神様に頼んだら妹くれた   作:粉プリン

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第3話

「な、何が起きたんですか?」

 

「イベントにしては不自然。周りのプレイヤーもわかってなさげ」

 

「ああ、そんでもって良いイベントでもなさそうだな」

 

ぶっちゃけこの後の展開全部わかってるんだけどそれを言ったら何が起きるかわからないからね。バタフライナントカってやつだね。

 

「……ようこそ、プレイヤー諸君」

 

上空に赤マントを羽織ったゲームマスター(茅場)が出てきた。確かによく聞けばここの声ヒースクリフに似てるな。よく主人公はそんなとこまで覚えてたな。あれ?声で気づいたんだっけ?やべえ細かいとこ少し忘れてるかも。その後茅場の話が続いたけど長いから三行でまとめると

 

死んだら終わり嘘だと思うなら死んで見れば?

100層突破でゲームクリアね

この世界は現実に極めて近いものだからよろしく

 

こんな感じだった。違う?だいたい覚えてるしこまけえこたぁ良いんだよ!しかも茅場のプレゼントによってプレイヤー全員がリアルの姿に変わっていた。もちろんうちの妹たちの身長も戻っていた。

 

「それでは諸君の活躍に期待する」

 

その一言とともに広場内がパニック状態になった。とりあえず白とチノを引っ張り路地裏で緊急会議。

 

「俺はネトゲはあんまり詳しくないから専門家に聞こう」

 

「そうですね、餅は餅屋と言いますし」

 

「てなわけで白、良いプランはない?」

 

「ネトゲは基本的に強者と弱者が分かりやすく分かれるやつと、そうじゃないものの2つ。これはどっちかというと分かれる方。自分で動くからやり込めばその分強くなる」

 

「なるほど、一理ありますね」

 

「死んだら終わりなら死なないくらい強くなれ良い。リアルと違ってこっちは突然変異なんてないからモンスターの強さは変わらない」

 

「つまり、十分に安全に立ち回れるくらいまではとりあえず強くなっておこう……てことか?」

 

「それだけじゃ足りない」

 

「足りないんですか?」

 

「チノ、白たちで2つの飴をどうやって分ける?」

 

「……分けられませんね」

 

「そういうこと、ネトゲの供給量はある程度決まってる。そこに押しかけたら絶対に飢える人が出てくる。そういった人になったらもう殆ど上には行けない」

 

「なるほどな、周りよりも早くいっそ貪欲に強くならないと駄目なのか。しかもここはゲームキャラを操作するんじゃなくて自分が動くから余計に面倒なことになる」

 

「どういうことですか?」

 

「悪意が生まれるんだよ。ゲームキャラはただ与えられた行動しかしないけど俺たちは自分で考えることができる。てことは気にいらないやつをここで殺すことだって出来るわけだ。そこら中に武器はあるわけだしな」

 

「そんな……」

 

「チノ、白。お前らの周りでこのゲームやってるやつはいるか?」

 

「……わたしは聞いたことはないです」

 

「おにい……白にその質問は駄目。よく効くから」

 

「なんかすまん……」

 

とにかく方針は決まった。周りに蹴落とされないように強くなれば良いんだな。……あれ、それって普通のゲームと同じじゃねぇか。

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