インフィニット・ストラトス IS〜ヒロインは簪さん   作:如月睦月

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どうも、如月睦月です。
今回は一夏ガチギレ。
それでは本編をどうぞ。


闇のチカラ〜Mode Darkness〜

俺は『エレメント』を纏ったまま廃墟に突撃する。

そしてその廃墟の壁を突進で壊した。

すると

「な、なんだ!?」

「誰か来たのか!?」

「まさかもうアイツらここの場所を特定したというのか!!」

「ISを起動させておくんだ!!」

「了解!」

反応は1、2、3、4…

パイパーセンサーで確認しても声で確認しても4人。

簡単だな。

「おら!」

俺はブレードを取り出し邪魔な壁を吹き飛ばす。そして現れたのはー

「誘拐犯はっけーん」

「な、何故男がISを動かしている!?」

「知るか!早く撃て!!」

「喰らえ!」

簪を誘拐した犯人の一味だ。さーて償って貰うぜ…

「簪を誘拐した罪、てめぇらに身をもって知らしめる」

俺はブレードを構え男達に突撃した。

 

 

 

「ー何?男がISを?バカなことを言うな。ISは女にしか動かせん。お前達の見違いだ」

「(男でIS?まさか一夏?)」

三島が携帯で話しているがさっきから「男がISを動かしてる」という事ばかり言っている。

私の知っている中で男でISを動かせるのは一夏しかいない。

「(でも何で?なんで私なんか…)」

「早く始末しろ。殺しても構わん」

「!!」

殺す?それがもし一夏だったら?それがもし万が一の場合…そんなの嫌!!

「(お願い一夏……死なないで!!)」

私は心の中で祈るしかできなかった。

 

 

「ふぅ、呆気ねぇな」

数分後俺は誘拐犯の男の3人組を拘束していた。

マシンガンやらショットガンやら物騒な物を持ってたが

「ISに効かないことぐらい知ってるだろ」

その3人組は動揺したのか弾を全て撃ち尽くして立っていたのでISを解除して楯無さんから教わった格闘術でボコボコにしてやった。

「だがあと1人どこ行きやがった?」

確かセンサーでは4人いたはずだが…俺は再びISを身に纏い廃墟を探し始めた。

この時俺は気付いていなかった。

 

 

 

 

 

『エレメント』の脚部が黒く染まっていた事に。

 

 

 

 

 

「おいどうした?おい返事をしろ!!……くそがっ!」

三島は忌々しく携帯を投げる。繋げていたのは部下の男。

だか電話に出なかった。それを苛立っていたのだ。

「何故だ…」

三島には理由は分からないままだった。

 

 

 

「センサーではこの辺りっと…ヒョイっとな」

一夏がかわした直後背後で爆発が起こる。

「センサー式の地雷なんて悪趣味〜」

「さぁてここにいるんだ…ろっ!!!」

「!!」

俺はモードをファイアにして『鳳凰』で扉を切る。もちろん炎が部屋の中にいたISに当たった。

「くっ貴様か!仲間をやったのは!」

「はっあんなクズ共やって当然だ!てめぇもその1人だかな!」

「男のくせに!いきがるんじゃないわよ!!」

「言ってろ!クズ女!!」

俺と女のブレードが火花を散らす。が、今俺が持っているのは『鳳凰』。

「コイツをそこいらのブレードと同じにするなよ!」

「なっーきゃああああ!!!」

『鳳凰』から炎が飛び出し女に向かい、そして女のISを燃やし始める。

「くっ何なのよ!そのブレードは!!」

「あ?なんか言った?」

俺はそのまま女に『鳳凰』を振り下ろし女のISのエネルギーを無くしてやった。

「くっ…そがぁ……」

女は俺を忌々しいモノを見るように睨みつけた後気絶した。だかまだ終りではない。

「三島ァ…」

本音を傷つけ、簪を誘拐したクソ野郎がまだ残っている。

「待ってろよ…」

俺は廃墟の屋上から見渡し簪と三島を見つけた。

「俺がぶっ潰す!!」

そこへフルスピードで向かった。

 

 

「…小娘」

「…何?」

「死んでもらう」

三島は何のためらいも無くボタンを押した。何故なら「何か」が猛スピードで向かって来たからだ。

「!?きゃあああああああ…………」

足場が崩れ、落ちる、落ちる、落ちる。簪はどんどん海面に近づいていく。

「(ああ…もう私死んじゃうの?嫌だよまだ何も言ってないもん…お姉ちゃんにも…本音にも…一夏にも…)」

それでも無情に落ちていく。そして簪は知らぬ間に叫んでいた。

「…助けて、一夏ぁ!!!」

泣きながら叫んだと分かったその時だった。

来るべき衝撃に目を瞑りそしてそのままーのはずが

いつまでもその衝撃は来なかった。

目を開けた簪が目にしたのは…

「い、ちか…」

「おう、簪無事か?」

白いISに身を包んだ一夏だった。

 

