真・恋姫✝無双 狐来々   作:teymy

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やあ!(入り口に立つハンター風に)
間が空いてしまいました…。お待たせしてしまい申し訳ありません。
転職したため怒涛の八月になりました。忙しすぎるよ!
そんな感じでなかなか時間が取れず、しかも微妙にスランプなのか難産でした。

ちょっと展開に無理があるかな…と
取り敢えずどうぞ


第十一話 阿保×阿保=るいぱんこ

「そういえば最近"天の御使い"の噂って聞かなくなったわよね」

 

芙陽が孫策と城内を歩いていると突然そんなことを言い出した。

 

「そんな噂もあったの」

 

結論から言えばその噂の御使いとは芙陽の事であるが、芙陽自身あまりにも自覚がないため忘れていた。そもそも芙陽は"天の御使い"として行動することを嫌がっているのだ。

この世界に召喚されて暫く経ったが、芙陽が"天の御使い"であるということを知っているのは友人である星、風、凛と、桂花のみである。

 

「金色の獣、だったかしら?見てみたいわよね」

 

「どんな姿だと思う?」

 

「そうねぇ…まずは牙!きっと鋭い牙を持っているわね」

 

狐は肉食である。正解。

 

「それと爪!人なんか引き裂かれちゃうような爪もあるわ」

 

巨大な狐の姿ならば可能だ。正解。

 

「金色の、って言うくらいだから毛並は綺麗に輝いてるわよね」

 

芙陽の毛並も輝いている。正解。

 

「"天の御使い"なんだからきっと大きさも普通じゃないわ。すっごい大きいの」

 

最も大きな姿では人や馬を優に超える。正解。

 

「それで、『愚かな人間どもめ!』とか言って人々を食い殺すのよ!」

 

「違う。ソレ絶対御使いじゃないじゃろ。寧ろ魔王じゃろ」

 

ここにきて致命的な間違い。

 

「そこに颯爽と現れて獣を打ち倒し危機を救う私!」

 

「話を聞け」

 

孫策はそんな自分を想像したのか、気分が良さそうに『ウフフ』と笑っていた。

 

「でもまあ噂が出始めてから随分経ったし、皆忘れてるわよね」

 

「いつまで経っても現れない存在などその程度の扱いじゃろ」

 

「一部の人は未だに信じてるらしいけどね。いつかきっと来てくれる~って」

 

「そう思わんと心が廃れてしまう程に、生活が苦しいんじゃろう」

 

「ホント、早くこんな世の中終わらせないと」

 

先程の雰囲気とは真逆の、真剣な表情で孫策が言った。

そこへ駆けてきたのは黄蓋。何やら不機嫌そうに孫策に言う。

 

「策殿、袁術からの使者だ。急ぎ玉座へ」

 

それを聞いた孫策も苦虫を噛み潰したような表情になった。

 

「まずは自分の事から何とかしないとね…」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「だぁ~むっかつくぅううう!!」

 

玉座の間から出てきた孫策は開口一番にそう叫んだ。

袁術の使者から出た話は、賊の討伐命令だった。黄巾賊である。

その数は孫家が用意できる兵力よりも多く、策を練っても苦しい戦いになるだろう。

 

「何が『武勇優れた孫家の軍ならば袁家が手を貸すこともないだろう』よ!?ふざけてんじゃないわよ!」

 

「ほう、袁術は一切の援助をする積りがないのかの?」

 

「当たり前じゃない!あの糞餓鬼がそんなことするわけがないもの」

 

「餓鬼?袁術はまだ子供か。……傀儡か?」

 

僅かに表情を強張らせて芙陽が尋ねる。子供を愛する芙陽は、多感な子供を政治の道具にする行為を嫌った。

 

「傀儡ではない…んだけど、まぁあれは傀儡と言ってもおかしくはないのかしら?

