋の扉をあけ姫島朱乃が中に入りそれに続いて宣弘も入れば、部屋はロウソクだけで照らされたもので薄暗く、中世に活躍していただろう騎士の鎧が置かれており、さらには魔法陣のような紋章が所々描かれておりと非常に不気味であった。そして、なによりも驚いたことが学校内での有名どころが揃いに揃っていた。
部の長としてリアス・グレモリーは一言
「ようこそ、オカルト研究部へ。歓迎するわ東方宣弘くん?」
「...話だけ聞いてやる」
と言うと、黙って宣弘はソファへと座り込むと少しの間沈黙が訪れた
俺自信、何故今のような状況に至っているかはわからないが、コイツらもただの人間ではないというのが伝わってくる。今までも何度かそうゆう奴等とは出くわしたが今回ばかりは洒落にならん
「で、なにか用でも?」
少し凄みながら、質問をするがそれに臆することなくリアス・グレモリーは答える
「簡単なことよ、オカルト研究部へあなたを勧誘しにきたのよ」
「帰っていいすか?」