シリアスが苦手で、ギャグ、ハッピーエンドものしかみれないかけない作者が頑張って書いたラブコメ?ギャグコメ?ものです。
暇つぶし程度にみてってください。
本日も実に天気がよく、今日も今日とて何たら日和で、こんな日には例のあそこでゆっくりと昼寝でもしながら夢の世界に浸ることが実に賢い選択だ。俺の中では少なくともそうなっている。この世は実に生きにくい。何かを成すには勇気ある決断と犠牲がつき物だ。成し遂げれば、偉大な人だとあがめられるが、成し遂げられなければあいつは大事な人生の何年かを棒に振ったといわれる始末。そんなリスキーなこの世がいやだ。アクションを起こさない若者のせいでこの社会が廃れていくという意見はごもっともで、そのとおりだと相槌をうってやるが、そんなリスキーな社会もどうかと思うわけだ。なにがいいたいか。長々と語ってしまったが、とどのつまり、俺はよくいる思春期反抗期男子だってことだ。ちょっと社会に反抗してみたくなったのさ。非力すぎる17歳がちょっと大人ぶってみたくなったのさ。反抗期だから。だから俺はさっそうと学校をサボりあんぱんとコーヒー牛乳を買っていつものあそこに張り込みという名の昼寝をしにいくんだ。これは未成年の特権で誰にもとめられない。
かくして俺は例のあそこへ向かうわけだが、ここで心配事がひとつ。俺の特等席を奪う肝の据わった輩がいるってことだ。言い方を変えよう。1ヶ月も前から俺が使い続けていた昼寝スポットを横取りしやがる不届き者が要るってことだ。1週間ほど前からだ。おかしな女が住み着いてやがるんだ。今日こそは今日こそはと毎度うるさく怒鳴ってやるんだが、一向にどきやがらない肝の据わった女だ。どうせ今日もいるだろう。百聞は一見にしかず。一度みてくといい。
いつもそうだ。
こんなど田舎の、小さな山の上の端っこで。贅沢にコーラと雑誌を持ち込んで。優雅な朝を過ごしてやがる。
「やっぱりいやがるな」
「やっぱりいるわ。そしてあなたもやっぱり来たのね」
淡々と言い放つこいつの態度にはまるで反省の色が見えない。
「おい、何度言わせるか?そこは俺の席だ。はよどいてくれや」
「あなたも何度言わせるつもりなの?ここは私の席なの。早くあきらめてくれない?」
「そこは俺が1ヶ月も前から使ってたんだ」
「私は2ヶ月も前から使っていたわ」
「嘘をいえ、お前がここに住み着きだしたのは1週間前からだろうが」
「住んでなんかいないわ。夜になったら帰るもの」
「じゃあなんでテントなんか張ってやがんだ」
「この中で昼寝するためよ」
はっきり言ってホームレスだ。たくさんの私物とテントという寝床、最低限の清潔さが保たれていることを除けばホームレスと大差はない。
「学校いけよ」
「あなたそれすごいブーメランよ」
「分かってていってんだよ」
「私は学校に通ってないの」
見たところ俺と同期か一つ下ってとこだろう。ってことは高校には通ってないってことになるな。まあ正直なところ、こいつが学校に行っていようといってなかろうとそんなことはどうだっていい。おれ自身行っていないようなものだし。俺は基本的に他人に興味がない。そいつが頭が悪かろうと良かろうと。普段の行いが悪かろうと良かろうと、俺に関係ないことはどうだっていいんだ。ただ俺の迷惑になることはやめてくれ。
「お前そろそろ髪きれよ」
「あら、あなたもそう思う?実は今日の2時から美容院の予約を入れてあるの」
「ってことはお前いなくなるのか!?」
「寂しい?」
「くっそうれしい」
「どんな髪型がいいと思う?」
「丸坊主」
「今度あなたが寝てるとき眉毛と髪の毛全部そりあげて脱毛剤を嫌というほどすり込んであげる」
「お前がいうと冗談にきこえねえよ」
「冗談じゃないもの」
「えーっと・・。こう、ショート?的な?とにかく短くしてこい」
「そう・・。まあ、聞いただけであなたの言うとおりにはしないけど」
腹が立つ女だ。俺も口は悪いがこいつは性格が悪い。友好的な態度を見せてくるときもあるが大半は最後に手のひらを返して終わりだ。そういうところもまた気に入らない。
「あ~しかしお前がしばらくいなくなるのはうれしくてたまらねえや」
「私は寂しいわ」
「え?」
「この席を離れるのが」
「いいからもういけや!!お前がどいたらすぐそこにふんぞり返って寝てやるからな」
「使ってもいいけれど、私の残り香を楽しんだりしないでね」
「しねえよ!!!!!!!」
「あと、使い終わったらファブリーズを吹いておいて」
「お前とことん失礼だな!?」
「あなた臭そうだから」
「臭くねえよ!」
流行の毒舌だかSだかしらねえが、俺は性格の悪い女は大嫌いだ。女という生き物と触れ合ったことがない俺はすこしばかり女に幻想をいだいていたが、こいつと話すようになってわかった。女も人間だ。男となんら変わらない。いいやつもいれば悪いやつもいる。そしてこいつは間違いなく悪いやつの部類ってわけだ。
「予約は2時だから私はしばらくゆっくりするわ」
「あいあい。できるだけ早くどけよ」
「そうしてあげたい気持ちで胸がいっぱいだわ」
「コーラのんでサンドイッチくって雑誌見て音楽聴いてるてめえがいうと微塵も説得力がねえな」
「この食事が済んだら小説を読むから、寝てしまってたら1時になったら起こして」
「お前ほんとなぁ・・・。目覚まし・・・もってなかったか?」
「電池がなくなってしまったの。ここに来るまでに電池を買ってきてくれるくらいの気遣いを見せてほしいものだわ」
「知るかそんなこと!!つーか、俺が起こしてやると思うかよ?こんだけお前のこと嫌ってるのに」
「あなたはここに座りたいんでしょう?それに、あなたはなんだかんだ優しいから。起こしてくれるでしょ?」
「っっ・・・何だよ・・急に・・。まあ、起こしてやるけどよ・・」
「あ、起こすときは体に触れないで。『お嬢様、おきて下さい』って言って起こして」
「知るか!!!!」
無価値会話族
1話 終
タイトルでなんかまじめな感じ出しといて内容コレだとわらえますね。
まあ頑張って最後まで書けたらいいなとか思いますよ。