 側近の張勲が袁術を甘やかして、良いように誘導してるのは傀儡なのかしら?」

 

「では厄介なのは張勲か」

 

芙陽の顔が更に険しくなる。

 

「いえ、張勲も張勲で袁術を愛してるから…袁術が言う事全部受け入れちゃうのよ…」

 

「なんじゃそれは…」

 

力が抜けたように呆れる芙陽。

要するに馬鹿が二人合わさって化学反応を起こした結果、現状が出来上がったらしい。

厄介なのは袁家が名門であり、兵力も財力も桁違いだということだった。

戦の基本は数である。圧倒的な数の力は、策を弄そうとも覆すのは難しい。

 

だが…

 

「その張勲も唯の阿呆かの?」

 

「頭は切れるわよ。少なくとも冥琳が苦戦するくらいにはね。

 でも、袁術が関わると途端に思考能力が落ちるから、阿呆じゃないとも言えないわよ」

 

それを聞いたとき、芙陽の口元が厭らしく歪む。

 

それはまるで悪戯を思いついた子供の様でもあり、悪巧みを起こす悪人の様でもあり。

狐の本能か、妖の性質か、それとも芙陽の往来の性格か。

なんにせよ、袁術と張勲にとって不幸であったことは二つ。

 

芙陽が孫家の下にいたこと。

 

そして何よりも、

 

 

 

この化け物は『人を誑かすのが』大好きであった。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「桂花」

 

芙陽は孫策と話した後、すぐに桂花の元へ向かった。

桂花は現在孫家の文官客将として仕事をしている。既に周瑜からは実力を認められ、いくつかの案件を取り纏めていた。

 

「芙陽様っ」

 

書簡に目を通していた桂花だが、芙陽が執務室に現れると顔を上げて笑顔を見せた。

 

「孫家はどうじゃ?」

 

「文官、武官共に優秀ですね。兵もよく訓練されています。なにより兵一人一人の忠誠心が高いです。

 先代までを良く知り、今代の人柄も知っているのでしょう」

 

「先の報告は聞いたかの?」

 

「黄巾賊討伐ですか。数は断然向こうが上。有象無象と馬鹿に出来ない差ですね」

 

「勝算は?」

 

「最終的な勝利は確実です。ですが、こちらの被害は甚大でしょう」

 

短いやり取りで詳しく状況を確認する二人。すると、芙陽がまた厭らしく笑っていた。

桂花はそれを見て若干の呆れながら、芙陽が何をしたいのかを探る。

 

「芙陽様は誰に悪戯を仕掛けるつもりなんでしょうね?」

 

「失敬じゃの。儂は唯孫家を勝利に導こうとしておるだけじゃ」

 

「あぁ、被害者は袁術ですか」

 

「最近桂花も弄り甲斐が無くなってきたのぅ」

 

「矛先が私ではないので。……私だって苛めて欲しいんですよ?」

 

「男の姿の儂に緊張しなくなったのは嬉しいことじゃがの」

 

生理的に男を受け付けなかった桂花だが、芙陽を慕うようになり若干(と言っても雀の涙ほどだが)改善されていた。

曹操の下にいた頃はたとえ仕事の話であっても近づくことを良しとせず、他の文官に任せるほどであった。芙陽との二人旅の途中、男の姿でいる芙陽に対しても若干の戸惑いを見せることもあった。しかし、芙陽がさり気無く諭していった結果、仕事の話であれば普通に会話が出来るほどになり、芙陽に対しては(元々の好感度もあり)逆に親猫に甘える子猫のように擦り寄ってくるようになった。

 

「それで、袁術に何をさせるつもりですか?」

 

「兵と金子を出してもらおうかと」

 

「簡単に差し出すとは思えません。立場から言って孫策や周瑜は出させるのは難しいでしょう。

 ……あの、芙陽様?」

 

自分で言って気付いたのだろう。桂花が恐る恐ると言った様に芙陽を見る。

 

「ウム。この際じゃ、袁術も見に行こうかと思っておる」

 

「お言葉ですが、今の芙陽様は孫家の客将。孫策や周瑜よりも信用度は低いです。話を聞いてもらえるともわかりません」

 

