問題児たちと世界最強の神殺しが異世界から来るそうですよ?   作:銀@暇人

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明けましておめでとうございます!
今年もこんなペースで書いて行く予定ですが、気長に待ってもらえたら嬉しいです


崖っぷち

つまり黒ウサギ達のコミュニティは、何かも奪われたってことになるな。

 

「けど名前も旗印も無いというのは不便な話だな。

何より縄張りを主張できないのは手痛いだろ。新しく作ったら駄目なのか?」

 

まあ、十六夜の言い分はもっともだ。力がない奴は何も出来ないそれが世の理だ。この箱庭でいう名と旗印が無いということは、力が無い証拠だ。

だから、黒ウサギ達は、異世界から同士の召喚という最終手段に望みを掛けていたのだか

 

「か、可能です。ですが改名はコミュニティの完全解放を意味します。しかしそれでは駄目なのです!

私達は何よりも……仲間達が帰ってくる場所を守りたいのですから……!」

 

世界はそんなに都合よく回っていない。特に箱庭は

実力がものをいう世界だ。黒ウサギが言っていることは、所詮綺麗事だ。

 

「茨の道ではあります。けど私達は仲間が帰る場所を守りつつ、コミュニティを再建し……何時の日か、

コミュニティの名と旗印を取り戻して掲げたいのです。そのためには十六夜さん達のような強大な力を持つプレイヤーを頼るほかありません!どうかその強大な力、我々のコミュニティに貸していただけないでしょうか……!?」

 

「……ふぅん。魔王から誇りと仲間をねえ」

 

黒ウサギは深く頭を下げて懇願する。しかし必死の告白に優人はわからないが、十六夜は気の無い声で返す。その態度は黒ウサギの話を聞いていたとは思えない。黒ウサギは肩を落として泣きそうな顔になっていた。

 

(ここで断られたら……私達のコミュニティはもう……!)

 

黒ウサギは唇を強く噛む。こんなに後悔するなら、初めから話せば良かった。肝心の十六夜と優人は組んだ足を気だるそうに組み直し、たっぷり三分間黙り込んだ後、

 

「いいな、それ」

 

「確かに」

 

「私はどっちでもいい」

 

「ーー・・・・・・は?」

 

「HA?じゃねぇよ。協力するって言ったんだ。もっと喜べ黒ウサギ」

 

「いいねー、俺好みの展開だ。最弱から最強になる。なかなかロマンのある目標じゃねえか」

 

不機嫌そうに言う十六夜と目をキラキラさせている優人。そして、呆然として立ち尽くす黒ウサギである。

 

「え……あ、あれれ?今の流れってそんな流れでございました?」

 

「「「そんな流れだっただろ」」」

 

「それともいらねえのか。失礼なこと言うと本気で余所いくぞ」

 

「だ、駄目です駄目です、絶対に駄目です!皆さんは私達に必要です!」

 

「素直でよろしい。ほれ、あのヘビを起こしてさっさとギフトを貰ってこい。その後は川の終端にある滝と"世界の果て,,を見に行くぞ」

 

「は、はい!」

 

黒ウサギが喜んでいるが、十六夜が何故こんなコミュニティに入るのには理由があるとおもう優人であった




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