 

俺は落ちてきた簪を受け止め上に向かっている。すると

「うわああぁあん!一夏ぁぁぁ!!」

簪が泣きながら俺に抱きついてきた。

「大丈夫か?簪」

「怖かった…怖かったよ…!!」

「もう大丈夫だ。行くぞ簪」

「……うん」

俺は簪の頭を撫でながら崖上に戻った。

 

 

「な、何故男のお前がISを!?」

「あ?てめぇか?三島っていうのは」

崖上に上がり簪を安全な場所に避難させた後クソ野郎の所へ向かった。

「ふん!貴様にも使えるなら…わたしにも!!」

そう言って三島はISに乗り込む。

「何でてめぇが乗ってんだ」

「ふふふ…見て驚くなぁ!!」

するとISは『動き』始めたのだ。

そして三島にISが装着された。

「ふははは!驚いたか!」

「……」

「驚きすぎて声も出んか!!」

「…いやぁこれで心置き無く『これ』出せるからさ……」

「な、何をしている…?」

一夏は静かにそれを言った。

 

 

 

「モードチェンジ、『ダークネス』」

 

 

そう一夏が言うと…『エレメント』は突如黒い球体へとなった。

「それがどうしたぁ!!」

三島は対IS用マシンガンで撃ち続けるが全て盾で守っているかのようにはね返る。

そして三島がマシンガンを撃ち尽くしたその時

『エレメント』からISが出てきた。

そのISを三島と遠くから見ていた簪は驚愕した。何故なら

「「し、白…騎士…!?」」

そう、10年前ISを世界に知らしめた『白騎士』がカラーリングが違うが目の前に現れたのだ。

全身は黒色に染められている。それはバイザーをつけているがその下からは確実に三島に向けて『殺意』がとんでいる。

「ふっそれだけならば…わたしにも勝機が…」

三島はその後を言えなかった。そのわけは

「…あーあ。そんな程度か。つまんねぇ」

目の前にあの黒いISが一瞬にして現れたからだ。

「く、くそぅ!!」

咄嗟にブレードを出し、黒いISに向けて振り落とす。が、

『バキィィン!!』

「…は?」

黒いISの持っていたブレードで三島の持っていたブレードは折られた。

「くくくっははは…はーっはっはっ!!!!」

「な、やめっ…」

そこからは黒いISが三島をブレードで無茶苦茶に切られる。切られる。ただそれだけだったが

「(ぜ、『絶対防御』が発動しない!?)」

そうISにある『絶対防御』が発動しないのだ。最後の生命線を絶たれた三島。

「や、やめてくれ!!こ、これ以上は私が死んでしまう!!」

「なんか言った?」

黒いISは男の命乞いも聞かずブレードを振り下ろすー

が、

 

「やめて!一夏!!」

 

叫び声が聞こえた。それも近くで。

「!!」

黒いISは振り落とすのを停止させる。何故なら

目の前に『守った人』がそこにいたから。

「やめて一夏…貴方に…こんな奴と同じことして欲しくない!!」

「う…るさい…俺は…コイツ…を!!」

「お願い…」

簪はそう言うと一夏に近づく。ブレードがあるにも関わらず。

「!!」

黒いISは慌てる様にブレードを引っ込める。すると

「ぐっ!?な、て、てめぇ…!!くそっがぁあ…」

「一夏!?」

黒いISは光の粒子となり消え、一夏はその場に倒れこむのだった。




どうでしたでしょうか?
ついに最後のモード『ダークネス』を出せました。
『ダークネス』をこの挨拶の後解説を書かせて貰いますのでそちらもご覧ください。
次回は更識の屋敷に残った刀奈が三島の党首代理に「内乱の理由」を聴き出します。
ではまた次回お会いしましょう。





モード解説
エレメント『ModeDarkness』
唯一篠ノ之束が解析不能に陥ったモード。
このモードになる時には一夏の『負の感情』が鍵となっている。
容姿・『白騎士』にほとんど似ており、背中の部分に翼らしきものが付いている。
カラーリングは黒色。
武器・ブレード2本、
このブレードは2本とも『白騎士』と同じ様に「零落白夜」が使用可能。その為、他のモードでの後付武装が無くなっている。

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