インフィニット・ストラトス IS〜ヒロインは簪さん   作:如月睦月

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どうも、如月睦月です。
今回は簪が一夏のため奮闘致します。
さてどうなることやら。
それでは本編をどうぞ。


簪のお礼

私は簪ちゃんの言っていた本音ちゃんのGPSを頼りに簪ちゃんがいるところへ向かっていた。

「大丈夫かしら…一夏君」

「きっと死んではないと思いますよ。あの一夏様ですから」

「そう…よね…」

正直言って不安しかない。あの簪ちゃんがあれだけ慌てているのは初めてだ。

「(一夏君、大丈夫よね。死んだりしたら許さないわよ)」

私は車の中で祈ることしかできなかった。

 

 

 

「…ここは」

目を覚ますとそこは真っ暗闇だった。

「何も見えねえな…」

『おうおうやっと来たか、『俺』』

「誰だ?」

『お前さ。織斑一夏』

「何だって?」

声のした方を向くと、そこに居たのは、真っ黒な『俺自身』だった。

『お前が『ダークネス』を発動したおかげで俺がようやく俺という自我が目覚めたって感じか』

「…何が目的なんだ?」

『お前の『力』になるためだ』

「俺の力だと?」

『ああ。お前の『負の感情』を糧としてな』

「負の…感情…」

『ふふっ…おっともう時間か。まだ話し足りないがな……ではまた会おう『俺』』

俺の意識は再び暗転した。

 

 

 

「一夏…」

私は未だに目覚めない一夏を見ていた。

「目を覚まして…お願い…」

私は…祈ることしかできなかった…

その時

「う…」

「一夏っ!?目を覚まして!!」

私は一夏の体を揺さぶる。すると

「うわぁぁぁぁあ!?」

「きゃあああ!?」

一夏が突然大声を上げた。びっくりしたぁ〜

「う、ううん?か、簪?」

「う、うん。一夏大丈夫?」

「ああ、大丈夫だ。もしかして簪が俺の事ずっと膝枕してくれたのか?」

「え?」

よく見ると確かに私は一夏に膝枕していた…

「な、なんで!?」

「え?どうした?」

「は、は、早く降りてっ!一夏!!」

は、恥ずかしい!!……きっと私の顔は今真っ赤なんだろうな…

「え?なんでだよ?俺はこのままがいいな」

「どうして!?」

「だって落ち着くからさ」

私は一夏に言われた言葉に驚きを隠せない。

「…そうなの?」

「ああそうなんだ」

「…じゃあこのままにしてあげる。お姉ちゃん達が来るまでね?」

「おう」

私はお姉ちゃん達を乗せた車が来るまで一夏を膝枕した。何故か私も…そうしていたかったから。

もちろん車に乗った後はお姉ちゃんの質問攻めがあったけど。

 

 

三島家内乱・簪誘拐事件の数日後、内乱を企てていた他の家も刀奈さんが説得した。

と言っても全部の家は『三島家当主の提案に乗っただけ』と言っているらしい。

もちろん今は訓練どころではないため俺は自室にいた。

「…『闇』の俺、か」

あの日出てきた『闇』の人格。一体何なんだろうか…

それを考えていると

『コンコン』

ノックが鳴った。

「開いてまーす」

入ってきたのは

「い、一夏…」

簪だった。

 

「どうした簪?」

「あ、あのね…その…」

「?」

「い、一夏にお礼したいの!だ、だからさ!ちょっと来て!」

「え?あ、ちょっおい!!」

俺は簪に手を引っ張られ何処かへ引きずられて行った。

 

 

「ここは…食堂か?」

俺が連れてこられたのは食堂。更識家の食堂はデカい。

「こ、これさ食べて?作ってみたの…」

そう言って渡されたのは

「カップケーキ?」

「うん」

「へ〜美味そうじゃん。いいのか?」

「もちろん、だよ。一夏のために作ったんだもん」

「ありがとな。じゃいただきまーす」

カップケーキを一つ口に入れる。

「どう?」

「うまい!うまいぜ!」

「ほ、ホント!?良かった…私カップケーキ初めて作ってみたの」

「なんと。初めてでこんなにうまいとはな…よし簪!」

「な、何?」

「今から一緒にお菓子作ろう!」

「え?」

「俺も色々とさお菓子作ったことあるからさ。一緒に作ろうぜ!」

「うん!」

この後俺はクッキーとホットケーキを作った。

ホットケーキを作ってる最中に簪の笑顔が見れて俺的には役得だったな。

ちなみにクッキーは作り方を俺が簪に一から教えた。

簪は後日クッキーを作って刀奈さんにあげるようだ。

俺はクッキーの作り方を簪に教えてその日は簪と別れた。

部屋に帰ると午後7時過ぎだった。簪が俺の部屋に来たのは確か2時半くらいだった。

かれこれ4時間以上お菓子作りをしてたのか。

まぁ俺は簪と一緒にいて楽しかったから問題ないけど。

 




どうでしたでしょうか?
簪のお礼はお菓子です。
簪のカップケーキ食べてみたいな…←
次回はそろそろ一夏が簪への気持ちに気付き始め悩み始めます。
ではまた次回でお会いしましょう。
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