「儂が何年人を誑かして来たと思っとるんじゃ。そこまで持っていくだけの勝算もある」

 

「あぁ、芙陽様の中では決定事項だったんですね。なら私が何を言っても無駄でしょうね…」

 

諦めたように遠い目をする桂花。

この顔は芙陽も見たことがあった。旅に出ることを言わなかった時、子供たちが先にそれを知っていたと知った時に見た表情であった。

この娘、苛められることを好む変態(マゾ)であるが、放置プレイは受け付けないようだ。

 

「違いますよ?私はただ…その、もっと一緒に居られたらいいなぁ、と…」

 

「あぁ、寂しいだけか」

 

「ハッキリ言わないでください!」

 

「どれ、頭を撫でてやろう」

 

「話を聞いて…ふぁぁ…」

 

チョロい。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

袁術の城の玉座の間には孫策が訪れていた。

黄巾賊討伐についてである。

 

「だから、私たちの兵だけでは心許ないから少し援軍を寄こせって言ってるのよ」

 

孫策の眉間にはこれでもかと言う程深い皺が刻まれており、いかにも『不機嫌です』と言わんばかりの表情であった。

対する小柄な少女・袁術と、その隣に侍る張勲の態度は飄々としており、厭らしく目元が緩んでいる。この二人と対峙すれば嫌でも理解できるだろう。『彼女らは今、全力で自分に嫌がらせをしているのだ』と。

 

「え~でも~、あれだけ自信満々だった孫家の兵がたかが賊に負けちゃうとは思えないですけど~?」

 

「七乃の言う通りじゃの。強いと言うならこれくらいの任は余裕じゃろう?」

 

張勲の言葉は明らかに孫家の力を削ぐことを目的とし、袁術はその言葉をただ肯定するのみ。

袁術は恐らく多少なりとも本気で言っているのだろう。張勲が強いと言うのだから、彼女の言う通りたかが賊に後れを取る事はない。ならば態々自分の兵を貸し出すことも無いと考えている。

 

「だから、勝つことは出来るけど被害は大きくなるって言ってるじゃない」

 

孫策の表情が更に険しくなる。先程から同じようなやり取りの繰り返しである。その度に孫策の眉間の皺が深くなるばかり。これ以上は引っ張られた皮膚が裂けてしまいそうな程だ。

 

「勝てるのじゃからいいじゃろう」

 

「美羽様の言う通りですぅ。あまり我儘を言わないで欲しいですね~」

 

上に立つ者として、軍を束ねる者としてはあまりにも未熟なこの発言に、孫策の堪忍袋が限界を迎えそうになる。

 

(落ち着け…落ち着くのよ孫伯符。今まで我慢してきたじゃない。あ、でも目の前の首を一つか二つ落とすくらいは、って駄目よここでキレたら芙陽の策も台無しなんだから…!)

 

「「ひぃっ!?」」

 

拳を握りしめ、歯を食いしばって己を律する孫策からは、殺意と闘気が漏れ出している。それだけで袁術と張勲は震えあがった。

 

「…今日の所は帰るわ。もし兵を貸し出す気になったら言って頂戴」

 

そう言うと礼もせずに踵を返し、孫策は扉へと歩いて行った。

 

殺気から解放された二人は息をついて緊張を解く。

 

「のう七乃?孫策は何故あんなに怒っておったのじゃ?」

 

非情に残念な思考回路を持つ袁術は孫策の立場と怒りを理解できていなかった。

 

「さぁ~?今日は虫の居所が悪かったのではないでしょうか~?」

 

「虫?孫策は虫を飼っておるのか?」

 

「ウム。憤怒や憎悪というおぞましい虫を腹の中に飼っておる。何時しか腹を食い破って出てくるやもしれんのう」

 

「ぴぃ!?腹の中にかの!?」

 

「流石野蛮な人は中身から違いますねぇ」

 

