インフィニット・ストラトス IS〜ヒロインは簪さん   作:如月睦月

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どうも、如月睦月です。
今回からシリアス場面が多くなると思います。
全て一夏視点にて書かせていただきます。
では本編をどうぞ。


臣下の内乱

俺は泣いている二人を警官の人から離し、その人から話を聞く。

「それで…本当に楯無さんは…」

「ん?君は?」

「俺はこの家に居候している者です。楯無さんとは面識もあります。」

「そうですか…ではあの二人の娘さんに代わりに話しておいてくれますか?」

「…分かりました。一体どんな状況だったんですか?」

俺はここまでおかしくなったかのように冷静だった。何故なんだ?

「現場は午前6時21分。場所はここから近い裏路地。そこで新聞配達の人が死体を発見した。最初はゴミかと思っていたらしい。何せ真っ黒だったのだから。」

「真っ黒?どういうことです?」

「丸焦げだったんだ。おそらく死体の始末として火をつけたんだろう。」

「そんな…」

「でも『所持品』と『歯型』が更識楯無さんの物とわかったんだ。」

「所持品、ですか?」

「これです。」

そう言って警官の人が見せてくれたのはー

「扇子…」

扇子だった。いつも暇な時にはこの扇子を出して仰いでいたっけ…

「この扇子に付着していたのが更識楯無さんの指紋だったから、DNA鑑定もしようとしたけど…丸焦げでね。髪の毛一本すら残っていなかった。だから」

「歯型を調べたところ楯無さんの物、だったわけですか…」

「ええ…ですから今回の死体は更識楯無さんと断定した訳です。」

俺は愕然とするしかなかった。俺を優しく迎え入れてくれた楯無さんが…

その事実を受け入れ難かったからだ。

しかし、事件はこれでは終わらなかったのだー

数日後

「おりむ〜大変だよ〜!」

「本音?どうしたんだ?」

この人は布仏本音。俺と同い年で俺のことを「おりむ〜」と呼んでくる。

間延びした喋り方が特徴の女の子だ。そして簪のメイドでもある。

「あのね〜更識の臣下の家の者たちが『内乱』を起こそうと画策してるって〜!」

「なんだって!!…ってなんで俺に?」

「…今、かんちゃんと刀奈様は部屋に閉じこもったままなの〜。だからおりむ〜のとこに来たの。」

「そ、そんな…」

不味い。来て一ヶ月ちょいの俺でもこの事態の大きさは分かる。

楯無さんから聞いた話では、『更識』は政府直属の暗部。もちろん『更識』は下に多くの臣下がいる。

なんでも「楯無」という名前は「更識』の党首に与えられる名で本名ではないらしい。

「楯無」を継げば全ての臣下に対する指揮権が与えられる、そして莫大な財産も。

臣下達はそれを狙って内乱を起こしたに違いない。

「でも、タイミングが良すぎやしないか?」

「分かんないよ〜…でもでも早くしないと…」

「湊さんはどうしたんだ?」

「湊様も楯無様が亡くなったショックで寝込んじゃって…」

くそっ!みんなが落ち込んでるこんなときに…

動けるのは俺と本音と、

「本音!ここにいたのね…一夏様も…」

今来た本音の姉の布仏虚さんと布仏家の人達だけか…

「虚さん。刀奈さんはどうでした?」

「ダメですね…楯無様が亡くなったのがショックでロクに喋ろうとしません。」

虚さんは刀奈さんのメイドだ。虚さんとはよく訓練を一緒にした。その訓練のおかげで虚さんとは仲良くなれた。

「でもなんでこんなタイミングに内乱なんか…」

「まさに狙ったかのようなタイミングですね。」

「おね〜ちゃん。どうするの〜?」

「無理やりにでもお嬢様を引っ張りださなければ…そうしないと『更識』からお嬢様と簪様が追い出されてしまいます。」

「そんな!?」

「臣下の者達にとっては、お嬢様と簪様は邪魔な存在ですからね。」

あの二人が追い出される?そんなの絶対に嫌だ!そう思った俺は

「俺が説得します!」

と言った。

「で、でもおりむ〜…」

「任せろ。虚さん、その臣下が来るのはどれくらいか分かりますか?」

「それは分かりません…申し訳ございません…」

「虚さんが謝ることないです。じゃ俺は行ってきます。」

「一夏様。お嬢様の事をよろしくお願いします。」

俺は刀奈さんの部屋へダッシュで向かったのだった。

 

 

 




どうでしたでしょうか?
虚さんの喋り方、このような感じでしたよね…?
では次回は刀奈を説得するために奮闘する一夏を書こうと思います。
ではまた次回でお会いしましょう。
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