「そうさなぁ。あまり怒らせると腹から出てきた虫がお主まで喰いに現れるかもしれぬ」

 

「なんじゃと!?ななななな七乃!?妾は、妾はどうすれば!?」

 

「あぁ~ん恐怖に怯える美羽様も可愛いですぅ~!」

 

「七乃!?」

 

「あの虫は大抵が幼い子供を好物としておってなぁ…」

 

「ぴぃいいい!?」

 

「良い幼子であれば無事で済むんじゃが、悪い幼子であれば…」

 

「七乃ー!七乃ー!妾は悪い子をやめるぞー!七乃ー!!」

 

「美羽様!そんなことしたら美羽様が消滅しちゃいますよ!?」

 

「全部!?妾は全部悪い子なのか!?」

 

「二択じゃの。喰われるか、光になるか…」

 

「嫌じゃァ!妾は死にたくないのじゃ!そこの者、助けてたも、助けてたもぉ…」

 

「おぉ、よしよし。ならば一つ、救いの道を授けよう」

 

「ホントかの!?」

 

「ウム。ここは孫策の怒りを鎮めるため、援軍を差し向けては…」

 

「あぁ、ちょぉ~っと待ってください」

 

「なんじゃ?」

 

「どうかしたかの、七乃?」

 

ここで張勲が会話を止め、茶番が終了を迎えた。

現在、玉座の間にいるのは三人。城の主である袁術、その側近である張勲。

 

そしてお気づきであるとは思うが、いつの間にか現れてあまりにも自然に会話に参加し、あまつさえ袁術を引っ掻き回した上に口先三寸で信頼を勝ち取り、腰に抱き付かれている金髪の男。

金髪という特徴から仲の良い親子や兄弟にも見えるが、勿論我らが芙陽である。

 

「まぁ途中で気付いていながら悪乗りした私にも問題はありますし、色々ツッコミどころはあるんですが…取り敢えずまずは最大の問題点から行きますね、……貴方どちら様でしょう?」

 

言いながら腰の剣に手を掛ける張勲ではあるが、ここまで来ておきながら今更警戒しても無意味だと自分でも理解しているのだろう。今は袁術に危害を加えるつもりはないと判断し、騒ぎ立てるようなことはしない。

 

「七乃?何を警戒して…お主何者じゃぁ!?」

 

急に真面目な表情になった張勲に疑問を投げかけるも、腰に抱き付いてさえした袁術も飛び跳ねるように芙陽から離れ、張勲の後ろに隠れてしまう。

 

「面白い連中じゃの」

 

芙陽も芙陽でケラケラと笑って何をする気配もない。

 

「さて、気を取り直して話をしようかの。儂は芙陽と言う旅の者。今日は袁術を一目見ようと城の周りをうろついておったのだが、孫策が来ているのを見かけての。面白そうだと隠れて話を聞いておったんじゃ」

 

嘘は言っていない。芙陽は袁術を見るために孫策とは別行動でこの城に来ていた。そして孫策が城に到着したのを確認してから、隠れて袁術たちの様子を伺っていたのだ。

 

「……この城に侵入したなどと簡単に言ってくれますねぇ…。

 まぁ次の質問です。ここでの会話を聞いていたのはわかりましたが、今になって出てきたのは何故ですか?」

 

「ウム。お主等と孫策の話を聞いて思ったのじゃがの、お主等、此度の功績を孫策に丸ごとくれてやるつもりかの?」

 

「…どういう事でしょうか~?」

 

「確かにたかが賊の討伐であるが、時期と状況を考えるに、これは大きな飛躍の好機となり得るぞ」

 

「……?のう七乃、どういう意味じゃ?」

 

「そうですねぇ、私にも説明してもらえると助かります~」

 

袁術が張勲の袖を引いて尋ねるが、張勲も芙陽の言葉を今一理解していない。

 

「そうじゃの、まず時期じゃ。今の大陸は盗賊、それも黄巾賊と言う大きな勢力が跋扈し、民は常にその恐怖に怯えておる。先を見る目がある諸侯は賊退治に力を入れるのう。なんせ武功を上げると同時に民の信頼を勝ち取ることが出来るからの。

 そして此度の状況じゃ。近くに黄巾賊が存在しているのは民も十分理解しているじゃろう。そこにやってくる孫策の軍。民のために駆けつけ、自らを上回る大勢力を智謀と武勇を駆使し、辛くも勝利を収めるその姿は正に英雄。孫策の名は更に大きく大陸中に広まるじゃろう。被害は大きくとも得られるものはそれ以上となり得る。」

 

「な、なんじゃと!?そんなことになったらまたあ奴が調子に乗るではないか!」

 

袁術は孫策の勢力が大きくなりかねないことに辿り着き慌て始めた。

 

「そこで儂がお主等に一つ策を与えようと思っての」

 

芙陽はニヤリと笑いながらそんなことを言う。

しかし張勲は未だ冷静であった。唯の旅人が『袁術と孫策の顔を見に来た』というあまりにも弱い理由で城に忍び込み、盗み聞きをした挙句に自分たちの為の策を聞かせるという。

そんな話を信用できるわけがない。寧ろ今すぐにでも捕えて尋問ないし処刑をするのが最善である、と考えていた。

 

そこを指摘し、捕えるために兵を呼ぼうと口を開くその寸前に、芙陽が袁術に問い掛ける。

 

「袁術よ。力を付け、名を上げ、我が物顔で賊討伐の功績を報告に来る孫策に、お主は我慢できるか?」

 

「出来る訳なかろ!孫策は妾が面倒を見てやっているのじゃ!孫策の功績は名門袁家のもの!つまり妾のものじゃ!!」

 

「や~ん!その理解不能なまでの暴君っぷり!流石です美羽様~!

 さ、芙陽さん。その策を聞かせてもらいましょうか~!」

 

袁術が芙陽の口車に乗せられた瞬間、張勲もその荷台に飛び乗って来た。最早先程の冷静さなど遥か彼方に飛び去り、今では己の主の望みを叶えるべく共に暴走を始めるだけであった。

 

(もう少し揺さぶらねば釣れぬと思ったが…)

 

流石の芙陽もここまでの豹変ぶりを目の当たりにすればドン引きである。まるで別人のような張勲にもしや人格分裂が起きているのではないかと冷や汗すら流してしまった。

芙陽が冷や汗を流すなど何百年ぶりかの事である。張勲は何者なのだろうか。

 

「ま、まぁ話を聞くと言うのであれば話そう。

 袁術よ、先程言った様に民の危機に駆けつけ、賊を打ち破ったとあれば孫策の名声は跳ね上がる。それはわかるな?」

 

「ウム。妾より有名になるなど生意気にも程があるのじゃ」

 

「ならばもし、その孫策の活躍の裏で袁術の強力な援助があったと民が知ればどうなる?」

 

「……?七乃、どうなるのじゃ?」

 

「そうですねぇ~。もしかしたら『孫策の活躍は袁術様あってのこと!』なんてことに……」

 

「それ魅力!採用」

 

「はやっ」

 

「決まりじゃの」

 

「七乃、準備じゃ!孫策の下に兵を送るのじゃ!」

 

「ちょ、なんですかその行動力!?」

 

大騒ぎをする袁術に、なんと扱いやすいことかと思うが、芙陽の顔は少し引き攣っていた。

 

(……少し、心が痛い…)

 

あまりにも残念な袁術に、なけなしの良心が疼いた。

 

 

人を騙し、人を喰う。そんな狐にも同情心はあるのだ。




孫権に会うか袁術に会うかで迷いました。
取り敢えず御尻ちゃんにはあとでツンデレしてもらおうかと馬鹿二人にしましたけど。
ちょっと孫呉は駆け抜けてしまおうと思います。展開が難しい…。

仕事が変わったので時間が取れるかわかりません。
またお待たせすることになるかもしれませんが、今後ともよろしくお願いします。


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